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2007年06月02日(土) ラブ・ライト・イン・ユア・アイズ


つ、ついに錬金術に成功しました!「want one」と「want two」と「release the stars」をピンクのバラ柄の袋に入れて、満月の夜に「オールド・ハリウッド・イズ・オーバー!リリース・ザ・スターズ!」と叫びながら一晩中シェイクし続けたところ、DVD付きのリリース・ザ・スターズが誕生しました!


おぎゃー

まー白昼夢はともかく、誕生日だもん25歳だも〜ん実家暮らしだも〜んお金使っちゃうも〜んというわけでDVD付きを入手しました☆
紙ジャケットは、紙質がすべすべしてきもちいいです!うふふ!ジャケットの表裏、ブックレットは普通のとなにもかわらないけど、折りたたみ部分に毛穴まで見えるルーファスのアップが載ってました!

CDとDVDは色も柄も何も変わらん……まちがえるなこりゃー

そしてくらべると、なぜかDVD付きのほうがディスクが赤い。
中身については後ほど。


先日31日は誕生日で(クリントイーストウッドと一緒です)、ついにわたくしも四半世紀突破いたしました…。周囲からは祝いとして
・ねんど(4色)
・魚型ヘリウム風船
・あさがおの種
・刺身
などなどステキなものをいろいろいただきました…へへ…なんだろこれ…日頃の行いってやつかな…

誕生日当日は友人を徴集して某ライブハウスへゴー。
店員さんの薦めによりまずバンドに曲をリクエストしてみようということになって、でもオールディーズ系のバンドに何をリクエストしたらいいのか全然わからず、リクエスト用紙を前に悶々。とりあえずストーンズとかいろいろ候補案を書いて出してみたんですが、採用されたのはいちばん無難なところで「ワンダフル・トゥナイト」でした…!おおぅ。でもずーっと前から好きな曲なので、ハッピーバースデーと一緒にやってもらえて感動しました。生演奏の力ってやっぱりすごい。
あーでも焦らずに考えると「Song For You」とか「When a Man Loves a Woman」とか「Will You Love Me Tomorrow?」とか「Allentown」とか、いやむしろストーンズなら何でもいいとか、やってもらいたかったのたくさんあるな…!今度また行ったときにリクエストしまくりたいと思います。


ちょっとまえになりますが先週の日曜、友人が某駅構内にてオリジナル曲のライブをやるというので、私も楽器もって参加してまいりました。河原とかで弾いたことならあるけど駅構内なんて初めてだよ。友人の歌に合わせてぷらぷら適当に弾いているだけではございましたが、大変緊張しました。
通り過ぎるひとあり、チラッと見るひとあり、立ち止まるひとあり、座って聞いていくひともあり。結局、2時間やって、3227円もうかりました。いや、箱は冗談で置いておいただけなんだけどさ、意外にみなさんくれるもんなんですね…びっくりしました…そしてオトナのかたって銭でなく札でくれるんですね…。あと名刺とかもいただいてしまいました…。
そんなわけで調子に乗ったので明日もやります。稼ぐぞー。


すみませんがはくしゅ返事しばらくおまちを!


2007年05月28日(月) カルメン、トスカ、ミミ、ヴィオレッタ、ジルダ




ネオ・ロマンティック!
…ってなーんていい響きなんざましょ、花、リボン、白スーツ、犬!もうこの写真、完璧すぎる!かわゆいなぁかわゆいなぁハァハァハァハァドイツ雑誌グッジョブ とりあえず会社のPCの壁紙にしちまおう…

「男と大型犬」とゆーのはいつの時代も非常にときめく組合せでございまして、わたくしもよく成人男子とゴールデンレトリバーがイチャイチャしながらカヌーに乗ったりするBSの番組をみておりましたが、彼の場合、犬とはこれといって別に仲良くなさそーなのがまたときめきます。犬が引き綱の持ち手にかなり無関心そうなので、ひじょうにビジネスライクな関係なのでしょうね。
そういえばうちの犬の名前を付けるとき、オペラ好きな姉が「トリスタン」がいいといったのを「かっこよすぎる!」とボツにしましたが、ルーファスだったら犬全員にオペラのヒロインの名前をつけても許されると思う

まーこの写真にピンときたかたは「リリース・ザ・スターズ」の購入をたいへんおすすめいたします(唐突に宣伝再開)。ネオロマンティック界の人類最後の希望、ルーファスウェインライト王子とともに「ビトウィーン・マイ・レグス」号に乗って、味気ない現実世界から夢とロマンにあふれる大海原へ逃亡することが出来ますよ。

そういや先日「リリース・ザ・スターズ」、英国アマゾンでは注文数がCDの2位まで上り詰めたらしいですね。こないだ米国アマゾンでも6位とか。
草の根ライブ活動が功を奏してるのか、売れてるなぁ!売れろ売れろ〜!
ちなみに調子に乗って日本の順位見たら1200位とかでおもいっきし萎えましたけどね。いやでもこれは順位が国内盤と輸入盤で分かれてるからね…うん…そうなんだよ…きっと。

明日マイケミを見に行きますのでおへんじのほうしばしおまちを〜


2007年05月26日(土) ヤー・サシュラー・ス・ウマー


あああ…なんだか転んでぶつけたせいで左半身があちこち痛い。
腕とか足とかも特に外傷はないけどぶつけていたようだ…。

タルサが好きで好きでしょーがないのでタルサについて語ります。
先日の「タルサ事件」に進展がありました。

まず、ルーファスくん、ロサンゼルスタイムス紙のインタビューで。
「ブランドンはファンだったから僕にすっごくすっごく親切にしてくれて、僕たちはタルサの小さいバーで美のシールド(なんだそりゃ??)を作り上げた。ブランドンがこの曲をもう聞いたかどうかは知らないけど、知ったらゾッとするんじゃないかな。でも僕は、やっぱり『ありがとう、僕と寝ないでくれてほんとにありがとう、おかげできみについての曲が書けた』って感じ」
らしいです。ルーファスにも一応「2年も前の一夜きりの事件を歌にしたら相手にビビられるかもしれない」という自覚はあったんですね。

そしてブランドンくん。こちらで。
ルーファスから「朝のきみはポテトチップスの味がする(要するに一晩明かして朝キスしたんだよウフフという暗示)」という歌詞にされたことについて:
「ファンタジーだよ(笑)。名誉なことなんじゃないかな、たぶん。それ(朝どんな味がするか)についてはルーファスより僕の妻のほうが知ってると思う」
とすげなく答えておりました。もっと遊び心が欲しい…!まあたぶんブランドンくんは若くて既婚のモルモン教徒なので、うかつに「あの夜はホットだったよ…」とかいって調子を合わせてみたり、ルーファスに投げキッスしてみたりということは体面上できないのだと思います。ざんねん。
ちなみに以前紹介したブランドン×ルーファス押し押しアメリカ腐女子サイト様では
「ルーファスより僕の妻のほうが知ってる」ということは「ルーファスも知っているけど、僕の妻のほうがより知ってる」という意味で構いませんね!?
という斬新な解釈を打ち出していて、すばらしく前向きな姿勢でした。
その前向きさが好きなんだ!


あと、前にちょっと言った、「知らないフランス人のルーファス音源隠し場所」に、ライブ@トリアノン音源もあがっておりました。全24曲。まだすべては聞けてないですけど、とりあえずタルサのピアノオンリーバージョンがあってすばらしい>< オーケストラなくても全然すごい雰囲気伝わるすばらしい>< あんな激しいピアノを弾きまくりながら歌うってすばらしい>< 「Fat Guy」の部分の歌詞を間違えてからガタガタになって一回失敗してやり直してるけどすばらしい><(まあルーファスのライブに時間の巻き戻しは全然ありなので)
ピアノのことはよくわからないんですけど、どうやら、「who would have thought that I'd owe it all to Tulsa♪」のあたりから特に難しいみたいですね。
ちなみにトリアノンのセットリストはこんな感じだったようです。
1・Release the stars
2・Going to a town
3・Sans Souci
4・Rules and regs
5・Tulsa
6・The Art Teacher
7・Tiergarten
8・Leaving for Paris
9・Between my legs
10・Harvester of heart
11・Do I disappoint You
12・A foggy day
13・If love were all
14・Nobody's off the Hook
15・beautiful child
16・Not ready to love
17・Slideshow
18・Macushlah
19・14th Street
20・I Don't Know What It Is
21・Pretty things
22・La complainte de butte
23・Get happy
24・Gay messiah
新曲と名曲とジュディのカヴァーがうまくはいってていいとこ取りだな!超うらやましい。そしてあの痴態(…)はアンコールでのサービスだったみたいですね。


今日は誕生日前祝いってことで家族とロシア料理を食べにいきました〜
老舗のはずなのに接客がファックでしたが、料理はおいしかった!ペリメニだいすき!あとはホフロマ塗りの容器に入ったサクランボのジャムとバラのジャムにときめきました。カラ兄弟のアリョーシャの好物はサクランボのジャムです。むふふ。
あとツタヤの誕生日半額クーポンがあったので帰りにツタヤ利用したら、お会計のときに店員のおねーさんから「誕生日おめでとうございます」って、とってもビジネスライクに言われた。あれはマニュアルなのか…?


2007年05月25日(金) 56億人のピート・ドハーティ


今朝、通勤中に駅で転びました。
エスカレーターが雨で濡れていて、ずべっと。
背中を打って痛かったけど服もなんともなかったので大丈夫かなーと思って、そのまま電車に乗ったら、ふた駅ほどで背中に違和感が。とりあえず降りて駅のトイレで見てみたところ、背中からだらだらと流血。さすがにこれはまずいと思ったのでとりあえずいったん家に帰りました…。ジャケット着てたにもかかわらず、背中にエスカレーターのギザギザがしっかりと刻まれておりましたよ…。呪いの刻印!
よく見たらひじも打っていたらしく、紫のあざがどんどん広がって大変グロいことになってきているんですけど。

こういう事故って不可抗力だと思うのですが、家に帰ったら母親から靴の種類と歩き方と日頃の不注意さをいろいろと叱られてしまい、しまいにはおもちゃみたいな傘をさしていることにまで文句を言われてしまった。あう…。それから背中も肘もどんどん痛くなってくるし、仕事の大事なミーティングも結局連絡して遅らせてもらったし、家で治療をしてからふたたび会社に向かう途中でなんだか非常に虚しい気分におそわれてまいりました。あーあーあー。

そういえば今思い出したけど、前に何かの心理テストだかチェックだかで、ものごとの起こる要因ついて「自分のせいだと思う」「他人のせいだと思う」「誰のせいでというわけでもなくものごとはただ起こるものだと思う」のどれが自分の考えに近いか、というのがあって、私は圧倒的にいちばん最後のやつでした。だから転んだのも、自分のせいでもJRがエスカレーターを水浸しにしておいたせいでもなく、不可抗力で仕方がないことだと思ってしまうのだろうか?ただ雨の日に転ぶだけでも、人によって受け取り方が変わるものなんでしょうかねぇ。
(ていうかわたしはだから進歩がないのか…?


最近ごきげんなときは「トゥトゥートゥトゥートゥッ♪」なんてティアガルテンのイントロを口ずさんでる私ではございますが、一応本業(?)のほうも忘れず、水曜はレッズVSシドニーを見に埼玉スタジアムまで行ってまいりました。
会社からスタジアムまで1時間半。定時フライングしても座席に辿り着けたときに試合開始11分過ぎてました…。試合はまだ動いてなかったけど、試合前のサポーターの応援見たかったなー…。
席は記者席の上あたりだったんですけど、階段を息をきらせて登って行く途中、すぐ近くに田中達也が座っててびっくりしました!小さくて目が大きかった!あーいうとこにいるんですねぇ。てっきりホビット庄に帰って養生しているのかと思ってました。他にも選手が座ってたけど闘莉王はみかけませんでした。しょんぼり。
レッズは、闘莉王がいないのもあるのか、なんだかチーム全体が活気に欠ける?印象。疲れか? ただシドニーが意外と強かったので、試合がどちらに傾くかわからず、一点でも決められたら大変だ!という予選突破をかけている的ハラハラ感はおもしろかったです。
結果的には無事に決勝トーナメント進出でよかったんだけど、やっぱりはるばる見に行ったからにはゼロゼロドローは寂しいな〜不完全燃焼だ〜。ワシントンが絶対入れそうなところが2回はあったのに!ゴールが入って全員立ち上がってオゥオォォーってなるのがやりたいのだよ!

そういやスタジアムの移動屋台でケバブ(好物)を買ったら、こっちは早く席に付きたいっていうのに、トルコ人だかなんだかの店の兄ちゃんが「カレシイナイノ!ウッソー!グウゼン!オレモカノジョイナイノ!」「デンワバンゴウオシエテ!!トモダチカラデイイカラ!!トモダチカラ!」と必死でした。トモダチカラデイイって言い方誰が教えたんだろ。早くケバブ渡せって。
たぶん試合の日は1日あたり100人くらいに電話番号を聞いているんじゃないかと思われます。女子のみなさんケバブを買うときは気をつけましょう。おいしかったですけどね。

>はくしゅ(おっそくってごめんなさい
・5/22 Nさま リリースザスターズ!(挨拶)楽しいアルバムですよね〜聞けば聞くほど語りに書き足したい部分が増えます…。タルサ事件簿は仕事が暇なときに掲示板を熟読してがんばったので、楽しんでいただけて幸いです!
 ドラマ、6月1日のでよいんですよね??みます!!

・5/23 リリースザスターズ!(挨拶)いらっしゃいませ〜得意分野は妄想です!これからもよろしくおねがいします…


2007年05月24日(木) 叫べハレルヤ、しあわせゲット


スーツのズボンをはき忘れ(故意)たルーファス・ウェインライト殿下がおっさんからイケメンまで7人の親衛隊をひきつれて彼らを手のひらであしらいながらくるくる舞い踊り、華麗にジュディ・ガーランドの「Get Happy」を歌い上げるライブ映像。


いい、いい、すっごくいい。いやー、やるときは徹底的にやる男ですよね。ルージュにイヤリングにハイヒールでも、ここまで来るとむしろ男らしいですよね。ザッツ・エンターテイメント、正直惚れなおしましたよ、わたくしは。
スーツの裾からちら見え、というか普通に見えている股間の仕組みが気になってしょうがない。銀のビキニ、か?いいのか?これはヨルン的にはオッケーなのか? ファンにとってルーファスの股間がそう珍しくなくなる日も近そうです。
あ、そういや「BETWEEN MY LEGS」は私はお上品に「脚のあいだ」だなんて言っていたけど、ふつうに「僕の股間」でもいいみたいですね。

ぐっとロマンチックにレダーホーゼンで「If Love Were All」なんかもステキね
http://www.dailymotion.com/video/x220k8_rufus-wainwright-au-trianon-paris



父親が最近「VOLVO THE HUNT」にはまっている。私の見たところ、ずっと会社でやっているので仕事もろくにしてないのではないかと心配になる。定年間際の部長ってそんなもんなのかしら。
「VOLVO THE HUNT」は簡単に言えばオンラインの懸賞クイズで、解かないと先に進めない。しかもクイズのルール自体が明かされず、ヒントも謎めいた予言のみでほぼないに等しいので、相当難度が高いのだ。噂では二十問あるらしいが、父親はまだ五問目。しかもそのうち二つは手伝った私が解いた。それでも相当はまっている。仕事中に「これやっても解けなかった、どうしよう」とかゆーメールが来るし(ホットメールに送られても気付かないんですけど…)、会社の最高級プリンタで問題の画面を印刷して持って帰ってきて検証なんかしている。私はそれに付き合うわけだけど、ほとんどわからない。
とはいっても、このネットワークの世の中、すでに巷には非公式の解説サイト・解答サイトがあふれているのです、お父さま。私はあまりにわからなすぎたので、つい解説サイトを探して見てしまった。一問解くのに2・3日かけている父は、そもそもそういったサイトの存在に気付いていないらしい。

しかし何だかズルをしているとは言いだしにくいし、一生懸命やってる父に悪いような気がする。ていうか父には一生懸命やっててほしい気がする。だって解説サイト見たってむなしいだけだもの。
しかしクイズは掲載期限が今月30日まで。今のペースではまったく終わりそうにない。そんなわけで私はこっそり解説サイトをみて、父に相談されたとき、さりげなーくうまいこと解答に気付く方向へ話を持っていけるよう、必死だ。

父親とは仲は悪くないけどそこまでよいとも言えず、仕事を始めてからいろいろな話ができるようにはなったけど、それでも今でも私はどこかねじけた皮肉屋の娘でしかない。しかしなんだかこのクイズを一緒に解いてる間は、親子関係が私の人生史上最良なのだ。うーん。仕事はしてほしいけど、娘的には、ちょっとクイズの掲載期間がのびたらいいな、と思う。


2007年05月20日(日) 今夜のきみはファンタスティックだよ


5/18と5/19の日記にリリース☆ザ☆スターズ粘着質全曲語りをまとめましたので、もしよかったらどうぞ。したにあります。いったい需要があるのか、ルーファスにあまり興味のない方に読んでいただけるかどうかはわかりませぬが、ちょっと無駄にがんばりました…Tulsaとか…。

ていうか今回、日記登録時にはじめて
「日記は原稿用紙20枚以内でお書きください」ってエラーが出てしまいまして、そのため泣く泣く2日分に分けております。
しかし思わぬ形で念願8000字越え達成してしまいました。ただ、これは3日くらいかけてもそもそ書いてたので、日記とはいえないですよね…!
あとほんとうは全曲語りだけでなく総評・ジャケ話も入れたかったので足すかもしれません…!(どれだけ語るつもりなの…!)




テレビでやっていたので映画「ゴール!」みました。
展開はベタで、適度に挫折を経験しながらも実際は驚くほどスピード出世なわけでございますが、感動してしまった…。サッカーを見慣れてるせいなのか、試合のシーンではすごく熱くなってしまうし、怪我ネタが来るとやたら悲しくなってしまうのよ。そして家族ネタを持ち出されるとうっかりじんわり来る。ふつうにいい映画でした。
話題にはなっていたけどほんとうにベッカムたん・ラウルたん・ジダンたんが友情出演してて照れた…。ラウルたんは銀幕でもどの俳優にも負けないくらい男前だネ…!
ちなみに第2部の舞台はレアル、第3部はワールドカップ、らしいです。第3部にはナカータが出るらしいですけど、日本と対戦したりするのかな…。しかし、ちょっと前のスター選手を使ってしまうと、時が経つとどんどん引退選手ばっかりになってくよな…。


うわーぁいつ新しくなるんだよもうとっくに発売されてるぞとヒヤヒヤしていた公式サイトがやっと新しくなってた
http://www.rufuswainwright.com/
掲示板が前より軽いような気がする!
あとニュースにコメントがつけられる!


あー今日は髪切ったついでに無駄に恵比寿から渋谷まで歩いたりして散々道に迷ったり転んだりして疲れてしまった…。
しかし知らない道をズンズン歩くのは楽しいですね…「ここいったいどこだろう…というか何やってんだろ…暇人だな自分…」って自問自答しながらですけど。

そしていまリリースザスターズ感想書いてます…ながいです…どうまとめたらいいのかわかんなくなってきました……



2007年05月19日(土) リリース☆ザ☆スターズ 粘着質全曲感想(1)


新譜「リリース・ザ・スターズ」全曲について、感想というか解説というか、まとめをネチネチ書いてみました。
歌詞とか記事とか発言は自力で頑張って訳してみたんですけど、
間違いがあるかもです。間違えていたらごめんなさい…


1. Do I Disappoint You
めくるめくルーファス王子の世界へようこそっ!という勢いの、イントロダクションにふさわしい壮大さをもった一曲。「がっかりさせたかな〜」とか「人類の破滅〜」なんて暗い歌詞の割には、ひたすら歌とメロディと豪華な演出で酔わせてくれます。初めて聞いたときは「来たよ来たよ〜うわ、また来たよ〜これだよこれ!!!!」とひとりで大暴れしてしまいました。特に3分過ぎからは、これでもかってぐらいのうっとり展開が怒濤のように押し寄せてきます。「ン〜ン〜ン〜♪」ってハミング(?)、好きだぜ!
この曲に限らず、今回のアルバムでオーケストラ使ってる曲すべてがそうなんですけど、オーケストラスコアもルーファス自身が手がけてるのですね…すごいや…ほんとにオペラ書いてんだな!一介のファンながら、ルーファスがめきめきと成長してるのを感じてしまいました。

2. Going To A Town
ファースト・シングル。(セカンドはあるのか…?)
この曲については今までわりとウダウダ書いてきたので省略します。
最初はシングルにしちゃおとなしいんじゃないかと思いましたけど、アルバム通して聞くと、やっぱりこの曲シングルにして正解な気がしてきました。悲しいメロディではあるけどキャッチーだし、展開がうまい具合にまとまってるというか、聴きやすい。
itune storeでPV買ったけど、画質がよいとやっぱりよいです!ルーファスがへばりつくアスファルトの壁がうらやましいよ…!

3. Tiergarten
ルーファスウェインライトさんいい恋してるんですネ!第一弾。
ベルリンの公園「ティーアガルテン」を恋人(もはやファン公認・ベルリン歌劇場勤務のヨルン氏だネ)と楽しくウキウキお散歩する姿が浮かんでくる胸キュンの一曲。女性コーラスの「トゥトゥートゥトゥートゥ♪」がくせになります。恋っていいネ!(白目
ディヴァイン・コメディのニール・ハノンさんが結婚後に「Perfect Love song」「Bad Ambassador」を作ったとき、人間ってのは愛を得るとこんな素晴らしい曲が作れるようになるのかと感動したものですが、ルーファスもついに…ついに…ここまできたんですネ!(白目
ちなみにWordのインタビューによると、最初はもっとスロウでシンプルなピアノバラッドだったらしいのですが、ニール・テナントに聞かせてみたら「つまんなーい」って言われてしまったのでこんなかわゆいアレンジにしたそうです。

4. Nobody's Off The Hook
繊細でやさしくて、このアルバムの中でルーファスの声がいちばん輝いている曲だと思います。ロマン派みたいなオーケストラとの絡みあいも素晴らしい。生きててよかった。特に3分すぎの、世界が静まり返ったようなうつくしすぎる高音部分は、正座して聞きましょう。胸がぎゅっとなります。
しかしそのわりに、いろんなとこで引き合いに出されてるけど「ホモと美容師と遊び回ってたきみが今じゃ女性の欲望の的なんて信じらんないよ」とかゆー歌詞なのよね!あの美声で!Oh, Boy!

5. Between My Legs
この曲のすごさをどこから言ったらいいのか…
ライブ音源がずいぶん前から流出しており、「California」系統のかわゆいポップソングなので気に入ってよく聞いておりました。ライブではハワイアンな感じのギターが入ったゆったりしたポップソングだったんですけど、そんな調子はどこへやら。
このアルバムバージョン、アレンジがすごすぎます。

とりあえずタイトルは「脚のあいだ」。
脚のあいだっていうからには…ねぇ…?エロい曲なんでしょうかねぇ…と心配していたんですが、驚くほど健全。そのかわり驚くほど妄想癖。
歌い出しはルーファスの曲にしては珍しいギスギスした歪みのかかったギターと共に、自虐的な調子で始まります。

きみは踊りに行ったらいい
僕はひとりで踊りながら、きみについて書く
そして脚のあいだで涙を流すのさ

きみがここにいたときも、きみが恋しかった
今は遠く離れて、僕はひとりで外へ出掛ける
そして脚のあいだで涙を流すのさ

同じ街に住んでいるっていうのに
きみはぼくから、色あせないぼくの魅力から遠く離れた別の州に住んでいる

いやーこの自分に対する自信が見え隠れしながらも自虐的で落ち込んでいるところがルーファス節全開でございますね。それだけなら普通なのですが、ここからサビへのぶっとび具合がすごいんです。

でもすべてのロケットが落ち、すべての橋が閉鎖され
みんながワゴンに荷物をつめはじめたとき
赤ん坊が乳房にすがるように
きみはこの番号に電話してくれたらいい
そうしてぼくたちはあらゆるできごとからそっと逃げ出すんだ

歌は引き続きたいへんキュートでゴキゲンでラブリーな調子なんですが、いきなり来ましたよ、インディペンデンス・デイみたいな世界の終わりの描写が。「今は離れていてもこの街が壊れればきみに会える!」みたいな、こんな形で災害を待ち望むのは八百屋お七とルーファス・ウェインライトくらいだと思います。

そして2:40をすぎると、それまで部屋でめそめそひとりで泣いてたルーファスはどこへやら、まったくもって晴れやかなラストへとなだれ込んでゆきます。
妄想は暴走し、いつのまにやら崩壊する世界の中での、ふたりきりの愛の逃避行がはじまります。ルーファスによると、実は「街の地下に僕しか知らない秘密の川があって、そこから海に逃げられる」そうです。すごいですね。

そのころには、歌い出し部分のとがったギターやぎこちないドラムはすべて消えてしまいます。
その代わりに、高揚感にあふれたボンゴ、まぶしいほどにきらめいているハープ、ふたりの門出を祝福するラッバ、天使たちのコーラス。そこにさながら人魚姫の魔女の忠告のようなナレーション(この街の地下には…わしだけしか知らん秘密の川があるのじゃ…ヒーッヒッヒ)と、最後にオペラ座の怪人のフレーズまで飛び出して(チャ〜チャララララ〜ってアレね)、崩れゆくマンハッタンを背にふたりは手に手を取って希望に満ちた航海へ出発。
そうしてふたりはしあわせに暮らしましたとさ…(パチパチパチ

脚のあいだからとんでもないところまで来たな、おい!
一部では「装飾しすぎ」という意見もあるようですが、むしろここまで飾り立てると聴いてて楽しくてたまらないですよ!最後なんてほんとこれでもかっていうくらいハッピーすぎて、笑えるくらいです。個人的に、アルバムでいちばん気に入った曲のうちのひとつです!

6. Rules And Regulations
「僕はきみほどキュートになれやしない」という歌い出しからして、「えぇっ!?ちょっとちょっと、おまえよりキュートなやつがこの地球上に存在すると思ってんのか…?? おまえよりキュートなのはせいぜいアルゼンチン代表くらいだよ…」とつっこみたくなったわけですが、この曲、ワールドカップについて書いた曲らしいです。
そっかーなるほどねーワールドカップねー、アルゼンチン代表相手だったら、アイマールやメッシやサビオラほどキュートになれないって自信なくすのもわかるわぁ…ウンウン

そんな自己解決はともかく、サッカーのサの字もないこの曲ですが公式掲示板によると「ワールドカップに提供してグレースジョーンズとジョイントコンサートやるつもりだったのに企画が通らなかった…」とか文句言ってたようです。ほんとうかな? この曲サッカーの曲でいいのかな…?(不安)ルーファスとサッカーなんて縁遠いと思ってたからびっくりしました。でもちょうどワールドカップの時期にベルリンいたんだもんな…。ヨルンがサッカーファンだったとかそーいうドリーム設定はだめかな…。

しかしサッカーにまつわる曲といったら、たいてい下記のような感じですが、
 ・試合のもつ意味の重さを演出するもの
 ・試合中の高揚感を演出するもの
 ・勝者の誇り、もしくは敗者の悲哀を歌ったもの
 ・サポーターの一体感を生みだすもの
 ・とりあえずブラジルだからボサノバいっとけ
この曲、どれにも当てはまらないな…。いつも通りの天然ルーファス印ひねくれポップソングなんだもの…。いったいルーファスの目にはサッカーがどんな競技に見えているんだろう…!
ワールドカップは無理でも、ぜひ2010年バンクーバー・オリンピックの開会式で歌ってほしいと思います!!(ライバルはアヴリル・ラヴィーンとかマイケル・ブーブレあたりか?)

7. Not Ready To Love
ルーファスウェインライトさんいい恋してるんですネ!第2弾。
「きみを愛せる準備ができてない」ってこれもヨルンとのことなんだろうなぁ……いいなぁヨルンは……ムラムラ…
前作「Want Two」の佳作「Memphis Skyline」を理解するのに1年かかった私なので、どうもこの手のスロウな感じは聴き込みが必要です。とりあえず今は、寝る前によい感じ。
あと、ライブで聴いてみたいです。印象が違いそう。

8. Slideshow
「僕はきみを愛してるのかな?」と自問自答しまくるこってりラブソングなわけですが、ルーファスによると、去年のレナードコーエン祭で一緒になったマイケル・カヴァディアス(俳優)についての歌だそうです。
(え?ヨルンはどうなるの…!!???)
マイケルをつれて他のアーティスト(アントニーとか)と一緒にオーストラリアに行ったとき、マイケルが撮った写真をパソコンでステキなスライドショーにして見せてくれたんだけど一枚も自分が写ってなくてがっかりしたらしいです。なんだそのエピソード…。
そんなわけでサビの歌詞が、そのものズバリ、
「次のスライドでは僕が目だってないといけない
 だってきみをここにつれてくるために僕はずいぶんお金使ったんだから」
なんてゆーものになっているようです…。
しかし曲の最後に何度も繰り返される「Do I love You?」「Yes, I do.」の自問自答なんて、マイケルと浮気エクスペリエンスにしてはちょっと本気すぎないか?? このへんはヨルンについての感情がまじってるといいな…!だって「Yes, I do.」が誓いの言葉のようで、聴いてるとなんだかもう結婚式に参加しているような気分になってくるんだもの…ああもう幸せになってくれ…


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