2007年03月11日(日)
私のプラグインベイビーになってください
ミューズ のライブに行きました。 ライブ感想をふつうに書くのもあれなので こんな感じだったというのを以下に書きます。 写真は参考資料です。 たとえば或る春の夜、あなたが二階のベランダからぼんやりと空を眺めて「スパイダーマンでも来ないかな」と悶々と考えているとします。すると急に空が白く光り、流れ星が幾千と落ちていくなか、宇宙服をぴったりと着たマシューベラミーが空から登場し、ギュワンギュワンと鳴る不思議な銀色の機械を振り回しながら、脳の奥まで痺れるような声で次のように歌いだすのです、 YOU AND I MUST FIGHT FOR OUR RIGHT (きみとぼくは権利のために戦わなきゃいけない) YOU AND I MUST FIGHT TO SURVIVE (きみとぼくは生き抜くために戦わなきゃいけない) NO ONE'S GONNA TAKE ME ALIVE (だれもぼくを生け捕りにできやしない) THE TIME HAS COME TO MAKE THINGS RIGHT (真実のときがやってきたのだ) もう空は赤と青が点滅していつだかのポケモン現象みたいになっており、目がくらんで思考回路もストップしてきているのですが、あなたはその光よりも音よりもメッセージよりも、マシューベラミーのけわしくうつくしい横顔、銀色の機械を自由自在に操る長い指先、小さく細く流れるような身体、それでいて全身からこんこんとわいているのが感じられる不思議な生命エネルギー、なにより短めのジャケットからときおりちらりと見える背中の白さに心を奪われて、すっかり目を離すことができなくなってしまいます。そしてあなたはふらふらとマシューベラミーのあとをついていってしまい、気づいたら宇宙船ミューズ号に乗り込んで、暴力的な速度で宇宙に飛び出しています。ちなみにマシューベラミーはあまり性別や年齢などの概念を思い起こさせない、たとえるならば、竹宮恵子の「地球へ…」に出てくる、超能力が使える新人類ミュウみたいな印象です。 宇宙船ミューズ号の中は意外にも80年代のB級SFのような、コンピューターおばあちゃんのような作りになっており、ピコピコしたチープ感と既視感がただよっています。むろん重力も当然のように宇宙戦艦ヤマト並にあります。そこであなたはうつくしい指導者マシューベラミーから今回の命をかけた戦いの目的などを告げられますが、あなたはマシューベラミーの手首の細さや白さばかりに気をとられてあまり聞いていません。とりあえず敵は「宇宙帝王」とかそういう漠然とした存在で、とにかく悪くて強く、「フハハハハハ」とかそういう笑いをして、仮面とかかぶっていて、でもすくなくとも実はマシューベラミーの父親だった…とかそういう設定はないようです。あなたは状況はよくわからなかったのですが深刻そうな顔のマシューベラミーがあまりにうつくしく、だけれども笑顔もいつかみてみたいという下心から、身も心もあなたに捧げます、あなたのために生きそしてあなたのために死にます、みたいなロシア文学的な文句をうっかり口走って、忠誠を誓ってしまいます。 長く苦しい旅の途中には獰猛な敵、それでいて戦隊もののはりぼてのような敵がガンガン襲ってくるわけですが、マシューベラミーが宇宙空間にとびでて銀色の機械をかきならすと、たちまちその美しさにやられて小さくしぼんで宇宙の塵芥となってしまいます。他にも奥義は「マシュースターライトアタック」とか「マシューインビンシブルビーム」とか「マシューのカニ歩き」とか「マシューのひとり紙ふぶき劇場」とか「マシューのマッスルミュージアム」とかいろいろあるようなのですが、特にそれらすべてを駆使する必要もなく、敵は消えてゆきます。あなたはマシューベラミーの美しさのために一緒に戦うと誓ったからには何かしたいのですけれども、いざ戦いとなるとマシューベラミーの背中がちらりとまくれ上がったりするのに興奮してほとんど何もせずに終わります。そもそもマシューベラミーは宇宙最強なので助けの必要もないはずだったのですがそのへんはまあ割愛しましょう。 そして旅を続けるうちにマシューベラミーが実は星の王子様で、ぴかぴか光る石がしきつめられた小さな星に住んで、火山を利用してお湯をわかしたりバラを育てたりバラと愛し合ったりバラと憎しみあったりバラと口喧嘩をしたりバラと仲直りしたりしていたのだけれども、今は宇宙の平和のためにとにかく戦いを続けている、というなんとも感動的な設定まで知ったりするのですが、あなたはやはりマシューベラミーが星の王子さまコスをしてスカーフをたなびかせて砂漠に不時着したりしたらどうしよう、砂漠にふたりきりってそんな、神様ありがとう、みたいなことを悶々と考えてしまいます。 また、マシューベラミー王子は非常に気まぐれなところがあり、ああもう世界は終わりだぼくたちはみんな死んでしまう頼むからぼくの死体をきれいに洗ってくれ、だの、君なんかきらいだ顔もみたくないよ君なんか知らない骨も拾ってやんないよ、みたいなことを急にいったりするのですが、あなたはマシューベラミーの服はどうしてこんなに露出がすくないのだろう、どうしていちばん上まできっちりボタンを留めているのだろう、せめてキューティーハニーの服みたいに破れやすい素材で作ればいいのに、ということを不満に感じるくらいで、あとのことはあまり気にせずに受け流します。 そんなことをしているうちにマシューベラミーは伝説の秘技「マシュー・スパイラル」であっさりと「宇宙帝王」を倒し、長い旅は終わり、地球にかえる時が来ます。しかし、あなたはマシューベラミーの精悍な横顔や柔らかそうな耳殻を見ていると、いてもたってもいられなくなります。それは、このひとが地球を治めたらどんなによいだろう、地球上のいたるところにこのひとの旗がひるがえり、このひとの挨拶を毎朝聞いたり、このひとのつくる法を守ったり、このひとに税を納めたりするのはどれほどすてきだろう!といったたぐいの欲求です。そこで宇宙船の窓から青い地球が見え始めたころ、あなたは若く勇敢な指導者マシューベラミーに「おねがいします地球を征服してください!」と、なりふり構わず足もとにひざまづいて懇願し、マシューベラミーはそれを快諾します。その7日後、世界はマシューベラミーのあまりのうつくしさとその不思議な音を出す銀色の機械に屈服し、音楽の女神ミューズ時代が始まります。 という以上の話は、すべて森の奥の古城で100年眠りつづけている、けわしくうつくしい横顔をしたマシューベラミー王子の夢かもしれません。 以上、ライブはこんな感じでした。 ミューズ最高!ピース! ところで昨日、友人からヤドカリに関してたいへん感動的な話を聞きました。その友達は昔ヤドカリを買っていたそうで、ザリガニなんかを飼ったときとは違っていろいろたのしい思い出があると言っていました。あたらしいヤドを置いてあげたり、水をかえてあげたり、ヤドカリに手のひらを挟まれたときあまりに食いついて放さなかったので父親がヤドカリのヤドの部分にちょっとだけにライターの火を当てて驚かせて放させてくれたり、だそうです。たのしい思い出…? まあバラエティには富んでるわな。 そのついでに「ヤドカリは死期を悟ると殻から出る」という話を聞いて、驚きました。ヤドカリの普段ヤドの中にかくれている部分は内臓を中心としていて非常に柔らかく、無防備な箇所です。そしてもちろんヤドにはいっていないと、敵に襲われやすくもあります。死を目前とした状況では、むしろ自分がすこしでも長く生存するために無防備な部分を隠し安全な場所に引きこもりたくなるのが当然ではないでしょうか。しかしそうでなく、死期を悟るとあえて危険な状況に自分を晒すヤドカリ。なんて哲学的な生き物なのでしょう、ヤドカリ。他のヤドカリにヤドを譲るためなのか、もっと違う意味があるのかよくわからなかったのですが、その勇敢さには感銘致しました。 いつも思うのですが、そういう種族特有の行為というのがいつヤドカリの意識に入り込むのか、不思議でなりません。小さい頃にヤドカリの母から教わった、というのでもないだろうし。本能がそう伝えるといっても、そもそも本能っていったいどこからきて、どこに入っているものなのでしょうか。遺伝子に組み込まれてるのか。それなら遺伝子に意識とか知識がどうやって入っているのか。 ふしぎ。 私自身、自分が「田舎で暮らしたことがないのにトトロの風景が懐かしく感じるのは何故か、そういった意識は先天的なのかあとづけなのか」などといったことをよく悶々と考えておりました。補食や生殖などの生物的行為に関することならまだしも、そんな些細な記憶や印象まで標準装備の部分があるとしたら、どうなってんだろう意識ってやつの構造は、私の意識も何かのベースの重ね塗りにすぎないのか?と思うと怖かったわけです。 そのため「種族が先天的に共通して持つ原風景がある」といったような考えに出会ったときはひどく興奮させられましたが、結局、そういった意識が遺伝的なことと何か関係があるのかは私が読めるような本の範囲ではさっぱりわかりませんでした。 でもヤドカリの話を聞いたりすると、あらためて不思議だな…と思うわけで。いつか解きたい謎のひとつです。 あーぅ。エンピツ字数限界届かないなぁ。原稿用紙10枚分でも無理か… 5周年記念で何か感動的なことも書きたいと思ったのですが ミューズとヤドカリで力尽きます…(嫌な組合せだ… 「オペラ座の怪人ってなんなの編」と「病院編」は延期だな…
2007年03月10日(土)
華やぎながら堕ちてゆくまで
ルーファスが新譜のドメインとったらしいですwww.releasethestars.com ジャケ写でしょうかやっぱりこれは。 タイトルから、ぽわぽわーんとしたロマンティックな星々の解放をイメージしていたんですが、これは暗い。これは悲痛。顔をもがれても空をあおぐ彫像、なんだろうこの意味するところは…!気になる!早く聴きたい! あとタイトルと名前はまたルーファス手書きですねこれ。 あしたというか書いてる時点で今日なんですけど、3月11日、このサイト(?)5周年になってしまうのですよね〜…おぉ……おそるべし時の流れ… そこで 1)キリさん官能小説 2)自問自答500問 3)エンピツの字数限界に迫ってみる のどれかをやろうかと思っていたんですけど(1)はいろんな方面で怒られそうだし相手を誰にするかだけですごい悩んでしまうし、(2)はすごい暗いし(500問もやれっていったのはSさんですよ)、(3)かなあ、(3)でしょうか。できるんでしょうか。聞くなよ。 あとサイトそのものとは別なんですけどこの日記のしたのほーにあるカウンタがもうすぐ70000だわ。いい数字。
2007年03月09日(金)
きわめて世俗的で虚構に満ちている
深夜帰ってきてパソコンつけたら「ムーン…」とかいったきり動かなくなったんで半泣きでした…。前にも同じことがおきてすっかり動かなくなり、修理にだすのにすごい手間がかかったのです。もうキーボード押しても電源ボタン押してもどーにもならんのでエイヤッとコンセント抜いてそのまま「あーもうこれは悪夢だ!私の妄想だ!」と思いながら寝まして、今起きたら父親がふつうに使ってた…あれ…妄想だったのかな… まあでもとりあえず助かりました。だって友人から土曜の待ち合わせ場所を「じゃあ、アーク森ビルでね!」と言われて「わかった〜」と返したものの、内心「アーク森ビルってなんだよ…どこだよ…見当もつかねえよ…」という感じだったからです。見栄は張るもんじゃあないですね。でも調べられてよかった… 木曜にSさんと遊んだときに「ブックオフに通いつめていてヤバい…こんな生活は嫌だ」と嘆いていたにもかかわらず、昨日もブックオフにいってました。懲りないよ。8時頃会社が終わったけど帰るのもったいないし飲む気分でもないしデパートとかもう閉まってるよなーという状況になるとつい行ってしまうブックオフ。昨日は禁断の「残酷な神が支配する」 を読み始めてしまったブックオフ。お、おもしれえよう。涙。最近の萩尾望都の絵があんまり好きでなかったのですがやっぱすげえよ萩尾望都。サイコサスペンスとか書いてあったけど、ここまで繊細で詩的な部分を併せ持つサイコサスペンスがこの世に他にあるのだろうか…。 でも7巻ぐらいまでしか読めなかったのでまた行きますブックオフ。 それで「あー萩尾望都リスペクトだぜ…☆」とひしひしと感動しながら新宿ツタヤにCDを返しにいったらめずらしくナ ン パされたよ。ものすごいめずらしい…。「仕事帰りですか、お時間あったらごはん食べに行きませんか」とかふつうのリーマンっぽいひとに言われて、何がなんだかわからず理解するのに3秒くらいかかった…。なんか一見すごいふつうっぽかったんだけど、ふつうのひとでそういうことをするひともいるのだろうか。ふしぎ。ていうか手のこんだキャッチセールスかもしれんしな。東京はこえぇ。 でもそのとき頭の中の8割が「残酷な神が支配する」だったので、ただぼんやりと「こーいう一見まともそうなひとにかぎって実は仮面つけて縛ったりとか鞭打ったりとかそーいう趣味があるのだろうな…」と思いました。
2007年03月07日(水)
ひとめであったそのときに
とゆーわけでプリン界に舞い降りた新たなる皇帝(ツァーリ)、ハッピープッチんプリンを購入致しました。ツァーリ!ツァーリ!ツァーリ!大きさ比較のため写真左より ふつうのハーゲンダッツ、ハッピープッチんプリン、サネッティ、マッチ箱 どうですこの堂々たる気品、威厳、風格。まさに新世紀のリーダーにふさわしいプリンです。これにハッピーという名をつけるだなんて、グリコの人間の幸福に対する捉え方がうかがえます。かつてはプッチんプリンがビッグになっただけで大喜びしていた私ですが、人間の幸福への追求は果てがないのだなと、このプリンを目前にしてあらためて思い知らされました。 ところで、夕飯をがっつり食べたあとにこの400グラムの皇帝プリンをひとりで完食したらどうなるか、賢明なみなさんにはすぐわかりますよね。 おなかいたくなったよ 《電車》 今日はAFCなので定時帰り(・∀・人) テレビ観戦ですけどね 定時でダッシュしようかと思ってたのに会社の近くで買ったハッピープッチんプリンをみんなに自慢しすぎてちょっと遅れてしまった…不覚。試合開始に間に合わねぇ〜 ハッピープッチんプリンはマジでかいですキングです!これぞ王位継承者の輝きです! 無事に家まで持って帰れるかしらん…
2007年03月06日(火)
シャントンシャントン
今電車の中でななめ前くらいに座ってた三十代半ばの男性が「ここ座ってください」とかゆってなぜか席を譲ってくれたんですが… なに?わたし見た目病人?妊婦?見るに見かねる感じ?そりゃお腹すいて多少ぐったりしてましたけどさ…なぞだぁ まぁでも空腹で弱っていたのは確かなので助かりましたありがとう 昨晩オリンピアライブ音源を延々と聴きながら寝たら、ルーファス様が夢に出てきました。わはは。2度目です。でもしょっちゅう考えてるのに二度目ってすくない気もします。私の夢は大抵知らない人が出てくる。 ルーファスくんは変なすりばち型のコロッセオの真ん中みたいなとこにぽつんといて、私はそれを目撃して「アァーヤバいよーマジカワイイわー」と中学生男子のように悶々としたり、なぜかそのあと急に室内になって私が受付みたいな仕事をしているときにルーファスくんがやってきてジグソーパズルについて話したりしました。……こーやっていざ夢の説明をしてみるとあまりに脈絡がなさすぎて悲しい。せっかく夢なんだからもっとおいしい感じになればいいのに! ところでところで先日わたくしが「3年くらい続いてほしい」と言っていた「重機人間ユンボル」が3年どころか3ヶ月という流星のごときスピードで終わってしまいました。まさかの10話打ち切り。え、えええ。功績のある作家にこの仕打ちなの。 相当ショックでございます。すっごくおもしろかったのに。打ち切りだから最後のほう駆け足になっちゃってたけど、じっくりやったらすごい壮大な話になってたのに。最終話がおもしろいのがまた悲しい。続いていたら泣けるエピソードになっていたんじゃないかな!という想像ができる小ネタがいろいろ仕込んであるのです。はー。ウルジャンで続いてくれないかな…。 武井作品は絵をみてるだけでも幸せです。なんというか無性に線がエロい。 おすすめはこれ の19巻と20巻です。他の巻はまあいいとして、この2冊だけでも頼むから読んでみてください!と思います。 19巻の途中から突然回想シーンの番外編「恐山ル・ヴォワール」がはじまるのですが、これがなかなかすごいのです。舞台は青森・下北半島・恐山。深い雪の中を走る一両編成の大湊線、誰もいない下北駅のプラットフォーム、さびれた商店街にみやげ店、そういった古きよき日本の旅情が繊細な線で描かれていてほんとうにたまらんです。作者がこういう風景が好きで描きたくて気合い入れて描いてるんだなーという気迫が伝わってきます。 話もしみじみとせつない。こんな話をしばらく少年誌でやっていたとは信じがたい静かさです。ラストのほうなんて見開きの背景にかぶせて詩が載ってるんですよ。詩って何。それってむしろ少女漫画の手法だよね…。大島弓子とかがやるやつ。 これで武井作品は3作品連続打ち切り(…)になってしまったわけですが、また早く拝めるようになってほしいです…
2007年03月04日(日)
みつばちは甘美のシンボル
気候があたたかい。 日記のデザイン変更しました(一年以上変えてなかったらしいよこのひと)が、別に春らしいというかんじではないですね… ここ2、3年ほど愛用していたアユーラの化粧液バランシングプライマーちゃんがリニューアルという名の製造中止になってしまいました。あぁ…。まったくの別人になって値上がりして復活したというのが余計に屈辱的です。以前のおまえはこんな濁った色のクリームじゃあなかったのに…! というわけで本日デパートの化粧品コーナーを徘徊してサンプルをたくさんもらってきました。ひまだったのでついでに相談所で無料肌診断というのもしてもらいました。超拡大カメラで肌を撮られ、死屍累々のひどい惨状や心霊が写ったりするのではないかと極度の緊張。 診断の結果、幸いにしてキメとか張りとかはよかったんですけれど、油分が最低でした。油分がぜんぜんないんだって。油分ってないほうがいいのかと思ってたけど、なさすぎるのもいけないようです。どうやら私の場合は肌が油分をだすのをさぼってるらしい。私の身体はいろんな部分がさぼっている…肌までさぼっているとは意外だなぁ… しかし化粧品カウンターっていいですよね。化粧そのものが好きというより、化粧品カウンターが好きです。きらきらしてるし、おねえさんきれいだし、サンプルくれるし、それぞれの店舗が違うイメージを作り上げてるからいろんな国が一堂に会してるみたいだし、うろうろしてるとたのしいです。仕事で疲れた日の帰りに、まだデパートが開いてる時間だったら無駄に寄ったりします。 そういやこのあいだ友人に「私はさびしいときに化粧品カウンターできれいなお姉さんにチヤホヤしてもらうのが好きだから、もし男に生まれていたらさびしいときにきゃばくらとかふーぞくに行きまくっているのかもしれん…なさけない…」と無駄に正直に告白したら普通に引かれましたテヘッ。まあ確かに想像の世界での行為を嘆かれても困るよな。 先日「Ode to Antidote」の良音源を入手したフランス人のファイル置き場をこっそりチェックしに行きましたら、ルーファスが2月にフランス・オリンピア劇場でおこなったジュディガーランド再現ライブの映像・音源が諸々ありました。神…。 流れるように豊かなストリングスにハープがポロンポロンきらめいてきてそこにルーファスの歌声が空からおりてきてふんわり着地。ぞわぞわしました。あたかも脳内にあるギリシャ風の泉から販売中止になったアユーラのバランシングプライマーがトロトロドロドロ無限に流れ出してくるような感覚です。(根にもっています製造中止。) あとルーファスのMCがほとんどフランス語なため、理解できないのは残念なのですが、ときどき文法間違えてるらしくて(× le passion →○ la passionとか)観客に突っ込まれたりしてんのがかわゆかったです。 ルーファスに興味がすこしでもある方にはぜひ聞いていただきたいのですけれど、そこが「うっかり外から見えてしまっている」状態の個人用ファイル置き場であり、さすがにここで晒すのは申し訳ないのです……。もしルーファスにムラムラムラムラしていてジュディガーランド音源聞きにいきたいよアイムハングリーなんだよ教えろよっていう方がいらっしゃいましたら、遠慮なく 件名:ルーファスムラムラ とかそんな適当なかんじでかまいませんので、お手数ですが私までご一報を! まさか誰も興味もたないだろと思って適当に書いてしまったのですが、ご質問がきました。私が金曜買ったのはこれです(タイトルぜんぜん違いました!ごめんなさい)。1000円で入手。 「キリスト教シンボル図典」 この植物は何のシンボル、この動物は、この色は、この数字は、この記号は、この頭文字は、というふうにひたすら象徴性について書かれています。図典というわりに実際の絵画の解説がすくない気もしますが(カラーページ1枚しかないですし印刷もいまいち)、祭具や聖衣の詳しい説明とかあってけっこうおもしろいです。あと「シエナ派の画家は宿敵フィレンツェのシンボルである百合を使いたくないため、受胎告知にオリーブを描く」とかそういう豆知識。ハァハァします。 どうでもいいんですけどこの本に ■フロンターレ(前側垂帳) 英語:Frontal ラテン語:Frontale フロンターレは、ふつう可動式で、絵や浮き彫りが施された長方形の装飾版であり、祭壇の前面に置かれる。ルネサンスでは、しばしばフロンターレは絹や錦地で作られ、時には刺繍も施されて、教会の季節や祭日に合わせた色のものが用いられた。 というのがのっててちょいと笑えました…フロンターレ…! >はくしゅ ■「いつかキリ本人から名前を入れてもらう」って超ステキです…☆直筆サイン入りユニだなんて夢のまた夢のようでしたが、たしかにがんばれば叶うことですよね…!なんか最近試合がみられずすっかりごぶさただったので、今もキリに対してそういう熱い思いを抱いている方をみるとたいへん刺激になります、自分も頑張らねば…!と思います! ■上でお答えさせていただきました〜いやまさかあそこに食いついてくださる方がいるとは思わなんだです(><)
2007年03月03日(土)
すがすがしい大気の中でも
ひなまつりです。ひなまつりってときどき英語だとドールズフェスティバルって書いてあるけどなんか違う気がします。 ★J開幕戦 レッズvsよこはまFC ・久保すげぇなんだあのシュート…!そのあとの「ワッヒョッヒョーイ!」て感じの口すぼめた顔には無性に腹が立ちましたけど。 ・内田 とかいう選手がやたら男前だった(公式ブログの横スクロールの読みにくさはともかく必ず『それではみなさんごきげんよう!』でシメているのが気になりました) ・いやまぁNAGAIのほうが男前ですけれども! ・闘莉王いないの物足りないなぁ…発熱ってなんだよ…。あべは移籍してきてからまだ一度もあべっぽさをみてない気がするので(今日は闘莉王の不在でDFだったというせいもあるのでしょうが)、せめてフリーキック蹴って欲しかったなと思います。わしんとんめ! ・なんか勝ったのに久保のゴールに話題をもってかれた気がします 春だしそろそろ本気でten-shock考えるかということで、転職セミナーとやらにのこのこ出かけてみました。とにかくこういうのは就職活動以来約2年ぶりなのでドキドキです。ひさしぶりに着たスーツはぶかぶかになってる気がする。なんでだ。 説明会ではいろいろ説明されたのですが、そのなかの「アメリカ人は18歳から34歳までに平均8回転職する」「就業中のアメリカ人の75%が次の職を探している」「アメリカ人の高学歴女性の37%が急に離職したあと2年ほど無意味に無職期間をとっている」という参考データが異様に気になりました。アメリカ人すげーな。自由人だな。風土はもちろん違うけど私も勇気を出してそれくらい無職期間とりたいなー…。 それからパーソナリティー診断とかいう筆記テストも受けました。「あれ?この質問さっきNoって答えた気がするけど今だとYesだな…まぁいいか…」とかいう感じに適当に答えたので無責任とか分裂症とかいう診断が下されるかもしれません。 そのあとちょっとした面接があって、いかにも人事系ですという感じのキラキラした目のお兄さんに「こういうわけでこういうことがしたいんですけど」と話したら、「血のにじむようなつらい残業には耐えられますか?いつまでたっても努力が報われず、給料もあがらない屈辱に満ちた日々に耐えられるというのですか? 桐野さん、あなたのようなお嬢さんが!」 みたいな勢いで諭されました。(カラマーゾフの兄弟を読み返していたため、面接官の口調に一部脚色がはいっています)そして結局「もう一度決意をかためるかもしくは考え直してきてください」ということになりました…えぇー… このあいだ友達に「こういうことがしたいんだよ」と話していたら「夢があるねぇ」と言われまして、それまで「ただやりたいこと」だと思っていて「夢」とみなしていなかった自分は、それが「夢」なのかぁ〜と気づいて何となくほんわりした前向きな気分でいたのですが、やっぱり現実をみれば残業続きに低賃金のおしごとらしいのね。しごとをがんばる覚悟はあるけど残業と低賃金に耐えられる自信がない。やりたいことにかぎってどうしてそうなんだろう。みなさんどんなおしごとしてるんでしょうか… ところでフーファイターズのドラマーテイラーホーキンスが髪の先から襟元からスティックの先まで全身エロすぎる件について検証したい デイヴはこれを何度もみながらムラムラしてると思うよ