金色の夢を、ずっと見てる

2006年10月11日(水) 恐れていた事態。

いずれそうなる可能性がある、という事は前々から聞いてました。

そして、そうならないように、私はできるだけ工夫してきたつもりでした。


でも、その事態は起こってしまったのです・・・・・。




その事態とは。














































そう、人見知り。




うちのお嬢さん、生後4ヵ月半にして人見知りが始まったようです。


早い子は4ヶ月頃から人見知りする子もいると聞いてて、そうならないようにできるだけいろんな所に出かけたり、いろんな人に積極的に抱っこしてもらうようにしてたつもりなんですけどねぇ・・・・。


と言っても、誰も彼もダメってわけじゃないんですけどね。お腹が空いてたり眠かったりしてイマイチ機嫌が良くない時に、あんまり会い慣れてない人に抱っこされると泣いちゃうんです。


何がまずいって、その人見知りが義両親に向かって発揮されてしまったんですわ(笑)

つい先日、休日に次郎君が
「ちょっと散歩してこようかな」
とユウをベビーカーに乗せて出かけたんです。で、その時ついでに実家に寄ったそうなんですよ。ところが、ユウはお義父さんに抱っこされて涙目になり、代わってお義母さんに抱っこされて号泣。ベビーカーで泣きながら寝て帰ってきたんです。

そして今日、夕方お義母さんから
「久しぶりに夜ヒマだから、ユウちゃんの顔を見に行くわ」
と電話があり、義両親そろってうちに来たんですね。

義両親が来た時は、ユウは次郎君とお風呂に入ってました。しばらくしてユウだけ先に上がり、ユウにパジャマを着せた私はそのまま夕飯の仕上げのために台所へ。その間、義両親がユウをあやしてくれようとしたんですが・・・・


最初のうちはご機嫌だったユウの声が途中から段々変わってきて、気付いた時には号泣してました。次郎君がお風呂から上がってきて抱っこしてくれるとやや治まったんですが、だからってお義母さんがまた抱っこしようとするとまた号泣。

普段うちらが食事中によくユウはぐずるので、義両親的には『その間子守をしてあげる』つもりで夕飯の時間を狙って来るみたいなんですよ(まぁだからって食事時に来られるってのは私はなんか落ち着かないので、正直ありがた迷惑なんですけど)。でも、逆に義両親が来たせいでユウがこれほど泣いちゃうと・・・・・子守をしてもらうどころか、却って食事がしにくくて。

結局、あまりに泣くのでご飯の前にちょっと寝室で授乳して、機嫌が直ったかな〜・・・ってところで再び居間へ。次郎君が抱いてるうちは良かったのですが、こりずにお義母さんが抱っこしようとしてまた号泣される。


途中、あまりのユウの泣きっぷりに、次郎君があやしながら歩き回ってる時にこっそり
「ねぇ、今日はもう帰ってもらわない?この調子じゃこの子ずーっと泣くよ?」
と耳打ちしたのですが、
「大丈夫大丈夫。しばらくしたら慣れるって」
と却下される。

いや、これが昼間とか、こっちが向こうの家に遊びに行ってる時とかならいいよ。でも、うちは今から夕飯なのよ?食事時に義両親が来てるせいで子供が号泣してて、落ち着いて食べられるわけないじゃん。


と、私は1人でイライラしてたのですが、次郎君も義両親もけろっとして
「何時間か一緒にいれば慣れるのよね〜」
とか言いながら泣かせっぱなし。何時間もいる気なのか、コラ。

またユウの泣き方が、あきらかにいつもと違ったんですよ。普段お腹が空いたとか眠いとかでぐずって泣く時は、まだどこか甘えたような響きがあるんですよね。でも今日の泣き方は、明らかに本気で嫌がってる泣き方だったの。


結局、ユウは泣き疲れて寝てしまいました。なんかもうかわいそうで。

うちらが食事が終わっても義両親はすぐ帰りそうな様子はなかったのでそのまま洗い物まで済ませ、しばらくおしゃべりした後ようやく
「じゃぁ帰ろうかね」
と腰を上げてくれたんですが、帰り際に恐ろしい一言が。


「これはもう、泣かないように毎日顔を出さなきゃね」



・・・・・いやそれマジで勘弁して。


そりゃ確かに見慣れれば泣かなくなるのかもしれないけど、それまで毎回、あの聞くだけでこっちが辛くなるような号泣に付き合わされるの?っつーか、それを抜きにしても毎日来られたらうっとうしいちょっとイヤ。


ちなみに、うちの両親の場合はそこまで泣かないんです。お父さんだとちょっと泣く時もあるんだけど、それこそお腹が空いてたり眠かったりっつータイミングの悪い時だけ。

確かに、会ってる回数が全然違います。着付け教室の時に預けたりしてるから、少なくとも週に1回はうちの両親には会ってるんですよ。でも義両親の方はうちに来てくれた時しか会えてないから・・・・・距離的には近いんだけどね。


まぁさすがにお義母さんもあれだけ泣かれるとちょっとショックだったようですが、だからって本当に『慣れるまで毎日』なんて来られたら、ユウが慣れる前に私がストレス溜まるわい。さりげなく
「どこの子も通る道みたいですねぇ。しばらくは仕方ないんでしょうね。まぁ一時的なものだと思いますけど」
と『だから無理して慣れさせようとかしないでくれ』と暗に言ってみたんですが、はたして伝わったかどうか。(←伝わってない方に100万点)


義両親が帰った後、せっかくだからユウが寝てる間にお風呂に入ろうと思ってたのに、次郎君が無造作に抱っこして起こしちゃうし。仕方ないのでそのまま次郎君に任せてお風呂に入ったんだけど、結局寝るまでずーっとぐずぐずとご機嫌斜めでした。


子供の人見知りっていつぐらいまで続くのかな。その子供の性格もあるだろうけど、うちの場合は私も次郎君も別に人見知りする性格ではないので、ユウの人見知りもこの時期の子供特有のもので終わると思うんだよね。

それに、今のところは人見知りするといっても『お腹が空いてたり眠かったりしてあまり機嫌が良くない時に、会い慣れてない人に抱っこされるとダメ』っていう条件付みたいなもんだし。こないだトモエと一緒にドライブ行った時とか全然大丈夫だったもんな。



2006年10月09日(月) 連休の日記

ちょっと間があいてしまった。まとめて書きます。



10月7日(土)
夕方から、山川さんちで着付け教室。今日はユウを実家に預けて身軽に出席できました。

先週が休みだったので2週間ぶりだったのですが、やはり2週間あくと細かい所を忘れちゃいますね。途中で何度か
「あれ?」
となりつつ、なんとか進める。習い始めて約2ヶ月。ぼちぼち、多少おたおたしつつも1人でなんとか着れるかな?って感じになってきました。

もうしばらく練習したら、みんなで教室が終わった後にそのまま着物で食事に行こう!という企画が持ち上がり、非常に楽しみです。


今日は次郎君が飲み会のため先週同様実家に泊まり。母乳は冷凍して預けておいたけど、ユウ泣いてないかな〜・・・と心配で急いで帰ったのに、帰ってみたら両親にはさまれて超ご機嫌な様子で拍子抜け(笑)



10月8日(日)
昼間、妹と2人でちょっと買い物。ユウの今の時期用のお出かけ着を買いました。その後食材の買出しをして帰宅。

今日は、次郎君の誕生日なのです。

サヤカがうちに来て一緒に鍋をする予定だったのですが、昼間サヤカから
「ケーキは私が買ってくるんで、食材の準備をよろしくね」
とメールが来たのです。わーい、ケーキだ♪←主役は次郎君。


主役の希望で豚しゃぶ鍋。サヤカがなんとホールのケーキを買ってきてくれてびっくり。3人で食べるものだから15cmぐらいのちっちゃい奴(4号かな)だったんだけど、ちゃんとチョコペンで
『次郎くん お誕生日おめでとう』
と書かれたクッキーが乗ってるんですよ(笑)ろうそくもちゃんと添えてあって、ちゃーんと火をつけて歌を歌ってろうそくを次郎君が消す、というベタ過ぎるほどベタなお祝いをしました。これはこれで久々で楽しかったな。珍しく次郎君も食後にケーキ食べたし。


次郎君とユウが先に寝て、サヤカは2時過ぎまでしゃべって帰って行きました。


10月9日(月)
そして今日。

今日はトモエとドライブ。トモエは里帰り出産のために実家にいるんだけど、毎日ヒマすぎて腐ってるようなんですね。コスモスが見たい!と言うので、車で小1時間ほどの所にあるコスモス園に行ってきました。

しかし、世間は3連休の最終日。しかもこの季節だし、今日もいい天気。人も車も多くて、ちょっと渋滞して疲れました・・・・そのせいか、帰る途中でトモエが具合悪くなりびびりました(汗)

最初はね、
「目が痛い」
って言い出したんです。それも
「ゴミが入ったとかじゃなくて、眼球の奥の・・・神経が痛いような感じ」
って。急に痛み出したし、その痛さもちょっと不穏な感じだったので心配になり、ちょうど市民病院の近くだったのでそのまま救急外来へ。

ところが、受付をして待ってる間に目の痛みは徐々に治まってきたようで、そうなると今度はお腹の赤ちゃんが気になりだしたようなんです。結局、時間がかかりそうな救急外来の受付はキャンセルして、かかりつけの産婦人科へ行く事に。

私がユウを車から下ろすのに手間取ってる間にトモエは院内へ入っていき、私がやや遅れてナースステーション(外来は休みだったので、病棟の看護師さんが対応してくれた)に顔を出した時にはもう病室へ通されてました。

まぁ結果的には赤ちゃんも何事もなく、ちょっと疲れが出たのかな?という程度で落ち着いたようなので一安心。一応トモエはお腹にモニターをつけてしばらく様子を見るという事になり、1時間ぐらいかかるという事なのでトモエと相談して私は先に帰る事にしました。

いや、気にはなったんだよ。でももうその時点で7時ぐらいになってて、私も次郎君の夕飯とかちょっと気にかかってたし、ユウもちょっと疲れ気味でぐずり出してたし、トモエ自身が
「タクシーで帰れるから大丈夫だよ。早く家に帰ってやりなよ」
と大丈夫そうだったので・・・・・

やっぱり、予定日までもう10日切ってる人間をあんまり遠くまで連れ出すのは危険ですね。反省しました、マジで。

私も出産した病院なのですが、たまたま病棟にいた助産師さんが私の事も覚えててくれて、ナースステーションを覗き込んだらすぐに
「あれ、咲良さん?」
と気付いてくれて。大きくなったユウを見て喜んでくれました。


結局、夕飯はお弁当屋さんのお惣菜だったんだけど、次郎君はそういう点に関しては文句を言わない人なのでありがたい。


1つだけ残念だったのは、昨日になって次郎君が今日休みだってわかったんですよ。もっと早くから判ってたら、トモエとの予定を調整して親子3人で1日のんびり過ごす事もできたのに。

まぁ次郎君も久々に1日1人で過ごしてくつろいだみたいだからいいのかな?



2006年10月04日(水) 時間が何かを癒してくれた事を実感した日。

昨日の日記に書いてた友人と会ってきました。


結果から言うと・・・・・昨日アレだけ書いといてなんですが、会ってみたら意外と大丈夫でした。



もともと高校時代の友人で、大学は違ったんだけどしょっちゅう一緒に遊んでた子なんです。彼女は24か5ぐらいの時にもう結婚して、私はその結婚式でスピーチもしたぐらいの仲で。

でも彼女が結婚してしばらく経った頃、彼女の何気ない一言がきっかけで私の中にわだかまりが残ってしまった事がありました。後日、その頃彼女は夫婦間でちょっとした問題を抱えてて、そのせいでここ最近ずっとピリピリしてるという話を聞き、
「あぁ、だからあんな、よく考えたらすごく失礼じゃない?っていうような事を口走っちゃったのかもしれない。だったらしばらく時間を置いて、彼女の精神状態が良くなるのを待ってみようかな」
と思ったのですね。

さらに別の友達の件で
「以前の彼女だったら、もうちょっと気を使ったやり方が出来るはずなのに・・・・」
と思わされた出来事もあり。


そのうち彼女が妊娠して出産して、子供が1歳になった時に久々に会ってみようとお祝いを持ってお邪魔したんだけど、その時も・・・・なんというか、かなりあからさまに『私、勝ち組!』的な空気を感じて、非常に居心地の悪い思いをしたのです。


彼女が無事に妊娠して出産するまでに相当な苦労をしたという話は聞いてたので、子供が無事に大きくなってることが本当に嬉しく、誇らしかったのだろうという気持ちはわかります。

でもだからって、当時まだ結婚も出産もしてなかった(ついでに言うなら、その頃は彼氏もいなかった)私に向かって、いかにもそれが女の正しい生き方であるかのように結婚や出産をすすめる彼女の発言はあまりにも不愉快で。それを望んでない私が、女として欠陥品であるかのような言い方をされたのがあまりにも残念で。

そんなこんなでまた連絡を絶ってる間に、別の友達から
「先日彼女に偶然会ったらこんな事を言われた。なんかちょっと感じが変わったって言うか、そんな事言う人じゃないと思ってたんだけどな」
という話を聞き、ますます気持ちは遠ざかっていきました。


メールが来れば返事をする。電話がかかってくれば話す。年賀状はお互いに出す。その程度の付き合いが数年続き、でも昨年私が結婚した時には呼びました。そして今年の年賀状で彼女が第二子を妊娠中だと知り、その時に私の妊娠も伝え、産後は病院まで会いに来てくれて。


「その時に撮ったユウちゃんの写真があるから、近いうちに会えない?」
と連絡をもらい、写真を受け取るためと、私の約半月後に出産した彼女にお祝いを渡すために、今日会ってきたわけです。


かなり大変だったという彼女の出産時の話を聞き、お互いに子供の話をしたりしてるうちに、なんとなく自分がラクになってる事に気付きました。


「・・・・・なんか、覚悟してたほどしんどくない」



そして、決定打になったのはトマトの話だったと思います。


彼女は生のトマトが食べられないのだけど、長男は好きなんだそうです。
「スーパーとか一緒に連れて行ったりすると、おやつに食べるからプチトマト買ってって言ったりするんだよ」
と彼女が笑い、
「あぁそういえばアンタ、生のトマトだめだったね」
と私も笑ったその瞬間に、ふと昔の事を思い出したのです。


多分もう10年ぐらい前の事です。

一緒に居酒屋かどこかでご飯を食べてた時に、注文したサラダにくし型に切ったトマトが乗ってました。サラダを取り分けてくれた彼女は、そのトマトを全部いっぺんに私の取り皿に乗せたのです。

「いや、そんな事しなくても私が全部食べるから!っつーかいっぺんに乗せなくったっていいじゃん!」
と思わず爆笑してしまいました。

その事をふと思い出し、笑って・・・・



その時に、なんとなく私の心の中でわだかまってた事が小さくなったような気がしたのです。


もちろん、完全に昔と同じような気持ちになれたわけではありません。今日一緒に過ごしたのはほんの2〜3時間で、その間ほとんど子供の話しかしてないわけだから、かつて私が感じた微妙に癇に障る無神経さや不躾さを感じる機会がなかっただけなのかもしれません。


でも、間違いなく、数年前に会った時のような居心地の悪さは感じませんでした。

そしてその空気の快適さは、私も結婚して出産して彼女と同じフィールドに立ったという感覚からくるものではなかったと思うのです。


多分、まともに会わずにいた数年の間に、私の中のわだかまりがゆっくりとほどけかけていたのだと思います。そこへ久しぶりに実際に彼女に会って、昔と変わらぬ気配りや行動に触れて、そのわだかまりは確実に小さくなりました。



一度は親友だと思っていた人に対していつまでもわだかまりを捨てきれずにいる事は、私にとっても憂鬱な事でした。

本当に彼女が変わってしまったという事なのか、それとも私の心が狭いだけなのか、彼女の悪気はなかったであろう一言にいつまでもひっかかっているのは、私がおかしいのだろうか。おそらく昔と変わらぬ気持ちで私に接してくれてる彼女に対して、私だけがいつまでもぎくしゃくした気持ちを引きずっているのは私が間違ってるのだろうか。

そんな想いが心の中で渦巻いて、彼女と会う時はいつもどこかに憂鬱なものを感じていました。


でも今日会って久しぶりにちゃんと話をして、ここ数年ひっかかっていたものがなんとなく薄れたような気がして、自分でも意外なぐらい爽やかな気持ちで帰路に付く事ができて・・・・・


正直、会うまではかなり気が重かったのですが、会って良かった。彼女を避けていたこの数年という時間が、些細なことがきっかけで思った以上に根を張ってしまっていた私の中のわだかまりをほぐしてくれたのでしょう。


なんかやたら抽象的な書き方になってしまいましたが。


これからは、今まで程身構えずに彼女に会えそうです。また昔のように心から打ち解けて話せるようにもなるかもしれない。


きっかけをつくってくれたユウに感謝、です。


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咲良 [MAIL]

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