せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2003年08月24日(日) 東京レインボー祭り

 新宿二丁目の東京レインボー祭りに行く。今年で第4回になるんだね。
 1回、2回はスタッフをしていて、去年の第3回は「東京レズビアン&ゲイパレード」を代々木でやってて、新宿にたどりついたのは終わった後。
 で、初めて、完全にお客さんとして遊びに行った。
 小林くんと待ち合わせして、僕らは浴衣。久し振りに履いた雪駄で足が痛い。
 去年までより一時間早い午後5時から、もうたくさんの人が集まってる。
 久し振りに会う、たくさんの人にご挨拶。年に一度のご挨拶大会@仲通りってところなのかもしれないな。
 べーすけさんの司会でスタート。まず初めは「野郎御輿」。でも、べーすけさんは「ギャル御輿」って言ってた。
 たくさんのがっちりむっちり短髪な野郎(ギャル)が御輿をかついでる。タイムボカンシリーズのミニロボみたいだねと話す。
 合流した早瀬くん&サクラくんたちと、ビールを飲み、いろんな物を買い食いしながらお祭り三昧。
 スタッフで走り回ってる、ミツオさん、ウタちゃんたちに会って、少しだけ申し訳ないような気持になったりもする。
 ショーは、あちこち会場を移しながらの上演。
 エスムラルダさんの天城越え〜東京音頭&ヴォーグがとってもイカしてた。
 お仕事をやめて「専業ドラァグ」になったエスムラルダさんは、なんだか背筋がしゃんとのびたようなかっこよさだ。
 遅くなってやってきたマッスー、そしてイワイさんと森川くん(彼も浴衣)と合流。
 最後の方は、ラ・セゾンさんのブースの前あたりでおしゃべり。
 ラストはピンクレディのメドレーで盛り上がって、9時にカウントダウン。
 花火があがって、今年もおしまい。
 ほんとにたくさんの人だったんだけど、パレードがなかったせいか、やや少な目なかんじだったかもしれない。「殺気立つ」こともなくてよかった。
 終わってから、僕らはコンビニでアイスを買って、もう少しおしゃべり。
 路肩に腰を下ろして、道行く、たくさんのゲイを見てた。
 ほんとにたくさん、しかも、いろんな人がいることに感動。
 昨日に続いて、上半身裸のお兄さん(複数)を堪能。
 花園通りと仲通りの交差点の定位置にいっこうちゃんと郡司くんがいて、立ち話。
 帰りは、タックスノットに寄って、今日はおしまい。
 もう夏も終わりなんだな……というかんじがひとしお。
 って、まだ始まってもいないのにって気がしないでもないけど。


2003年08月23日(土) トレーニング

 荻窪の稽古場。
 今日が二度目のヤマニシさんとタキザワくんと待ち合わせをする。
 9時までの稽古場なので、少し早めに6時に。
 タキザワくんは、HPを見て問い合わせをしてきてくれた21歳、男子。
 まだうちの芝居を見たことはないんだけど、まあ、いらっしゃいということで来てみてもらった。「陽気な幽霊」の台本も読んでくれたそう。
 荻窪は盆踊り。小学校の校庭から音頭にまじって、なぜか「サザエさん」のテーマが流れてる。まさか踊るためじゃないよね?

 今日はマミーがお休み。で、みんなで6人。
 このところずっとやってる呼吸と発声の基本から。
 当たり前なんだけど、しばらくやってるだけで少しずつ変わってきてるのがわかっておもしろい。
 毎日死ぬほどの訓練をしてるわけじゃないのに。だんだん自分の身体の扱い方がうまくなってきたっていうのかな。そんな慣れ。もしくは、同じことをくり返すことでなんとなく身に付いてくるもののような。こういう言い方は正確じゃないな。もともと出来てたはずのこと、発声とか身体をイメージするとか(俳優としてのじゃなくね)が、ふっとできるようになってる、そんなかんじ。
 発声のまとめで、「外郎売り」を久し振りにやってみる。
 だんだん身近になってきた自分にとっての「いい声」が、膨大な量の言葉になっていくとき、どんな大変さが生まれてくるのか。その大変さをどう乗り切るかということを感じながらやってもらった。
 これまでも外郎売りをやるときには「それぞれの課題を見つけて」と毎回言ってはいたんだけど、「具体的にわかりやすく言うと結局こういうことなんだ」と思った。自分で言ってたくせに。
 最後は、前回に続いて「みみをすます」をみんなで読んでおしまい。

 こないだから計画してたマッスー主催の「花火大会」は延期。いつも誰もいないはずの公園が自転車でいっぱいだったので。盆踊り大会のせいらしい。
 あきらめて渡る神田川にかかる橋の上から、73,000年ぶりに地球に近づいている火星がそれはきれいにみえた。
 マッスーに「あれが火星だよ」と教えたら、「火星って燃えてるんですよね?」と聞かれたので、「燃えてるのは太陽!」と返事をして、しばらく太陽系の惑星について解説。

 帰りの電車。
 となりに座った人の本をつい読んじゃうことってあります? 自分が読んでる本より、そっちが気になっちゃうってこと。
 今日がまさにそうだった。
 北千住から乗ってきてとなりに座った彼が持ってたのは「電子辞書」。
 座って開いたところが「たまたま」目に入ったんだけど、そこにあった文字は「眼精疲労」。
 何だか気になってしまってね……それで、それから、見るともなく見てしまっていたんだけど、そのうちにわかったのは、彼が見てるのは、「広辞苑」と「逆引き広辞苑」らしいってこと。
 で、その後、彼が呼び出しては意味(?)を見てた単語は、覚えてる印象的なものだけをあげてみると(字が大きかったんでよく見えたの!)……、「八大童子」「幾星霜」「飛竜頭」「風船爆弾」「ロジェ・マルタン・デュ・ガール」「ガラナ」「バビロン補囚」(順不同)。で、空いた向かい側の席に移る前の最後の単語が「黄金率」でした。これって「逆引き」のせいなの? どういうつながりなんだろう?
 僕は、そのお兄さんの濃いめなビジュアルともども、「なんか、いいよねえ」と思いながら、ちらちら見てしまったんでした。彼の履いてる膝の抜けたジーンズからのぞいてる素足と交互くらいにね。これって視姦(byいっこうさん)ってことなんだろうか? 同時に「ボキャブラリーを知るってけっこうセクシーなことかもしれない」なんて思ったりしながら。

 ちなみに、僕が読んでたのは、もう何度目かになる須賀敦子の「ヴェネツィアの宿」。
 ほんとにこんな文章=思考のしかたが身に付いたらなんてすてきなんだろうと思う、僕にとっては先生のような本。
 「ミラノ霧の風景」「ヴェネツィアの宿」「トリエステの坂道」「コルシア書店の仲間たち」「ユルスナールの靴」「遠い朝の本たち」。ほとんどこれで著作は全部。なので、何度も何度も読んでいる。
 一番好きなのは、「ヴェネツィアの宿」の最後「オリエント・エクスプレス」。
 でも、今日は、それより何より隣の電子辞書にくぎづけだったんでした(やっぱり視姦ね、これって)。


2003年08月22日(金) いろんな企画

 11月の「PRESENT」のキャストを決定する。
 石関 準、小林高朗、野口聖員、早瀬知之、増田 馨に僕というフライングステージのめんめんプラス、ますだいっこうさんに客演をしてもらう。
 当初の大人数ものというプランは変わらないものの座組としては、ややコンパクトになった。
 12月の「gaku-GAY-kai2003」の「贋作・大奥」のプランも少しずつ見えてくる。
 ミュージカルのネタとしては、「キャバレー」と「シカゴ」のナンバーを使ってみようと思う。
 「オール・ザット・ジャズ」が「オ・エ・ド」になったり、将軍が「セロファン・ソング」を歌ったりする予定。


2003年08月21日(木) セミと猫と

 夏がようやく帰ってきたような日。
 ずっと鳴いてたツクツクホーシのかわりにミンミンゼミが鳴いている。
 すべりこみセーフなかんじかな?
 でも、もうずいぶん日が短くなった気がする。夜はすっかり涼しい。

 夜、窓の外に突然セミがやってきて、ミンミン鳴きながらあばれている。
 たまたま部屋にいた猫(シュウ♂1歳)と一緒に窓の外を見てみたら、どうやら網戸とサッシの間に入ってしまったらしい。
 あんまりうるさいので、網戸を少し動かしたら、飛んでいった。
 猫は、しばらく残念そうに外を見ていた。
 うちの猫は、一昨日、一日で6匹、セミを捕ってきた。
 ハンターにもほどがある。せっかく地上に出てきたセミがかわいそうだ。

 その後、ソファの下で寝ていた猫をのぞき込んだら、ちょうど向こうも僕にとびかかろうとしていた瞬間で、見事に頭突きをくらった。
 僕も痛かったけど、向こうも痛かったんだろうと思う。しばらくじっとしていた。

 この頃、彼とはなかなかいいかんじでつきあえている。
 初めは、隙があれば噛みつこうとするヤツだったのだが、このあいだ、あんまり腹が立ったので、逆に噛みついてやった。
 言うことを聞かない猫には、噛みつくに限ると誰か(たぶん、ムツゴロウさん)が言っていたのを思い出して。
 暴れるのを無理矢理押さえて、背中の後、腰のあたりを「ハムッ」と噛んでやった。
 猫は「ギャッ」と短く鳴いて、以来、すっかりおとなしい。
 勝ったのかもしれない。

 今、彼は、僕が寝ようとしている枕のど真ん中で大の字になって寝ている。上を向いて。
 ほんとの大の字だ。猫背はどうしたのか?


2003年08月19日(火) トレーニング

 先々週の火曜日に、稽古場の前まで一緒に来て、結局、渋谷でおしゃべりだけして帰ってもらったサクラダさんが来てくれる。
 プラス、ワタルくんと、ヤマニシさんも参加。ヤマニシさんは、アナウンサーをしているおねえさん。
 それにうちのメンバー(ひさしぶりなキッちゃんも)を加えて、総勢9名。久し振りの大人数。
 このところやっていたトレーニングは、だんだんと「進歩」するように計画をしているんだけど、今日は初参加の人が多かったので、改めて初めからなかんじに。
 このへんがなかなか微妙だ。
 それでも、後半は、谷川俊太郎の「みみをすます」をみんなで読むというのをやってみる。
 発声だけでなく、だんだん表現につなげていく段階。
 途中二人組になっていろいろやってもらうんだけど、マッスーやマミーや早瀬くんが、いつも僕が言っていることをゲストのみんなに説明しているのを聞くのが、おもしろい。
 ああ、わかってくれてるのね……と思う。
 自分でやってみるだけじゃなくて、人に説明していくのって、また違った効果を自分自身におよぼしてくるからね。
 帰りは、キッちゃんと歌舞伎の話をいろいろしながら地下鉄三昧。


2003年08月17日(日) みんな不調

 夜、高円寺で台本のうち合わせ。遅れている台本の書けたところまでを持っていく約束。
 パソコンの調子が今日も悪い。
 ようやく立ち上がったとおもったら、ページメーカーがダウンしてしまい、そのうちに、またネットにつながらなくなってしまった。
 夕方、高市氏から電話。風邪気味なので、今日のうち合わせはキャンセルしてほしいとのこと。僕もダウンする。


2003年08月16日(土) トレーニング

 今日は、早瀬君とマッスーがお休み。
 マミーと小林くん、それにスワさんと僕のしみじみしたトレーニング。
 それに、今日はもう一人、僕の大学時代の先輩ヤマモトさんが来てくれる。
 彼は、僕が一年のとき、五年生だった人で、週に一度の第二外国語の英語の授業で一緒だった。
 バイトと芝居ばっかりしていて、ほとんど友達らしい友達がいなかった大学生活(?)で、ほとんど唯一、先輩として僕と一緒に遊んでくれた人だ。
 ネットで僕の名前を見つけて、「本人?」と思い、メールをくれた。
 「Four Seasons 四季」を見にきてくれたんだけど、ちゃんと挨拶ができなくて、改めて会いましょうということになったんだった。
 トレーニングは、いつもの基礎トレを地道に。
 小林くん指導の「実籾体操」がだんだん身体になじんでいるのがわかる。
 右足が痛いのは、どうしてだろう?
 帰り道、ヤマモトさんと渋谷で飲むことに。
 久し振りに「ケイヴィ」に寄る。
 いろんなことをおしゃべりして、終電までごちそうになる。
 ありがとうございました。
 僕は、まんまと終電を逃し、新宿へ。
 二丁目は雨模様にもかかわらずすごい人出。
 タックスノットに顔を出して、その後ココロカフェへ。
 のんびりと始発で帰ってくる。


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