| 2009年06月12日(金) |
なんであれでつぶれないんだろう。 |
今日は、会社の新人さん歓迎会でした。
なんで6月になって?と思われるかもしれませんが、4月に新卒で採用された若手が2ヶ月本社で研修を受けてまして。6月になってやっと支社に配属されてきたんです。で、歓迎会。4月から新しいパートさんも来てるので、その方の分も兼ねてます。
会場はうちのお客さまでもある小さな旅館のお座敷。っつーか前にもここで誰かの送別会をした覚えがあるけど、よくこんな街中の一等地でこーんな古くてこーんな小さい旅館が生き残れてるな〜と不思議になるような建物です。どんな人が利用してるんだろう?
しかし、この宴会がまたすごかった。すごかったっつーか酷かった(苦笑)何が酷いって、料理ですよ。
最初に、テーブルに鉢盛りがどーんと乗ってたんです。唐揚げやら揚げ春巻きやらエビフライやらウィンナーやらさつまあげやら小鉢に入った春雨サラダやら豚の角煮やら、他にもいろいろ。で、隣には5種類ぐらいのお刺身がどーんと盛られた大皿。それが、大体6人に1皿ぐらいの感じかな。私は始まる10分前ぐらいに会場に着いたんですが、その時点で既にラップがかかったそれらの料理がテーブルの上でスタンバイ。いつから置かれてたの?
人が増えてきたのを見て職員のオバサマ方がラップを外していって、1人1人にお椀が配られました。ちなみに中はまいたけと素麺のお吸い物。
最初に所長の挨拶があって新人さん達の自己紹介があって、まずはビールで乾杯。もうこの時点でお吸い物は冷めてました。あれは所長の挨拶が長かったわけではなくて、最初からそれほど熱くなかったんだと思います。
んでまぁ乾杯して食べ始めて……うん、なんていうか、わかりやすく冷凍食品だなぁと(苦笑)まぁ揚げ物を揚げるぐらいはここでしたのかもしれないけど、多分業務用の『あとは揚げるだけ』の唐揚げとか春巻きとかエビフライです。
あぁそうだ、あれは例えるなら『学生が飲みに行く“飲み放題・歌い放題・食べ放題で2時間3,000円”とかの店で出てくる料理』と同じような感じ。普通に揚げたりレンジでチンすれば誰がやっても食えるものに仕上がるっていう。いや〜下手したら、そういう店の方が最近は頑張ってるからまだマシかもしれないな。
豚の角煮を食べてみたら、これも当然冷たい。んで角煮が冷えるとどうなるかと言うと、当然ですが脂が固まります。肉の脂だけじゃなくて煮汁まで微妙に固まっちゃって煮こごり状態。さすがに 「…………(--)」 と思って、近くで空き瓶を回収してたオバサマに 「すみません、これ温めてもらえますか?」 と頼んだら 「……は?」 と言われました。えぇ、 「まーそんな事言われたの初めてだわ〜。あっためる?なんのために?」 みたいなキョトン顔。
「温めてもらえませんか?脂が固まってて気持ち悪いんで」 と重ねて言うと 『あーそうですか〜……はぁまぁそれじゃぁやりますけど』 みたいな顔で 「あ、はーい」 と持って行かれました。えーと、私何か無茶なお願いをしましたか?っつーか、そもそも角煮が冷えた状態で最初からテーブルに乗ってるって事の方がおかしいよね?
18時半から始まって、気がつけばもう20時半過ぎ。そろそろ終わりなのかしら?と気になり始めた頃に、それまで閉めてあった廊下に面したふすまがぜ〜んぶ開けられて、廊下の隅の方でオバサマ方スタンバイ。数人は座敷を回って、空いてる瓶やお皿を手際よく引いていきます。なんつーか、 『そろそろお帰りですね!?いつでもお見送りします!』 な雰囲気。あ、やっぱりそろそろ終わりなのね。
…………………え?料理あれだけ!?
最初から出されてた鉢盛りとお刺身、その後で配られたお吸い物。その後は何にも出てきませんでしたよ。なんとな〜く、普通は最後にご飯物とお味噌汁とか、んで最後にはデザートっぽいもの(果物とか)が出てくるもんだと思ってたんですが……なーんにも出てきませんでした。最初に出てたアレで全部。いや、量的には確かに結構あったんだけど、でもそれだけ?あからさまに冷凍食品の揚げ物とか焼いただけのウィンナーとか茹でただけの枝豆(…これも多分解凍しただけだよな)を大皿にどかんと出して、あとは飲み放題で会費が5,000円!?
送別会なら、退職者へのお花や記念品代も含めてちょっと会費が割高になる事もあるけど、今回は歓迎会。純粋に飲み食いした分だけのはずです。それが、あの料理で5,000円。飲み放題が含まれてそれって事は、料理の値段は3,000〜3,500円てとこですか?あれで!?
いや〜ビックリしました。前にここで会社の飲み会があった時も、その時は大皿じゃなくて1人1人に出てくるパターンだったけど、でも料理が前菜からご飯物まで最初に全部並べられててビックリしたんですよね。家で飲むんならともかく、宴会の料理で刺身も揚げ物も煮物もご飯もお味噌汁も最初から全部出されてたのは初めてでしたから。しかし今回は更にその上を行きましたよ。まさか鉢盛りで最初に出したっきり、後は何1つ出てこないとは。
仕事で付き合いがあるからたまには利用してやんなきゃいけないのかもしれないけど、そして男性陣は飲む方がメインだから料理は割りとどうでもいいのかもしれないけど、それにしたって酷かったわ。同じ冷凍食品なら、家でチンして食べる方が温かい分ずっとマシです。
会社の飲み会じゃなかったら二度と行かない所ですね。ていうか、会社関係でも自分でお金出すんなら行きたくない。でも会社の飲み会って歓迎会とか送別会がほとんどだから、主旨を考えると行かないわけにもいかないし…褒めるとしたら、繁華街に近いから二次会の移動がラクってことぐらい?
よっぽど口直しと気分直しにお茶でも行きたい感じでしたが、ユウを実家に預けてたのでまっすぐ帰りました。日曜は友達と出かける約束してるから、その時は絶対おいしいランチ食べてやる!
| 2009年06月06日(土) |
今年もバーベキューしました。 |
今日は、両方の両親が来てユウの誕生会をしました。
本当はね、ちょっと悩んだんです。だって昨日の今日ですよ。今日は友達のお父さん(しかも私もかわいがってもらった人)のお葬式ですよ。本当ならお通夜だけじゃなくて告別式にも行くべきだろうし行きたいとこなんだけど、今日ユウの誕生会をしようってのはもう2週間も前から予定してた事なんです。実際に身内ならともかく、 「友達のお父さんの告別式に行きたいから延期して」 とはさすがに言えないですよ。昨日のお通夜できちんとお別れしてきたから!と自分を納得させて、朝から準備にかかりました。
今年もケーキ屋さんにケーキを注文してて、それを取りに行く予定が10時半頃。なのでスーパーが開く10時に合わせて買い物に行って、帰りにケーキを取ってくればいいや〜と考えてたのですが……早めに来たうちの両親が次郎君と一緒に掃除をしてる中 「じゃぁ買い物行ってきま〜す」 と家を出た時点でもう10時20分(苦笑)11時半頃に帰ってきたら、ちょうどその少し後に義両親もやってきました。
メニューは去年同様バーベキュー。材料買ってきたら切るだけなのでラクチンです。バーベキューの時だけは次郎君が率先して働いてくれるので(笑)私は座って食べるだけ♪……とは言っても、ご飯が炊けたらおにぎり作ったり材料が足りなくなれば切ってきたりと、ちょこちょこと立たなきゃいけませんけどね。まぁお迎えする側なんでそれは仕方ないです(^^;
誕生日プレゼントに、私の両親からは服とアンパンマンのリュックを、義両親と義妹からもそれぞれ服をもらいました。ここ最近で急に大きくなって、90の服がもうギリギリって感じなんだよね。今年一杯はいけると思ってたんだけど、へたしたらこの夏で着れなくなるかも。もらった服は全部95とか100とか110とかなんで、近いうちにユウのタンスを整理して衣替えしておかねば。ありがたいわ〜。
今年は義妹のマミさんとその次男のコウジくんも来てくれたんですが、ユウはこのコウジくんが大好き。こないだの運動会の時も、児童が待機してるテントにしれっと入っていってコウジくんにまとわりついてたの。コウジくんの方も、今まではイトコ達の中でも自分が一番年下だったので 「コウジ兄ちゃん♪」 と懐いてくるユウはかわいいようで、もう6年生なんですがよく遊んでくれます。
ただしユウ、遊んでもらってテンション上がると義両親や次郎君のマネして 「コウジー!」 と呼んだりするんですけどね(笑)しかもコウジくんもおとなしいので、ユウが周囲の大人のマネをしてなにやら偉そうに 「もー!コウちゃんダメよ!」 とか言ってもニコニコしてるんです。もちろんその度に周りの大人は大爆笑なんですが。
人が大勢いて楽しかったのか、ユウもおにぎりやら肉やら結構食べて、マミさんとコウジくんが先に帰った辺りから目に見えてトーンダウン。これは……眠くなったな?椅子に座ったまま膝に乗せて背中をトントンしてあげていたら、先日の運動会の時に続いて今日もそのまま寝てしまいました。最近このパターン多いな。
そのまま寝室に寝せて、後は大人だけでしばらくまったりおしゃべり。親同士が集まる機会ってそんなに多くはないんですが、それなりにいい関係を作ってくれてるようです。今年も義実家から実家に梅の実をどっさり頂いて、お返しにうちの実家から(てか正確には父の兄である伯父さんとこから)紫蘇をおすそわけして、お互いそれで梅干を漬けましょう♪なんてやり取りをしてて。もちろん、梅の実は伯父さん宅にもおすそわけ。
2時間ほどした所でようやく一段落して 「中でお茶でも飲みましょうか」 という事に。お茶、と言われても………我が家には緑茶がないんですが(汗)だって飲まないんだもん。前にお客さん用に緑茶のティーバッグを買ってたけど、確かあれももう使ってしまったよね?探してみたら前に(多分義実家から)もらったお湯で溶くだけの昆布茶と梅昆布茶が見つかったので、それを出しました。ティーバッグでいいからまた買っておかなきゃかな。
そろそろいいかな?とユウに声をかけたら意外とすんなり起きたので、ケーキを出しました。去年に続いてアンパンマンのケーキです。毎度の事なんだけど、包丁入れる時に悩みますね(^^; 実家の近所のケーキ屋さんなんですが結構人気があるお店のようで、いつ行ってもお客さんがいるんだよね。生クリームがふわっと軽くて甘さ控えめで、とってもおいしかったです。
ユウが 「おかわり!」 と2切れ目を食べ始めたんだけど、途中から段々ペースが落ちてきて、3分の1ぐらいを残して手が止まったので 「…無理して食べなくていいんだよ?」 と声をかけたら『うん』と頷いて 「ごちそーさま」 やっぱ2切れは多いって(笑)
夕方になってそれぞれの両親も帰宅……しようとしたら、先に帰ってたはずのコウジくんがなぜかまた来ました。どうやら、マミさんは午後から仕事だったので先に帰ったんですが、一緒に帰ったと思ってたコウジくんはお隣さんに遊びに行ってたみたいなんです。で、帰ってみたらまだ祖父母(義両親)が帰ってなかったので、またこっちに来たみたい。先に帰っちゃったと思ってたコウジくんがまた来たので、ユウは大喜び。結局、そのまま義父の車で義実家に遊びに行く事になりました。
まぁユウがいなければ私達も後片付けがしやすいし、じゃぁお願いしま〜す…ってわけで、お漏らししちゃった場合に備えて替えのパンツとズボンと、念のためオムツも数枚入れたバッグだけ渡して見送りました。昼間はちょこちょこ声をかけてトイレに誘ってずっとパンツで過ごしてたんだけど、義実家でもちゃんと『トイレ行く』って言えるかな?
それぞれ後片付けが一段落して、次郎君は昼寝(もう夕方だけど)。私は録画してた『水曜どうでしょう』を見たりしてのんびり。ユウは義実家でまた楽しく遊んでたようで、ようやく 「お迎えに来て〜」 と連絡が来たのはもう8時近くでした。
そして予想通りやっちゃったようで、帰ってきたらオムツを履いてました(苦笑)ごめんなさい…でもできれば、お漏らししちゃった服とパンツ、水洗いだけでもしといてくれると嬉しかったな〜(--; ←まさかそのままだとは思わなかったので、ビニール袋から出した時にビックリした。
昼が時間かけてがっつり食べてたので、夜はさらっと素麺で。疲れたけど、楽しい1日でした。いくつまでこうやってお祝いできるのかな〜。
| 2009年06月05日(金) |
おじちゃん、さよなら。 |
昨夜、高校時代の友人キリネからメールが来ました。
『久しぶり。 今朝ね、父が亡くなりました。 生前、咲良は元気かって時々言ってたんで、お知らせしときます』
それだけの短いメール。でも、それは私に大きな衝撃を与えました。
キリネとは高校からの友人で、卒業後は大学と短大に進路が分かれたけど、ずっとよく遊んでました。数え切れないほど一緒にライブに行ったし、県外のライブついでに旅行もしました。私と同じサークルの男子とキリネが付き合いだした縁もあって、学校が違うとは思えないほど頻繁に会ってたような気がします。
キリネの方が先に卒業して就職してそのまま数年は友人関係が続きました。キリネの結婚式では友人代表でスピーチもしました。
でもそれからしばらく経って、キリネは何気なく言ったであろう一言が私の胸に大きく刺さり、同時期にキリネの方もいろいろと問題を抱えるようになり、しばらく連絡を絶ってみよう…と疎遠になってるうちにほとんど会わなくなってしまいました。
最後に会ったのは2年半前、ユウが生後半年ぐらいの時に、ユウが産まれて病院に来てくれた時の写真があるから遊びに来ない?と誘われて、ユウの半月後にキリネの次男が産まれてたお祝いも渡さなきゃいけないし…と会いに行った時でした。まだなんとなくわだかまりを抱えててちょっと気が重い再会だったのですが、久しぶりに会ってみたら意外と普通で楽しく話せて、でもそれ以降はまたお互いなんとなく忙しくて会う機会がないままになってました。
キリネの実家はおせんべい屋さんを営んでて、遊びに行ったらよくおじさんがお土産に持たせてくれました。ピーナッツが入ったサクサクの素朴な甘さのおせんべいで、大好きでした。つい2ヶ月ほど前にも、たまたま妹がそれをもらってきて、実家で食べたばかりでした。 「わ〜久しぶりだね〜。おじちゃん元気なのかな〜」 なんて言いながら。
今日、仕事の後にお通夜に行ってきました。
ガンだったんだそうです。場所が悪くて手術も出来なくて、病院嫌いで入院を断固拒否したおじさんは、薬だけは飲みながらも普通に家で生活してたんだそうです。1年前にガンが見つかった時点でもう手遅れで 「半年、もって1年」 と余命を宣告され、それでも1年と1ヶ月頑張ったんだそうです。
喪主は妻であるおばさんだったんだけど、最後の挨拶はキリネの弟である長男さんがしてて。 『闘病中もいつもと変わらず、ランニング姿でうろうろしてはご近所さんと立ち話をし、町内会の行事に顔を出し、亡くなる前日にもせんべいを焼き、最後まで父は父らしく生きました』 という言葉に泣けて泣けて。
私の知ってるおじさんはいつもランニングやTシャツに半パンで、ボサボサの頭で豪快に笑う人でした。でも遺影は妙にきちんとした服装で写ってて、後で聞いたらキリネの長男の節句のお祝いの時に 「親戚が集まるんだから、たまにはちゃんとしたカッコしなよ!」 と半ば無理やり服を買ってあげて、家族皆で撮った写真だったんだそうです。お通夜の後にキリネと少し話した時に 「なんかおじちゃんがちゃんとしたカッコしてるの見た事ないから、違う人みたい」 と言うと 「本当だね」 とキリネも泣きながら笑いました。
帰り際に、おばさんがおせんべいを1袋くれました。おじさんが亡くなる前日に焼いたというおせんべい。 「お父さん、咲良ちゃんの事本当にお気に入りで大好きだったから。よかったらもらってあげて」 そう言って持たせてくれました。帰りの車で食べてたら、また涙が出ました。
あまりに突然で悲しかったけど、でもちゃんとお別れが出来て良かったです。ずいぶん疎遠になってたのに、親を亡くして慌しい中で知らせてくれたキリネに感謝です。
ご冥福をお祈りします。
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