2007年05月18日(金)
リリース☆ザ☆スターズ 粘着質全曲感想(2)
つづき。 9. Tulsa 個人的にアルバムベストワンに挙げたい、激情の2分間。 ゴージャスで、いやらしくって、おちゃめで、奔放で、皮肉っぽくて、それでいて圧倒的に美しい、これぞルーファス100パーセント! 激しく揺さぶられる弦楽のスコアもルーファスによるものらしいです。このタンゴとチャイコフスキーとディズニー映画のサウンドトラックが混ざったようなストリングスを、シューベルトみたいにガリガリ書いてたらしい。ルーファスの書いたオペラもこんな感じになるんでしょうかね??たのしみだなぁ!以前ちょっと書いた んですけど、これはキラーズのブランドンフラワーズとオクラホマ州のタルサで偶然似合った夜についての歌。公式掲示板 ではこの「タルサ事件」について、ファンがそのときの状況なんかを詳しく洗い出しております。もう詳しくご存知の方も多いかとは思いますが、そこの資料をお借りして歌詞と一緒にまとめていきたいとおもいます。 【タルサ事件簿】 日付:2005年8月29日 (この日、タルサでキラーズとベン・フォールズとルーファスのライブが同時多発したらしい) 事件現場:オクラホマ州第二の都市・タルサのバー「Caz's」 (ちなみにほんとうはその向かいのゲイバー「Club Majestic」に入ろうとしたところ、ルーファスが身分証明書をもっていなかったためにことわられたそーです。稀代のゲイアイコンを入店拒否するゲイバーって…。顔パスじゃねーのかよ。でもことわられるって萌えですね。) 証言:(ピンク字部分:歌詞)朝のきみはポテトチップスの味 ※国内盤の訳詩が「朝きみとのキスはポテトチップの味」と訳しているんだけど「taste」だけでキスとまで書いていいのか??いやまあ味ってことはつまりそういう意味なんですけど…一晩明かしたわけではないようなので。しかしそうなると他の部分が実際のできごとなのに対して、この最初の1行でいきなり妄想を描いているということになるな…いきなりこんなスキャンダルを捏造していいのだろうかルーファス…マーロン・ブランド・クラブからお呼び出しのかかる顔 ※マーロンブランド ブランドンフラワーズ ブランドンのほうがベビーフェイスですねそしてすべてはタルサのおかげだった! ぼくたちが一緒にサインした、緑のTシャツを着た太った男 ※実在します。彼だそうです。彼がこの曲を聴いたら、永遠に忘れはしないだろう きみのスーツは何よりも白くて ※ほんとうにまばゆいばかりに白い。8月にスーツって暑くないのかしら。ちなみに下にはベロTシャツ。ルーファスの服装は気が抜けているなぁ。 ※「you know who」の解釈については現在議論がおこなわれています今まで僕がいってた「救世主」はきみだったんじゃないかと思う ※「救世主」はすなわち、ルーファスの代名詞「ゲイ・メサイア」。ブランドンは一応既婚のモルモン教徒なんだけど、そんなゲイメサイアの称号を譲りたくなるくらいゲイっぽかったんだろうか?そしてすべてはタルサのおかげだった! 僕に会うためだけに(きみに会うためじゃないんだよ、ベイビー!) ※この「not you, baby」はこのアルバムでいちばんラブリーな箇所ではないかと!!心臓わしづかみ!!雨の中で何時間も待ってたかわいそうな女の子も、 ※実在します。彼女だそうです。うらやましすぎる。この曲を聴いたら、絶対に忘れはしないだろう そしてすべてはオクラホマ、タルサのおかげだった! これはただの思い出、 開いてるときにまた行きたい、あのアンティークショップ ※どこでしょうね…店は確定できず。最近アンティークブローチとか集めてるからなぁ〜。オクラホマのタルサ! この曲がきみについての曲だってきみが気づかなかったらいけないからね! ※最後にアピール。これはラブソングといってもいいんじゃ… ちなみに「ファンに囲まれたけどルーファスはファンサービスよりもブランドンともっと話したいみたいでイライラしてた」「化粧の仕方とかについて話してた」だそうで、その後のふたりは「寝なかった」「それきり会ってない」そーです。 この曲についての噂がブランドンの耳に入ってないはずはないと思うのですが、今のところブランドン側のコメントはないみたい。ぜひ曲で返信していただきたい。 10. Leaving For Paris No 2 最後にNo 2つけるのは去年カバーしたレナード・コーエンの「Chelsea Hotel No 2」の影響でしょうね。ナンバーがついてない「Leaving For Paris」は、Want Oneフランス版発売時にすでにおまけのライブ音源としてついていたようです。 クレジットがPianoとBassしかないシンプルさですけど、ルーファスのこれでもかっていうくらい重ねたコーラスと、コントラバスの演奏バリエーションの限界に迫ってみましたよ的な演奏で、やたら幽玄な感じになってます。パリっていうよりむしろ黄泉に行くんじゃないのかこいつは。「Want Two」路線ですかね。 11. Sanssouci ルーファスウェインライトさんいい恋してるんですネ!第3弾。ハープとフルートがいい味出してます。「サンスーシ」の言い方が「スァンスゥスィ」なのと、「Tonight」が「トゥーナ〜ァアアアアァーァァアアアアァーァァァーァァァーィ」なのがとっても甘ったるくて胸キュン。 国内盤の解説に「サンスーシってクラブかバーの類だと思う」というおそろしいひとことが載ってましたけど、サンスーシとはドイツのポツダムにあるプロイセン王国時代の宮殿でございますよ!世界遺産に登録されていて、世界史用語集にも載っております!ちょっと調べればすぐわかることなのに… ライブ前の曲紹介時ではルーファスが「今までサンスーシ宮殿についての歌なんて誰も作ってないからこの曲は大ヒットするはずアハハ」などと言っていましたけど、ヒットする…かな? ポツダム観光委員会とかあったら、この曲をイメージソングに採用してくれたらいいのに。 あ、「今夜はサンスーシに誰がいるだろう〜」とのことですが、夜のサンスーシはライトアップされているようです。この様子はこちらに写真が出てました。ファンタジー。www.sanssouci-sightseeing.de 12. Release The Stars ジュディ・ガーランド(っていっても私は詳しくないけどさ)ライブの影響も受けてか、ビッグバンドを背負ってちょっと古きよき時代の雰囲気。自由自在にのびて激しく揺さぶる歌はこれぞまさしくエンターテイナーって感じです。 このタイトルトラックの歌詞で「リリース」するのは「星」だけでなく「芸能人的なスター」の意味もあったことが判明いたしました。しかし、「きみのスタジオに閉じ込めてるスターたちを解放するんだ」っていうのは、どうやら「きみの内側に閉じ込めている才能と愛を解放しろよ」ってことらしいです。キャー!ルーファスったらステキー!!(親衛隊ここにあったインタビュー によると以下のようです。 「これは僕自身そして30代にいるすべての人たちに言いたいことだ、すべてを解放し、可能なかぎり愛し、一人前の人間として自分のベストを尽くすこと。子供時代も20代も過ぎて、今や最盛期にいるわけだけど、30代になったらもう賽は投げられてる。これはその時点のアクションについての曲なんだ。運命を果たせるか、ヘマをするか。これがこの曲、そしてアルバムのメッセージだ。今こそが、きみの夢や願望のために行動するときだ。」 私は20代ですけど、こんなメッセージを聞いて、オペラを書いてジュディガーランドライブもやって自分のアルバムのオーケストラスコアも書いて毎年新しいことに挑戦してるルーファスの姿を見ると、私も頑張って自分のスターをリリースしないといかんのだなと思うわけで……あれ、でも……スターがあるのかな……いや……うん……えーっと……たぶんあるはず……どっかのスタジオにまだ閉じ込められたスターが残ってるはず……賞味期限の切れてないやつが……そうだよね、ルーファス!
2007年05月16日(水)
鳥たちの、蜜蜂の、地球の、樹々の
リリースザスターズ!(←挨拶 (公式サイトで挨拶っぽく書いてあってうらやましかっただけです!) はい、みなさま、リリースザスターズ買ったかたはおられるでしょうか。 私はタワレコにスキップしながら買いに行きました。思えば私はファン歴2年ちょっと、ルーファスを初めて聞いたのはちょうど「Want Two」発売後だったので、待ちわびたアルバム発売というのは今回が初めてです。 今までストーンズとかエアロとかサザンとかそーいうバンドの新譜を買いに行ったときは「特別コーナー」だの「ポスタープレゼント」だの「ステッカープレゼント」だの「ファンイベント参加抽選」だのいろいろなおまけや企画があって、ちょっとした祭だったわけですが、おいおいルーファス、なんにもないよ…! まあ予想はしてましたけど…ひっそりしてんな!まぁ、せめて新譜コーナーには並べてくれる…よね? ユニバーサル、「昨今のシンガーソングライターブームの追い風も受け」とか「シンガーソングライターブームの草分け的存在」とかいうわりに、昨今のシンガーソングライターブーム並の企画もしてくれないのでちょっと不満。 まあ結局、花火ってのは自分で打ち上げるものですけどね! あ、先ほど見たら日本のitune storeでもリリースザスターズと「Going to a Town」のPV、売りはじめておりました。 itune用のボーナストラック「Cowboy Song」、日本のiTuneでは今のところアルバムとセットでしか買えないんですけど、これはいつか単体で買えるようになるのかな…? あらためてアルバムごと買うのはちょっと嫌だな。 ちなみに「Cowboy Song」はやはり、今までライブで何度か披露されていた「Shut Down The World」と同じ曲らしーです。ブロークバック・マウンテンのために書いた幻の一曲(映画製作が一度取りやめになったからボツったらしい)。「Maker Makes」よりも歌詞にブロークバックマウンテンの内容がダイレクトに現れていて、禁断の愛というテーマも重く、とても美しい曲です。単品で買えないのはアレですが、特に「Maker Makes」経由でルーファスワールドに来られた方にはおすすめ! アルバムの感想はもうどこから手につけていいのやら、全曲についてグッダグダ書きたいのですが、とりあえず今日はこれだけ言いたい、タルサ…!!!!! 以下、特に山もオチも意味もない あっ くんくん べろべろ べーろべろべろべろべろべろべろべろべろべろ >はくしゅ 5/14 アレ好きに…って何でしょう!!??想像がつきません!楽しみです!いつもいろいろありがとうございます>< 5/15 へへっTSK(いいですねこの略)でキレ気味だからこそルーファスに逃げてしまう今日この頃です…革製半パンは「中で粗相をすれば(そういう伝統なんでしょうか?)もう誰も触らないから半パンの中がちょっとした自分の縄張りになる」みたいなことを申しておりましたアハ。ていうかあの番組早口過ぎますね。ぜんぜんわからんかったです>< ハリウッドボウル、私は転職活動にめどが立たないとどう転ぶかわからないところがあり、焦っております!でも気持ちを盛り上げるためにこの間とりあえずハリウッドボウル用の服を買いました!どうにか行けるとよいのですが…っ。 5/16 FRF、去年は妹来たんだから今年は順番として兄だろ!ですよね〜。次は秋頃単独公演…とか体のいい夢をみながら生きるとします… たのしみにしてくださってありがとうございます!
2007年05月15日(火)
リリース・ユア・ラヴ
世界の頂点に君臨する自称「ゲイ・メサイア」、ルーファス・ウェインライト様が地上に贈る渾身のきらめきの一発「リリース☆ザ☆スターズ」本日発売(国内盤は明日) キラッキラサウンドの一枚になりそうですので、もしCDショップで見かけたらうっかり買ってみたり、うっかり2枚買ってみたりしてください! >試聴Youtube - Going To A Town Youtube - Slideshow Youtube - Sanssouci
2007年05月13日(日)
みどりいろに見えるの
He's my 王子。 すくすく凶暴に成長中。うちに来たときは1.2キロでしたけどこのあいだ測ったら2.4キロでした。驚異の細胞分裂中。 大きさ以外にもいろんなことが日に日に進歩してます。来たばっかりのときは走ってもすぐに転んでたしフガフガ言ってるだけで吠えることもできなかったけど、今じゃよく走りまわってるしそれなりに吠えたりもしてます。そんなわけで、疲れて床に倒れている私の腹部にも、遠くから全速力で助走をつけて飛び乗ることができるようになりました。今ならまだ大丈夫だけど12kgくらいに成長してからそれやられたら死ぬかもしれん。 お手(なぜか両手)とおすわり(1秒間限定)もできます。そのうち他にもいろいろなことを教えたいものです。昔、いとこが飼ってた犬が「バン!」って言うと撃たれたふりみたいに倒れてお腹を見せる芸ができるのがうらやましかったのですが、最近の銃社会からするとそんな芸は不謹慎になっちゃうなぁ…。 ■Friday Night with Jonathan Ross とかゆーイギリスのトーク番組?にルーファス出演。(このへんにまるまる映像をアップロードされてる神がおりますが) 、もう、あまりにかわいくて死ぬかと。ほんとに何から何までかわいい。話してる内容はけっこう下ネタなのに笑い方とかおんなのこみたいだよ。きゅんきゅんするよ。ルーファスはもちろん歌も曲もいいんだけど、動いてるときの破壊力はまた別におそろしいものがあります。私の脳細胞が今まで彼のためにいくつ死んだことか。 この番組に出てるルーファスの胸には、最近(ルーファスの中で)流行っているブローチが、1個や2個なんてもんじゃなくバンバンついていました。イギリスのテレビの前のみなさんはキラキラひかるルーファスの胸元に目が釘付けになりながらも、そのじゃらじゃらしたブローチがいったい何なのかその存在意義が気になってしょうがなかったんじゃないかな、とお察しします。 その豊作状態のブローチについて、いかにも毒舌っぽい早口(しかもなまってたらしい。聞き取り難。ていうか無理。心の耳で聞くしかない)の司会者がみんなの思いを代表してするどく「何それ?」とつっこんでくれたのですが、そしたらルーファスったら、もう、ルーファスったら、ゆっくりと、5月の風のような軽やかさで「It's my armor, against your humour」 と 返答したのです。 うわわ、このひと、armorと humourで韻 踏 ん だ…! ツッコミに対して華麗にリリックで返すなんて、おそろしい子だよ!!! もうこうなったらルーファスが世界を征服する日も近いと思います。みなさん心して待つように。ゴゴゴゴ… あとはレダーホーゼン(民族衣裳の皮短パンね)について話しているときに司会者が言った「bespeak」(あつらえる)の過去形「bespoke」がわからなくて(イギリス英語なのかな…)「ビ…スポォク?」って聞き返すとこがかわゆかったです。英語同士でもあんなコミュニケーション不全があるのだな…! ちなみにルーファスのレダーホーゼンはオ−ストリア製らしい。チロリアンですね。 ついでに美しいにもほどがあるトゥーギャランツ 6月にミニアルバム出して、9月にまたそれとは別にアルバムを出すそうです。去年もアルバム出したのに。精力的ぃ。 このふたりって曲は適当にジャムってるうちに出来てくる感じっぽいし、それをライブでいろんなバージョンでやることで自然と精度を上げてるっぽいし、ラブラブだからそんなに意見わかれることもなさそうだし、スタジオでアレンジしたり特にサウンドいじるってこともなさそうなので、曲が完成するペースが速いんでしょうね、きっと。彼らの音楽はいろいろ料理するよりも穫りたての素材の味そのままのほうが美味しそうなので、発表の頻度が高いのはうれしいです。 しかし、6月に出す「Scenery of Farewel」、全部知ってる曲だ…!!! トラックリストは以下の通りなので、 このへん で公開されてるライブ音源ですべて網羅しております。それもどうなのか。 1. Seems Like Home To Me (前タイトル:Untitled II (Shine On Me)) 2. Lady 3. Up The Country (前タイトル:No Joe) 4. All Your Faithless Loyalties 5. Linger On しかもアルバム音源がここ でフルで3曲聞けます。5曲中3曲まるまるってそれでいいのかTwo Gallants。ただ「Linger On」はライブでピアノバージョンとギターバージョンがあったので、どちらが収録されるか楽しみです。 ライブ音源は公開されてるけど「Scenery of Farewel」には含まれないらしい、涙がとまらない名曲「Damnatio Memoriae」「The Trembling of the Rose」は9月のアルバム収録になるのでしょうかねハァハァ >はくしゅ 王子リクエストありがとうございます!親バカなのでばんばん載せますよっ! トトロはマジで怖いですよね…幼稚園の壁にトトロ絵が書いてあったのを見て「ひっ!死神!」とか思ってしまう悲しい今日この頃です。wikipediaの「都市伝説一覧」の項は読んでるとかなりひまつぶしができますよ!
2007年05月12日(土)
ひとえに風の前の塵に同じ
3週間前に植えたヒマワリからまだ芽がでないんですけど。 あきらめたほうがいいでしょうかね…。 今までルーファスのライブ日程の七月末〜八月初旬のスケジュールがあいてたので、正直、わずかに期待してました…! ルーファス、まだフジロックに間に合うよ、まだ来れるよ!もし構わないのであればサマソニでもいいよ!幕張で一番いいホテル、ホテルマンハッタンの超豪華スイート泊まったらいいよ!イタリア代表だって泊まってたんだよ、マンハッタン!日本のバブルってやつを目の当たりに出来るんだよ!おごれる人も久しからず、唯春の夜の夢のごとしってほんとだなぁと実感できて勉強になるよ!フルオーケストラ連れてきてとかこの際わがまま言わないから、ぶらっと来てピアノ弾いてぶらっと帰ったらいいよ! しかし、七月末〜八月初旬の追加発表ツアーが以下のとおり 7/28 バンクーバー 7/29 シアトル 7/30 ポートランド 8/2 サンタ・ロサ 8/3 サンフランシスコ 8/4 サラトガ 8/6 サンタフェ 8/7 デンバー 8/9 ノースカンザスシティ 8/10 グランドプレーリー 8/11 オースティン 8/13 アトランタ 8/14 ナッシュビル 8/15 シャーロッツビル 無理だ…日本に来る暇なんて皆無だ…だってルーファスはこの世にひとりしかいないんだもの…ナンバーワンでいてそしてオンリーワンなんだもの……うわーん でも北米でライブやりすぎじゃねーの?これって日本だったら氷川きよしが市川文化会館とかでやるレベルの全国行脚っぷりじゃねーの? とりあえず会場は文化会館並だと思います。 歴史ある素晴らしい建物であっても、6日間やるロンドンのオールドヴィクは収容人数約1000人だし、5日間やるニューヨークのグラマシーシアターも収容人数約600人とかですもの。 参考までに挙げるとパルコ劇場が458席、電通四季劇場が1216席、銀座の歌舞伎座が1800席、ペテルブルグのマリインスキー劇場が1625席、ウィーンの学友協会でも立ち見含めて2000席、……って思うとルーファスの会場はけっこう小さいですよね!(すみません私がいったことあるところしか挙げてません)うらやましいなあ小さいとこで、近くで堪能できて…!!
2007年05月11日(金)
そんな屈辱を抱えて生きていけるのですかっ
ダディの知り合い(なので私の知り合いではない)が作った作品だそーです。 マッチの炎が歌いますよ! 「うつくしいなまえ」PV あらかじめ失敗を想定して3セットつくって、1セット目は失敗して、2セット目で成功して、3セット目はあまってしまったらしいです。 昨日うけた会社は相当F**Kだったわけですが、ひょっとしたら私が会ったひとがたまたま会社でいちばん鼻持ちならないインチキ野郎だったりしたのかもしれん、たまたま社内の雰囲気が圧迫的で暗かったのかもしれん、ということで(性善説信者)、一応面談は受けてみてそれでまたどうするか考えようと思ってました。せっかく準備も勉強もしたしね……。 そして今日筆記試験合格の連絡が電話できたのですが、またそれが、ただの面談時間の連絡の電話だけのはずなのについでによくわからない罵倒をされて、どうして業務連絡でそんな鼻持ちならないことができるんだ!そのほうがむしろ不思議だよ!という勢いで鼻持ちがならない感じだったので、もう辞退しようと思います……なんか疲れたよ…もう関わりたくないよこの会社…あんな侮辱を受ける覚えはないんだよ俺は〜。 怒りのあまり、想像の中じゃ会社を崩壊させる呪いのひとつやふたつを習得したり、犬を巨大化させてその会社のビルをメキメキ踏みつぶさせてみたり散々したのですが、結局のところこーいう不毛な怒りは行き場がなくてどうしようもないですね〜…。まぁ気分転換して早めに忘れます。あ、面談辞退するのがめんどくさいな…。 そんなこんなで傷心ですがやっと予約しましたリリース☆ザ☆スターズ。 ついでに海外雑誌が豊富なタワレコの雑誌コーナーをみてたんですが、ブラックとかソウルとかアイドル系が多くて、あんまりルーファス載ってそうな雑誌ってないですね…。 あとロッキンオンでリリース☆ザ☆スターズのレビューを読んだんですけど、軽く殺意を覚えました。 褒め讃えろとはいわないけど、せめて真面目に書いてくれ…。短いレビューの3分の2が記者自身の締め切りと風邪についての話 で、ルーファスのルの字も出てきません。あとは「前に他のアルバム聴いたときはよくわかんなかった」とか「誰それに声が似てる」、そんだけです。これ読んでも10人中10人が買う気を起こさない、というか興味すら抱かない気が。レコードレビュー欄は日記じゃないんだぜ? でも次号にインタビュー載るらしいです。そこでの挽回に期待。 そんな怒りを覚えつつも(なんか今日私怒ってばっかりね)、ローリングストーン日本版2号 をみつけたのでヒャッホウと買いました。前に買わなきゃと思ってたんですけど、日頃雑誌コーナーをうろつく習慣がないのですっかりわすれておりました。 この号、なんと、ミックとキースの1975年の愛の奇跡のカバーがポスターで復刻されてるのですよ…この写真…たまらん。ふたりのあいはえいえんだ…! 定価580円のうちそのポスターが500円で、おまけのステッカーが80円って感じで、雑誌本体はあんまり価値がなかったな…。そもそも「読むこと自体がカッコいい」って表紙に書いてあるのってどうなんですかね、その時点でカッコいくない気がするのですが。(あれ、ほんとになんだか私今日怒ってばっかりだな!辛口!) 記事でも「これがロック!」「ロックな人たちはこんなオシャレなものがスキ!」「ロックのオシャレを見習おう!」とかそんなんばっかりで、これほんとに真面目に参考している成人男子がいたら私ちょっと引きますよ…。あといちいちカートコバーンをよく引き合いに出してますが、確かにカートは私にとってもヒーローだけど(同じギターとエフェクターを買っちゃうくらいね)、ロックをうたってる雑誌がオシャレヒーローとして奉るような存在じゃないわな…。しかも今頃。 ロックが何かっていうのは私にもうまく説明できないけど、少なくともロックってそんな型に決まったスタイルを懇切丁寧に教えてくれるもんじゃないだろ、ってのは確実。むしろ、好きな格好をしろ、Baby Don't Be Shy、そんな感じ。 というわけで、なんだか全体的にロックからあさっての方向に暴走気味で恥ずかしい雑誌・日本版ローリングストーンはこのままでは長く続かないんじゃないかと思うので、廃刊前にこのへん全部 ポスター化おねがいいたします
2007年05月10日(木)
外部記憶装置としての記述
最近日記も書かずに何をしていたかというと、某社の入社試験に向けて珍しく勉強なんぞしておりました。その前の書類審査の段階でもかなりの時間をかけて志望動機書なんぞを書いてましたし、勉強も真面目にしてたんですけど、今日行った入社説明会が かなりS・H・I・Tでした… なんであんな人がサービス業で取締役なんだ…。しかも試験が事前に見た例題と全然違ってかなり簡単だった…なんで例題であんなハッタリかましてたんだ…俺の勉強時間を返せ…。条件とか仕事内容とかはいいのになー。 とゆーわけでさらに悶々としております 会社が良いのか悪いのかって何を基準にしたらいいのかよくわかりませんなぁ。業務内容?条件?人間?まーそれなりの優先順位は自分の中にあるけど、忙しくても頑張りたいと思う仕事であっても、友人みたいに朝から終電まで1分の休憩も無しで半月ずっと休み無しってのはさすがに嫌だしなぁ…ものには限度ってものがある。人間関係は入ってからでないとわからないし。 諸星大二郎が会社という正体のよくわからない存在、というか「芯」の所在がよくわからない存在について怖い短編をいくつか書いてますけど、今日その意味がちょっと分かった。何を持って良いとするのか判断がつかん…! まあ悶々としつつもせっかく有給とったので帰りに映画見てきました。恋愛睡眠のすすめ。www.renaisuimin.com/ ガエル・ガルシア・ベルナル、まさかのネコ耳。 最初から最後までガエル君のあまりのヘタレぶりに大・興・奮でした。かわいいよ、かわいいよおまえ、どうにかしたい!!!!あああああうちの隣にもあんな人がいてあんな奇行をして夜中にベッドでめそめそしたりしてたら最高なのになあ!!! とにかく失敗してばかりのガエル君の奇行がおかしくて萌えてしょうがなかったです。ハァハァ。あと造形物がとにかくかわいかった。段ボールとかセロファンとか、見ているだけでほわーっとします。 話もわりと好きです、こーいう、どーにもならなくて内的な世界を悶々としてる感じ。すごい泣ける!とか感動!とか考えさせられた!ってことはないですけど、ガエル君演じるキュートな奇人の脳内をおじゃまさせてもらってとってもすてきな気分転換になりました☆ネコ耳万歳! 以下、最近あったこと備忘録。 ■都市伝説 会社のちょっと公な場で挨拶をする機会があったので、何かいい季節の話のネタはないかなーと探していたところ、「五月の話」とかで探していたせいか、「トトロの都市伝説」というのを見つけてしまいました… これって有名なのかもしれないですけど、怖すぎる。本当に怖い。会社で先輩と背筋を凍らせておりました。もうトトロが楽しく見れないぜ…! もちろん単なる都市伝説ではありますが、それが噂だけでなく実際怖く感じるってことは、あの作品にもともと多少不穏な陰があるってことなのかもなぁ。 怖いのどんと来いってかたは「トトロ 都市伝説」とかでググるとめちゃくちゃ出てきますのでどうぞ… ■友達の個展に行った 絵描きの友達がプチ個展を開きました。絵描きの友達とゆっても彼女の絵を見るの自体が初めてでした。絵はなんだかあったかくて、それでいて奇妙に歪んだところがあって、いままで普通にあそんでいた友達の奥にこんな世界が潜んでいたのかと思うと、不思議な感じがしました。 そこの会場のカフェスペースにその子の友達がいっぱい来ていて、若者らしいオーラをふりまきながら場をもりあげているあいだ、私はなぜか片隅で、初めて会った50歳の絵本教室事務のおばさまと個人的にとっても盛り上がっておりました。だって中学のときに「白痴」を読んで大学で露文科に行ってたとか言うんですよこれが興奮せずにいられましょうか!あ〜ドストの「白痴」の猟奇的ラストの素晴らしいほどのうつくしさ について初めて語れたよ…!うれしい! そのロシア方面だけでなく、年上のひとってやっぱりすごいなとあらためて思いました。いろいろなことを知ってて、話してるだけでためになる! それからおばさまと仕事の話、落語の話、浪曲の話などいろいろしていたのですが、酔っぱらってきたおばさまに「あなた、変な子ね!今じゃほとんどみんなロシア文学なんて読まないのよ、そんなんじゃ本当に生きてくの大変ねえ!これからもっと大変よ!」ってすげぇ何回もいわれた。 たいへんなのかー…。 ■スパイダーマン3も見た なぜか家族で見に行ったんですが、予告が延々と続き、本番がさあ始まるぞというときになって、父親が「あれ?なんだこれ?海賊のやつ見にきたんじゃなかったっけ?」 とか言いやがりました。 いやまあ同じ連作で同じ3作目ではあるけどさあ!あれだけスパイダーマンスパイダーマン話しててチケットにもスパイダーマンって明記してあったとゆーのに何を聞いていたんだおぬしは…!そもそもパイレーツオブカリビアン3まだ公開してないし!父親がボケてないか不安になりました…。 映画はとにかくハリーが気になりまくりでした。 ハリー好きとしてはもっとハリーを出してほしかったけど(ハリーとの決着は次に持ち越しでもよかった)、今回のでも十分感動しちまったし…複雑だ。ゴブリンのくせに戦闘シーンがほんとにかっこよかったし…それも複雑だ。しかしハリーはほんとにジェームスディーンに似とる。あの悲しげな、傷ついたみたいな目、それだけでまぶしすぎて見てられないですわぃ…複雑だ。 内容はぎっしりつまってておもしろかったしギャグ部分はすごい笑ったしうっかり感動もしたので今作もとてもよかったと思うのですが、やっぱり続きも作ってほしい…! スパイダーマンはニューヨーク以外の街には行かないのかな、次とかで東京の平和は守ってくれないのかなぁと思ったんですけど、考えてみればスパイダーマンってこれくらい高いビルがずっと続いてるとこでなきゃ活躍できないですよね…東京じゃ新宿周辺くらいしか活躍できないかも。 あとはテーマソングがスノウパトロールだったけど、意外とパンチ不足だったなー。1の「Hero」 とか2の「Vindicated」 とか「We Are」 とか、曲聞いてるだけで新陳代謝がよくなるかんじがしましたけどね。 ■猿島行った 横須賀から船で10分、東京湾唯一の無人島。大きさは日産スタジアム4個分らしいです。サッカー好きですら大きいのか小さいのかよくわからないサイズですね。それに無人島といっても住んでないというだけであって、観光客はめちゃくちゃいました。 島には戦時中の要塞跡がたくさんあって、トンネルとかはけっこう怖くもあり。そんなスリルを味わいつつも(友達がそれ見て金田一の殺人事件の話とかするんだもんよ…)、天気が最高によかったので、レジャーシートひいて「猿島ビール」とやらを持ち込んでぼーっと寝転がりました。よい休日だった! ↓トンビ激写 そのあと横須賀の米軍関係者がうろうろしてることで有名な「ドブ板通り」にいってみたら、こんな気になる店がありました。 トムとジャックの入り口が別…!入る勇気がなかったですよ。 ■RENTってなんだ 友人が超おすすめだというので映画「RENT」を借りてきてみました。 わりと前から気になってたのでノリノリで見たんですけど、あれ?あれ…?なんだろ、これ…。わたしミュージカルもの好きなはずなんだけどな…。サウンドオブミュージックもウエストサイドストーリーもムーランルージュもヘドウィグアンドアングリーインチも世界中がアイラヴユーも大好きなんだけどな…。 まず残念でかつ致命的なことに、ひじょーに個人的な好みの問題ではあるのですけど、出てくる歌が好きになれなかったです…。いちばん最初の曲「Seasons of Love」 はちょっとよかったけど、他は全然グッときませんでした。ここまで曲がたくさんでてくるのにひとつもツボに来ないって不思議だ。どれもさらっと聴けてしまって少しも耳に残らないんだよな…。 それから、登場人物がどいつもこいつも何してんだかよくわからず。正座させて「おいおい、義務も果たさず権利ばかり主張しちゃだめだぜ…!」とまともに諭したくなってしまった。サイバーシティの抗議ライブとかどう見てもイタかったし。ただエンジェルはよかった。 あとは舞台で見たならまだ迫力があって楽しめたと思うのですけど、映画的な盛り上がりとか「これからどうなるのかなー」と思わせる点がなかったので、全体的にだらだら流れてしまった気が。最初から最後まで別に好きじゃないアーティストのミュージックビデオを延々と見せられているような気分でした。特にニューヨークでていってサンタフェで暮らしてそこでいろいろ考えた挙句帰ってくるとこなんて、本当に映画というよりただのミュージックビデオでしかないわけで〜。せめて曲が好きなアーティストだったらミュージックビデオでも楽しいだろうけどさ。 友人に感想を求められてるんですけど、なんて答えればいいのやら!