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2007年05月05日(土) オールド・ハリウッド・イズ・オーバー


思い出したようにルーファスネタがたまってゆくわ。
まあアルバム発売直前の祭期間なのでね…!
(あ、昨日のアルバム整理に多少追記いたしました)

■5/1のKCRWのラジオプログラム(聴いたり見たりできます)
http://www.kcrw.com/music/programs/mb/mb070501rufus_wainwright
(さっそく音声ファイル化映像ファイル化してくれてる神もおります)

インタビューではアルバムについて、どうして自分でプロデュースしようと思ったか、そして当初はシンプルにするつもりだったアルバムがいつのまにかグロリアスでファンタスティックな出来になってしまった(…)ことなどについて話しております。
それから気になる映画「L'Age des tenebres」について。「若き王子役」とありましたが実際ルーファスの出番は「歌ってるだけだよ」だそーです。そんで「映画の最初と最後で18世紀のイタリアとフランスのアリアを歌ってるけど難しかった」だそーです。アリア!ちょい役でも大変楽しみ!アリア!

生演奏は以下の通り。今回は大人数バンドを従えての豪華版です。
1・Release The Stars
2・Sanssouci
3・The Art Teacher
4・Macushla
5・Going To A Town
6・Vibrate

4曲目の「Macushla」ってのが聞き慣れない存在ですが、1910年にジョンマコーミックとかゆーひとで有名になったアイリッシュ・フォークソングらしいです。スタジオ録音はしていなくても、最近ライブでよくやってるみたい。メロディがとてもうつくしく、ルーファスはこの曲の伴奏をホーンのみにしぼっているので(国歌みたいですね)、しみじみと心に響いてよい感じ。このタイトル「Macushla」ってのは映画「ミリオンダラーベイビー」でストーリーのの鍵となっている言葉でもありますね。
あとやっぱり新曲3曲、「Release The Stars」「Sanssouci」「Going To A Town」はどれもすっばらしい!特にジュディガーランド体験の影響をもろに受けてるんじゃないかと思われるスロウな「Release The Stars」がエロい!けだるい!うつくしい!それらすべてをまぜあわせてどういうわけかひたすら可憐!

それにしてもこの番組のDJは声がエロいなー…。

>はくしゅ
・タルサ:キャーわたしの視点が腐ってるからそう見えるだけかもです!インタビューではブランドンのことを「生意気なアメリカ人の典型」とも言っていたのでたしかにおちょくってる面もありかもです!しかしそのあとで「ものすごいハンサム」とかゆっちゃってるし、なんといっても「Tursa」の判明している部分の歌詞のロマンチシズムから、うっかり妄想がとまらない…!感じです。
・UKあまぞん:こんにちは!ルーファスネタについてまでお調べくださりありがとうございます>_< UKアマゾン直依頼、その裏技は気づきませんでした!わたしも計算してみたところ4700円くらいになりました…おそるべしUKアマゾン。イニャリトゥは他の作品見てないんですけどアモーレスペロスはおもしろそーですね!バベルは多元中継のからくりにやたら期待をしていたし、変に日本が絡んでる分、見方が厳しくなってしまったかもです(汗
でもガエル君はかっこよかったです…あの髪を後ろでちょっと結んでるところが!


2007年05月04日(金) きみは朝のポテトチップスの味がする


とゆーわけでほぼ10日後に発売が迫ったルーファス・ウェインライト殿下の新譜「リリース・ザ・スターズ」、誠に勝手ながら購入ご案内。というかわたしがうじうじ悩んでるので整理します。

■今のところ判明しているバージョンは以下の4つです。

1:国内盤 ¥ 2,500
(対訳・解説はつきそうですがボーナストラック等の特典はなし。)
2:輸入盤(US)¥ 1,905
(まあ普通にごくシンプルに。安いですね)
3:輸入盤(UK)¥ 3,868
(ボーナストラック付き。それだけでなぜこんなに高いのかは不明。現地だと9ポンド、2100円くらいなんですけど)
4:輸入盤(UK、DVD付)¥ 5,393
(ボーナストラック、ライブ映像とインタビューを詰め込んだDVD付き。DVDはリージョンゼロなので日本のプレイヤーでも再生可能。パッケージがデラックスなブックスタイルらしいです。ほしい!しかし高いな…。現地だと16ポンド、3800円。英国ルートだと何かあるのかな)

■国内盤の発売だけ5/16となっておりますが、店頭で確認したところ「大惨事でも起きないかぎり前日夕方には入荷できる」らしいので、まあ予約した場合、入手は5/15と考えて問題ないでしょう…。

■HMVとタワレコに確認しましたが、両方ともDVD付は取り扱わないそうです。(ちなみにDVDのついてない通常のUK盤はHMVでは予約可能、でも入荷日は確定できないとのことです)。DVD付は予約もできないって。あらまー。ってことはDVD付はamazonから買うしかないかなーと思うのですが、amazon予約ってたぶん発送遅れると思うのですよ…
去年マイケミの「ブラックパレード」のUK盤を予約したときは、発送予定日から三日たって「入荷に時間がかかります」というメールが届き、その後一週間まったく音沙汰がなく、問い合わせても「ただいま入荷時期を確認中、いつになるかわからない」というので、結局US盤を注文し直しました。マイケミだからここまで焦らされてもまだのんびり待てましたが、これがルーファスだった場合、わたしは絶望のあまりヨハン・リーベルトみたいな名前のないかいぶつになるおそれがあるため、なるべく避けて通りたい事態です。
もちろん当日にちゃんと届く可能性も大ですけど、届かないかもしれない、しかも届かなかった場合は質問してものれんに腕押しの返事しかかえってこない、という事態を悶々と考えると、なるべくアマゾンで新譜の購入はやめておきたい…乙女心。

UKのボーナストラックは「Do I Disappoint You」って書いてあるんですけど、これは一曲目の曲名。何かの間違い?かな…。それともPosesみたいに最初と最後に同じ曲がくるのかな…ナゾ。
ちなみにDVDの中身は以下。
1. アルバム全曲についてのインタビュー
(以下は2005/12/28のトロント・The Orange Loungeでのライブ映像)
2. Art Teacher
3. Rebel Prince
4. Gay Messiah
5. Vibrate
わりとしっとり系の選曲ですな。

■ 日本では買えないので所詮叶わぬ夢物語なのですが、アメリカのituneで予約すると「Going To A Town」のPVとボーナストラック「Cowboy Song」がついてくるそうです。うらやましい!PV欲しい。
「Cowboy Song」はまだ正体不明ですが、すでにライブ音源がネット上で流通してる「Shut Down The World」(ブロークバックマウンテンに提供しようかと思ってずいぶん前に作ったけどやめた曲。いちおう「カウボーイ同士の禁断の愛の歌」ってことなんですけど)と同じ曲かな〜と勝手に推測。

■日本のituneは売る気配がありませんね…。

■拍手で教えていただいたのですが、UK盤のDVD付をUKアマゾンに直接注文した場合、
カスタム?+送料+価格で、
1.49 + 2.09 + 15.99 = 19.57イギリスポンドになります。
日本円に換算すると本日レートで、4680円。日本のアマゾンで買うより多少お安くなります。エアメールだと発送から5〜7日、速達だと2〜4日かかるらしいので、24時間以内発送に該当していたら1週間くらいで届くかんじでしょうか。まあ発売日にはずいぶん遅れるでしょうけど、現地であれば日本のように「在庫がないため入荷の見通しが立たない」というケースはないと思うので、メインでなくオプションとしてDVD付を買う予定などある場合はこれもありかも…。

【よくわからないけど結論】
1:国内盤
普通に買う予定、一応対訳あったほうがいいかなぁ、ってひと向け。初日に欲しい場合は店頭予約をおすすめします。
2:輸入盤(US)
とりあえず聴いてみたい、安く楽しみたい、歌詞をそんなに気にしないor英語わかるから大丈夫なひと向け。(まぁ対訳が絶対正しいってわけでもないですしね)こちらもどっちかというと店頭購入をおすすめします。
3:輸入盤(UK)
ボーナストラックはそのうちだれかがネット上にあげてくれるんじゃないかという期待もあるので(すいません)これはあまり買う必要はないかと…。買う場合は要注文。店頭にはおそらくUS盤が並ぶようです。
4:輸入盤(UK、DVD付)
対訳無しでもいいや&映像が見たい&ちょっと豪華なパッケージがいいよーというルーファスの最大公倍数を楽しみたいコアなファン向け。ただし、入手方法は今の時点ではアマゾンのみ? 届く気配が無さそうだったら国内盤とあわせて買っちゃえ、みたいなこともできる財政的余裕も必要かも。


上記だとわたしは「4」なんですけど財政的余裕がないなぁ。
というわけで悩みが振り出しに逆戻りです。
みなさんどれを買われますか…?


2007年05月03日(木) 嫉妬心が聖人たちを海へと変えていく


先日買った「Word」誌のインタビューを読んでいたところ、ルーファスが彼氏のJorn(わたしJohnなのかと思ってたけど「ヨルン」なんですね!すみません)とラブラブなのはいつもどおりですが、新曲「Tursa」がキラーズのヴォーカル、ブランドン・フラワーズと2005年の夏にオクラホマの都市タルサのバーで偶然出会った一夜の出来事についての歌だと明言していたのに大変興奮いたしました。

しかしわたしはキラーズなんてなにも知らなかったので「ブランドン・フラワーズだなんてどこの馬の骨かもわからんやつにルーファスをやるわけにはいかん!」と思い、とりあえずCDを借りてきて、ゆーちゅーぶでもいろいろ見てみました。

Killers "Mr. Brightside"


すてき・・・!
あなたってとってもすてきね、ブランドン!!!!
表情がなんだかキラキラしててすごくよいひとだなぁこれはルーファスじゃなくても惚れる。それにブランドン・フラワーズってなまえもとってもよい。お花ちゃんだよかわいいよハァハァ


あとこの写真、雰囲気がかすかにルーファス臭がする。くんくん。

このブランドンのようなちょっと首の太いベビーフェイス〜みたいなタイプはそれほど好きじゃなかったんですけど(オーウェンとかね)、"Mr. Brightside"のビデオはすてきだな〜!ムーランルージュみたい。

ついでにいうと、このビデオ、ルーファスの「Going to a Town」のビデオを作った監督と同じみたいです。ていうか「Going to a Town」と「April Fools」も同じ監督だったのか。しらなかった。ほへー。そして調べたらこのへんの有名どころも同じ監督。
・Blur - "Song 2" "Tender"
・No Doubt - "Don't Speak" "Simple Kind of Life"
・Maroon 5 - "This Love"
・Gwen Stefani - "Cool" "Wind It Up"
・Radiohead - "I Might Be Wrong"
ってことは、「Going to a Town」のビデオけっこう気合い入れてんだなルーファス。アメリカじゃMTVでいっぱい流れてたりするのかな…うらやましい…やっぱテレビで見ると全然感動が違うもの…。


それはともかく、ブランドンとルーファスです。
インタビューを一部分抜粋しますと

「タルサのバーで会って、ぼくらはほんとに……」
(流暢なそれまでのしゃべりからして珍しく彼はここで口ごもった)
「ただ何杯か飲んで、熱狂的なファンに囲まれて、それで、うん、ぼくは、いや、ぼくらは一緒に寝たりはしなかったわけで、でもぼくとしては、ほら、ねえ、……ノーコメント! それでそのあと、この歌が頭に浮かんできたんだよ」
(ふたりの間に何かピンとくるものはあったんですか?)
「うーん、わかんない。一度会ったきりだし、そのあと一緒に歌ったりするつもりだったけど、結局そんなこともなかったしね」

とか言っているので、ルーファスはなんだかんだ言ってほんとはその後のめくるめく展開を期待してんじゃないかなーと思います。
だって2005年のワンナイトカーニバルの思い出に曲まで作って、アルバムにも収めて、周囲に「これはブランドンの曲だよ、いーだろ、へっへっへ」とか触れ回ってしまうんですよ。この浮気もの!浮気もの!
しかしわたしはここしばらくルーファスがあまりにステディーヨルンとイチャイチャしていて、決まった相手だけでなくもっと全世界にチヤホヤされてもいいのになーその期待と失望の恋愛遍歴を魔夜峰夫が漫画化してもいいのになーと思っていたので、モテモテor失恋or浮き名話はたのしいです!

ブランドンはもうルーファスのことなどお忘れかもしれませんが、それ以前にブランドンは既婚のモルモン教徒らしいのでなかなか恋は前途多難かもしれませんが、二人の思い出のメロディー「Tursa」を聴くことがあったらルーファスのことを思い出して連絡してあげてください。それで機会があったら一緒に歌ってあげるか、もしくは一晩くらい付き合ってあげてください!


あといろいろ調べていたところ、ブランドン×ルーファス(日本語表記だとこの順番らしいです)のファンフィクを見つけてしまいましたよ…(ここ)。よく大海を泳いではいるけどルーファスモノ初めてだなあ…。ちなみにブランドン×ルーファスの愛好者は「RUFLOWERS」というらしいです。かわいいですね。



2007年05月02日(水) うつくしい子供みたいな気分


ゆーちゅーぶにだんだんルーファスが先月出たコーチェラ・フェスティバルでの映像があげられてきております。うっとりしつつも何かルーファスの服装に違和感を感じ、あれ?みまちがいかな?と思いながらも目を凝らしてよく見てたいたらやっぱりどこかが変な気が



えーっと一生懸命歌っている所申し訳ありませんが
その服装、特に下のほうはなんですか…?
シャツとおそろいのトランクス?それとも究極の省エネスーツ?
近くにいたファンは生足をうっかり拝んでしまえますね。
ていうか、これぴったりしてないからあんまり暴れたらいろいろと見えてしまうのではないだろうか…ハラハラ…まあ全裸Tシャツが流通している今となってはちょっと見えたくらいで騒ぎはしませんけれども…
おもしろいなぁこのひと。

それでもビューティフルチャイルドはうつくしいわー
http://youtube.com/watch?v=7epULqKW37c



部屋にたちこめている楳図かずおの負のパワーをどうにかやわらげようとしてうっかり買ってしまった高尾滋の「ゴールデン・デイズ」5巻まで。
端的に言うと、平成の高校生が祖父の若かりし時代・大正十年にタイムスリップしてしまい、祖父だと勘違いされてさあ大変、なお話。
読む前は「今時タイムスリップ?」と思ったけど、この作者って超金持ちだとか忍者だとかアンドロイドだとか漫画にはよくある設定でもどれもおもしろいからすごいな…!
タイムスリップ後の駆け落ち話とか引ったくりとか混血差別とかそーいうエピソードは木原敏江の「あーらわが殿」「まりとしんご」で散々やってたので、正直あまり目新しい感じはしません。でもストーリー全体、タイムスリップについて楽しいだけでなく、未来は変わるのか?現代に戻れるのか?動乱の時代を生きていけるのか?という不安をいろいろ描いているネガティブなあたりが非常にドキドキして今後が気になります。
そしてなにより絵とキャラクターが本当によいです!前からこの人の絵は大好きだったのですが、前よりさらに洗練されていて、しかも大正ロマンっていう色気のある舞台が絵にすごく合っててすばらしい…。絵があまりにきらきらしていてきれいすぎてかわゆすぎて色気がありすぎてそれだけでわたしは2巻あたりでドッカン憤死するかと思いました。この絵を拝んでいるだけで脳からよい物質がジワジワ分泌されてるのがわかります。ああ、幸せだ…。しょ、しょうじょまんがばんざい!

前作「てるてる×少年」は途中から話が冗長なかんじだったので、今度はがんがん進めてほしいぜっと願います。

最近まんが買いすぎだなー…


2007年04月30日(月) このままでは死んでしまう


あと1か月で四半世紀。うわぁぁ。無性に悩める年頃です。
今日はひさしぶりのともだちに会ってきました。いつもよくあそんでたけど今回は異例の正月ぶりでした。しばらく入院したり彼氏が宗教に走ったりで大変だったらしいです。そりゃ本当に大変だ。
彼女とはまさに十年来の友人なのですが、わたしも彼女も大変ひがみっぽいのでひさしぶりに会うと互いのひがみっぽさを確認することができて「わたし以外にもこんなにひがみっぽいひとがいるのね!」と互いに安心します。話の節々で「どうしてわたしたちってこんなにひがみっぽいのでしょうね!きっとうまれつきなのね!」と互いのひがみぶりを讃えあい、憂い合いました。
いや、しかし、ほんとうはふたりともひがみっぽくない人間になりたいのです。ひがみっぽさからの脱出はわたしたちの毎回の問題です。しかし治しかたがよくわかりません。治るのかもわかりません。ひがみっぽい人間に幸福は訪れない気がします。不幸になる準備が常に万端なので、ちょっとしたことで不幸に転んでしまうのだよ。

それから「このままではすぐに仕事がいやになって転職したり、特に何も得ないまままた転職したり、婚期を逃したり、あとになってやっぱりあの人と結婚しとけばよかったとか後悔したり、親がぼけてその世話に追われたり、卵巣が病んだり、副鼻腔炎が長引いたり、姉の子供をかわいがって金を貢いだり、オプションとして多重債務を抱えたり変な宗教に誘われたりカード破産したり、そんなことをしているうちに孤独と無念をつのらせながら死んでしまうわ!わたしたち死んでしまうわ!」というテーマで盛り上がりました(…)。うあぁ…。ほんとうにこのままでは絶対そういうサイクルになると思いますわたしの人生は。このままごろごろとそういう方向に転がっていかないためにはどうしたらいいのだろうか…わーぁわーぁ。そんなサイクルから抜け出した勇者がこの広い世の中にはいるはずなのだけど!

まあそんな感じで無駄に悩んで悩んで悩み抜いてますが、悩むのも趣味なので元気な証拠です。きっと。


あとバベルを見ました。いや〜アカデミー云々で騒がれる前から、ケイトブランシェットとガエル君が出るシリアス映画ということで楽しみにしてたんですけど、正直微妙…。
【以下ねたばれ毒系】
無関係そうな3箇所につながりがあるのはおもしろかったけど、期待していたほどでもなかったなぁ…。もっと結末で一気に判明してカタルシスとなるほどの衝撃を期待してました…(トリコロール三部作のラストとかプリートパルンの草上の朝食みたいなね〜)。
重くて暗いから考えさせられる映画、と言いたいところだけど、結局この映画が何が言いたいかもよくわからん。ばかだから「はい、こんなかんじ、じゃ、あとはじぶんで考えといてね」って言われてもよくわからんのよ。バベルの塔ってことは、人間の欲望と、言葉によるディスコミュニケーションが引き起こす悲劇……?確かにそういう話ではあるけど、でもそれを問題提起するような印象的なセリフも別にないしなあ。すくなくとももっと聖書を引用するなり何なりでバベルの塔をテーマにしてるってことをわかりやすくするべきだろうよ…。
モロッコ編・メコシコ編はそれなりにドラマチックでおもしろかったけど、日本編は繋がりも希薄だと思うし、存在の意味がよくわからない。欲望渦巻く都市の高層アパートって部分はいちばんバベルの塔を暗示してはいるけど、それ以外には特にないし。それにしてもチエコは吐き気がするほどの色情魔だなぁ…。点滅するライトもちょっと気持ちわるくなったけど、それ以前にチエコが気持ちわるかった…せめてパンツはいてくれ…。
他の登場人物も特に共感したり同情したりはなかったな…。基本的に登場人物みんな嫌な感じですよね…(ガエル君はかっこいいけど。あの目!)。「人間ってそんなもんだからありのままに暗い部分を描きました」といわれればそれまでなのですが、でも、やっぱ映画としては登場人物に同情できない、行動に納得できない、東京編にリアリティを感じない、メッセージもわかりにくいっていうんじゃ伝えたいもんも伝わらないのよね。
あと話の筋的に、メキシコ・モロッコ(加害者)は救いがなくて、アメリカ(被害者)はなんとか助かって、日本もまぁよくわかんないけど一応それなりに解決、っていうのはちょっとかなしかった。アメリカ映画め!



2007年04月28日(土) 気持ちがさめざめとしたなら


そういえば先日(ずいぶん前だ)、レッドブルを飲んでみたんですけれども。
あまりの微妙さに言葉を失い日記に書くのも忘れておりました。ケミカルな味もさることながら、コーラの炭酸は好きでもファイブミニ系の炭酸はどうも苦手なわたしにとっては、とてもじゃないですけど飲みきれませんでしたよ…。アレックス…きみが遠いッ!
270円もするくせになんだこのありさまは、つねさまのばかやろう〜!と思い、缶に貼ってあったシールに「FMXのマドリッド大会観戦チケットを含むスペインへの旅」だかなんだかが当たると書いてあったので「FMX…?なんだっけそれ?」と思いながらもとにかくスペインには行きたいので腹いせに申し込んでみたところ、見事に外れ、代わりになぜかクーラーボックスが当たり(そんなん賞品にあったっけ?)、今日うちに届きました。超インドア派のわたしに、クーラーボックスを何に使えというのか。
とりあえず犬を入れてみましたけど。


▼レイソルvsグランパス
あんなおそろしい雷雨だったのにちゃんと待ってたサポーターえらい…
イチュンソンの試合後インタビュー「勝ってやったしぃ!」が じつに若者だなあと思いました。


「わたしは真悟」読みました…!結局一日で。
予想をはるかに超えて、絵が壮絶にうつくしかったです。楳図かずおは恐怖だけでなくこんな緻密で繊細な絵を書くのですね。知らなかった。
特に毎回の扉絵は壮絶。うつくしすぎます。扉絵だけで画集ができる。本編とは関係ない、近未来と頽廃、無邪気と邪悪が交錯する子供の情景。本編以外にここまですごい扉絵描くなんて、どういうクオリティだ…!
文庫版を買ってしまったので、扉絵が小さくしか見えないのが悲しいです。でも本編は怖いシーンも多いから、大きいサイズだと怖すぎたと思う…。

話は「小学生のさとるとまりんのプラトニックな愛の奇跡でコンピューターに自我が目覚めてさあ大変!」という感じなんですけど、すごいスピードで予想もしないことがあまりに次々と起こるので、すっかり引き込まれてしまいました。おもしろかった…けど怖かった!無駄に残酷描写がはさまるんだもんな…
それにしても、とにかくテンションが高い。ジョジョとかロシア文学とか好きなので、テンションが高いのは大好きです。読んでるうちに「こわいッ!こわいわッ!どうしたらいいのッ!」とか「キャー!」とかヒロインのしゃべり方が乗り移りましたよ。おそらく今後三日くらい脳内一人称がこの口調になります。
しかし難解な作品らしいので、何が起きたのか、何が真実なのか、結局何だったのか、よくわからないことも多々ありました。特にわたしはすごいばかなので、まだ内容を語る程には全然話が理解できてないと思います。もっと何度も読み返さないとなー。新しい発見がまだいっぱいありそう。
でも怖いからちょっと夜は読めないかも…!

あと登場人物の超変態英国人の名前が、うちの犬の名前の候補になってたやつと同じだった…それにしなくてよかった…!


2007年04月26日(木) これは代償だ、運命が俺を呼んでいる


ひさしぶりに中野ブロードウェイに行きました。
うめずかずおの「わたしは真悟」を全巻大人買いしてしまった。
これって怖いのかな。あんまり怖くないといいな。とりあえずタイトルがよい意味で気持ちわるいと思います。語呂はいいのに奇妙で落ち着かない。
ゴールデンウィークにねっとり読みます。たのしみたのしみ。


以下架空です。

みなさん学園ものはお好きですか。
ええ、まあ、大抵はお好きなのではないでしょうか。わたしもバレンシア高校に通って隣のクラスのキリゴンサレス君を休み時間ごとに見に行ったり、放課後にサッカーしている姿を眺めたり、朝礼で並ぶときに近くの場所になったりしたいと思っていたものです。ドキドキがとまらない!
それからキリゴンサレス君がインテル学園に行ったりロサリオ中央高校に転校したりしてしまい、わたしも思うような学園生活が送れず非常に残念なわけですが、
http://maker.usoko.net/koukou/
http://maker.usoko.net/t/
こちらのサイトを今日仕事中に急に先輩から教えてもらって
死にそうになりました。
とりあえずすきなものでいろいろでやってみました

三都主アレサンドロ高校
北海道のミッション系にあってもよさそうじゃありませんか、こんな名前の高校。でも卒業生AV女優多すぎだ。

田中マルクス闘莉王高校
早飯。

キリゴンサレス高校
ボディ or ダンス。

エステバンカンビアッソ高校
内職…

マシューベラミー高校
偏差値高いな…校歌が歪んでる

ルーファスウェインライト高校
ランジェリー or デビル それ以上責めないで。Tシャツもなかなかいけてる。


あー…通いたい!!!!!

みなさんもぜひご自分のフルネームでやってみるといいと思います
わたしのTシャツは「豚 肉 中 毒」って出ました


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