* *

2007年02月01日(木) 一般通院鼻炎様、非販売エンピツ屋


いま会社で私のちょうど後ろに座っているひと、(Aさんとでもいたしましょう)。けっこう偉い役職の方なので自分から声はかけにくいのですが、毎週水曜だけ、同僚らしきBさんがその場所に作業をしに立ち寄ると、いろいろ話をしているのが背後からよく聞こえてきます。Aさんがものすごいよく通る美声の持ち主であり、話題もかなりおもしろいので、私はこっそり毎週水曜をラジオ番組のように楽しみにしております。

話題は大抵yahooトピックスか、Bさんの「液晶テレビ買おうと思うんだよね〜」といったような悩み相談(ラジオっぽいですよね)から始まるのですが、そのうちAさんの妄想話やよくわからないモノマネがはいってくるので、ときどき笑いをこらえるのがたいへんです。
そして昨日はBさんが「電話番号が覚えられないんだよね〜」と漏らしたことより、語呂合わせの話になっていたのですが、そこで昨日Aさんが紹介していたのが
語呂合わせ作成サイト様
です。おもしろいですここ〜。

たとえばキリさんの誕生日「1974年8月4日」が私のドブネズミ色の脳細胞じゃ覚えられないなぁ困ったなぁという場合、ここに入力すると、

1974 8 4
秋ナス発信

などと語呂合わせを紹介してくださいます。
これ、受験生にはすっごく役立つんじゃないかなぁ。
ルーファスの生年月日でやった場合のように

1973 7 22
樋口さん陳述

とかちょっと無理っぽいのもありますけど。

ちなみに私の産まれた年は

1982
生き恥


だそうです。


2007年01月31日(水) あれは風景みたいなものですよ


今朝あわただしく身支度をしているときにニュースを見ていた母親から
「東京タワーって小説書いてるひと、外国人なの?」と聞かれたのですが
なんだか説明するのが面倒だったんで
「うん、そうだよ」って答えておきました



あまぞんに注文した諸星大二郎作品が3冊届きました。
ヤヴァイねこれは。
表紙が怖すぎる。
怖すぎるんだよ。
こんなにカバーをかけたいと思った本は初めてです。
カバーっていうかもう表紙を封印してお札でも貼って神棚に保管したい勢いなのですが、残念ながら桐野さんの家には神棚がありません。
これとか
これとか

直 視 で き な い 。
必ずうしろのほうで顔があるっぽいものがうごめいてるんだもの!
内側にあるおまけのカラーページとかも顔があるっぽいものがごろごろしていて怖すぎる。どうしよう。

しかし、話は本当におもしろい!です。怖いけど!怖すぎですけど!
ファンサイトをまわったときに「『生命の木』だけは読んでください」などと書いてあり、私はそういう押しに弱いのでとりあえず網羅しておこうと思って読んだんですが、ぶっとんでました。作者の民俗学に対する研究熱心さがよく伝わり、サスペンス小説のような手の込んだ設定であるにも関わらず、こんな作品をほんとに正気で書けるのかと思ってしまうほどの大胆な想像力。とりあえずキメ台詞「おらといっしょに"ぱらいそ"さいくだ!」って一度は叫んでみたくなるインパクトでした。
しかし、これを青森のキリストの墓伝説を知らないときに書いたってことは、これってすべて作者の創作なんですか?そしてこのおそろしいほどクオリティの高い作品がジャンプにふつうに載ってたって本当なんですか…?すごいな…

あと個人的に一番好きで一番すげええええええええぇぇぇぇぇと思ったのは、「カオカオ様が通る」という30ページの短編です。ウェブで調べたときに作品名だけ見て「カオカオ様ってなんだよ!」とひたすら気になってしょうがなかったので買ってみたのですが、読んだあとでも「カオカオ様ってなんなんだよぉぉぉ!」とひたすら気になりました。話は一言でいうとカオカオ様がひたすら通り続けるのですが、そのめくるめく世界、達観した姿勢が、なんともいえない陶然とした気分にさせてくれます。
わたしはカオカオ様の魅力にすっかり取り憑かれてしまったので、これからいろいろな友人にこの本を貸しまくってカオカオ様の魅力を広め、本をできるだけ手元に置かないでおこう、うん、そうしよう、と心に決めました。だって怖すぎるんだもの、カオカオ様。



2007年01月29日(月) あなたは最初っから私のものじゃあなかったけれど


えーっとコレを書くと「おまえそれでもファンかよこのやろうもっと真面目に生きろ!」みたいな感じでたいへん恥ずかしいので言うのはためらわれるのですが、やっぱり書こう、うん、書こう。
ポップの貴公子ルーファス様が昨年8月に無料配布していた(らしい)V&Rの香水テーマソング「Ode To Antidote」(アンティドートを讃える歌、そのままでいくと解毒剤讃歌)ですが、わたしのそのころライブやらロシアやらでテンパッていてすっかり忘れてまして(コラ、だめじゃないかわすれたりしちゃ!)(ごめんなさいごめんなさいもうしません!)、そのあと行ってみたらもうそこでは入手できず、方々探したけどどこもダウンロードの期限が切れてたりして、質の悪い映像と途中までの音源くらいしか入手できていなかったんですが、昨日やっとちゃんとした音源が入手できました!キラキラキラ…
なんかね、フランス人が配ってくれてた…やさしいよフランス人…ありがとうフランス人…これから毎朝フランスパンを食べるよ!

で、やっと素晴らしい音質でフルで聴くことができたんですが、もう、びびりました。崇高にして猥雑、純粋にして妖艶、優美にして華麗なるルーファスワールドが惜しみもなく大放出。ルーファスに目隠しされたままピンク色のアリスの世界に連れて行かれて帽子屋姿のルーファスときのこの上でお茶会をしてしまった。(呆然

この曲、曲そのものも歌声ももちろん雰囲気満点ですばらしいんですけど、後ろのオーケストラの演奏との絡みが特に摩訶不思議アドベンチャーです。オケ自体はごく正統派の音なのに、やってることはすごい斬新。一ミリでも踏み外したら落っこちそうな絶妙な絡み合いをじっくり聴いてると身震いがしてます。プロデュースしたのは誰なんだろう。もしこれセルフプロデュースだったら天才すぎる…!
そんなわけで今日は朝の通勤時も昼休みも帰宅時も狂ったようにこればかり聴いておりました。どんなに疲れていても脳内がすぐバラ色になりますよ…い、いやされるぅ…。


きのうは大学友達と5人で飲みました…。みんな物知りで好奇心旺盛でエスプリに富みまくったピリ辛文化人で、ちょっと私が参加するのは恐れ多かったのですが、メンバー的にははじめての組合せなのにすごい一気に意気投合した…!5人ともはしゃぎすぎてどうしようかとおもった。海外ホームドラマの観客みたいなノリだった。こんなにはしゃいだのは最近ちょっとないぜ…!?
もちろんバンドメンバーといるのも楽しいんだけど、一緒にやっていくことがある分どうも気負ってしまったりするのよね。ギスギスしてきちゃって「あー今の自分やな人間だなあ」と思ってしまってつらくなることなんかもあるわけで。それにくらべたらほんとに昨日は心の底から楽しかった…エスプリに富みまくったピリ辛文化人なはずなのに鼻毛の話とかばっかりしてたしな…

そのせいか今日は松葉杖ついてるひとのエレベーターの乗降を助けたうえにベビーカー押してる母親まで助けましたよ。なにこれ。善人レヴェルが尋常じゃないよ。パワーアップ?


2007年01月27日(土) ぼくとフリオと恵比寿アトレで


レッズフェスタで挨拶してから去るのかなぁとわずかな期待をしてましたけどやっぱりもうそのまま合流しちまうのねー ちょっと悲しい感じもしますがまぁなんとか無事にアレックスキャンプ地ドバイに到着。でもロストバゲッジしたらしいですよ(ププ
昨日テレビでチームメイトに挨拶してる映像をみましたけど、あまりにアレックスが外人ぽくってびっくりしました。まあもともとブラジル人だから当たり前なんだけど、ふつうに助っ人ブラジル人選手がオーストリアのチームに来たって印象だった。
「アレックス」って呼ばれてるのはよいなぁ。


恵比寿が好きというとかっこいい感じがしますが、私は代官山方面をうろうろしても道に迷うだけなので街というよりむしろ駅ビルの恵比寿アトレが好きです。働きだしてからというもの、コートもバッグもワンピースもすべて恵比寿アトレ出身。今日はブーツも買ったのでみんな同じ出身地同士なかよくしてくれよと思います。
アトレカードのポイントたまりまくりでこわい。

恵比寿アトレは本屋が充実してるのも魅力です。今日は少女漫画が読みたい気分だったのですがあまり適当なものがみつからなかったので、何故か諸星大二郎の「ぼくとフリオと校庭で」を購入。少女漫画とはむしろ正反対の位置づけですが、すっごい前に立ち読みしたことがあっておもしろかった記憶があるのと、最近ウルジャンに未来歳時記という短編をときどき載せていて、微妙な作品の多いウルジャン中でそれがとびきりおもしろかったからです(私はいまだにジョジョ目当てで毎月ウルジャン購入しております)。
前にブリさんが遊びにきたときうちでウルジャンまとめ読みしていったのですが、悲しいことにそのときは未来歳時記について「なんだこの絵は!落書きか!」と言われてしまいました…。「いやでもそれ話は一番おもしろいよ!」と必死に弁護しましたけど。たしかに奇妙だしきれいとは言えない絵柄ではあるけど、この絵だからこそいいんだよなぁ…。

そして今日買った「ぼくとフリオと校庭で」ですが、よかった…(じーん)
昔立ち読みしたときよりもずっとおもしろく感じました。多少成長したんでしょうか桐野さんも。おもしろいというよいはすげー怖い短編ばっかりなんですけど、やたら 興 奮 し ま す。扱っている素材がとにかくツボにくる…!暴走するバイオテクノロジー、偽未来、SF、昭和、日本民俗史、民話、神話、妖怪。個人的にどいつもこいつもたまらんエレメントです。(大学時代勉強したネタとかぶりすぎてる。)
あと怖いといっても、漫画そのものが怖いというより、自分の中に小さいころ巣食っていた不安や恐怖をざっくり掘り返される感じでした。知らない暗い路地にはいってしまったときの不安とか、小学校のとき裏山にあった防空壕についての妙な噂とか、そういうの。だからひとによってはそんなに怖くないのかも。
さっそくアマゾンで他に何冊か注文。怖いけど集めたいなぁ。

>はくしゅ
とぅーぎゃらんつネタに絡んでいただけるとは光栄の極みです!とぅーぎゃらんつお好きですか!?いや〜いいですよねたまらんですよねほんとに…
確かに途中で3人ですねww。アダムとタイソンの間にあの像を挟むことでふたりの間に立ちふさがる愛の障害をあらわし、そのあとそれを無事に乗り越え愛をさらに深めあうふたり…☆みたいなのを表現しているPVなんでしょうか、深読みしすぎなんでしょうか私!


2007年01月25日(木) ふたりのために世界はあるの




とぅーぎゃらんつに対する萌えをどう表現したらいいのか最近わからなくなってきました悶々 かれらの音楽はまじめに好きなんだけどどうもこうもこいつら自体がmoeすぎて四畳半のアパートでどうしようもない同棲生活を送る妄想とかに流れていってしまいますよ。
昨日また音源を漁っていたところ、聞きたかった年末ライブの音源があっさりごっそりあげられていて神はすごいな!世界は美しいな!と思いました。どうやらアダム(金髪ギター)が最近ピアノを弾くという技を身につけたらしく、このライブでは2曲ほどピアノを披露しておりました。やってることはあまりギターと変わらないのですが、あまり彼がピアノ男子だというイメージがなかったので、驚きです。とりあえず家にピアノがない貧しさだと思ってました。(失礼だ)
ちなみにタイソン(長髪)は相変わらずドラム叩いてました。相変わらずなところが彼の魅力だと思います。

上記のピアノ弾き語りを聴いたときは「お願いだから私と結婚してくださいアダム!」という感じだったのですが、下の映像を観たあとではもう「やっぱり私じゃなくてタイソンと結婚してくださいアダム!披露宴には呼んでください!」としか言えなくなりました



な ん な ん だ こ い つ ら 
いったい何が目的でこんななかよし映像を世界に見せつけるのでしょうか……この世界にはふたりしかいないとでもいうのでしょうか……
あ、いえ、すいません、むしろお願いですからもっと見せつけてください

ポイントはおそろいのパーカーと貧乏度の高いスニーカーと破れまくりのジーンズ、あとドラムキットをアダムが半分もってあげてるところです。


2007年01月23日(火) LAまで9時間半、NYまで12時間半


私の風邪が治ったかと思ったら大間違いですよ!(←誰に向かっていってるのかわかりません) 完治もせず悪化もせず非常に中途半端なまま延々と続いております。このままじゃまたほんとうに副鼻腔炎になってしまう…。もうこの鼻ダメだよ。使い物にならない。交換したい。ついでに明日の会議休みたい。会議とか、ほんと、無理…


昼休みに携帯に公衆電話から電話がかかってきました。めずらしいので驚いたのですが、鳴り続いてるので親かもしれないなぁと思ってとってみたところ、親どころか、五歳くらい?の子供の声でいきなり

「ママ!」

と言われました…。
しばし固まっていると、また

「ママー!?」

と叫ばれたので、あわてて「えっ、違いますけど」とか言ってしまった。子供に敬語かよ。しかも言い方冷たいよ。しかしそれからどーしたらいいのかもわからないので、そのまましばらく続く沈黙…。そしたら「ママー…」とか言いながら切れてしまった…し、心配だ。
間違い電話だとわかってはいてもすんごい驚きました…。だってママってさ。24年間呼んだことはあっても呼ばれたことないよ。想像妊娠しそうになったことはあっても(主にキリさん)産んだことはないぞ私…。


>はくしゅ
やっぱり考えてしまいますよね〜!ハリウッドボウルはキャパシティが大きそうなので、ひょっとしたらひょっとするとロマンスの神様がほほえんでくださるんじゃあないか…!と甘い期待を抱いております。わかりませんけど!
うだうだ悩むのは取れてからにするかな〜、とも思えてきました……


2007年01月22日(月) 神のみぞ知るセプテンバー


オペラの花道ルーファスウェインライト様がハリウッドボウルに降臨し、ふたたび伝説のジュディガーランド再現ライブをやるそうですが、その日程が9月23日と発表されました。
ええと、非常に言うのがつらいのですけど、
これって、これって、
3連休の真ん中の日ってさ…
ひょっとしたらさ…

頑 張 れ ば 観 に 行 け る ってやつですよね…

うぅ…週末ハリウッド…(みぶるい)

さて、その気になれば必要なのはたったの3ステップ。
1・どうにかしてコンサートチケットを手配する
2・どうにかして航空券を手配する
3・どうにかして休みを手配する

これさえどうにかすれば!地上最強の歌姫ルーファス様とのめくるめく愛の時間が待っているわけですが!9月って私そのときなにやってんだろー…と思うわけで!ぎゃー!
今の仕事なら余裕で休めるだろうけどそのころには仕事場変わってる確率が高いわけで、もし休日出勤とかそーゆー地獄のようなとこに放り込まれたりしていたらどうなるのだろう…ていうか会社すら変えてそうな気もするし、会社変えたところで急に休みもらってロサンゼルスにいけるんだろうか…世の中よくわからない…

昨日もバンドで「春にライブする」だの「秋にライブする」だの計画立ててたわけでして、私もその一員としてしっかり一緒に案立ててたのだけれども、頭の奥のほうでは常に「ほんとうにできんのか?その時期もしルーファスのライブにいけるんだったら私はバンドを見棄ててすぐそっちに行ってしまうんじゃないか?そもそも今も根底で問題になってるバンド内人間関係にいつか飽き飽きして急にやめたりしてしまうんじゃないか?その可能性が高いのにこんな平然と未来の話をしてるって実はすごい裏切り者なんじゃないのか?」と悶々と自問自答。あー…勝手な人間だよなあほんとにさぁ…(自省タイム)
未来に何が起きるかわからないのは当然ではあるけれど、こんなにも先が見えないというか、自分が何をするのか、自分が何を根拠に何を最優先にして動いていくのかよくわかっていないというのは本当に不安だ…どうにかしたいけどどうにかなんのかなコレ…

いやそのまえにそもそもチケットの入手すらできない気もしますけど…ね!てへ!海外のチケット事情ってわかんねぇ…



桐野| HomePage