金色の夢を、ずっと見てる

2006年03月24日(金) PSE法って結局なんのために作られたの?

最近、何かと話題の電気用品安全法。通称・PSE法。

正直、そんなに詳しく知ってるわけではないんだけど、なんか面倒そうだな〜とは思う。ちなみに私がこの法律について初めてちゃんと知ったのはコチラの日記を読んでから。なので、よければこの先に進む前に、ちょっと長いけどリンク先を読んでいただきたい。


まぁわざわざ読むのが面倒くさいという人のために簡単に説明すると(笑)要するに、いわゆる『家電製品』に関しては、一定の検査をして安全基準を満たしてると認められた中古製品しか販売されなくなるって事です。そしてその検査は、その中古品を売りたい業者が自費で実施して、なおかつその検査後の製品に結果的に問題があって購入者に危険が及んだ場合は、製造元ではなくてその中古品販売業者が責任を取らなきゃいけないらしい。

さらに、上記のブログによると、今持ってる電化製品の修理もできなくなるらしい。え、それは困らない?だってそれってつまり、今うちにあるテレビやHDDレコーダーや冷蔵庫や電子レンジやミニコンポが壊れたら、新しいのを買うしかなくなるって事だよね?

そりゃまぁ物によっては修理するより買った方が安上がりな時もあるけどさぁ、例えば今うちのテレビが壊れたら、それはどう考えても修理した方が安いでしょ。買ってまだ1年も経ってないんだから。


私は実を言うとリサイクル品ってのを買った事がない。古着もあんまりないな〜。でも、この法律はなんか・・・・・正直、
「それって誰のために制定されたの?」
というのが最初の感想だったんだよね。

そりゃ当然名目上は『使う人の安全のため』なんだろうけど、それだったら既にあるよね?なんだっけ、うろ覚えなんだけど、製造者責任法とかいう奴が。家電にしろ何にしろ、要は
『その製品のせいで使用者に危険が及んだら、それは製造元の責任ですよ』
っていう法律があったよね?それって中古品に関しては除外なの?



しかも、何年かの猶予期間を経てこの4月から本格施行とかいう話だけど、そもそも何年も前にその電気用品安全法とやらが可決されて今は猶予期間だって事を、国民のどれぐらいが知ってたんだろう。


その“規制される電化製品”に楽器やその周辺機器も当然含まれるそうで、
「それじゃぁ年代物の、いわゆるビンテージと呼ばれる中古楽器やアンプも使えなくなるじゃないか」
と大勢のミュージシャンから猛反発が起こってるというのは私も知ってました。そしたらこないだのニュースで
「そういうビンテージ楽器は除外します」
という発表を見て、それはそれでいいのかもしれないけど、なんか根本的な問題(というか「そもそもなんでそんな事規制されなきゃいけないの?」という疑問点)は何も解決してないよなぁ・・・と思ってたんですね。


なんか腑に落ちないな〜とずっと思っていたんだけど、今朝のニュースでミュージシャンの坂本龍一さんが会見してたのを見てストンと納得できた気がしました。



教授はこう言ってたんです。
「自分が使う物をお役所に決められたくない。自分が使う物ぐらい自分で選ばせてくれ。何がビンテージなのかなんて役所に判断できる事じゃないし、そうやってビンテージと呼ばれる楽器だけを除外しておけばとりあえずミュージシャンは黙るだろうという政府の意図を感じる」



あーその通りだ!!


なんかその『とりあえず』感が気に障ってたんですよ。

本格施行直前になって周知してみたり(政府の言い分としては周知してたつもりなのかもしれないけど、実際これだけ騒ぎになるって事はちゃんとそれがなされてなかったって事でしょ?この現状で「いや、ちゃんと周知してたつもりですよ」とか言われてもねぇ)、反発が起こればその分野だけ検討して例外にしてみたり、なんつーか“やっつけ仕事”じゃないけどすごく場当たり的な印象を受けるんですよ。



いや実はね、私の勤務先もちょっと関わってくるんです。前にもちょっと書いた事あったかもしれないけど、私の職場は電気関係の仕事なんですね。で、今回のPSE法施行にあたって、経済産業省が出した文書の中にしれっと登場してるんです。

しばらくの間、中小企業を対象にその“安全基準を検査する機械”を無料で貸し出すとか、関連企業の協力を得て無料で出張検査しますとかいう通達文書を出してるんだけど、その“関連企業”の中にうちの会社も入ってるの。なのに、その文書を出すに当たってうちの会社には何の連絡もなくて、いきなりそんな事言われても何をどう協力すればいいのさ!?って感じで会社全体が困惑してるんですよ。

その辺りの対応も含めて、なんかすごく適当な仕事してるな〜って印象がぬぐえないのですね。


もうちょっと、本当に国民のためを思ってくれてるんだな〜と思える仕事をしてくれないかなぁ。小泉さん。今回だけじゃなくて、支援とは名ばかりの『障害者自立支援法』だとか、アメリカ産牛肉の輸入再開だとか、なんかこう
「もうすぐ任期切れだからもうどーでもいいや〜」
みたいなすごく信用ならない感じがありあり。



2006年03月23日(木) 躾と体罰の境目

なんか連日の子供ネタで申し訳ないんですが。


『親が子供に手をあげる』とか『教師による体罰』って今の世の中すんごい神経質ですよね。

でもそれって、本当に必要なら仕方ないって部分もあると思うんですよ。



単純に今と昔を比べる事はできないんだろうけど、自分達が小・中学校の頃って『教師による体罰』ってもっと一般的っつーか、珍しくない話だった気がします。

小学校の頃は廊下に正座させられるなんて当たり前だったし、3・4年生の時に担任だった先生は厳しい事で有名で、忘れ物をした時や怒られたりする時は30cm定規で叩かれました。中学でも、授業中に友達と手紙を回してるのが見つかってその場に立たされたりとかしたし、高校でも、宿題を忘れて自分の席の横に正座させられて授業を受けさせられた事がありました。


今の学校ってそういう事ないのかな。


家でも、怒られて叩かれるとか正座させられるとかトイレや押入れに閉じ込められるなんて日常茶飯事だったですよ。(どんだけ悪い子だったんだ)

1回、玄関先に正座させられた事がありましたね。理由は忘れたけど何かですごい怒られて、玄関マットの上に正座させられたんです。季節は夏だったので、玄関マットは一般的な絨毯みたいな奴じゃなくて縄を編んだような涼しげな感じの物。その上に正座。これ、はっきり言って畳とかよりよっぽど痛いですよ。





次郎君は
「悪いけど、俺は子供には手を上げるぞ。自分がそうやって育てられてきてるし、最初は親に叩かれる事でその痛さを理解しないと、人に平気で手を上げる子になるような気がするから」
と言います。


私は
「絶対ダメとは思ってないけど、必要最低限にして欲しい。間違っても自分の気分で叩くような事しないでほしいし、躾だっていう大儀名文があればどんなやり方も許されるとは思わないで」
と言ってます。


叩かれてその痛みを理解してないと、無頓着に人に手を上げる子になる・・・という考え方はわかるんだよね。もちろん、子供の心身に傷が残るような体罰や暴力は学校でも家庭でも論外だけど、理由によっては最低限の『力による躾』って必要なんじゃないかなと思うんですよ。


うちの辺りは田舎なので、まだまだそういう「親が子供を叩いて何がおかしい?」みたいな空気は残ってるんですけどね。親なら何してもいいってわけじゃないけど、最近のニュースで見るような『自分の子供を叱れない親』ってどうなんだろうと思うのです。だって親が叱らなくて誰が叱るの?



2006年03月22日(水) 子供関係で思わぬ出費。

会社に出入りしてる『保険のおばちゃん』というのが数人います。まぁ正確に言うと3社、かな。そのうち1社に私は加入していて(入社してすぐの頃、新入りを逃さずプランを持って来て狙い撃ちにされた、とも言う・笑)そのおばちゃんとは当然仲良しです。

で、今日の昼休み、その大山さん(仮名)が一通の封筒を持ってきました。



えーと・・・・まぁそのうち来るんじゃないかな〜とは思ってました。



『子供の学資保険のご案内』です(苦笑)




やっぱり子供が産まれたら入った方がいいよな〜とは思ってたんですね。でも身内に郵便局員がいるので、そっちの簡保で入ろうかと思ってたんですよ。そしたら先に提案書とか持って来られちゃった。


見た感じ、なかなかいいプランだと思いました。3歳(幼稚園入園)・小学校入学・中学校入学・高校入学・大学入学・成人式・22歳(満期)と7回の祝い金が出て、保険料の払い込みは18歳まで。つまりそれ以降の『成人祝い金』と22歳の『満期返戻金』は、保険料の支払いが終わってからそれぞれ2年後と4年後にもらえるんですね。で、その各祝い金と最終的な払戻金の金額を合計すると、実際に払い込んだ保険料よりちょっと多い金額が返ってくる計算になってるんです。

しかも、保険者(加入者)は親なんですが、その加入者に万一の事があった場合、その後の保険料の支払いは不要になり、なおかつ祝い金は予定通り支給され続けるそうなんです。

だから、できれば父親の名義で加入した方がいいと勧められました。具体的に考えてみるとわかるんだけど、

・私の名義で加入した場合
→次郎君に万一の事があっても、私が保険料を払い続けなければいけない事に変わりはない。つまり、祝い金は出続けるけど、保険料の支払いも続く。

・次郎君の名義で加入した場合
→次郎君に万一の事があったら、保険料の払い込みはそこでストップ。しかし祝い金は予定通り出続ける。つまり、大黒柱の収入がなくなったら支払いも不要になるけど祝い金は出る、というありがたい状況になる。

・・・・・・・・・・なるほど。私に万一の事があった場合ももちろん一緒なんだけど、父親と子供が残されるのと、母親と子供が残されるのとでは、経済的な困窮度って段違いだよね。


大山さんの話だと、
「学資保険に関しては、どこの保険会社よりもいい商品だと思う。郵便局さんよりも利率的にはいいはずよ」
と。


ふむ、つまり子供名義の積立預金みたいなものだよなぁ。そういうのも少しはしてあげなきゃとは思ってたし、これはいいかも。


しかしなぁ。郵便局の方も入るつもりでいるんだよね。これはもうほぼ決定のつもりでいたんだ。ってなると、学資保険に2つ加入?それって経済的に厳しくない?しかも1人ならともかく、2人目とかできた時に、同じように2つ加入する事になるのかと考えると(1人目は2つ加入したのに2人目は1つしか入らないってのはあんまりだろう)・・・・・結構な支出になるんじゃなかろうか。

当然、医療保障なんかもついた普通の生命保険も考えなきゃいけないし、それを合わせると、子供の保険料だけでえらい事になりそうな気が。


一応次郎君にも相談してみたら、
「・・・・・それって、産まれてから考えてもいい事なんじゃないの?」
と言われました。
「お前が育児休暇に入ったら、我が家の収入は間違いなく減るわけだろ?おむつとかの消耗品にどれぐらいかかるのか具体的にまだ判らないんだし、収入が減って出費が増えるって判ってる今の状況で、さらに出費を増やす計画をしなくてもいいと思うんだけど。確かにいずれは入らなきゃいけないし入るつもりでいたけど、実際に育児にどれだけ金がかかるのかしばらく様子見て、それから保険の金額を考えてもいいと俺は思う」

んー、それは確かに。




でもなぁ。



1つだけ、怖い可能性があるんですよ。










あって欲しくないけど、あり得ないとは言い切れない事。




















産まれてきた子供に、何かの障害があったら?



癌患者の人が癌保険に入れないのと一緒で、産まれつきの障害がある子って、ほとんどの保険には加入できないはずなんですよ。今の時点では五体満足な子供であるようだけど、その可能性を考えると出生前に加入しておいた方がいいのかな〜・・・って。


実際に、産まれつきの病気を持ってる子供がいる友達がいるんですよね。そこは、やっぱり大変そうなの。もちろん、市町村とかの公的な助成金はあります。でも、そのために山のような書類を書いたり、高額療養費の払戻のためにいろんな手続きをしてるのを見ると大変そうなの。






あと、これ、次郎君には言ってないんだけど・・・・・・


実は、育児休暇中って補助金が出るらしいんです。会社からの給料は止まるんだけど、職安から・・・なのかな?よくわからないけど、育児休暇助成金っていうのが出るんだって。“基本給与の何割か”を目安に金額が決まる補助金が、2ヶ月に1回出るの。だから完全に無収入になるってわけじゃないみたいなんだよね。

実際にどのぐらいの金額出るのかよくわかんないし、出てもせいぜい私の月々の保険料やローンだけで多分なくなるぐらいの金額だろうから、それを収入として次郎君に申告するのはちょっと保留にしてるの。うまくいけば、私個人の貯金には手を付けずに育児休暇を乗り切れるかもしれないじゃん。(私は完全に無収入になると思ってもらってた方が頑張ってくれるかな、という下心もある)




まぁ産まれるまでにまだ後2ヶ月ちょっとあるから、確かに今すぐ決めなくてもいい事なんだけどさ。

私の収入が止まって、でも車のローンは増えるっていう状況で、さらに保険料の支払いまで増えるのは大変だろうなっていうのは事実だし。・・・・・・・子持ちの友達に聞いてみよう。あと、郵便局員の親戚にも、簡保の学資保険の資料をもらってみよう。


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咲良 [MAIL]

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