思いつき日記
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| 2002年07月13日(土) |
Quote in part |
『素粒子』を読み終えた。 筆者の体験が色濃く反映されていると感じ、性表現のえげつなさにちょっと 引き気味だった読み始め、中盤だったが、それもエンディングへ向けての プロローグなんだと言い聞かせて読んでいた。 半分くらいまではちょっとずつ日々読み進めていった。 というかあまりにも過激な表現たちに抵抗があった…。
何の小説にしても私はその世界に入り込むのに時間がかかる。 いつもの事だ。
そしていつものようにノリにのると止まらない。 もう一気に読み進めてしまった。そのくらいこの小説は面白い。
素晴らしいの一言。ホントにエンディングへ向けての外すに外せない ストーリーの数々で丹念に描かれた人物、色々な表現はラストへ向けての伏線。 話題になるはずだ。
その中から。私が興味を持つに至った他人との人間関係についての描写。
何年も、何十年もつきあっているうちに、個人的な問題や、本当に重要な 事柄には触れないことが徐々に習慣化していく。しかしいつか、いい機会 が訪れたなら、そうした問題、事柄を話し合うことが出来るだろうという 希望もまた捨てずにいる。より人間的で、より完全な関係をいつかは 築けるのではないかという思いが、際限なく繰り延べられながらも決して すっかり消えうせはしないのは、ただ単にそれが不可能だからであり、 いかなる人間関係も狭く固定された枠に完全に収まりはしないからなのだ。 それゆえ、「本物の深い」関係に対する期待が保たれる。数年間、 数十年間保たれたのち、決定的な出来事が(一般的に相手の死という形で) 不意に起こり、もはや遅すぎる、これまで夢見てきた「本物の深い」関係 なるものは、ほかのすべてと同様、実現されずに終わりを告げるのだ。
| 2002年07月12日(金) |
The past and present |
病院へ行った。皮膚科へ。 今回の発疹の原因が何であるか、特定するためにパッチテストを敢行した為。
平日昼間というのはこんなにも混雑しているのだろうか。 とにかくたくさん人がいた。
日に焼けすぎ!な人。 怪しい発疹が出来ている人。 子供連れ。
「うわーん」 診察室の奥から泣き声が! 皮膚科で、なぜ?
「○○○さーん」 事務員の人に名前を呼ばれる人がいた。 それが特徴ある苗字さらに中学の時の同級生と同じだったので 私は一瞬呼ばれたほうへ目を向けた。 そこには子供を連れた、若い女性。 まったく誰だか分からない。
「今日は誰がかかるのですか?ユウイチさんですか?」 「いや子供なんですけど…」
!!!???偶然とは恐ろしいものだ。 多分ユウイチさんというのはこの女性のダンナさんなのだろう。 さらに私の知っている同級生もユウイチと言った。同姓同名だ。
「○○さーん」 私が呼ばれた。診察室へ。 やはりウエットフィルターの成分の何かが私の肌を痒くさせていたらしい。 しかし成分が商品に書いていないので特定は出来なかった。 唯一書いてあったメントールには私の肌は反応していない。 問い合わせて聞いてみる他ない!と言うのが結論。
先生とそんな会話を交わしているうち、ふと次の人のカルテが机の上にあることに 気が付いた。というか自然と先生が目線をそちらへ動かしたので私もそっちへ 目線を動かしたら目に入ったというのが本当の所。
そこにはビックリの事実が。 やはり先ほどのユウイチさんというのは私の同級生だった。
彼はいわゆるヤンキーを絵に描いたような、ビーバップを絵に書いたような、 ツッパリを絵に描いたような人だった。
彼が中学を卒業してからどういう人生を歩んできたのかは全く不明。 しかし今日、過去と現在が空白の13年を経て繋がった。 本人には会えないがその息子、娘、嫁さんとこんな偶然によって繋がった。
息子は5歳くらいだろうか。 よく見てみると彼の目、彼の耳に瓜二つ。
なんだか自分がそんな年になってしまったのかなぁとふと考えてしまった一日。
そういえば水曜日にも中学生の頃の同級生をコンビニで見かけた。 彼もユウイチ君と仲間だった人である。 彼の豹変振りにはビックリだった。 中学の頃は運動神経の塊のような体型だったのに、今ではその面影が全くなく、 別人かと思ってしまうくらいだった。
やはり確実に時間は過ぎているようだ。
| 2002年07月11日(木) |
Typhoon passing away |
朝、大雨。強い風。
今回の台風も結構な被害を残したそうな。 天災は怖い。
台風一家。もとい台風一過。
異常ともいえるくらい温度が上昇。 わが地方、この夏、最高の気温を記録した。
ふと空を見上げた。 抜けるような青空。久しぶりのクリアスカイ。 空に浮かぶ雲がワタアメみたいで。ぽっかり浮かんだ雲。 湿度は高い。だけど。
この空を、この光景を見るために一生懸命生きてきた… まさしく心の琴線に触れたというのであろうか。 仕事中にもかかわらず。しばし空を見上げてゾクゾクっとくるような、 鳥肌が立ちそうな、誰かに伝えたくなるような、いい光景を堪能。
……
兄が人生の選択に迫られるようなことに直面している。 気にかかっている。しかしなるようにしかならないのだろうと思う。 兄には兄の人生が待っている。
どんな困難にでも立ち向かったり乗り越えたり逸れたりしながら上手く 世の中を渡っていってほしい。
ただ、私には分かっている。彼は必ずや人生の成功者になるべき人だという事を。 そう思わせる根拠というのは。
彼の「耳」である。いわゆる福耳だ。 とにかく彼には成功者としての未来が必ず待ち受けている。
| 2002年07月10日(水) |
Wet filter |
喉が痛いので、ハイテク素材「ウエットフィルター」なるものを使用。 それが、喉には効果的だったとは思うのだが、思わぬ伏兵が。
実はこの時点で頭が回転しておらず、気付くのが遅かった。 このマスクのせいで発疹が出来てしまった。 自分の顔の異変くらい気付けよって感じ。
「マスク」これはとても私には効果的だ。 もしかすると私の喉は細菌にあまり強くないのかもしれない。 だから、少しでもまずいという黄信号がでるとすぐさまマスクを掛けるように している。今回もその例に違わずマスクをしたのですが、持ち前の好奇心により ハイテク素材の「ウエットフィルター」を見つけて使用してしまった。
その影響が強く表れ、痒くなってしまった今日。
| 2002年07月09日(火) |
Poor health |
全く休めない。ほんと責任を持つようになればなるほど、休むなどという事が 出来ないということが分かってくる。
部下に仕事を手伝ってもらったり。 情けない上司である。 しかし、そういうことって『グッ』ときてしまう。 「目にごみが入った」などと言ったり。 鼻水がこぼれるのは風邪のせいだろう。
なんだか12日現在振り返ろうにもあまり記憶がないこの日。 自分のことで一杯一杯。問題もあったが先送りしてしまった。
| 2002年07月08日(月) |
It is unexpected. |
仕事面において、予定外の出来事が重なった。 体調不良と相まって出鼻をくじかれて一日が始まった。
苦しい時に助けた人達に今回私が助けられた。 商売上であるが、お互いに付き合っているといいこともある。 悪いこともあるが、こういうピンチの時に助けられると、とても心強い。
今日もいいこと悪いこと浮き沈みの激しい一日。 さらに熱が出た。静脈注射なるものを打った。
ドーピング効果によって明日も普通に出勤できそうだ。
| 2002年07月07日(日) |
L'accalmie dans la pluie de la saison pluvieuse |
今日は七夕。 梅雨の晴れ間が広がった。
織姫と牽牛は…
私は。どうやら父親の風邪をもらってしまったらしい。 どうにも調子が出ない。
一日中家にいた。 読書、昼寝、読書、昼寝。 Sの紹介の彼女と連絡を取らなくなってからどうにも無気力な休日をすごしがち。
『素粒子』を読んでいる。 リアルな表現に引き気味だったが、昔ほど恥ずかしいと言う感情は無くなって しまっている。色々なことを知ってしまうと、恥ずかしいという感情も 消えていってしまうのだろうか?
| 2002年07月06日(土) |
Catch a cold |
腹の風邪の次はどうやらのどがとても痛くなる風邪らしい…
父親が風邪をひいた。 弱々しく振舞う父親に年齢というものを強く意識させられたここ数日。
エディプスコンプレックス的感情(厳密ではない。父親を乗り越えるという意味で) を父親に持っていた頃。それを乗り越えたあの時。 やり込めた後、寂しさとでも言うべきものだったのだろうか。あの感情は。
弱気に振舞う父親を見ていたら、ふとその頃のことを思い出してしまった。 腕力に訴えるというのは私の美学に反するということで、その頃私は、 あつーく父親と討論したものでした。相手の揚げ足をとるような論戦。 絶対に負けたくない父親は自分の非を認めない。 とうとうやり込めてしまったあの日。
…咳き込む父親。 年老いてしまった父親。 階段を上ってゆく父親の背中に漂う寂寥感。 ていうかそういう目で見ているからなのだろうけど。 はやく元気になってもらいたいものだ。
| 2002年07月05日(金) |
I should seldom write it today. Therefore, I write that it was written in the past. |
2000 7/5(水)
社会って。仕事って…
ホントきりがない。 現時点で、私がすすめるベストの職業は… 公務員。それも、下級の。 給料が少ないと言っても、普通に暮らせるだけの収入は得られる。 足りない分は、共稼ぎでカヴァー。 8時出勤17時帰宅。信じられない。こんな自由が欲しい。 とにかく自由が欲しい。学生。それは最高の時代。 時間が有り余っているから。
この職業は仕事に、生き甲斐は見出せないな。 でもその他いろいろな事に没頭できるでしょ。
待てよ、こんな楽すぎてはかえって堕落しちゃうかな? もう少し厳しいほうがイイかな。厳しいのもやはり限度がある。
とにかく1日12時間以上の労働は勘弁して。 1日のうち、少しも自分の時間がとれないのは勘弁。 皆さんも良く見聞きしてから、職業は選んだほうがイイかも。
★おや。まあ。仕事に嫌気が差しているとしか思えない文章。 今、どうかと言うと、公務員ほど人間関係でストレスがかかる職場はない と思うので、公務員でなくて良かったと思ったり。
2001 7/5(木)
風邪をひきそう。
ねっとり絡み付くような湿気が嫌だ。 汗をかきそうなくらい暑いにもかかわらず、車の窓を開けて風が入ってきて 体にあたるのがダメだ。ゾクゾクしてくる。
中学の時の先生で風を嫌う人を思い出した。彼女はなぜそんなにも風が あたるのが嫌だったのか?健康を絵に描いたような人だったので私のような 境遇からでは無いことは確かだ。
と、またSに誘われて車に乗って飯でも食いに行こうかとドライブ中。 長袖のシャツを持ってきてよかった。風を直に肌に当てずに済む。
この前テレビでやっていた店に向かう。→休み→敢え無く沈没 『佐野さん』の弟子のラーメン屋さんへ向かう。→休み→どういうこったい
Sから誘ってくるからには私に何かまた言いたいことでもあるのか… 食いしん坊な私はファミレスでは満足出来ない派なのですが、もうお腹の ピークが迫っていたので、仕方なくファミレスへ。
些細な会話。まだまだ彼は口を開かない。 自分からあまり話さないクセに聞いて欲しい。知っている。 今日も聞いて欲しいのだろうな。私が話を振るのを待っている。
飯を食べながら本題へ。どうせメル友の話なのだろう。 決めた。今日は核心からズバリでは無く、周りからじわじわ作戦だ。
そして、彼がとうとうメル友と会った話へ。 そうしたら、驚愕の事実が。何でも子持ちでバツイチ。 明らかにテンション低めだったのはこのせいか? 相手はかなり積極的らしい。だが彼から言わせるとこの条件はヘビー過ぎる。
私は条件でなく、その人の中身はどうなの?と尋ねたが、彼はもう そのことで頭が一杯らしく、何一つ確証を得た返事は得られなかった。
友達になってしまえば?などと言ってみたりしたけど、もう完全に フェードアウトしたい方向で気持ちは固まっていたみたいだ。
だろうな。この条件は重いのかも知れない。
……
この、付き合うということにしても、2人の人間の気持ちがそういう方向で 一致しなければ、すれ違いで終ってしまう。
片方の温度が高くて、もう一方が冷めていても上手く行かない。 ちょっとした気持ちの持ち様でいくらでも未来は変わるのに。 流れに身を任せるのもひとつの方法だし。流れに抗うのもまた自分の気持ち一つ。
★その彼女とはそれっきりだったらしい。 その後Sは携帯メールの鉄人となり、現在のかわいらしい普通の彼女を ゲットしたそうな。
2002 7/5(金)
上司が出張で一人少ない我がチーム。 仕方がないので一時間早く出勤。 大きな問題もなく、無事に切り抜ける。
仕事に全力を傾けた日。 良い事と嫌な事が混在した浮き沈みの激しい日。
帰り道。 家に到着というその時。 一台の車とすれ違った。 印象的な車。
車番が『5963』笑えた。
近頃の風邪はお腹に来るのだとか。 最近だるくて下痢気味だった。そうか。風邪をひいてしまったのかも知れない。
今日の目覚めはあまり良くない。ベッドでついダラダラ。 昨日会社が休みで昼寝したせいもあり、浅い眠りが続いた昨晩。
顔を洗って身支度を整える。
『朝五分遅く起きてダラダラするのなら、昼寝を五分したほうが気分的にも 効率的にも良い』
と言ったのは、糸井さんだったか…。今晩からは気合を入れなおして自分を洗脳 し、明日の朝にはきっかりすっきり起きるようにしよう。
玄関のドアを開ける。 そうしたら別世界が広がっていた…
なんて訳ないのですが、そのくらい今日は朝霧が濃くて、神秘的な雰囲気。 しかし、ジメジメしてネットリ絡み付くような空気が嫌だったけど。
通勤途中、車から見る景色もいつもと全然違くて、どこを走っているのか 分からなくなってしまうくらい(大袈裟)。
車の中はエアコンが効いていて快適なので、その神秘的な光景に酔いしれながら 通勤。一人でスゲーと騒ぎつつ素敵な風景を描写しようと心に決めた朝。
他人に上手くこの素晴らしき景色が伝わらないのは残念。自分の文章力のなさに 幻滅。霧のロンドンってこんな感じなのでしょうかねぇ。
ぼやけて見える町のネオンやら、20メートル先ですら見えないような 世界に喜びながら一日が始まった…
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