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2006年08月23日(水) 10年はいても大丈夫らしい


巻のパンツはいいパンツ 強いぞ 強いぞ
虎の毛皮で 出来ている 強いぞ 強いぞ


ニュース記事で「巻」と「パンツ」という単語が並んでいるという事実にすこし興奮しました。「代表パンツ魂」っていい言葉ですね。友人ブリさんが狂喜乱舞しそうです。


TwoGallantsの来日時写真(これのトップ写真)を拡大して見たいがためだけにMySpace(米国版mixiみたいなやつ)のアカウントを作成。だって幕張メッセで花束抱えてるんですよ…誰があげたんだろう!いいなぁ私も花あげたかった。花束なんてまどろっこしいものじゃなく、もっとダイレクトに花をあげたかった。タイソンの髪に花とか挿したかった。いっそのことタイソン花まみれとかにしたかった。ていうかタイソンを花まみれにしてるアダムが見たかった。(何この欲求

それにしてもMySpace。以前も一度アカウント作ってそのまま忘れ去ってしまったことがあったのですが、今回はなぜか作ってわずか1日のうちにメールやら友達申請やらがバンバンきます…。だからといって「まあ私ったらモテモテだわ!」なんて勘違いをする感じではなく、むしろ、いったいこの人間の海からどうやって見つけ出して申請してるのかが不思議でしょうがありません。プロフィール欄だってろくに書いてないのに…世界って怖い。
だからといって、自分たちの宣伝をしたいバンド(これがほとんどですね)や、すこしでも誰かと繋がりたい孤独な人たちの友達申請を意味もなく拒否するのはなぁ…と思うので、もう来るものは拒まずでバンバン承認することにしました。いや、申請するほうはそんなに深く考えちゃいないとも思うんですけど、承認したからといって悪事に巻き込まれることもあるまい…

というか、これでいくと私もTwoGallantsTonyScalzo(好き!)に友達申請ができるってことですよね…へへ…友達っていい響きだな…拒否られたりしたらどうしようですけど…!


2006年08月22日(火) 妖精の国からぼくらのために


近頃日露関係悪いしロシアの飛行機落ちてるし本当にヤバい感じですね!わはは!ちょっとびびりましたよ!

最近会社が本当にヒマで解雇されんじゃねえのって気すらしてきます。
まぁ時期的なものもあるし、忙しくないのもそれはそれで嬉しいのですが、あまりヒマだとタダ飯食らいって感じがして居心地悪いです。
それで日がな一日、先輩と「ヒーコラヒーコラバヒンバヒンってありましたよね昔!」とかいう話をして必死に笑いをこらえたり、メガネ党員になる為に必死の努力をしたりしてます。無為だ。

そして今日国立でレイソル戦があることを昼に知り、帰りに見に行こうかな〜と思いましたが、運命は皮肉なことに今日の私の服装はよりによって白のひらひらスカートにピンヒール…かっこつけてる場合じゃないよ!しかも天気予報もあまりよろしくない。こんな格好で屋根のない国立でもしもの雨とかになったら死んでしまうなぁと思ってやめておいたのですが、別の意味でやめておいてよかった気もします。結果見たらヴェルディ相手に1−4で負けってなんだよ…おい、どうなってんだよ…
でも来週の水曜は国立行こうかと。サッカー観戦はいくら夏でもやっぱりある程度の装備はいるよな…。

あーあと土曜に上野で若沖みてきました。
http://www.jakuchu.jp/
あまりにモダンでおしゃれな江戸アバンギャルドにノックダウンされました。話題の「鳥獣花木図屏風」に至ってはあまりの迫力に寒気がしました…。今週末までですが、非常におすすめです。
会場の照明が変わる特別展も斬新でよかった!


★はくしゅ返事

・着せ替えルーファス!
http://www.deviantart.com/view/31724707/
か、神だ…!ルーファスを思うがままに剥いたり着せたりしたい(ハァハァ)というファンの願いを神が叶えてくださった…としか思えませんね!教えてくださってありがとうございます!本当に1時間くらい遊んでいられますね…
それにしても、これを作った方のルーファスのワードローブについての造詣の深さには恐れ入ってしまいます。ちゃんとリアリティがありますよ!あとベースアイテムが例の青いスパンコールビキニという点にも愛を感じます。。。

とりあえずこのアイテムからしてまず実践してみたくなるのはこれですね☆



2006年08月20日(日) 地上に満ちて地を支配せよ


楽器屋にいってギターを無料でメンテしてもらい、ついでに弦も交換してもらい(「この種類は弦交換が普通のよりも簡単だから自分でできるはずですよ」って何度も言われた…)、弦代を値切った挙句、電池代をタダにしてもらった………
あれ、何やっているんだろう私……

ああしかしバンドが面倒だ…ライブが終わったら辞めちゃおうかな…へへへ…辞めたらどうなんだろ…へへ…辞めたら非生産的な人間に戻るわけだが無理に生産的でいるのもあれだよね…うへへ…でもバンドをやってるということでただの会社勤めだけではないんだぜというアイデンティティ、というか自分の逃げ道を保とうとしてきたわけで、それが崩れたら私の自己形成はどうなるのか…へっへっへ…そもそも私が抜けるとあのバンドはソングライターと楽器指導がいなくなるわけだからもう私が殺したも同然になるのかな…へへ、へ…ということを日がな一日考えております。暗いぞ!みじめだ!不毛だ!
よし、とりあえずロシアに行こう……。


▼TwoGallantsについて悶々と考えてみる。
・なんか雰囲気がエロすぎる写真→
Love In Elevator
・金髪ギターがアダムってことは、長髪ドラムはタイソンとかいうPRIDEに参戦しそうな名前ではなく、イブでいいと思うんですけど。どうでしょう、イブ。似合うよ、イブ。君と僕ふたりきりのエデンの園!
・余計なお世話だけど、ライブ中ずっとアダムが内股なのは変じゃないだろうか
・アダムの手の甲に書いてあるのは曲順らしい(これ参照)。素朴さがいちいちグッと来るよこの人たち。

しかしこんな写真↓を見ておふたりさんが旅をしていることを考えるだけで目頭が熱くなってくるところからすると、私は相当旅に飢えてるのかもしれない。やっぱり、とりあえずロシアだな…

キスマイベイベ〜ガ〜ルフォ〜ミ〜♪

▼はくしゅ
★きゃー!じょのさん!ブライアン映画、私の感想はすごい偏った見方をしてるに違いないのですが、きっといろいろ楽しめること請け合いの映画だと思います…!ストーンズよく知らない方に解説しまくるというのもファンとしては醍醐味ですしね…ふふふ。感想楽しみにしてます!

★トゥーギャランツいいですよね!ほんとにいいですよ!粘着質な布教が報われて嬉しいです、ありがとうございます!(すみませんちょっと嬉しすぎて!)ありとあらゆる妄想がノンストップですよ…アダムがタイソンの看病とかそーいう乙女ネタ中心で…


2006年08月19日(土) 心の目でよく見ればどうにか


キリさん移籍後初ゴールらしいですぜ!
どうやらPKみたいですけどね。
そして試合内容はイマイチとか書いてある…アルゼンチンのメディアは厳しいな。。
誰かアルゼンチンの優しい人がゴール映像をネットにあげてくれたりしないのだろうか…!

今んとここんな画質の悪い公式のやつしか見当たらないですよ!



2006年08月18日(金) 俺たちに明日はない


オシム商事の社長イビチャ、その長男マキマキ。期待をこめて育てていた跡取り・マキマキの取引能力の限界に気づき、他の跡取りを捜しはじめるイビチャ。「お父さん、僕を外すおつもりですね…!でもあなたのやり方を一番知っているのは僕です!」
…みたいな父子愛の泥沼劇場が見たい。舞台は明治後期とかそのへんで。マキマキが坊ちゃんだといい。

サマソニでお目にかかったTwo Gallantsを聞きまくっているわけです。
日曜ライブ見て翌日すぐにCDを追い求めて渋谷HMVに行ったんですが、置いてなかったので(タワレコは休業…)ついにiTuneに手を出しましたよ…これだけは便利すぎて危険だからやめようと思っていたのに…。うーん…便利だ…

そして彼らの「Steady Rollin'」という曲がおそろしくいいです。
素朴な歌ですが感情を揺さぶります。
ひとまずこの↓ホームビデオみたいなPV、絶品。
http://youtube.com/watch?v=2gK38qGNvv0
薄汚れたバンに楽器を詰め込んで、見渡す限りの荒野や夜のハイウェイをひたすら走り、毎日違う町にたどり着いては小さなステージで歌を歌い続ける青年ふたり。まさにロード・ムービーの世界。 イージーライダーとか明日に向かって撃てとかそういう「アメリカ荒野哀愁ぶらり旅系」がものすごく好きな私にとっては理想の境地です。こんな生活を実際にしているとは、なんたるミラクルだ、このふたり。ロック界のカウボーイと言うべきか?
ちなみにこの歌は、歌詞は抽象的ではあるけど、殺人を犯した主人公が、死が近づいていることを意識しながら毎日違う町へと延々と旅を続ける物語。何度となく繰り返されるサビの部分の、「でも、きみがもし僕を必要とするなら、きみの導くところへ何なりと行こう」。この優しさときたら!


ブライアンジョーンズ映画見ました。
うわッ!キ、キースリチャーズのラブシーン…!
それだけでもおもしろかったです。
以下感想。(ネタバレとかはあまりないですけどなんとなく反転

・私はブライアン単体にはそれほど思い入れがないというか、彼の性格をよく知らないので、映画の筋についてはなんとも言えません。ただ、映画を観て主人公ブライアンにそれほど同情も憐憫もしなかったので、あの映画の本来の楽しみ方はできてないと思います。。。
・ストーンズファン向けの映画なのかもしれないけど、もしストーンズをあまり知らなかったとしたら、時系列的にかなり不親切なつくりかと。
・ブライアンに解雇通告をしにくるところが私的に萌えクライマックスでした。「I mean, I mean...」とか口ごもるミックに対して「You fired.」とキースがざっくり割り込んでくるところとか。夫婦!
・あとモロッコでミックが仲間はずれなとこも、moe。
・ミック役のひとは個人的にかなり好きです。ミックを真似た喋り方に好感。ブライアン解雇を告げにくるときのフリルの服なんて、似合っててすごくかわいかった。あんな人が一家に一人いたらいい…。
・キース役はちょっと幼すぎる&健康的すぎるかなぁ。見えそうで見えない全裸シーンが気になった。
・チャーリーは似てなくて笑えました。チャーリーの特徴ってあのくっきりしてて自信ありげな眉と目だと思うのですが、映画はずいぶん弱気なチャーリーだった!

ただ、ブライアンはまあいいとして、まだ生きているメンバーにとっちゃ、友人が死ぬ映画が作られるのってせつないだろうなぁ…!ストーンズの曲は使わせていないみたいですが…。


2006年08月16日(水) ステディー・ローリン


今日サッカー見ながら食べようと思って作り置きしておいたカレーにカビがびっしりはえてて傷心の桐野さんですよ。
うぅ、あのおぞましい光景が脳裏から消えない…


昨日までプチ夏休みでした。今日は会社の先輩が「桐野さん早く帰っちゃいなよ〜」というので定時より早めに帰って家でオシムジャパン。それでいいのか仕事。どうなんだ仕事。
今日の試合は前半は特に駄目だったし、オシムの目指す場所にはまだ到底遠いと思いますけど、アレックスはとりあえず2アシスト…。あとトゥーリオがものすごく目だってて嬉しかったです。やっぱりあれぐらい前に飛び出るとおもしろいなあ、あの人は…。
マキマキにはもうちょっと頑張って欲しかったです。今日マキマキが得点していたら目指すべき場所の正しさが証明されたはずだと思うのですが。

まあ試合はともかく。なんだか、今日の試合、解説とか、暗くないですか…?
BSのほうが画質がいいので最初はBSで見てたんですが、中継・解説があまりにもお通夜みたいな雰囲気だったために耐えられなくなって民放に変えてしまいました。「なんとオシムジャパン、前半で一点も取れませんでした…!」だなんてジーコのときも言ってたっけ? 民放もノリが悪かったなぁ。。。まぁ確かに出来もよくなかったけどさ。。。
ひょっとしたらオシムの影響で、斜に構えたりアイロニカルな口調になったり論理的に批判してみたりするのが流行ってるのか。オシムならいいけど、解説者がやたらとそういうことをやり出すと耐えられないなぁ。



以下、サマソニ録その2。

■MY CHEMICAL ROMANCE www.mychemicalromance.com
以前ここのギタリストのフランキーがかわいくて頭がどうかしそうだった時期があったため、私的には今回のメインのひとつです。
サマソニバイトしたとき、マリンスタジアムのアリーナ清掃係にならなくて本当によかったと思いましたが、やっぱり実際に客として行ってみても壮絶に汚いですね、このステージ。水たまってるしゴミだらけだし。それでも頑張って左側前から3列目くらいにスタンバイ。そのあたりはけっこう周囲に女の子が多くて平和的だけど、今まで日本のどこにこんな危険なひとが潜んでたんだ?というくらいに見るからにヤバいひともいる。
水をまかれたりしつつ、しばらくしてマイケミ(って略すの?)登場。とりあえず長い黒髪だったジェラルドが銀髪ベリーショートに変身してるのに驚き!今まで無縁だった清潔感が…! そして弟マイキーはメガネじゃなくなってて残念だったけど、なんか儚げで美しい。そして本望フランキー、なんだあれ!妖精か!小さい!かわいい!マイケミさん、あまり期待していなかったビジュアル面の充実にびっくりだ!
曲は最初からいきなり「I'm Not Okay」で飛ばしまくり、大合唱、テンション急上昇。「Trust Me!」っていうフランキーのセリフをみんな叫んでたのが嬉しかったです。あとはジェラルドが客のせるのがうまいのに驚きました。とてもじゃないけど元オタク漫画店員とは思えない明るさだよ!(←過去はほっといてやれよ!) 途中ロックオペラ調のセリフも交えたりして、曲だけでなく彼らのもつ過剰装飾的な世界も堪能できて満足。10月発売の新曲も披露してくれましたが、すごくよかったです。初めて聴いてもすぐ合唱できるようなパーティーソングでした。楽しみ!
そして最後はやっぱり「Helena」でシメ。この曲本当に好きだなぁ!
予想以上によかったです、マイケミ。キッズ向けみたいなイメージがあったのですが、十分に実力派バンドでしたよ!唯一フランキーとジェラルドがライブ中イチャイチャしてなかったのが残念だったけど、帰るときはしっかりイチャイチャしてるところを目撃いたしました。あ・い・つ・ら…!

■MUSE www.muse.mu
ミューズが始まる前にはすでに周囲がリンキンファン(怖い)ばっかりで、「ミューズ誰それ?早くリンキン出せよ!」っていう雰囲気で悲しかったです…。やっぱりミューズさんは屋内ステージ向きかと…。
それでも颯爽と登場するギターの魔法使い、マシューベラミー、意外と普通の格好。大阪じゃ上下赤だったらしいのに。もっと変な服が見たかったな〜(例1例2)。しかし相変わらず細くてかわゆい。髪に天使の輪みたいなメッシュが入ってるのも似合ってる。
最初はMap Of The Problematique。ニューアルバムの曲はどれもライブだと想像以上に格好よかったです。それでも途中で文句言いはじめる周囲のリンキンファン…。しかし、しかし、ミューズはすごかった。途中、突然ギターを放り出して白いアップライトピアノに座ったマシューはダダダダダダダとド迫力の鍵盤早弾き。それは明らかに一朝一夕で身につけたものではなく、年月に裏付けされた、小学校のときから習わされている感たっぷりのピアノなのですが、それがものすごい激情ハードロックになっているわけで。
周囲みんな呆気にとられて「なに…これ…?」という感じに、それまでうるさかったリンキンファンが一気に黙ってました…。音楽で黙らせるだなんて、マンガみたいだよ…。空間が一瞬にしてミューズ色に変わった瞬間でした。それからまたギターを抱えて雷に打たれたように妙な動きで飛び跳ねまくるマシュー。うぉぉ。New Born、Stockholm Syndrome、Plug In Babyあたりのたたみかけるような流れは本当にすごかったです。そのとき雷雨もここだけ近づかなかったらしい(本当)。いやー、神だわ、ミューズ。。。
MCは特になく、他のメンバーが準備してる間にドラムのドム(手持ち無沙汰らしい)が「アリガト、ト〜キョ〜」とかニコニコしながらてきとうに言ってたのですが、それがまた曲調に全然あっていないところがmoeでした…。
今度はリンキンファンのいないところで単独公演を見たいものです。。。

■LINKIN PARK
私的メインは終わったので、アリーナはさっさと引き上げ、スタジオでゆったりビール飲みながら観戦。リンキンさんはなぜかモスラの曲で登場。モスラ〜やっ、モスラ〜って懐かしいなオイ…。
リンキンは2曲くらいしか知らないですけど、ヴォーカルのチェスターさん(元不動産営業)が目が悪くて黒ぶちメガネなとこは好きでした(伊達ではなく本当に目が悪いというのがいいと思うのよ)。でも最近視力改善手術をしたようで、メガネじゃなくて残念。
私は知ってる2曲はすぐ最初にやってしまったし、スタンド席だと音もよくないし、同行友人はもう半分寝ているし、私も疲れてぼーっとしながら見ていました。でもハッと気づいたらチェスターさん(元不動産営業)が脱いでいて貧相な身体を晒していました。だからなんだということはないですけど。
まあそんなグダグダな態度で見ていましたけど、疲れた一日の終わりに、涼しい海風に吹かれてライブを見ながらビール飲むという優雅な時間が過ごせて楽しかったです。最後の花火ではなんだかしんみり。でも7年前(?)のサマソニのグリーンデイのときは、メンバーがまだステージにいるときに花火があがって、もっとロマンチックだったな、と思い出したり。


帰宅してから、そのままうちに泊まりにきた友人とミューズ祭しました。マシュー12歳のピアノの発表会の映像で興奮したり。ああ、マシューかっこいい!(まあ、そのあとまもなく私によって強制的にストーンズ祭に変更されましたけど。)


2006年08月14日(月) エブリバディ、レイズユアハンド


サマソニ録その1。
(無駄に長いですよ!)

■LIVING THINGS www.livingthingsmusic.com
前知識はネットでちらりと予習したのみ。しかもわたし直前までLiving Endと勘違いしてた。最低だ。でも、黒服に身を包んだ細身で長髪の外人兄ちゃんたちを見ると、問答無用で元気が出ますね!
曲は踊れてなかなか激しくて、ライブ向き。ヴォーカルも華があってよかったんですが、バンド紹介も特にないままのいきなりMCで「we hate Bush!」、客にも「Bushに中指突き立てろ」と指示。ええー、なにこのひとたち。熱いよ。意外とポリティカルだよ。
それからヴォーカルが「エブリバディ、レイズユアハンド、ピース!」と言いはじめたと思ったら、「ピース!」「ピース!イエーイ!」「ピースピースゥ!」と両手ピース。みんな両手ピース。ギタリストもベーシストも両手ピース。ステージも客もみんなで、今時小学生くらいしかしないのではないのかという両手ピース。ええー、なにこれ。シュール。
そのあとも時々途中でピースタイムが。そのたびにみんなで「ピースピース!」と両手ピース。あー、これが平和かなぁ…。
途中でバスドラムが壊れて、交換してる間にギタリストが即興で繋げるというハプニングもあったのですが、最後の曲ではヴォーカルが客席に降りてきたりもして(近かった!)、朝からテンション高くてかなり楽しかったです。このあと他にも今流行の元気系若者バンドを見たけど、彼らが一番すてきだったなぁ…

■TWO GALLANTS www.twogallants.com
ギターとドラムの2人のみのバンドという変則的な構成。公式サイトで配られてた「Nothing To You」がものすごく気に入ったので、楽しみにしていたのですが……予想以上でした……

▽ライブの印象によるトゥーギャランツ妄想
・ドラマーは手塚治虫の火の鳥黎明編みたいに、なにかで大怪我したときにテントウムシの姿に戻ってしまって、「オレはあのときおまえに助けてもらったテントウムシだ……おまえがドラマーを欲しがっていたから……オレはおまえの望みを……ガクッ」とギタリストの腕の中で事切れそう。(うわ、泣ける!)
・ドラマーはヤク中か、アル中か、ヤク中を克服したアル中
・ドラマーは更生施設を裸足で抜け出してきた
・ドラマーは2日間くらい目を離すと死の危険がある(ベッドから落ちたりして
・ドラマーはベジタリアン
・ドラマーは丸まって眠るタイプ
・ドラマーは風呂にあんまり入らないくせに潔癖性
・ドラマーは森にいくと蝶々が集まってくる
・あと子鹿とかも集まってくる
・ギタリストはドラマーの足とか洗ってあげてる
・ふたりの出会いは道ばたで雨に濡れているドラマーをギタリストが発見して傘を傾けながら「おまえもひとりなのか…俺もひとりだ」とかいって家に連れて帰ったのがはじまり
・たぶんふたりはうっかりデキている

まあ実際いろいろ違いますけどね!(おさななじみらしい)こんな妄想がどんどん膨らむようなバンドでしたよ!特にドラマー、あんな繊細というか、ちょっと突つくと血が出そうな雰囲気のひとははじめて見ました…

セッティングから自分たちでやっていたので(相当こだわりがありそう)、セッティング後ほぼそのまま演奏に入ってました。2人きりなので、ステージ中央にギターとドラムがちんまりと集まっていて、ドラムがよく見えたのが嬉しかったです。
イエスキリストのような風貌のドラマーが猫背で座っている姿は、ドラムというより車椅子に座っている感じ。ドラムの配置はものすごく変で、(おそらく最小限の動きで最大の手数ができるようにしてあるのかと)叩いていないときは電池が切れたみたいにじっとしてるのに、叩きはじめると壮絶。PCで曲だけ聞いたときはよくわからなかったけど、かなり凝った、手数の多い、硬質な音。猫背のままうつむいて叩いていても、かなり複雑な部分もアイコンタクト無しでぴったり音を合わせてくる…。その光景に呆気にとられたまま、1曲目が終わったときにドラマーが蚊の鳴くような声で「…サンキュゥ…」ってつぶやいたのには心臓を奪われました。
そうして客を置き去りにして延々と続く、衝撃的なパフォーマンス。そのあともMCはほとんどなく、ギタリストに至ってはチューニング中に客が叫んだら「シッ!」という始末。わーなんだこいつらおもしろい。ライブではあるけど客と共有するとかそういうのではなく、ふたりきりで完全に世界が閉じてて、それを客は呆気にとられて見入ってしまうというか。なんかもうむしろそれが爽快だ!す、好きだ!
あー…「Steady Rollin'」と「Nothing To You」が頭からずっと離れません…

しかしこの繊細ドラマー、名前が「タイソン」っていうらしい。
ありえない!詐欺だ!名前が強すぎる!

>試聴できるマイスペース
http://www.myspace.com/twogallants

■Copeland
野外へ移動。移動だけでも陽射しが強くて死にそうな上に、このステージは特に容赦のない炎天下でかなり厳しい。そんな中で聴くコープランドさんの涼しいサウンドは妙な感じでしたが、「No One Really Win」がよかったのと、ベーシストが異様に陽気でフレンドリーで歯が白くてさわやかだったのが収穫でした。(でもベーシスト、首に黒のチョーカーとかしててちょっとゲイっぽかった…!)
ただ、うまくて演奏が安定してるぶん、あんまりCDと違う種類の感動はないかと。というかこのとき私も友人もトゥーギャランツ・ショックからまだ全然回復できてなかったのが大きいか。

このあと別の会場でこのバンドのギタリストとドラマーを見た気がしたんですけど、本物だったのかな…。アークティックモンキーズみにきたのかな。

■WE ARE SCIENTISTS
サイエンティストなら白衣とか着ればいいのに…と思ったけどThe Great Escapeはよかった。うん。あとはオーディエンスがおとなしかったです。(このときまだトゥーギャランツ・ショックから回復できてなかった。

■THE KOOKS
若いなーうまいなー多彩だなー女の子ファンが多いんだなー巻き毛は地毛かなぁとかいろいろ思ったけど、これといって特になし!(このときまだトゥーギャランツ・ショックから以下略


なんだかもう力尽きそうなのでいったん力尽きます!


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