| 2008年11月06日(木) |
仲間はたくさんいるよ。 |
やっと、ちょっと報道が落ち着いてきたなって感じです。ま、他にでっかいニュースが出てきたからってのもありますが。
なんか更に余罪となりそうな疑惑も出てきてますが…1ファンとしては、やっぱりそんな事をする人じゃないと信じたい。なんかいろいろと怪しげな点も出てきてるんですよね。
被害者とされている男性、一部では名前もわかってるんですが、この人の名前を検索すると胡散臭い記事がかなり出てくるんだよね。ある人のブログによると 『使途不明の献金を多くの人から募った詐欺容疑で、裁判の真っ最中な人物。 いくつもの素性不明の団体を持っており、かなり際どい活動をしている。 過去の“東芝クレーマー事件”の原告であり、その当時、大批判の対象になった人物。 他にも、億単位の所得隠しや詐欺容疑や悪徳商法容疑をいくつも抱えている。 明らかに薬事表示法違反な健康食品ビジネスなんかもやってる、ものすごくウサン臭い人物』 ……いや、自分で調べた事じゃないからこれをすべて鵜呑みにするのはどうかと思うけど、なんかここまで書き連ねられると…ねぇ。
それに、一緒に逮捕された木村という人物が、この被害者男性と一緒に役員に名を連ねてるNGO団体があったりもする。この木村氏の紹介で哲ちゃんはこの『被害者男性』と知り合ったというから、木村氏と被害者男性に接点があるのは別におかしくないんだけど、逮捕直前のインタビューでぬけぬけと 「自分も、(著作権は自分にあるという)小室氏の言葉を信じてたんですから。自分もお金を貸した被害者ですよ」 なんて言ってたあのふてぶてしい様子を見ちゃうと、なんか胡散臭い気がします。大体、お前が貸したその金は『被害者』から騙し取った5億円で取り戻してるじゃないか。
KEIKOさんの 「事情を聞いてるのですごく悔しい。この誤解は絶対に晴らしたい」 というコメントもあるし、なんかいろいろと 「本当はもっと何か裏があるんじゃないか?本当に哲ちゃんが主犯格なのか?共犯は事実としても、哲ちゃんも丸め込まれたり担がれたりして巻き込まれただけなんじゃないか?」 と思える点が多くて…個人的に信じたくないってのももちろんあるんだけど、報道が哲ちゃん1人に責任を負わせて何かを隠そうとしてるようにも感じて不安です。
そういえば、KEIKOさん離婚してなかったらしいですね。コメントも『KEIKO』ではなくて『小室桂子』の名前で 「ともに歩む覚悟です」 と言い切ってくれた事が、すごく嬉しかった。ウツや木根さんだけじゃなくて、みっ子ちゃんやかつG、べーあん、久保こーじくん、西村麻聡さん、マーク、いろんな人が 「彼がそんな事をするとは思えない。でももし本当なら、きちんと償って欲しい。信じて待ちます」 という主旨のコメントを出してくれて、その1つ1つを読んで涙が出ました。
きっと、この件が片付いた後に哲ちゃんに残るのは、お金や損得関係なしで哲ちゃんを信じてくれる『本物』の仲間や友人、そして私達FANKSなんじゃないかな。何年後でもいいから、そこからまた出発できるといいな。
哲ちゃんはやってないよ!騙されたんだよ!…と闇雲に庇うんじゃなくて、今はとにかく事実が明らかにされるのを待とうと思います。それしかできない。これから寒くなる時期に、冷暖房がないという拘置所生活は本当に心配だし、ただでさえ偏食が激しい人だからきちんとご飯が食べれてるのかなとか、そういう事も心配です。なんかもう身内みたいな気分だな(苦笑)
昨日から、どこのニュースでも哲ちゃんの事を取り上げてます。
本当に罪を犯したのならそれはもう仕方ないんだよね。本人も認めてて 「お詫びしたい」 「弁償したい」 って言ってるらしいので、それはきちんと償ってくれたらいいなと思います。
でも、ニュースやワイドショーで、知ったような顔してもっともらしい事を言ってる評論家やらコメンテーターやら関係者やらに、イラッとします(苦笑)
そりゃー直接の知り合いじゃないんだから、 「そんな事する人じゃないと思ってた」 という意見に 「彼の全部を知ってるわけじゃないでしょう」 って言われちゃうのは仕方ないんだけど、じゃぁそう言うお前はどれだけ知ってるんだって話ですよ。
そりゃぁね、マスコミに出てる哲ちゃんなんて、小室哲哉という人物のほんの一部だと思いますよ。メディアに出る時に口先だけかっこつける事は簡単です。でも、雑誌のインタビューやブログを読んだり、ライブに直接足を運んで生の声を聞いたり、作品を聴いたり、20年もそうやって彼らを見つめ続けていれば、かっこつけてるだけなのか本当にいい人なのかぐらいわかりそうなものじゃないですか?
『時代の寵児』だのなんだの持ち上げられてるプロデューサーとしての哲ちゃんしか知らない、哲ちゃんの曲もろくに聞いた事もなければカラオケで歌った事なんてもっとない、雑誌やメディアで哲ちゃんが話してた事をすべて聞いたわけでもない、そんな人達がどれだけ哲ちゃんの事をわかってて言ってるんだ、と。 私達が哲ちゃんの事を 「そんな事をする人とは思えないんだけどなー」 と思うのは、積み重ねてきた時間があっての事。メディアに露出してるのが『小室哲哉』のほんの一部だというなら、その“一部”ですら余さず見てきたつもりの私達と、その“一部”のさらに一部しか見てないしたり顔の評論家やコメンテーターや、彼の才能と地位とお金を利用したくて近付いてきたほんの数年の付き合いのビジネスマン、誰が哲ちゃんの事をより知ってるだろう?
木根さんのコメントにもあったように、哲ちゃんの作品に勇気づけられたり励まされた人が大勢いる事も事実。私だって、TMに出会ってなければ今の私はないと断言できる。もしかしたら生きてなかったかもしれないもん。罪は犯しても、そんな素晴らしい作品を作れた人なんだって事も事実なんだよ。
笑っちゃったのは、カラオケでインタビューしてた映像ですね。昨日の朝のニュースではまだ比較的哲ちゃんに対して好意的で、インタビューの内容も 「カラオケに行けば今でも小室さんの曲は1曲は歌いますね〜」 とか 「globeは全部歌えるし〜、レパートリーにも多いです〜」 とか、哲ちゃんの影響力や功績を印象付けるような映像ばっかり流してたのに、今日になったら 「最近はもう思い出す事もないですね」 だの 「もうあんまり歌わないですねー」 とか、今度は『小室哲哉は落ちぶれてる、時代遅れ』と感じさせるようなインタビューを流してそれを強調する。マスコミの情報操作って簡単なんだな。
極貧生活でお弁当やピザばっかり食べてたなんて記事も見たけど、あれを書いた人は弁当やピザを買った事がないのか?毎食買った物で済ませるって事がどれほど割高で不経済な事か知らないんだろうか。本当に貧乏だったら、自炊した方が圧倒的に節約できるのに。それに、哲ちゃんのジャンクフード好きは昔からだし。偏食が激しい人だから、TMの打ち上げはファミレスが一番確実なんて言ってた事もあるぐらいなのに。
それにね〜……
犯罪行為に関してこういう事を言っていいのかわからないけど、やり口が単純すぎるんだよね。もっと正直に言うなら、やり方がバカっぽい。
著作権を譲渡すると言ってお金を払わせて、それで実際には譲渡できなかったらどうなるか。考えればすぐにわかる事じゃないか?哲ちゃんがそんな詰めの甘い事をするほどバカだとは思えないんだけど…。なんかそう考えると、本当に哲ちゃんが主犯格なのかなって気にもなってくるんだよな〜。
何か、もっと私達の知らないところで何かが起こってて、哲ちゃんもそれに巻き込まれたって形なんじゃないのかな〜…とも思います。まぁ哲ちゃんに悪人であって欲しくないと願うファンの妄想と言われればそれまでですが。
最初っからお金を騙し取る気満々でやったわけじゃないんじゃないかって気がします。本当に最初から悪意を持って騙しにかかってたのなら、そんな簡単に罪を認めたり反省の言葉を口にしたりしないよね?
KEIKOちゃんと逮捕前に離婚してたそうですが、借金や逮捕の件でKEIKOちゃんやその実家に迷惑をかけないための決断だったと聞いてホッとしています。もしこれで単に哲ちゃんがイヤになっての離婚だったら、あまりに哲ちゃんがかわいそう。3回も結婚してるのに、結局本当の意味で生涯をともに出来る伴侶には出会えてなかったのかと思うと、哲ちゃんの人生が本当に寂しいもののように思えてしまうじゃないですか。
ミュージシャン、クリエイターとしては一流だったけど、経営とかお金の使い方に関してはそうじゃなかった、って事だと思います。だからこそ、ちゃんと罪をつぐなったら、初心に帰ってシンプルに1ミュージシャンとして頑張って欲しいなって思います。
| 2008年11月04日(火) |
好きな気持ちは変わらないから。 |
今朝、いつものように何気なくつけたテレビから、衝撃的なニュースが流れてきました。
小室哲哉氏、詐欺容疑で逮捕。
朝の時点では、まだ任意同行で『容疑者』ですらなかったんだけど、昼前のネットのニュースではもう『逮捕』で『容疑者』で、その次にはもう『本人も認めている』『反省している』になってました。
正直なところ、それほどのショックは受けていません。ちょっと前にこの著作権譲渡の件で裁判になっていて、それが6億円で和解したという話を聞いていて、その時に 「6億とか払えるの?」 と思ってたので……あぁその件が大事になっちゃったな〜…という感じ。朝のニュースを聞いた時に最初に思った事は 「え?じゃぁ来年のTM25周年イベントはどうなるの?」 って事でした。
町の人のインタビューとかもちょっと流れてたんですが、ほとんどの人が 「え!?なんで!?」 とか 「小室世代なんでショックです」 とか 「もったいない。今までやってきた事が無駄になっちゃった」 とか、とにかく惜しんでくれる声が多くて嬉しかった。まぁニュースでわざわざ顔を出してまで 「自業自得、調子に乗ってたから」 とか批判的な事を言う人がいないってだけかもしれないけどさ。
むしろ逮捕よりショックだったのは、すべての楽曲の著作権を譲渡しようとしてたってとこですね。本当に売り渡す気はなかったのかもしれないけど(実際、譲渡権が自分にはない=勝手に売り渡せないって事は知ってたみたいだし)、ミュージシャンにとっては我が子も同然…と言われる『作品』達を、お金で売ろうとしてたって事が悲しかったです。
正直、彼は作品にそれほど思い入れがないのかもしれないな〜とは思ってました。90年代のいわゆる『小室ファミリー』『TKサウンド』と呼ばれた曲達は、“良い物を作りたい”というよりは“売れる事を重視して作った曲”だと聞いてたので。もちろん、それが良い物である事は商品として最低限の条件なんだろうけど、哲ちゃんが本当に好きで世に送り出してるわけではないものも混ざってるんだろうな〜とは思ってました。
でも、TMの曲だけは違うと思ってたんだ。
あの頃に作った曲達を売り渡す事になっても、TMのために作った曲は哲ちゃんにとっても特別なんだと思ってたの。彼の青春であり、礎であり、ホームでもあったあの3人組のための曲は、哲ちゃんにとっても聖域なんだと思いたかった。だから、今回の件でそのTMの曲も含めて全楽曲を譲渡しようとしてた…譲渡するフリをしてお金儲けのために利用しちゃったって事が、一番ショックでした。
TM時代、哲ちゃんはいつでも『先』を見てました。まだレコードやカセットが主流だった頃に 「これからはCDの時代になる」 と断言して、初めてのベストアルバムをまだそれほど一般的じゃなかったCDだけで発売するという暴挙(当時のファンにとっては)に挑み、実際、ファンからは 「CDプレーヤーを持ってるファンばかりではない」 「古いファンを切り捨てるのか」 とかなりの批判があったそうです。でもそれから1〜2年のうちに本当にCDが主流になり、あっという間にレコードやカセットはショップの一角だけの存在になりました。
今では当たり前のマキシシングルも、シングルといえば8cmCDがメインだった時代に挑戦してるし、曲のリミックスやシングルを複数枚同時に(または短期間に続けて)リリースするなんて手法も、私が知る限りでは哲ちゃんが火付け役でした。90年代の終わりには 「これからはCDじゃなくてネット配信が主流になるよ」 と誰よりも早く口にしてました。シンセサイザーを多用した音楽や、ユーロビートやレイブのメロディーに日本語の歌詞を乗せた音楽を一般的にしたのも彼だし、音楽界に与えた影響が計り知れない事は多くの人が知ってる事だと思います。
それほど『未来を見る目』を持ってた人が、どこで何を間違えてこうなってしまったのか。
本音を言えば、信じたくないです。私達が愛したあの人が、こんな犯罪に手を染めるような人だったとは思いたくない。誰かに丸め込まれて担ぎ上げられたんじゃないのか、私達にはわからないような音楽業界の裏事情が絡んでるんじゃないか、哲ちゃんには罪を犯すつもりはなかったんじゃないのか、そう思いたい気持ちは今でもあります。
でも、記事によると本人も認めてて 「被害者に申し訳ない」 と語っているとか。本人が罪を認めているのなら、私達がどれだけ庇っても意味がありません。むしろそれは印象を悪くするだけ。
だったら、無闇に擁護したりしないで、ただ待とうと思います。やってしまった事はやってしまった事として受け止めて、いつかまた彼が音楽の世界に帰ってきて私達を感動させる作品を作り出してくれることを信じて、待とうと思います。
私達以上に、一緒に25周年を祝うはずだったウツと木根さんがどれほどショックをうけているかと考えると胸が痛みます。他のサポートメンバーもきっと心配してるし、そのせいで迷惑がかかる事を哲ちゃんも心配してると思います。
ファンである事は変わりません。TMに出会わなければ今の私はいなかったから。彼らの楽曲に、その存在に、どれだけ助けられたか判りません。
待ってるから。きちんと罪を償って帰ってきてくれるまで、好きなままで待ってるから。
だから哲ちゃん、生きる事を諦めないでね。
16:00追記
木根さんから、公式HPでコメントが出てました。
TM NETWORKをずっと応援してくれている皆さんには、ご心配をおかけして申し訳ございません。 僕は共に音楽を創ってきた友人として、今までも、これからも彼と出会えた事のよろこびと感謝の思いは変わりません。そして彼をリスペクトする気持ちも変わることはありません。 多くの方が、彼に悪いイメージをもたれたかも知れませんが、彼が作った音楽がたくさんの人達に勇気を与えてきたことも事実だと思います。 だからなおさら残念という声もありますが、僕は、彼がゼロから立ち直る力も持っていると思います。 だから僕は、TM NETWORKの復活もあると信じています。
木根尚登
これを読んで、初めて涙が出ました。信じて待つのも、ウツと木根さんが一緒なら辛くないよ。哲ちゃん、早くきちんと償って帰ってきてね。
16:20追記
ウツの公式HPコメント。
「TM NETWORKを応援してくれているファンの皆さま、また多くの方々にご心配をおかけしました。 これまでの人生の長い時間を一緒にすごしてきた友達であり、 仲間である小室哲哉の今回の件は、 いまだに信じられませんし、信じたくありませんが、事実であるなら すべてを明らかにしてもらいたいと思います。 でも、彼とともに音楽を作り、笑い、悩み、楽しんできた僕らの歴史は変わりません。 今、彼と話すことは叶いませんが、彼なら償い、また音楽に帰ってきてくれると信じています。 2008.11.4 宇都宮隆」
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