金色の夢を、ずっと見てる

2017年06月06日(火) 『常識』が違うと付き合えないよね。

5ヶ月ぶりのこんにちはです。


さて、この5ヶ月の間にもまぁそれなりにいろいろありまして。今我が家で一番ホットな話題は
『ユウ(多分)反抗期突入』
です(苦笑)まぁ5年生ですからね、そろそろそんな時期でもありますよ。でも本人に
「だってあたし反抗期だもん!」
って言われると無性に腹が立つのはなんでですかね。


そんなユウさん、学年が変わって新しいお友達もできました。しかしこの『お友達』がなかなかくせ者で…とりあえず、仮名をアイコちゃんとしましょうか。

このアイコちゃん、第一印象から良くありませんでした。ある日私が仕事から帰ると、家の前にうちのではない自転車。近所のお友達のと似てたのでその子が来てるのかなと思いつつ家に入ると…お?知らない子がいる!
「(娘に)ただいま。(その子に)こんにちは」
と声をかけると、ずり落ちそうな体制でソファに座って娘とゲームをしてた彼女は、そのままの姿勢でちらりと視線だけこちらに向けて、蚊の鳴くような小さな声で
「…こんにちは」

……………え、それだけ?3秒ほど待ってみましたが2人ともそれ以上何か言う気配はなかったので、ひとまず放置して夕飯の支度にかかりました。炊飯器をセットして、おかずの下拵えをして、一段落した所で再び
「初めての子だよね?こんにちは」
と声をかけてみると、もうわかりやすく
『え?さっき挨拶したのに、なんでまた?』
という顔をして、相変わらずの姿勢で視線だけこっちに向けてちょこっと会釈して終わり。



………うん、で、君誰や?


こっちも小学5年生に完璧な挨拶までは求めてません。自己紹介しろとまでは言わないけど、初めて行ったお宅で初めて会う友達の親には、せめて姿勢を正して
「こんにちは、おじゃましてます」
ぐらい言えないもんかね。もう5年生でしょ?


結局その子が誰なのかわからないまま、6時になってその子は帰っていきました。当然のように、家を出る時に『おじゃましました』などの言葉はありません。


その後、娘にその子がアイコちゃんという名前である事を聞き、それからガチ説教ですよ。

「ママが知らない人を連れてきたら、あなたがちゃんと紹介してちょうだい。じゃないとそれが誰なのかわからないでしょ?誰なのかわからない人が家の中にいるって嫌なものよ。あと、これからあなたも新しいお友達ができて初めてのおうちに遊びに行く事も出てくるだろうけど、そういう時は挨拶は必ずしなさい。『初めまして、○○○○です。おじゃまします』ってきちんと名乗って挨拶をする。当然、帰る時も『おじゃましました』って言う。今、お友達の家に行ったらちゃんと『おじゃまします』『おじゃましました』って言うよね?初めてのおうちでは特にしっかり挨拶しなさい」

「今、アイコちゃんはどれ1つできてなかった。最初にママが帰ってきた時も、だら〜っと座ったままで小さい声でこんにちはって言っただけ。その後ママが『初めての子だよね』ってわざわざ聞いた時も何も言わない。帰りにおじゃましましたも言わなかった。いい?はっきり言うけど、今ママの中でアイコちゃんの印象は最悪です。あなたが仲良くなったんなら良い所もある子なんだろうけど、少なくとも今ママの中では『5年生にもなって挨拶もまともにできない子』でしかない。挨拶ができないだけで、初対面の人にこんなに悪い印象を与えるの。気を付けなさい」


これが、4月の前半の事。これからしばらくユウは毎日のようにアイコちゃんと遊ぶようになって、その後にも『おい、ちょっとそりゃどうなんだ?』と思うような事もあって、なんとなく嫌だなと思いつつも
「子供の友達付き合いに親が口出しするのもな」
と様子を見ていました。そのうちユウが
「アイコとお泊まりしたい」
と言い出して、でもまだ仲良くなったばっかりでアイコちゃんの親御さんと会ったこともないし、もちろん連絡先も知らない。その状況でお泊まりなんて(行くにしろ来るにしろ)させられないなーとずっと拒否してました。

4月に授業参観があったので、その時にアイコちゃんのお母さんと挨拶でもできれば…というつもりで
「5月になったら考えてあげる」
と言ってたのですが、残念ながら会えず。

そしたら、GWに入ったある日ですよ。昼間、またアイコちゃんが遊びに来ました。その時に、妙に大荷物なのは気付いてました。洋服屋さんでジャケットかスーツでも買ったのか?ぐらいのサイズの大きな紙袋がパンパンになってて、その上にお菓子が入ったビニール袋が乗ってる。………おもちゃでも持ってきたのかな?と思ってたんですが、その後さらに2人別の友達が来て、しばらくして
「外で遊んでくる!」
と全員出て行って、じゃぁその間にユウの部屋の窓を開けておくか…と子供部屋に行った時です。さっきアイコちゃんが持ってた紙袋がそのまま置いてあって、何気なく中を覗きこんだら…


パジャマ、バスタオル、歯ブラシセット………え?これ、お泊まりセットじゃない!?



もうね、ビックリなんてもんじゃないですよ。お泊まりセットじゃなかったら家出セットじゃないですか。どういう事よ!?

しばらくして子供達が帰ってきたので、ユウだけを呼び止めて
「アイコちゃん、お泊まりはダメよ?」
と言うと
「え、なんで?」
いや『なんで?』じゃねぇよ!聞いてないし!
「だって5月になったらいいよって言ってたじゃん」
5月になったら考えてやる、とは言ったけど、いいよとは言ってない!夕飯の都合だってあるんだし、今日いきなりなんてダメです!…と結構きつめに言ったら
「………わかった」
と不満げにしつつも頷いたのでホッとしたんです。

ところが。

夕方、5時45分ぐらいになって、後から来たお友達2人が帰っていきました。しかしアイコちゃんはそのまままたユウと子供部屋に上がっていこうとするじゃないですか。慌てて
「アイコちゃんももう帰らないと。家につくのが6時過ぎちゃうよ」
と声をかけると、ユウが
「え、だってアイコは今日泊まるから…」




はい?




いや、泊めないって言ったよね?
「え〜?お願い!」
ダメです。さっきあんたもわかったって言ったじゃないの!
「お願い!だってアイコ今日じゃないと泊まれないんだもん!」
(後で聞いたら、GWの他の日は予定があってお泊まりするならこの日しかなかったらしい)
そんなのママには関係ない。そもそもお泊まりを許可した覚えはないし、してたとしても『今日』とは聞いてない。そんな急に言われても困ります。今日はダメ!
「ねぇお願い!だってアイコもう荷物も持ってきてるし!アイコのママもいいって言ってるし!」

この頃には旦那も帰ってたんだけど、普段は何かとユウに甘い旦那もさすがにこれはアウトだったようで
「今日は帰ってもらいなさい」
と珍しく険しい顔で私の味方。しかしユウも絶対折れず、お願い!ダメ!お願い!ダメ!と繰り返し、ついに私が先に切れました。

「わかった。じゃぁもう好きにしなさい。その代わり、ママはあなた達のお世話は何もしない。どうしても今日アイコちゃんを泊めるなら、今日はママがよそに泊まります」
ここまで言うとさすがに一瞬『えっ』という顔になったんですが、それでも諦めずに
「お願い!」
としつこいので、もうダメだこれはとバッグを持って外に出ました。なんせGW中、ビジネスホテルも空いてないかもな〜やっぱとりあえず実家に行くか、とか考えながら車に乗り込むと、ユウが慌てた顔で外に出てきました。旦那も一緒です。ようやく諦めたか…と思ったら、ここでまた
「ねぇお願い!」
と驚愕の一言(苦笑)うそーん。ここまでやっても折れるつもりないの?

あ、ちなみに当のアイコちゃんは、私とユウがもめ始めた時点でさすがに居づらかったのか、ユウの部屋に消えました。ここで気を利かせて
「ユウちゃん、いいよ。今日は帰るから」
とでも言ってくれたら、少しは私の印象も良くなったんですけどねぇ…。

てな訳で、家の外で第2ラウンド開始(苦笑)とは言っても私も折れるつもりなかったんだけど、ユウも絶対に諦めない。結局さっきと同じやり取りを繰り返したあげく
「アイコちゃんに帰ってもらうかママがよそに泊まるか、あんたが決めなさい」
とユウに突きつけるも、ユウがそれでも『わかった』とは言わなかったので
「わかった、もういい。もう好きにしなさい。(旦那に)じゃぁごめん、後はよろしく」
と車を出しました。


家を出て2分も経たないうちに、ピコン♪とラインの着信音。ん?旦那が送ってくるにしては早いな…と思いながら車を停めてスマホを見たら、さっきまでうちで遊んでた2人のうちの1人、ユキちゃん(仮名)のお母さんからでした。

『今日はユキがおじゃましました。
ところで、ユキが今から泊まりに行くって言ってるんですけど、いいんですか?』




増やしとる!!



しばし呆然。いやいやいや、いいわけあるかい!とりあえずユキちゃんのお母さんには断らねば。慎重に言葉を選びながら返信を打ってると、旦那から電話がかかってきました。
「とりあえず、今日は帰ってきて折れてやれ。その代わり、もう今年いっぱいは泊まりに行くのも来るのも禁止って今約束させたから」
…今ユキちゃんのお母さんからライン来て、ユキちゃんもって話になってるみたいなんですけど。
「うん、俺もユキちゃんの件は今聞いた(笑)それはもうどうするのかお前に任せるけど、とりあえず今日は折れてやれよ。夕飯もなんか買ってくるとかして、今日は何もしなくていいから」
本当に何もしないからね?と念を押して、仕方なく戻る事にしました。だったらもうアイコちゃんだけよりは付き合い長いユキちゃんもいてくれた方がマシだわ、とユキちゃんのお母さんにもOKですと返信。


そしたら、良いタイミングで近所のお友達トモちゃんちから
『うちでバーベキューするんだけど、良かったら来ない?』
とのお誘いが。アイコちゃんとユキちゃんが急に泊まりに来る事になったから、子供達だけごちそうになってもいい?とお願いしました。子供達だけお邪魔して、さすがに申し訳ないのでジュースとかアイスとか買って差し入れる。私と旦那はもう適当に家にあったもので済ませました。


で、ですよ。


お子さんがいる方ならお気付きかもしれませんが、ここに至るまでにアイコちゃんの親御さんは何してんだ?と。


さっきも書いた通り、私とアイコちゃんのお母さんはまったく面識がないのです。会った事もないし、連絡先すら知らない、家の場所も知らない。その状況で、娘を泊まりに行かせて何も気にならないんだろうか?私だったらそもそもそういうお宅に泊まりに行かせないし、許可するにしても、子供を通じて電話番号ぐらい聞き出して
「お世話になります」
って先に挨拶の電話ぐらいするけど。

ていうか、ユウのキッズ携帯に(多分アイコちゃんと連絡取る用なんだろうけど)『アイコのママ』って登録してあるんです。そっちにかけて
「ママに代わってもらえる?」
って言えば簡単に連絡取れるのに。

アイコのママはいいって言ってる、とユウは言ってましたが、それ本当か?もしそれが嘘だったら、下手すると家出、最悪の場合、うちが誘拐したみたいな騒ぎにもなりかねないよ?

仕方ないのでこちらからかけました。いきなり知らない番号からかかってくるよりは、ユウの携帯からの方がいいよね…とかけましたが、つながらない。出ないんじゃなくてつながらないの。電波の悪い所にいるか、電源を切ってるのか。いやでもそれならそういうアナウンスが流れるよね。それもなく、画面表示が『接続中』から『切断中』になってつながらないってどういう事よ?4回ぐらいかけたけどつながらないので、今度は私のスマホからかけてみる。

Trrrr…「はい、もしもーし?」

え、コール3回ぐらいで出ましたよ。しかも超軽い感じで。私が名乗ると
「あ、今日はお世話になりますー!」
一応、泊まる話は本当にOKしてたらしい。でもそれなら、普通はそっちから電話してくるもんじゃないのか!?実際、後からユキちゃんを送ってきたユキちゃんのお母さんは
「急にすみません、これ明日の子供達のおやつにでもしてください」
ってお菓子とジュース持ってきてくれましたよ?


結局翌日もがっつり夕方まで遊んでアイコちゃんは帰っていきました。とりあえずユウには
『今年いっぱいは泊まりに行くのも来るのも禁止。あと当分の間、家に友達を呼ぶのも禁止』
と言い渡しました。

ついでに、前夜バーベキューをごちそうになったトモちゃんのお母さんから翌日ラインが来ましてね。
『あのアイコちゃんって子、図々しいね。今日もユウちゃん達と遊びに来たけど、玄関先に置いてた昨日の残りのジュースを勝手に開けてコップまで出して、しかもこぼしたのをそのままにして、ごめんなさいも言わなかった。ちょっとトモとは仲良くさせたくないタイプ』
………………うん、できれば私も仲良くしてほしくない(ーー)


その後、他にも新しい友達が増えたのか、ユウの口からアイコちゃんの名前が出ることがちょっと減って、密かにホッとしてました。ところが今月になってユウの誕生会に呼びたいというメンバーにアイコちゃんが入ってて。でもまぁ他にも何人もいて、途中で多少カチンと来る言動もあったんですが、まぁまぁその日は楽しく終わりました。

で、その日の夜。誕生会に来てくれてたユキちゃんのお母さんからラインが来ました。
『今日はおじゃましました。

知らないうちにアイコちゃんが泊まりに来ててぶったまげました。怒るに怒れなくてモヤモヤしてます』

………………へ?(汗)え、知らないうちに来てたってどういう事?

詳しく聞くと、どうやらアイコちゃん、うちから帰る時にそのままユキちゃんちに行ったようです。で、ご丁寧に靴まで隠して夜までユキちゃんの部屋に隠れてて、8時近くになってユキちゃんが
「お父さんとお母さんが出張なんだって。アイコちゃん泊めていい?」
「は?いつ?」
「今日…」
「今日!?そんな急にダメよ!」
「でももう来てる…」
という経緯で、その時間になって追い出すわけにもいかず許可したそうです。

いや、ちょっとそれさすがに悪質じゃない!?まぁもちろん協力したユキちゃんもアレだけど、夜まで部屋に隠れてたって!しかも『両親が出張で』って、前にユウから聞いた話だと、アイコちゃんのお母さんは今働いてないって言ってたよ?そもそも本当に両親揃って出張で子供達をどこかにお世話にならなきゃってんなら、それこそ親が事前に相手方に事情を話して
「そういうわけで泊めていただけませんか?」
ってお願いする事態でしょ!?

あまりに驚きすぎて、思わず5月の我が家の顛末も話しちゃいました。ユキちゃんちも最終的にはお父さんが『もうこんな時間だししょうがないじゃん』とOK出したそうです。当然、ユキちゃんちにもアイコちゃんの親御さんからはなんの連絡もなし。翌朝、私が番号を教えてユキちゃんのお母さんから電話した時も
「昨日は聞いてなかったんでビックリしました」
と言ったら
「そうなんですか?(笑)」
みたいなリアクションだったそうで…


とりあえず、ユキちゃんのお母さんともちょっと話し合って、当面子供同士のお泊まりはお互い禁止しよう、と。まぁ本来校則で禁止されてる事でもありますしね。あと、アイコちゃんにはお互いちょっと注意しておこう、と。

今回は特に『両親とも出張』なんて嘘までついてやり方が悪どかったし、ぶっちゃけお母さんも緩すぎるというか、少なくとも我々の常識は通じない、同じ常識で生きてない親子のようです。子供に
「あの子と仲良くしちゃダメ」
なんて事は言いたくないけど、事と次第によっては介入した方がいいかもしれないレベルで油断できない子だ。


まぁ正直言うと、GWの件でアイコちゃんを警戒してはいたんだけど、よそのお母さんにそれをベラベラしゃべるわけにもいかないじゃないですか。ただの悪口になるし、悪い先入観与える事になるし。なのでこのモヤモヤを共有できたのはちょっとホッとしました。なんつーか、あぁうちだけじゃないんだな、って(苦笑)



2017年01月10日(火) 新年のご挨拶&2016個人的重大ニュース

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

…もう年明けて10日経ってますけどそこはまぁ、ね(苦笑)


さて、今回も1年間の個人的ニュースをさくっと振り返っておきたいと思います。今回は本当に個人的なものから世間的にもニュースだった事まで、いろいろ入り交じる予感。


まずは5位
猫エイズ陰性だった!

先日の日記にも書いてるんですが、2015年6月に我が家に来た2匹の猫。当初は猫エイズ陽性でおそらく母子感染だろうと言われてたのが、2016年秋に再検査したら陰転してた、という。

母猫が陽性の場合、産まれて半年ぐらいは母乳の影響で子猫にも陽性が出る事があって、でもそれは感染してるとは限らず、乳離れしてしばらく経つと陰性になる事があるんだそうです。その『しばらく』の目安が生後半年で、うちの子達は最初に検査したのがちょうど生後半年経った頃だったので、ギリギリで陽性反応が出ちゃっただけだったようです。

そう頻繁にあることではないようで、獣医の先生も驚いてました。いや〜でもホッとしたな〜。


4位
T.UTU with the Band 復活


ウツがソロデビューした時の名義がこれ。馴染みのあるサポートメンバーから「え、この人が?」と驚くような人まで、豪華なメンバーです。そのバンドが突然復活。ファンを驚かせてくれました。

完全なオリジナルメンバーではなかったのですが、ソロデビューから24年。メンバーもそれなりに年を取ってるのに、24年前に負けないぐらいカッコいいってすごいよ。今年はソロデビュー25周年。何をしてくれるのか楽しみです。


3位
SMAP解散


これはね〜…特にファンじゃなくてもやっぱりショックでしたよ。『特にファンじゃない』とは言っても、好きか好きじゃないかで言ったらそりゃやっぱり好きですよ。それにSMAPが結成された時、私は中学生でした。まだデビュー前のSMAPをアイドル雑誌で見て
「え、小学生がいるの!?自分より年下のアイドルが出てきた!」
と驚愕したのを覚えてます。

大学時代にカラオケ行けば誰かがかならず歌うし、飲みに行っても誰かが歌うし、社会人になったらなったで
「あ〜あの曲、誰かの結婚式で歌ってたな〜」
とか、とにかくいろんな曲にそれぞれ思い出がある。

迷ったけど、結局買ったんです、最後のベストアルバム。シングルだけじゃなくてアルバムからも選ばれてるという事で、半分ぐらいは知らない曲でした。でも
「あ〜これ知らなかったけどいい曲だな〜」
とか、歌にのせてメンバー紹介する曲があったり、ライブでコール&レスポンスやったら楽しそうだな〜って曲とか、本当にファンが選んだ曲なんだなってのが伝わってきて、なんか切なくなりました。解散の本当の理由は結局はっきり判らないままだけど、何年か経ってまた5人がそろう日が来たらいいなーと思います。



2位
引っ越した


2015年8月に台風で家の屋根が降っとんで以来ずっと私の実家に居候してましたが、2016年4月、やっともとの校区内に引っ越せました。

小学校への送迎も必要なくなったし、娘は自力で友達の家と行き来できるようになったし、私は職場も近くなったし。特に夫は、不満を口にした事はなかったけど、やはり妻の実家でサザエさん状態ってのはしんどかったと思います。まぁなかなか実家から引っ越せなかったのは私のせいではないんですけどね(笑)

あと、両親が家の中で動物を飼うのが苦手なので猫は2階の6畳間だけで暮らしてたんですが、地味に猫もストレスためてたようです。実家にいた頃は布団への粗相が本当に多くて、しょっちゅう布団を洗濯してたんですよ。夏はともかく冬になると、まず羽布団を洗うのが大変だし、洗ったら洗ったで冬の日差しじゃ乾かなくてコインランドリーに乾燥機だけかけに行ったりして。いくら洗える羽毛布団といっても、ニ○リさんもこれほど毎日のように洗濯されるとは想定してなかったろうに、と思うぐらい。

それが、引っ越してからはほとんどなくなりました。夏の間は何度か肌布団に粗相されたりしたんですが、何度かやったらそれっきり。『羽布団は鳥(=猫にとっては獲物)の臭いがするから、そこに粗相してしまうのはマーキングのようなものなので対策はない』というのをネットで見て
「じゃぁ冬になっても羽毛布団は出せないの!?」
と思ってたんですが、少なくともこの冬は1度もやられてません。毎晩一緒に寝てます(あったかい)。あれはやっぱりストレスのせいだったのかねぇ、と旦那と話してます。



そして1位

熊本地震

やっぱこれでしょうねぇ…。

2位の『引っ越した』のわずか1週間後でした。幸いうちの辺りは震源地からも遠かったし、山沿いで地盤が固い地域らしくほとんど被害はありませんでした。実家や妹宅では食器が棚から飛び出して割れたとかあったようですが、うちはそれもなく。しばらく断水して不自由はしましたが、よくニュースで流れてたような被害の大きかった地域に比べると、うちなんて被災者と名乗るのも申し訳ないぐらいのレベルで。

でもね、地震から半年経ったある日、震源地に比較的近かったある村からテレビの中継がありました。そこは私にとっては祖母の家がある場所です。見慣れた場所の、見慣れぬ風景。あぁ、あの場所はもうなくなってしまったんだなぁ…そう思ったら涙が出ました。

もう祖父母も伯父も鬼籍に入ってて、その家に住んでるのは伯母だけでした。でもその家はもう住める状態ではなく、伯母は仮設住宅に入り、おそらくあの家はいずれ取り壊されることになるのでしょう。大好きだった『おばあちゃんち』がなくなってしまった。そうか、私もやっぱり被災者なんだ…と初めて思いました。

年が明けて、冬休みの間に子供を1日ぐらいどこかつれてってあげないとね、と出掛けた先が、その村の近くでした。帰りに夫に頼んで少し寄り道してもらい、お墓参りに行ってきました。

震災直後に祖父母宅の近くにある伯母(上記の伯母とは別です)の所に様子見舞いに行った時、墓地への入り口は瓦礫で塞がれてて入れなかったんです。お盆の時期もあれこれと都合がつかなくて行けず、ずっと気になってました。リアシートで子供が寝てたので夫には車で待っててもらったんですが、1人で行って良かったです。

メインの墓石こそ無事に立ってましたが、お墓全体で見たらあちこち崩れてました。昇り口にある灯籠、囲い、階段。崩れ、倒れ、欠けたお墓。周囲の他のお墓に比べたらそれでもマシな方で。自分達の生活が優先で、お墓まではなかなか手が回らないのです。他のお墓の持ち主の方達がどんな思いでこのお墓を放置してるのか、それを考えるのも辛かった。

もちろん、私にとっては『おばあちゃんち』だけど母や伯母にとっては実家であり、住んでた家だったわけです。それを失った辛さは私なんかとは比較にならないだろうし、そう考えるとやっぱり私なんて被災者とか言えるレベルじゃないとも思うんだけど…大丈夫なつもりでいたけど、自覚してる以上に傷ついてたし疲弊してたんだな…と最近になって思うようになりました。



台風で屋根が飛んだってのもなかなかない体験だったけど、まさかその翌年に震度7を体験する事になるとは思いませんでした。いろんな意味で激動の年だったけど、2017年はもうちょっと明るい話題が多い年になるといいな。



2016年10月14日(金) 今月末で1歳半。

うちにやってきてやがて1年4ヶ月になる2匹の猫、クロとハチ。その名の通り、黒猫とハチワレ猫です(笑)


で、その2匹。実は去年の去勢手術の術前検査で、猫エイズと白血病が陽性である…との診断を下されていました。もちろん、猫エイズと言っても人のそれと同じで、陽性反応が出たからって即病気になる訳ではありません。ウィルスを体内に持ってる、いわゆる『キャリア』の状態で、将来的に発症するかもしれない、という事。しかし発症してしまったら進行は早いらしいので、できるだけ発症しないように、栄養状態を良くしてやったり体調の変化に気を付けておくしかないな〜という状況で1年やってきました。

生後半年の時点でキャリアで、でも生まれてからずっと室内飼い。つまりどこかで感染してきたわけではなく、おそらく母猫からの母子感染なんですよね。もしかしたら母猫じゃなくて父猫なのかもしれないけど、2匹を譲ってくれた元の飼い主さんとは私は直接知り合いじゃないので、そこまでは確認できず。


でね、その1年前の検査の時に言われてはいたんです。
「子猫は、生後半年ぐらいの間は母乳の影響でウィルスが体内に残ってるだけで本当に感染してる訳じゃないってケースもあるので、来年の予防接種の時にでも再検査してみるといいですよ」
って。で、先日その予防接種に行ってきまして。


接種の前に
「再検査します?」
って聞かれました。聞いてみると、検査料は4000円…やる予定の予防接種が5000円だから、合わせて9000円。それが2匹(苦笑)検査して『やっぱり陰性でした!』ってなる可能性が高いのならそりゃやるけど、わざわざ4000円(×2)払って『間違いなくキャリアです』ってだめ押しされるの辛いな……とちょっとためらっていると、先生に言われました。

「検査してやっぱり陽性だったらもう確定なので、その時は、月イチぐらいでインターフェロンの注射に来てもらった方がいいんですよ。発症を抑制できるから」

あ、なるほど。運が良ければ陰性の結果が出る可能性もあるけど、陽性だったらだったで、そういう対策もできるのか。そのためにもはっきり診断したいのね。じゃぁしょうがない、やるか!


というわけで再検査。そしたら。





「…陰転してます!」





え、マジで!?


猫エイズも白血病も陰性。どうやら本当に、前回の検査では母乳の影響で陽性が出てただけだったようです。うわ〜本当にこんなことあるんだ〜!

驚きつつも喜んでいたら、先生がカルテに書き込みながらボソッと
「本当にあるもんだなぁ」
と呟くのが聞こえました(笑)え、先生も驚く?それってつまりかなりのレアケースだって事?


何はともあれ一安心。その日の夜はお祝いに猫缶を開けてあげました(笑)←普段はカリカリで、猫缶はたま〜にしかあげないのですげぇ喜ぶ。


その後ちょっと調べてみましたが、陽性と出たのが後から陰転する確率がどのぐらいなのかってのは判りませんでした。一般的にはその境目は生後半年だそうです。つまり母猫の母乳の影響が消えるのがその頃って事ね。でも病院や検査キットのメーカーによっては4ヶ月とか8ヶ月とか結構マチマチ。うちの場合、去勢手術のために検査したのがちょうど生後半年の頃だったので、まだギリギリ移行抗体が残ってたって事なのかなぁ。


なぜかハチの方が1kgほど重いという体重差には驚きましたが、2匹とも健康体ですよ〜とお墨付きをもらってホッとしました。順調にいけば娘が成人するぐらいまではいてくれるはずだけど、なんならもう猫又になるまでいてくれてもいいのよ?


 < 過去  INDEX  未来 >


咲良 [MAIL]

My追加