金色の夢を、ずっと見てる

2006年05月24日(水) 平日のランチが要予約だなんて。

今日は、ミヅキ・マキとランチ。

・・・・なんか最近外食多いな(--;


マキが今月から新しい職場に行ってるんですが、
「水曜は仕事が昼までだから、一緒にお昼ご飯食べない?」
と誘ってきたんですよ。おや、マキから誘うなんて珍しい・・・と思ってたら、GWに家族で北海道に行ってきたお土産を渡したかったようです。

ミヅキがうちまで迎えに来てくれて、マキを職場の近くで拾って目的のお店へGO。私もマキも行った事ある店なんだけどミヅキはなくて、行ってみたいからいつか連れて行ってと結構前から話には出てたんだよね。

ところが、いざ行ってみたらなんと満席。今まで4回ぐらい行ったんだけど、ほとんどは(多少待ったけど)ちゃんと入れたんですよ。前回だけが、ちょうど団体さんが入ったところで6組待ちだと言われて諦めたんだけど、まさか平日のランチで(しかも1時半過ぎに行ったのに)断られるなんて。

そう、今日は『多かったので諦めた』とかじゃなくて『断られた』んです。最初にマキが見に行った時は
「お待ちいただければ順番にご案内できます」
って言われたのに、じゃぁとミヅキが車を駐車場に入れてる間に改めてマキが順番待ちを申し込んだら
「あ・・・・申し訳ありません、3名様はちょっと当分席が空かなくて・・・・」
って断られたんです。そりゃカウンターや2人がけのテーブルもあるけど、普通に4人がけのテーブル席がいくつかある店ですよ?いくらお客さんが多かったからって、店の方から断るなんてアリなの!?しかも平日のランチなのに。


結局、近くの別のお店に行きました。うちの会社の近くにもあるちょっと上品な焼肉屋さんの系列店で、マキが『とろろご飯と上タン塩の定食』、私とミヅキが『和牛のやわらか煮定食』。いずれもご飯・お味噌汁・サラダ・お漬物・デザート・食後の飲み物付き。

どれもおいしかったし、ボリュームもたっぷりだったし、窓からの庭の眺めとか店の雰囲気もすごく良くて楽しいランチだったけど、なんせ最初の予定が『カフェでランチ』だったからなぁ。なんかイマイチ不完全燃焼(苦笑)


悔しいので、次はちゃんと予約してから行こうという事になりました。でも正直、私的にはこれで2回続けて入り損ねたわけで、こう続くとちょっと行く気なくなっちゃうな〜・・・とかも思ったり。まぁ人気があるのはわかってたし、急に思いついたんじゃなくてランチの計画をした時点からその店に行こうという話はしてたんだから、その時に予約しなかった私達が迂闊だったと言えばそれまでなんですがね。



あ、ついでに、マキに会ったので話してみました。こないだの上津さんがマキを紹介して欲しいと言ってた件。そしたら意外とアッサリ
「ふ〜ん・・・・会ってみてもいいよ?」
という返事。あら、結局前の彼とはヨリを戻すのやめたのかな?←そこは聞けなかった。

じゃぁ近いうちに次郎君も含めて4人で食事でも企画するか・・・なんて思ったんだけど、よく考えたらあんまり時間ないよねぇ。私が動けるうちにと思ったら、遅くとも今月中が限界じゃないか?


またタイミングのいい事に、上津さんが今日また次郎君とゲーム対決しに夜うちに来るというので、じゃぁその時にちょっと話してみようと思ってたら、もう1人友達の伝二さんも一緒だったのでいまいち話せず。

いや別に伝二さんには秘密ってわけじゃないんだろうけど、私としてはある程度の話はしておきたいわけですよ。マキって付き合うにはこういう子だよって事を。今のところ、上津さんがマキを気に入ってくれてるのは単純に外見なんだよね。それは別に悪い事じゃないけど、私にとってはマキは小学校以来の大事な親友なんだから、ちゃんと多少は中身も聞いた上で、それでももっと知りたい・付き合いたいと思ってくれないとそう簡単には紹介したくないわけですよ。

子供じゃないんだから、最初に紹介さえしてしまえば後は2人の問題なんだけど、いざ会わせてみてから
「あんな子だとは思わなかった」
とか言われたくないじゃないですか。

だから、マキの『恋愛に関してはお姫様体質である』事を多少なりとも話して、その上でやっぱり紹介してくれと言ってくれたら本当に次郎君と相談しよう・・・と思ってたんだけど、そういう話を伝二さんもいる前でどこまで話していいものやら掴めなくて(--;


ちなみに、やつら3人は(もう25日になった午前1時現在)まだPS2で盛り上がってるようです。上津さんと伝二さんはともかく、次郎君、あなた明日も朝から仕事でしょ?大丈夫なの?わざわざ私が悪者になって
「この人明日も朝から仕事なんで、ほどほどで解放してやってくださいね」
って言ってあげたんだから、後は自分でどうにかしてよ?



2006年05月22日(月) そろそろ里帰りの荷物をまとめておこうかな。

お昼に、ミヅキとランチに行きました。ベビーバスを借りる約束だったので、受け取りがてら近場で一緒に食べよう、と。ミヅキが2時にはチビ2号を幼稚園にお迎えに行かなきゃいけない都合上、お店で現地集合。

この春からチビ2号も幼稚園に行き始めたんだけど、そこの幼稚園は年少さんクラスだけ2時までで、年中さん以上になると3時までなんだって。なので、年少さんクラスの2号を2時に迎えに行って、年長さんの1号は3時に迎えに行くという時間差状態になってすごく面倒くさいらしい(苦笑)
「2人とも幼稚園に行きだしたらちょっとはラクになるかな〜と思ってたけど、意外とそうでもなくてさ〜。朝から送って行って、家の事あれこれやってたらすぐ2時になっちゃうのよ。しかもお迎えが時間差でしょ?思ったほど外出とかもできないんだよねぇ。幼稚園でもせめて4時までとか預かってくれると助かるんだけどなぁ」
だって。なるほどねぇ。


まぁ時間制限付きながらも、久々に外でのランチは楽しかったです。ミヅキは幼稚園のママさん達とのバレーチーム(ん?ミニバレーだったかも)にも参加してるそうで、そのチームでこないだ参加した大会が楽しかったとか、そんな話をいろいろ聞きました。


ミヅキのすごい所は、子供のためのいい環境づくりに努力を惜しまない所だと思う。

今ミヅキが住んでるのは、旦那さんのご両親と同居の二世帯住宅。玄関を入って、右側にご両親エリア・左側に若夫婦(ミヅキ達)エリアって感じの左右振り分けタイプで、お風呂とトイレは一緒。旦那さんの妹さんが離婚して子連れで帰ってきてるので、現時点で1軒の家にご両親・義妹・義妹の子供が2人(うち1人はまだ赤ちゃん)・ミヅキ・ミヅキの子供2人が一緒に住んでるわけです。


・・・・え?ミヅキの旦那さん?


そう、そこがミヅキのすごい所。

ミヅキの旦那さんのショージさんは、現在関西地方に単身赴任中。ほとんど今の家で一緒に暮らした事はないんです。厳密に言えば、“今の家”に限らず、ミヅキとショージさんは結婚以来ほとんど一緒に住んだ事はありません。付き合ってた頃から研修やら転勤やらで県外や市外の勤務が多かったショージさん。結婚後もその状況は変わらず、ほんの一時期(ちょうどミヅキがチビ1号を出産した前後)自宅から通える所に勤務地があった時以外はずーっとどこかに単身赴任してるんです。

旦那さんがそんな感じで一緒にいられないにも関わらず、なぜ同居に踏み切ったのか・・・・ひとえに、子供のため。


ショージさんが長男なので、いずれは同居するという話は結婚前から了解済みだったんだそうです。で、問題はその時期をいつにするか。幸い、結婚後半年ほどで妊娠が発覚し1年後には出産。その2年後には2人目。そんなタイミングで、ショージさんの実家に建て替えの話が持ち上がりました。

いずれは同居・・・とは思ってたものの、いざ具体的にじゃぁいつから?と考えると困ったそうなんですね。中途半端な時期にすると、子供を途中で転校させなきゃいけなくなる。それはちょっとかわいそう。かといって、義務教育が終わってからとしても、ショージさんの実家は隣の市。市内で高校に通い始めてから引っ越したら、通学距離がとんでもない事になる。子供が2つ違いなので、どっちにあわせてももう片方が転校するか長距離通学するかという羽目になってしまう。

早々と決めるわけではないけど、本人達が望むならそりゃー大学だって行かせてやりたい。そうなると、子供達が就学中に引っ越すのはタイミングがすごく難しい。(この場合、ショージさんの実家が同じ市内じゃなかったのがネックだったねぇ)


で、ミヅキは考えました。


だったらいっその事、学校に行き始める前に引っ越すか。


幸い、ショージさんの両親はいい人で今のところ仲良くやれてる。建て替えについても、いずれは同居してくれるのなら今からもう二世帯住宅にしようかと言ってくれてる。ショージさんの単身赴任生活がいつ終わるという目処は今のところ立ってないし、正直、自分1人で2人の子供をちゃんと面倒見ていけるのかもちょっと心配。それだったら、お義母さんに手伝ってもらえる方がマシかも。(ミヅキのお母さんはまだ現役バリバリの看護師さん。一方、お義母さんは専業主婦)


・・・・・と考えた結果、肝心の旦那さんは一緒に住めないにもかかわらず、二世帯住宅での同居に踏み切ったんです。

同居を決めてからも頑張りました。週に2回は義両親の所へ顔を出し、新しい家の建築状況を一緒に見に行きます。それも、メインの目的は『子供達に今のうちから新居周辺での友達を作ってあげたいから』。積極的に近所の公園とかに顔を出して、自分も地域になじもうと頑張ってたようなんですね。

実は、頑張りすぎて心身のバランスを崩した時期もあったんですが、
「うちはうち、そっちはそっちで、お互いに干渉せずにのんびりやっていきましょうね」
という気さくな義両親のおかげで(まぁそれなりの苦労やなんやはありつつも)同居はうまくいってるようです。


もともとの義両親との付き合いがうまくいってたというのはもちろんあるんだろうけど、子供のためにというミヅキの努力や発想はすごいなぁと本気で感心した覚えがあります。

自分ももうすぐ出産という今になって、改めて思う。うちも、いずれは次郎君の両親の面倒はうちらが見なきゃいけないんだろうな〜とは思ってますが、果たしてミヅキのように思い切って飛び込む事ができるだろうか。


もちろん、次郎君の実家はすぐ近くだから子供の教育環境が激変する心配はないだろうとか、現実問題として今の次郎君の実家の状態では同居は無理だし建て替えるにしても同じ場所には無理だろうとか、次郎君ちはすでに離婚した妹さんが子供2人と一緒に同居しててそれが今後どうなるか全然わからないとか、いろんな違いはあるんだけどね。






ミヅキと別れて一旦家に帰り、夕方からは1週間ぶりの検診。しかしこれが・・・・・・思いがけず厳しい結果になりました。

まず血圧を測ったら、なんと上が145で下が90。助産師さんと2人で
え!?」
と驚愕し、
「・・・・とりあえず、体重を量ってからまた測りなおしましょう」
と言われて体重計に乗ったら、なんと前回の検診(1週間前)から1.5kg増。またもや2人で
「えぇ!?」
と驚きつつもう1度血圧を測ったら、やっぱり上が138で下が85



・・・・・・・・・・(--;



浮腫みも多少気になるという話をしたら
「冷たい飲み物とか摂り過ぎてない?」
「・・・・・・あ、麦茶とか」
「それ、冷蔵庫で冷やしてるでしょ」
「・・・・(薬缶で沸かしてそのままテーブルに出してるから冷えてはないけど、飲む時に氷入れてるから一緒だよな)はい、冷えてます」
「まずそれを常温で飲むようにしましょう。できれば温かい飲み物にしてね。あと、ジュースとかは?」
「たまに・・・・・(でも回数が少なくても、寝る前に1缶飲んじゃったらやっぱダメだろうな〜・・・・)」
「それもやめましょうね。基本的に、冷たい飲み物や食べ物は控えてください。体が冷えると、血行が滞って余計むくみますから」
はい・・・・・いやここ最近、やたら喉が渇くんだけどあんまり水分取りすぎると浮腫むよなぁと思って、喉が渇いた時は何か飲むんじゃなくて氷を口に含んだりしてたんですが・・・・・・あと、胃が圧迫されて食欲がない時にアイスを食べたりしてたし・・・・・・・それも多分(というか間違いなく)良くなかったんだろうな(汗)


「血圧も気になるし体重も急に増えてるし、このうえ浮腫みも酷いようだったら妊娠中毒症の危険性で入院の可能性もありますよ
と真顔で注意される始末。がーん。


内診では、まだまだ子宮口は遠くにあるし開きそうな気配もないという事だったんだけど、その後の問診で先生と向かい合った時に
「・・・・何、この数値!?」
と血圧でまた驚かれました。
「これ、測りなおした!?」
と聞かれたので、1回体重を量ってからもう1度測ってその数字だったんです・・・と説明すると
「・・・・・・ちょっと10分ぐらい横になって、それからもう1回測りなおして下さい。この数字が本当なら、入院した方がいいかもしれませんよ」
とまたもや真顔で言われてしまいショック倍増。

ちなみに普段の血圧は、大体上が110ちょっとで下が70ちょっと。・・・・そりゃ驚かれるよなぁ。っつーか自分が一番ビックリしたんだけど。


しばらく安静にして、今度は機械じゃなくて看護師さんが直接耳で聞いて測りなおしてくれたところ、今度は上が112で下が76。あぁいつもの数字だ。
「機械で測るとたまに誤作動っていうか、間違った数字が出る事がありますからね。でも2回も出たって事は偶然じゃないかもしれないから、一応気にしておいてね」
と言われてとりあえず無罪放免。


もしこのまま帰らずに入院なんて事になったら・・・・・と考えた時に真っ先に頭に浮かんだのが
「あぁ次郎君にコンタクトのケースと替えの下着を持ってきてもらわなきゃ・・・・」
だった所がのんきと言うかなんと言うか。←本当に妊娠中毒症だったらそんな場合じゃないだろう。


特に食べ過ぎてたつもりもないし、塩分の高い食事が続いたわけでもないし、原因にいまいち心当たりがないのが一番不安。今までは比較的順調だったんだけどなぁ。しょぼん。やっぱり産休に入ったら油断したんだろうか。


診察中に次郎君から電話が入ってたので、病院を出た所でかけなおす。その時点でもう6時半近くになってて気を使ってくれたのか
「今日はどこか夕飯食べに行こうか」
と言ってくれました。体重増加を指摘された直後に外食たぁどういう事だとちょっと自問自答しましたが、今から帰って準備するのは確かにしんどい。しかも次郎君もう帰ってるし(苦笑)



ちょっと実家に寄ってキャベツをもらい、帰宅したらちょうど次郎君がお風呂からあがったとこでした。どこに行こうかと話し、数日前から食べたかったのもあるし油を使ってないから多少はカロリー的にもマシではないかと判断して回転寿司に決定。


ところが、次郎君の運転でいつものお店に向かう途中で1本の電話。
「おぅ、どうしたの?・・・・・今?今からメシ食いに行こうとしてるとこ。・・・・・・は?今日?・・・いや、そりゃ確かにちょうど今から食おうとしてるんだけどさ・・・・・・ん〜・・・・上津ちゃんとこって寿司あったっけ?ない?ん〜・・・・・」
そこでチラッと私を見る次郎君。



・・・・・・なんとなく状況は読めました。電話の相手はお友達の上津さんで、多分上津さんが働いてる居酒屋がヒマなんだろう。メシがまだなら出てこい、とか言われたんだな。

偶然なんだけど、その店に上津さんがいると知らずに1回行った事がある。マキと買い物して夕飯を食べようと寄った店に上津さんがいてビックリしたんだよね。特別おいしかったって程ではないけど、まぁ普通の居酒屋っつーか特に不満はない店だった記憶が。


「・・・・・そっちでもいい?」
と次郎君が目で訴えるので
「いいよ」
と頷いて見せ、結局行き先変更。あぁお寿司が・・・・・(;;)しかも居酒屋なんか行ったらあれこれ食べちゃうじゃん(;;)


月曜だったせいもあってか店は本当にヒマそうで、客はカウンターに座ってた女の子が1人(どうもこの人も従業員の友達とか身内だったようだ)と私達2人だけ。途中で上津さんも私達のテーブルに来てちょっとしゃべっていった程の余裕ぶりでした。


去年の10月ぐらいに10年以上付き合ってた彼女と別れたという上津さん。私が前回(偶然)来た時に一緒だったマキをえらく気に入ったようで、紹介して欲しいと言われてしまいました。

確かに、マキは美人なんだよね。人それぞれ好みはあるだろうけど、多分男の人に見せたら10人中8〜9人は美人だって言うと思う。お嬢さん育ちで態度に余裕があるから第一印象も良い方だと思うし。

ただ、前にもちょっと書いたけど、マキは今、前彼と結婚前提にヨリを戻すかどうかで微妙な状況。それに、何より『マキと上津さん』という組み合わせが・・・・・どうにも私にはピンと来ないんだよなぁ。


マキは・・・・・恋愛に関しては、一言で言うなら『お姫様体質』だ。大事にしてくれて、チヤホヤしてくれて、好かれてる惚れられてると実感できなきゃ満足しないタイプ。

たとえば、彼氏と電話中に彼にキャッチホンが入ったりする。そこで
「あ、ごめん、キャッチが入ったからちょっと切るね」
と切られるとちょっとイヤ。なんで今話してる私よりキャッチを優先するのよ、って。ただ、切られてもいいの。でもその後にまた電話があるとか、せめて
『さっきは切っちゃってごめんね』
みたいなフォローのメールがないとイヤ。

たまに休みの日にかわいいネイルしてたらちゃんと気付いて褒めてほしい。

新しい服を着てたら気付いてほしい。

髪を切ってたら気付いてほしい。

いつもいつもじゃなくていいけど、誕生日とか記念日とかクリスマスやバレンタインにはホテルディナーに行ったり特別な演出もして欲しい。

たまにならともかく、普段のデートでファミレスやファーストフードが定番なんてあり得ない。


当たり前といえば当たり前だけど、そういう所にすごく拘る子だ。




・・・・・・・私の知る限り、上津さんにそういうイメージないんだよね・・・・・。


でも、上津さんが厨房に戻ってからそう言った私に、次郎君は
「いや、上津ちゃんはあぁ見えて、俺が知ってる中ではかーなーりマメな男だぞ」
と意外な発言。・・・そうなの?
「でもマキってもともとの育ちがお嬢さんだから、基本の物価がうちらと違うよ?結構お金かかる子なんだけど」
と言ったら
「そりゃなんとかするだろ。上津ちゃんの頑張り次第だ」
そ、そりゃそうだけどさ〜・・・・。

「会ってみない事には、うまくいくかどうかなんてわかんないだろ。俺はマキが“彼女”としてどういう子なのか知らないからなんとも言えないけど、お前だって上津ちゃんが“彼氏”としてどういう男か知らないだろ?会ってみてダメだったらそれはそれでもうしょうがないんだから、会わせる前にお前が判断する事じゃないんじゃない?」

う・・・・確かにその通りなんだけど・・・・・でもそういえば、上津さんってもう1人次郎君のお友達の伝二さんと一緒に何度かうちにゲームしに遊びに来た事があるんだけど、いつもおつまみとか酒とか氷とか全部用意して来てくれるんだよね。私にお土産にアイスとかお菓子とか買って来てくれたりするし。

それに前の彼女とも決して適当に付き合ってたわけじゃないはずだ。確か何年か前に、上津さんより3〜4つ年下だったという彼女が29歳の時にプロポーズした事があるって聞いてる。
「いずれはと思ってるんだし、30になる前に結婚したくない?」
って。でもその時は彼女の方が
「いや、別に気にしない」
と興味を示さなかったんで、それっきりタイミングを逃しちゃったらしいんだけど。


・・・・・まぁ強いて言うなら、次郎君より1コ上だからもう37歳なんだけど、きちんとした職に就いてないって所はちょっとなぁ・・・・と思う。今の居酒屋はバイトとかじゃなくてちゃんと正社員らしいけど、今までも結構職を転々としてるみたいだし、日雇いみたいな感じで割りと適当に働いてたみたいなんだよなぁ。(もしかしたら、前の彼女が結婚したがらなかった理由はそこかもしれない・・・とか勝手に思ってしまうじゃないか)


結局、なんだか微妙な関係の人がいるという事だけ話して
「その人とどうなったか聞いてみますね〜」
とだけ言って帰ってきました。水曜にちょうどマキと会う予定があるので、一応聞いてみよう。



2006年05月21日(日) 不妊治療と政府の少子化対策。

ここ最近、昼間のテレビとかを見てて実に何度も目にした話題で、『ジャガー横田さん妊娠』ってのがありました。

確かに、おめでたい事だなぁと思います。年齢的にも体調的にも大変だったそうですし、心からおめでとうとも思うんだけど・・・・・・


正直、ちょっと報道が行き過ぎてるような気がしなくもない。


念のため最初に断っておきたいんだけど、私が引っかかるのはあくまでも『報道側の問題』であって、ご本人達に対して不満や苦言を言いたいわけではないですよ。


昨年の秋に子宮筋腫が見つかって手術で除去、その後体外受精に1度失敗して、二度目の体外受精に臨もうとしてた矢先の自然妊娠だったそうですね。年齢的にも高齢出産になってしまうし、1度とは言え体外受精に失敗したというのは本当に辛かったと思います。でも、ニュースやワイドショーでその経過を仰々しく取り上げ、『壮絶な200日の不妊治療の記録』とか言われてるのを見ると、どうしても頭をよぎるのです。



でも1年足らずの治療で授かったんなら良かったじゃん。

って。



私自身は、幸いそういった治療も必要なく避妊をしなくなってから3ヶ月程度で授かったので、『お前が言うな』と言われればそれまでなんですが。その辺りはよーく判った上で、それでも思うんですよ。

世の中には、もっと長期に渡って治療に励み、それでも年齢的な事や金銭的な事で諦めざるを得なかったり結局授かれなかったなんて人もたくさんいるわけです。

今現在も、そうやって終わりの見えない治療に苦しみながら、それでも赤ちゃんが欲しいと頑張り続けてる人がいるわけです。


そういう人達と比べたら、そりゃ確かに筋腫の手術とか体外受精の失敗とかは大変だったろうけど、ほんの1年足らずの不妊治療で、しかもたった1回も体外受精の失敗で、それだけの苦労で済んだのならずっとマシじゃないかって。



もちろん、期間が短かったからってそれで横田さんが苦労した事がチャラになるわけじゃありません。短期間であっても、悩んだり、夫婦でぶつかり合ったりケンカしたり、それこそ何の障害もなく授かった私なんかにはわからない苦労がたくさんあったんだろうと思います。そういう苦労を乗り越えて自然に妊娠して、嬉しくてテレビでコメントしながら泣いちゃうご主人とか見てると本当に良かったねぇと思います。


でも、もっと長い期間にわたって治療を頑張ってる友達を間近に知ってる立場から言わせてもらうなら、自分にそんな資格はない事も百も承知で、敢えて厳しくも失礼な言い方になる事を承知で言わせてもらうなら、
「たった200日の不妊治療でそんな大袈裟に取り上げないで欲しい」
とも思うのですよ。


繰り返し言いますが、それで辛い思いをした事がない私にそんな事を言う資格がないのはよーく自覚してます。


でも言いたい。



誰か1人でいいんです。

横田さんの不妊治療を乗り越えての妊娠を取り上げている報道の中で、誰か1人でもいい。
「でも世の中にはもっと長い期間苦しんだり頑張ったりしてる人が大勢いますからね。辛かった事に変わりはないでしょうが、自然に授かれて本当に幸運でしたね」
なんて事を、誰か1人でいいから言ってほしかったんです。でも少なくとも、私がたくさん見たワイドショーやニュース番組の中では、そんな事を言う人は1人もいなかった。せっかくのおめでたいニュースに水を差すようなコメントだから敢えて避けたのかもしれないけど、世間にはもっと大変な思いをしてる人がもっと大勢いるんだって事に言及した人は1人もいなかった。



さらに言うなら、政府の少子化対策で不妊治療への補助が決まったそうですが、それは確か年間10万円を上限とするなんていう微々たる金額で。1回の体外受精にかかる金額にも満たないようなそんな補助、いったいどれだけ役に立つというのか。

出産費用をタダにするとか、産後に申請しないともらえない『出産育児一時金』を産前にもらえるようにするとか、そんな手ぬるい事をやるぐらいだったら不妊治療の費用を保険の対象にする方が先なんじゃないの!?と思います。

あんまり知られてない事なのかもしれないけど、不妊治療にかかるお金ってほとんど保険診療外なんですよね。たった1回の体外受精や人工授精に何十万というお金がかかる。だから期間が長くなればなるほど莫大なお金がかかるし、その負担が大きくて続けられない人も大勢いるの。


最初から子供が欲しくないと言ってる人に欲しいと思わせるような政策も大事だけど、本当に欲しくて欲しくて頑張ってる人を援助する方法を考える方がずっと効率的だ、と思うのは私だけじゃないはずだ。


横田さんの喜びや幸せに水を差すつもりはないし、本当におめでとうございますと思ってます。まだ3ヶ月ぐらいという事なので、体に気をつけて、ぜひ健康なお子さんを産んでほしいと思います。

でも、せっかくそうやって不妊治療の辛さをテレビの前でを語ってくれる人がいるんだから、これを機会にもっと取り上げてくれたらよかったのにな、って思うんですよ。治療が大変とかお金がかかるとかだけじゃなくて、世間の好奇の目やプレッシャーに耐えながら不妊治療を続けるって事がどれだけ大変なのか。最近のニュースでよく『共謀罪』の可決が取り上げられてるけど、その裏で小さく続いている少子化対策の議論ががいかに現実味がないか、いかに実際の国民の状況をちゃんと見てないかって事を、そういう事を誰か1人でいいから言ってくれる人がいたらなぁ・・・って。



不妊治療を乗り越えて妊娠・出産した芸能人って、大抵本を出しますよね。それも大事な事だと思う。不妊治療の現実を知ってもらういいきっかけになるとは思う。でも、ある程度金銭的にも時間的にも恵まれた芸能人と違って、普通に働きながら不妊治療を続けるのがどれだけ大変なのか。または、治療に専念するために仕事を辞めた女性が旦那さんの収入だけでやりくりするのにどれだけ苦労してるのか、そういうのってまた違うと思うんですよ。

もちろん、今回の横田さんが妊娠が発覚してからもいくつか試合に出てたように、プロとして仕事をこなす事が却って治療の障害になる場合もあるのは重々承知の上ですが、それでも例えば芸能人夫婦であればそもそもの“旦那さんの収入”が一般人とは桁違いだったりするわけでしょう?奥さんが治療に専念しやすい環境っていう点では、サラリーマンの奥さんと芸能人の奥さんって同列には考えられないと思うんだよね。


今回の報道のあり方を見て、何度も思いました。

確かにおめでたい話なんだけど、世の中にはもっと苦労してる人もたくさんいるのになぁ、って。

期間が短いからより苦労が少なかったというつもりはないけど、長期になればなるほど苦労が増すのは事実なんですよ。
「なによ、1年足らずで済んだんならよかったじゃない」
「たった1回の失敗で済んで、しかも結局は自然妊娠できたんならよかったじゃない」
って思う人が絶対いると思うんだけどなぁ、って。


誰か1人でいい、どこか1局でいいから、そこまで言ってくれないかなぁ、って。


そしてそれをきっかけにでも、一般家庭における不妊治療の大変さや負担の大きさを特集とかしてくれないかなぁ、って。

今までにも時々そういう特集番組はあったけど、辛い治療を乗り越えて授かったこの人達が実際にテレビの前でそれを語ってくれる今、その問題を取り上げてくれる番組とか作ってくれたらなぁ、って。



そうしたら、共謀罪だの牛肉の輸入再開だのPSE法だのわけのわからない事ばっかり騒ぎ立ててる政府にも、少しは国民の声が届くんじゃないかなぁ、って。


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咲良 [MAIL]

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