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2007年06月30日(土) このもつれた茨をご覧ください


「Rules And Regulations」

英国紳士風ムチムチタイツ運動教室ビデオ。
おお、ルーファス・ウェインライトよ何処へ行く…!
英国紳士いいなぁ。むしろ淑女だなぁ淑女。しかし、この巨大な口ひげを持ったメンズ、非常にコミカルではあるのですが、どこかルソーの「フットボールをする人たち」(この絵ね)にみなぎっている負のパワーを思い起こしてちょっと背筋が寒くもなります…こわいんだよなルソー…

最初の優雅に紅茶を飲むシーン(30秒あたりからと最後3分37秒あたり)と、急にコートを脱いでタイツ姿になるところ(57秒あたりから)に服装や場面の繋がりがないので、おじさんたちとのタイツ体操シーンは、優雅に紅茶を飲んでいるルーファスの脳内妄想ってことなのかしら?「英国紳士の優雅な午後におけるイケナイ白昼夢」ってことか? まぁルーファスならそれくらい考えてても日常茶飯事っぽいですけどね。OK GOダンスも好きらしいし、今までのライブでもよく集団奇怪ダンスみたいのをやっていたので、ルーファス自身こーいうのが好きなのだろう。
あ、コートをがばっと脱いだ瞬間にボトッと落ちるブローチの演出に興奮したのは私だけではないはず…と信じております。

私はひじょうに謙虚で無欲で慎ましいファンなので最初は「ファーストシングルでビデオ作ってくれただけで十分うれしいわい」などと思っていたのですが、こーなると欲が出てきます。次は「Between My Legs」を全編アニメで作るか、「Tulsa」のブランドン・フラワーズ特別出演で再現ビデオを作って欲しいー。


さいきん仕事が忙しくてわりと陰鬱な感じで過ごしております…今やってる仕事にミスが出たら社長が土下座しなきゃいけないんだってよ…なんだその重さ…そんな事情知りたくなかったよ…
それでしごとやらしゅうかつやらで気分が落ち込んでくるたびに漫画を買いあさっていたため、部屋に漫画の山がズンズンできてきております。山の構成はたとえば、
・デトロイトメタルシティ(おもしろいすごくおもしろい)
・おとめん
・買い忘れてたなんて素敵にジャパネスク人妻編の続き
・また諸星大二郎もの5冊くらい
・友達からお薦めされた西田東いろいろ(…)
まあ、こんな感じです。うん。西田東は大きな声では言えないけどおもしろいすね…特にあとがきのおもしろさが異常。

しかし部屋に障害物を築くのもいい加減にしないと災害発生時に転んだりするかもなぁと思うので、そろそろスペースを取らない本派に戻らねば。
そこで先日帰りに陰々滅々として本屋を亡霊のように彷徨っているとき、ふと以前ナボコフをお薦めいただいたことを思い出しました。しかしナボコフは簡単に入手できるのが「ロリータ」しかなく、ロリータってあのロリータだよなぁ映画も何も見たことはなくとも何となくは知っている、おっさんが12歳の少女にめろめろになっちまうというアレだよなぁと迷ってそのままになってしまっていたのですが、本屋で何となくぱらりと開いてみたら本編1ページであまりの豪華な文体にクラクラ来て、ひとめぼれしてしまいました。

ロリータ、我が命の光、我が腰の炎。我が罪、我が魂。舌先が口蓋を下がって、三歩目にそっと歯を叩く。ロ。リー。タ。

うーん、もっといやらしい本、もしくはもっと真面目すぎる本かと思ってた。これほど詩的で、理性的で、感傷的で、知的な引用と冗談とことば遊びに満ちていて、外的描写と内面描写のあいだをを軽やかに飛びまわり、妄想と回想が入り交じるステキな本だとは!「ロリータ」っていう言葉ばっかり有名になりすぎて騙されていたなぁ…。ナボコフおすすめいただいた時点ですぐに飛びついていればよかった…
あとこの本ほとんどが思春期前の少女の素晴らしさについて延々と書いてあるわけですが、それがまたどこを読んでもうっとりしちまう。なめらかな肌、細い骨盤、エトセトラエトセトラ。「好きで好きでしょうがないもの」をあらゆる角度から賛美する文章っていうのは読んでいてとっても楽しいです(ファンサイトやってるものとしてはまた格別にね…)。私もああいう風にマシューベラミーを賛美できるようになりたいです。。

しかもナボコフ、ロシア人なのに英語で書いてんだなー。結局は日本語の翻訳で読んでいるけど、雰囲気が違うように感じるのはそれもある気がします。ロシア文学の暑苦しさと、アメリカ文学の軽妙さがすごくうまくミックスされてるというか。原書にトライしてみたいな〜

そんなわけでナボコフをこれから集めたいなぁと思うのですが、もう一回調べたところやっぱりロリータ以外はけっこう入手困難…というか値段が厳しい。どれも絶版と入手不可のオンパレードだから仕方がないのかもだけど、上巻だけで5000円とかなんなんだ…!

でも仕事にやられてきてる中でここまで世界が違う本にどっぷり浸かれたおかげで元気が出てきた気がします…ナボコフ、おすすめいただきありがとうございましたっ!


2007年06月23日(土) リンガー・オン、リンガー・オン


あぁっ、今、床(フローリング)に倒れたまま30分くらい寝ていた…やばい。家族に発見されたら救急車呼ばれるとこだった。
私は小さいときにてんかんを起こしてぶっ倒れたことがあります。急に意識失って救急車で運ばれたらしいので周囲に心配も迷惑もかけてたいへん申し訳なかったんですけど、今思うとてんかんってドストエフスキーの登場人物みたいだなぁ〜ちょっと自慢したいなぁ〜。

あと今日はごく自然に1日4食たべてしまった。朝10時に起きて朝食たべて、13時に昼食たべて、病院帰りの17時になんだかお腹すいてたからモスバーガーでタコライスたべて、帰ってから親と近所に最近出来た居酒屋行ったから20時にはまたたべてた…。
いくら燃費が悪いとはいえ、どうなんだろう。

ちなみに居酒屋行ったら、母親が軟骨の唐揚げに「おいしいおいしい」と大興奮していて、普通に唐揚げなのになにかと思ったら、軟骨の唐揚げとゆーものを初めて食べたそうだ。あと海ぶどうとミミガーも初めて食べたそうだ。けっこう居酒屋のメニューって家庭やおばさまが行くレストランじゃ食べないよーなものが多いのかもね。隣のテーブルの親子連れも唐揚げを食べてて、母は「私が58年生きてて食べたことのないものを小学生が食べてる…」とじっとりした目で見てました。
帰り道では父親が酔っぱらって道の真ん中でビリーズブートキャンプの「飛行機ブンブン」をやりはじめたのでどうしようかと思った。


てんしょく人生帳。
最終面接の結果、8月入社なら内定出せるけど遅れるなら再考だそうだ。でも8月嫌だなー。今のプロジェクトの大好きな人たちにも迷惑かけるし、やめたらすぐ働かなきゃなんないからどこにも行けないし、入ってすぐ忙しそうだし。転職はしたいけどそんな展開、どうしても納得できねー。理性で考えると8月で納得すべきなのかもだけど、どうしてもどうしても「それでいいのかー!ぜんぜん嫌だろ桐野!平気なふりするんじゃない!」って心の声が止まないのだよ…。「『納得』は全てに優先するぜッ!!でないとオレは『前』へ進めねえッ!」ってジャイロ・ツェペリも言ってるしなー…
というわけでけっきょく入社日が譲れなくって駄目になりそうです☆ あーう。私ってバカだなぁ…このバカさはほんとに死ななきゃ治らないな…。しかし8月カットオーバーで人手が要るからどうしても8月入社じゃなきゃだめってのは、まぁ大変だってのはわかるけど、お客さんから注文受けてるわけでもないのにそんだけ余裕がない状況を自らつくりだしていいのか?そのとき人が必要なだけなんじゃねぇの?とか悶々と考えちゃうわけでして…。
しかしリクナビのおねーさんがやさしくて泣けた。電話で相談してて私がしょんぼりしてきたら「転職エージェントとして私はあくまでも桐野さんの味方です!桐野さんを守ります!」とか言われた。なんだそれかっこよすぎるぜ。好きになっちゃいそうだ…(え
転職活動はとても面倒くさいし精神的ダメージも大きいんですけど、リクナビのおねーさんは気さくで話しやすくて厳しくて誇り高くてやさしくて思いやりがある素晴らしい人なので、ビジネスの関係だけど知り会えてよかった。見習いたいものです。

しかしリクナビのおねーさんは半年しか助けてくれないから(無料で半年やってくれるってのはそれだけでありがたいコトなんだけど)自分でももっといろいろやんないとなー。しょんぼり。


>はくしゅ(おそい…
6/18 常々白昼夢ばかり見てるので私も夢か冗談かと思ったんですけど、「INROCK」誌に載ってたそーです。2008年1月に来日して20日から名古屋、大阪、東京とめぐるそーですよ!


2007年06月21日(木) ファック・フォーエバー



2008年初春ルーファス・ウェインライト日本上陸!!

ルーファス来日するからにはそれなりにきっと日本で人気もあるはずなのだなぁ!と思って先ほど「着うた」なるものをしらべていたところ、ついこのあいだまで「I Eat Dinner」と「Across the Universe」しかなかったのに、23曲に増えてた…!!!!!
「リリースザスターズ」の全曲に加えて、以下の10曲が先月より着々と追加されていたようですー。おぉ…。
Cigarettes And Chocolate Milk/Poses/California/Rebel Prince/Oh What A World/I Don't Know What It Is/Go Or Go Ahead/Vibrate/The One You Love/Gay Messiah
すごいすごいすごい。もともと着うたってあまり入れたり変えたりしないほうなんですが(ずーっとストーンズの「ラフ・ジャスティス」と「アンダーマイサム」だった)、こんなに追加されると燃えるなぁ。全部欲しい全部。しかしわたしの携帯はドコモ70xシリーズであるため大変容量が少なく、ちょっとしかいれられません。こいつめこいつめ。
ってなわけで、とりあえず好きなものから、「Tulsa」「Between My Legs」「Release The Stars」「Tiergarten」をダウンロード。ちなみに1曲210円。ちりが積もるとけっこうな額になりそうだわ。

しかしウキウキしながら再生してみましたところ、始まり方が……アレ?そこからいきなり?って感じ。特に「Between My Legs」だなんて2番の「Again, I'm afraid of one thing」の「one thing」からいきなり始まるんですよ。何だそりゃー。ふつうにサビからでいいんじゃないのか??
そもそもルーファスの曲ってけっこうサビとの区切れが曖昧だったり、声がもんのすごいのびてたりするから、あんまり着メロには向かないのかもしれない…。いまんとこ4曲の中で着メロとしてのおすすめは「Tiergarten」かなぁ。あと前からあったけど「Across the Universe」は着うたとしてかなりいい感じです。
でも容量さえあればリリースザスターズ以外の曲も設定したい。
携帯電話の曲である「Vibrate」にしてもおもしろそうかと。


てんしょく。最終面接行ってきました〜。最近仕事が忙しいから抜けるのすごく大変だった…。仕事だけでもグッタリしてるのに帰ってから面接の準備するのけっこうつらかったけど、鼻の具合も悪化したけど、しかも「病院行ってきます」って嘘ついて早退して面接行ったから結局病院に行けてないわけだけど、がんばったよ、おいら…。
まあ面接は順当に終わりまして、入社時期だけ双方の意見が一致しないって感じだったのだけども、8月入社だけは絶対に絶対に嫌なのだ…!あんな暑い時期に人生リスタートなんて嫌だ!ものごとには始めるにふさわしい時期ってもんがある!
結局そこのところを妥協しなかったから落ちるor延期にされるかもしんないです。あぅ…。落ちたらすっごく寂しいしいろいろ今後が悩ましいけど、まぁそのときはそのときだなー。アッハッハー(白目
しかしリクナビのおねーさんからはわたくし以外最終面接行ってないって聞いた。そんな状況じゃ8月入社できる人またイチから探す時間もないのではないか…。まぁそういう私もイチから探すのはめんどいわけですが…

面談するまえに胃がすごく痛くなったのでビリーズブートキャンプやってないけど寝ます。ていうかビリーズブートキャンプは入隊2日目にして除隊の懸念が出ました。
あーっとお返事の類はしばしお待ちを!ほんとうにしばし!


2007年06月17日(日) きみのことがすきになったかもしれない



↑ルーファスウェインライト氏(33)の日常のほんの1シーン

あーこんな人が日本に来るなんて日本に来るなんてトンデモハリケーンだよなー日本は大丈夫かなーちゃんと虹色のビキニ姿のイケメン用意して空港に並べてお出迎えしないといけないと思うのだよねー。ただどっちかっていうとルーファスはガッチリしたアニキ系(かつイケメン)が好きなようなので、イケメンでも軟弱なジャパニーズボーイは対象外かもなぁ。私が男だったら来年1月までにガッチリしたアニキ系になれるように「Tarzan」読んで肉体改造するんですが、もともと対象外の性別なので残念です。(ハンカチ噛み締めながら

さいきんten-shockの悩みを延々とぶちまけてすみません…まあこんな鬱鬱としたのも書いておいて、あとで見たときに「あーこいつこんな些細なことでいちいち悩んでやんのダッセー」と自分で笑えるような感じになれたらいいなと思っております。
ひょっとしたら9月のルーファスを犠牲にしなければいけないかもなのですが、ルーファスが「日本に行くよ♪」とゆーことで一気に事情と気分が変わったわけでして、またいろいろ悶々としてます。ファンの人生は常に弄ばれる。あーう。ビリーズブートキャンプやってないけどもう寝よう。

>はくしゅ
6/15 23:54おしえてくださってありがとうございます!来日ほんとうにうれしいです!
6/17 2:00ルーファスネタ楽しんでくださったようで嬉しいです!ありがとうございます!「ルーファス」でキーワード検索すると過去のがウジャウジャでてきますので暇なときにでもどうぞ…。来日楽しみですね☆ムフフのフー
6/17 22:58来日、私も知ったときは叫んでしまいましたー!ほんとうに夢のようですよね!ほっかいどうから遠征ですかー!それは愛と情熱と長期計画が必要ですね!私も今からいろいろ計画します!がんばりましょう〜うふふー


2007年06月15日(金) アイドンシャイン、イフユードンシャイン


ギャギャギャッ
来年1月ルーファスのジャパンツアー決定だって…!
日本公演じゃないよジャパンツアーだよ「ツアー」…!
(拍手よりおしえていただきましたありがとうございます!)

あーもう今から気になることが一杯いっぱいです。
会場はどこになるんだろ!?クアトロとかZEPPとかかな??
ライブハウスでも劇場でもよい!でも日本はオペラ座とかないからなぁ!
ライブスタイルはバンド付きかなあオーケストラ付きかなぁ。
オールドヴィクのライブでルーファスをチヤホヤしてたメンズは来ないのかなぁ。
ファンイベントとかテレビ出演とかラジオ出演とかあるのかなぁ。
名古屋・大阪・東京とのことですが、名古屋空港でインとかなのかなぁ。
空港ではどんなバラを投げたらいいのかなぁ。

それから1月って寒くて動きにくいから心配です。(今年1月のマイケミのライブ見に行って終わったあと興奮して薄着で歩き回ってたら、そのあと1ケ月以上にも渡って風邪をひき続けたのでみなさんも今から気をつけましょう…)

とりあえず今のところ、どうにかがんばって全部行けるようにしたいと思います。わたし今まで名古屋も大阪も行ったことないから楽しみだなぁ!
いま就職活動してるけどちょっとそのへんガッツリ休んでマンマークしたいというかなんというか…どうしようどうしようルーファスがおいらの人生を揺さぶるぜどうしようどうしよう。

あと沈んでるあいだのもろもろ覚え書き。
■次のシングルは「Rules And Regulations」。
セカンドシングルが出るってだけでも驚きだけど、この曲ってのがまた意外。ポップ路線アピール戦略なのか??白い全身タイツの体操選手みたいな格好して、ムチムチタイツ着た男たちに囲まれてるプロモーションビデオ作るみたいですよ。
わーいアティテュード誌の写真がゲイだーほんとうにゲイゲイしいわー
彼のセクシュアリティーが判明したときの家族の反応がおもしろいです。両親が狼狽しているとき、おばあちゃんは電話してきて「あなたゲイなの?そのことについて私と話したい?どうしてほしいの?そのうち平気になるわよね、そうでしょ?」とズバズバ言ったそうだ。かっこいいなぁ。
それから「ルーファスを初めて聞く人にルーファス自身がお薦めする5曲」という質問では、
Foolish Love、Cigarettes And Chocolate Milk、Poses、I Don't Know What It Is、Vibrate、Dinner At Eight、The Art Teacher、Going To A Town、Between My Legs
と、9曲挙げていました。なかでも「Foolish Love」「Dinner At Eight」はぜひとのこと。わたくしもこの選曲は大賛成です…!
グラマシーコンサート中継音源ハァハァ

それから最近はタルサブームの流れでキラーズをいっぱい聞いてます。最初はあんまり好きな感じじゃなかったけど、聞いてるうちに声もメロディもダサめのシンセサイザー音もクセになってきました。(あとアメリカ腐女子サイト様が「キラーズの『Sam's Town』は明らかにブランドンがルーファスと結婚したいっていう内容だった」と書いてらしたのでとりあえず「When You Were Young」と「Read My Mind」を入手して歌詞の「you」の部分をすべてルーファスに脳内変換してウハウハしたりもしております。今年のグラストンベリー、ルーファスの出演が22日でキラーズが23日だからそのときになんかステキなサムシングがあったらよいな!)
そして舞台が日本であるというので「Read My Mind」のPVをつい買ってしまったんですが、どういうわけかガチャピンがおもいっきり出てた…!
(→これ)
遠く離れたサイバーシティで異郷の人々や異形の生物とあたたかな心の交流をかわすキラーズ…。曲とビデオが全然関係ないけどメンバーが楽しそうだからこれはこれですごくいいような気がする。(コメント欄で「よくわからんけど緑のやつ が超クール」とかも書かれてた。よかったネ、ガチャピン!)
しかし、こういうPVで見るとおなじみの靖国通りドンキホーテ前でさえ妙に特別ロマンチックな場所に見えてきますが、ガチャピンは鮮明画像でどアップで見ると格別おそろしい生き物に見えるな…!!!!


仕事と就活が忙しくなるにつれてまた副鼻腔の調子がおかしくなってきております。勘弁してほしい…。鼻よ…これ以上私を苦しめないでくれ…。
前にリクナビのおねーさんからすすめられた求人で、そのとき非常に傷心状態だったので申し込んでみたのがありまして。3週間後にやっと面談の連絡が来て「返事来ないんでもう忘れかけてたし条件も悪いのであんまり受けたくないです」と言ってみたのですが、リクナビのおねーさんが「いやまぁそんなこと言わずに紹介したこっちの立場もありますので一次面接くらいは」というので面談の練習にはなるなーと思って行ってみました。ちなみに会社は「通院で早退」ってことにしたら、みんなに超心配された。胸が痛む。今のプロジェクトやさしいひとばっかだなぁ。ずっとここにいられるなら離れたくないものですが、そうもいかないしね…。
そしていざ面接。ほんとうに条件はよくないので最初はあまり乗り気ではなかったんだけど、担当者の人と話していると、仕事内容は相当興味がある分野だし、私の能力も仕事に求められてることにぴったりくるのだ(はじめて私にも能力なんてものがあったのだなーと感慨深く思った)。そして私は緊張しまくった挙句の軽いキレ気味状態で、会社の感想を求められたときに生意気な発言をしまくってしまい、しかしどういうわけか現場担当者には生意気発言が逆に好印象だったようで、なんだかすごいいいムードになってしまった。
ただ条件が悪いとやっぱり続かないと思うし、向こうがすぐ人を増やしたいのに対して私は会社やめたら1ヶ月はぶらぶらしたいからすぐ入社ってのは無理で、そこの希望がどうしても合わなかった。でも「数ヶ月後にまた増員できそうだったら桐野さんに連絡してよいですか」とまで言われてしまい、あわわわ。
ほんとうに迷うなぁ。その仕事はやってみたいし、担当者とは話もすっごく合って、必要とされたことがとっても嬉しいのだけど、会社は乗り換えが不便なとこにあるし、給料はかなり低いし、特に後々あがりそうな見込みもないし、打ち切りの前例がないとはいえ契約社員扱いだし。
私は給料が低いのに耐えられないというか、むしろそーいう扱いを受ける屈辱に耐えられなくなるんじゃなかろうかと思う。でも仕事内容は前々からやってみたいと思っていたことだしなーあーああー。そんなこんなをしているあいだに来週最終面談のご案内が来てしまっている、やばい、まよう、どうしよう。

とゆーわけでこんなときは夏目漱石先生に人生のお伺いをたてたいと思い、演説集である「私の個人主義」を購入。(こちらでも読めます。)
自分が悶々としていたことについて漱石先生からスパスパとした口調でいわれてしまうと非常に痛いというか気持ちいいというか、痛くて気持ちいいというか、もっと痛めつけてくださいというか……。まぁ答えが出るわけではないんですが、ね。どうしようかなー。


(↓「私の個人主義」ばっすい)

「 私はこの世に生れた以上何かしなければならん、といって何をして好いか少しも見当がつかない。私はちょうど霧の中に閉じ込められた孤独の人間のように立ち竦んでしまったのです。そうしてどこからか一筋の日光が射して来ないかしらんという希望よりも、こちらから探照灯を用いてたった一条で好いから先まで明らかに見たいという気がしました。ところが不幸にしてどちらの方角を眺めてもぼんやりしているのです。ぼうっとしているのです。あたかもふくろの中に詰められて出る事のできない人のような気持がするのです。私は私の手にただ一本の錐さえあればどこか一カ所突き破って見せるのだがと、焦燥り抜いたのですが、あいにくその錐は人から与えられる事もなく、また自分で発見する訳にも行かず、ただ腹の底ではこの先自分はどうなるだろうと思って、人知れず陰欝な日を送ったのであります。」

「それで私は常からこう考えています。第一にあなたがたは自分の個性が発展できるような場所に尻を落ちつけべく、自分とぴたりと合った仕事を発見するまで邁進しなければ一生の不幸であると。」

漱石先生も悩んでたんだなぁー。あーう。


2007年06月10日(日) そうして骨と皮のフレームの中で僕たちは羞恥心と罪の意識に苦しまされる


あわあわ
ぼけーっとしているうちに一週間が過ぎていくぞ…やばい…これはやばい…
とりあえずten-shock活動が不調です☆ やりたいことがあって活動を始めたはずなのになんだかファッキンな会社とかに遭遇するうちに最近やりたいことが見失われてきたのだよ…これはやばい…
たすけてたすけてルーファス

ふりかえってみよう

■パイレーツオブカリビアン3を見に行った
キースがよかった…!
すごく魅力的で重要な役だったし、かといって物語の邪魔をするわけでもなく華を添える感じだし、キースらしさがよく出てるし(ちゃんとどくろの指輪してた!)、ギャグも担当してるし、演技も予想以上にうまいし(むしろ素?)、ほんとによかったー!!カメオ出演としては最高のカタチなのではないか??
でもでも、やっぱりキースが出るんだったら、ミックは東インド会社の総督役で出演したらいいと思った…!というか若キースの海賊時代と若ミックの東インド会社の大将時代の確執が見たい。超優秀なミック卿が海賊の船長キースを何度もつかまえて絞首刑にしようとするんだけどどうしてもできないとゆー葛藤の日々が見たい。キースに手錠をかけるミックが見たい。船底の牢屋で鉄の柵越しに言葉少なに語り合う二人が見たい。よいところでサルに邪魔される二人が見たい。続編作れ!「パイレーツ・オブ・カリビアン4/ギミー・シェルター」とかそーいうかんじで!


■いとしのトゥーギャランツ
正面から見て左がタイソン右がアダム

えーっとここでときどきぼそぼそ語っているわたくしのだいすきな「世界におれとおまえの二人きりバンド」トゥーギャランツですが、彼らの最新プロモーション写真を見たらしぬかとおもった


そのスーツ何 スーツにメガネ何 どういう設定
私はこのひとたちの周辺にふわふわ浮かんでいるロマンというものにひじょうに弱い。このふたりがふたりきりで小さいバンに機材を詰め込んでアメリカ中を横断したりしている妄想に弱い。トランクひとつだけで浪漫飛行へインザスカイとびまわれこのマイハート!って感じの妄想に弱い。
というわけで私の癒しのために見つけた画像をべたべた貼ってみます。

ああああこーやって車に乗ってふたりでアメリカ横断してんのねと思うとムラムラする

野宿だよ

アダムのパンツが見えてるのか見えてないのは非常にはっきりしないところではありますが私は25歳なのでそんなことは気になりません


■マイケミカルロマンス武道館公演
の感想を言ってなかった。
前回リズムギターのフランク氏が病気のため急遽帰国してしまった1月の公演を見に行った際、開始が遅れてライブも実質一時間程度でお目当てのフランクがいなかったにもかかわらず、私は非常に感銘を受けて「マイケミはすばらしいライブバンドだ!別にヘタじゃない!」と宣言しましたが、一部撤回します。すばらしいライブバンドではありますが、やっぱりなんかこう…ヘタでした。あーう…
何がヘタってさ…ひょっとしたら私の大好きなフランキーがヘタなんじゃないかとの懸念が一瞬頭をよぎったわけですよ…前回はちょうどフランキーが不在だったから音がタイトに締まって聞こえたんではないのかと…だってあの人あんな走り回って床を転がりまくって前転して弾いてるんだもの…リズムギターに肝心なリズムが保てるわけがないじゃんかよ…。ロックバラード「I Don't Love You」の大事なアルペジオも音を外しまくってたしな…!
しかし、そんなのはフランキーのかわいさにくらべればどうってことはありません。サマソニのときは全体の動きがよく見えなかったのですが、今回はよく見えたので、スピーカーにちょこんと座ってるとことか(曲が終わったらスタッフがあわてて降ろしてた)、エンジェル100%。「鳥かごに入れてうちに持って帰って家で育てたいギタリスト」世界ナンバーワンだと思う。

まー演奏はアレって時もあったけど、全体的には花火あり水しぶきありのエンターテイメントな構成でおもしろかったです。席も「2階かよシケてんな」とか思ってたけど、行ってみたら意外と2階の前のほうで真っ正面だったから「お嬢様席」って感じがしました。
ライブは二部構成で、最初はマーチングバンドの衣裳&幽霊メイクでアルバム「The Black Parade」を全曲再現。次の部ではそれ以前の曲で、パンクっぽい雰囲気の盛り上がり。
両方楽しめてお得ではあるけど、さすがに「The Black Parade」を曲順もふくめて13曲全部きっちり再現っていうのはなぁ。ロックバンドならもうちょっとジャムでつないだりとか即興的なあれこれも楽しみたいものです。むしろ、「The Black Parade」の雰囲気を再現するならダンサーとか呼んでミュージカルっぽくおもいっきりパレードしてしまえばよいのに。
二部は普通のロックのライブだったので、フランキーが飛んだり跳ねたり、いきいきしてた。やっぱり彼はパンクっぽいほうが好きなんではないのかな。そしてシメの「Helena」はほんとうにいい曲だとあらためて思った。心の垢が落ちます。歌の話なんだけど、ヘレナが死んでしまったことがなんだかリアルに悲しくなってしまった。「オレの声が聞こえるかい?きみはオレのそばにいるのかい?この車が衝突したとき、オレたちはまた会えるだろう!」って、そんなの、悲しすぎるではないか!死んじゃだめだ!(とちょっと本気になりがち)。サビがあと4回くらい繰り返されたらいいのになー。


■ルーファスウェインライト22歳のデモ音源を神が
http://community.livejournal.com/rufus_media/79329.html
今よりぐっとオトメ☆ボイスでございます。
どれくらいオトメかっていうと、
ジンチョウゲの枝にメリーベルの銀の髪がひっかかって長髪の王子様ユーシス(当然のように爵位持ち)が登場、近距離で「うごかないで」とささやきながら枝に絡まった髪をほどいてくれたユーシスの横顔が輝いて…もう、ドキドキがとまらない…!
ってくらいオトメです。
(ユーシスって誰だよ、という方は「ポーの一族」を読みましょう。ユーシスが何よ私はアラン派よ、っていう方は私と友達になりましょう)
Liberty Caggageはわりとライブでやっているため「Want Two」 のDVDにも収録されておりますが、他の未発表曲「Ashes」「That Night」「Money Song」は必聴。特に「That Night」はラブリーでキャッチーな名作なのに、なぜアルバムに入ってないのか不思議…!
あと、言わずもがなですが鼻声炸裂の「Foolish Love」はすばらしすぎます。


あー…今週もがんばるぞ………!


2007年06月03日(日) 指が熱を持ち震えている


友人の駅前ライブに参加して3時間で7720円(+差し入れのドリンク2本ずつ)儲かった…普通いくら投げてもらえるのかわからないけど、結構すごいんでないのか?これは…
(まぁ全額失業中の友人にいくのですが)
ギター奪って乱入してきた兄さんと絡んできた酔っ払いのおじさんがいなければもうちょっと観客を見込めたはず。いろんなひとがいるから仕方ないけど、惜しいなあ!


しかし午前中は、最近停滞しているten-shock活動に気合いを入れなおすため、某就職イベントに行ってまいりました。特にお目当ての企業があったわけではないんですけど、講演を聴き、休憩所で無料のお茶を飲んでたら、そこが休憩所兼スカウトコーナーだったらしく、「ちょっとどうですか」とひっきりなしにスカウトされまくり、恐怖。私はエステの勧誘は断れますが、入社試験のお誘いはどうやって断っていいのかよくわからない。そういう熱心な会社はどれも保険とか不動産とか金融とかばかりなんだけど、私のようなほんとうにぼーっとした女をスカウトするって、そんなに人材不足なんだろうか…不安だ。でもわたしは金額を一ケタ普通に間違える女だから、どれも無理な気がするのだよ。
興味が無いものはいろいろ断ってはいたものの、相手があまりに善人だと断りきれないこともあり。引っぱられるがままに人材紹介会社に個人情報と魂を売り渡し、さらに引っぱられてマンション販売会社の説明を聞きまくった挙句に個人情報を売り渡してしまい、とりあえず面談の予約だけはどうにか断ったものの、怖くなったので逃げるように会場を出てきました。はー。だめだ…。なんかもーだめだ。
いろいろ疲れてしまったので、そのあとは同じ会場でやってた骨董市をじっくり見てしまいました。むしろ企業ブースより骨董市見てる時間のほうが長かった…。


そーいや、スコセッシが撮るストーンズのドキュメンタリーのタイトルが「Shine A Light」らしい。やべぇ。わたし将来映画作ることがあったらこの曲をエンドロールに持ってこようとずっと前から決めてたのに…!(つくらないけど!)先越されたぜ!
Rolling Stones - Shine A Light (Amsterdam - 1995)


>はくしゅ(5/30
1:51 Nさま・リリースザスターズ!タルサ事件は本人証言がどんどん出てきて楽しいです♪しかしルーファスはいっつも違う形容詞でブランドンのことを褒めているのでブランドンのことがほんとに好きなんじゃないの?!とドキドキいたします。来年来日情報ほんとだったら最高ですよね!私のジュディ用正装(笑)は電柱体型が気にならない形のワンピースなんですけど、思えばジュディシリーズではあってもハリウッドボウルって野外だし、カーネギーほどまじめな感じではないのかしら!と混乱してまいりました…座席とかあるのかもよくわからず…
13:17・いらっしゃいませ!ルーファス好きさん嬉しいです!日本で有名になってほしいですよねー…BSでジュディライブとか放送したらいいのにと真剣に思います。知名度を上げるための草の根運動としては、ルーファスのベスト盤を作成して頼まれてもいないのに友人にあげてみたり、日頃から無駄にルーファスという単語を会話の中に挟んでみたり、犬の名前にルーファスとつけて家で連呼してみたりするといいんじゃないかと思います!私の場合はどれもいまいち知名度に貢献できていないですけど、ともに頑張りましょう!


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