| 2004年09月03日(金) |
本社の人事課を誰か異動させてくれよ。 |
仕事後、会社の飲み会。と言っても、昨年度の業績表彰で本社からもらった報償金を使い切るための飲み会なので、名目はよくわからない(笑)
会社の向かい側にあるビジネスホテルの1階の居酒屋にて。話題はもっぱら10月の人事異動。本人には1日に内示が出たんだよね。その結果、本社から支社営業部門に来て1年半しか経ってない社員さんがまたいきなり本社に戻される事になったらしく、本人はもちろん周りもビックリ。
せっかく営業職にも慣れてきて、お客さまからの電話も的確に対応してさばけるようになってきたのに、本社は何考えてんねん!と。
そんなひょいひょい動かしてたら育つものも育たんわ!!と。
さらに、私のいる総務部でも異動が。
部長・課長・業務員(私)の3人しかいない総務部で、部長と課長が異動するってどういう事!?
しかも部長なんてこの春に本社から来たんだから、総務部長になってまだ半年なんですけど!!?
年度末に向けて忙しくなる下半期直前に、ISO取得に向けて書類整備に追われる事が分かりきってるこの時期に、何の思惑があってそういう異動をするのだ!!??
呆然としましたよ。本社は何考えてんだか。
食べるだけ食べよーと思ってたんだけど、メニューがイマイチ。あんまりおいしくないんだよ、そこ(^^; えびチリがまったく辛くなかったんだよな〜・・・・。いくら辛いのが苦手な私でもあれはどうかと思うぐらい辛くなかった。あれ、何か入れ忘れたんじゃないか?
お茶して帰ろうかなというパートさん達に別れを告げて先に帰る。だって昨日遅かったんだもん。・・・・・・・とか思いつつ、いつものくせで本屋に寄り道(笑)そしたら妹に会った。妹は遅番の帰りにCDの返却に来たらしい。 「じゃぁせっかくだからお茶でもする?」 「どこで?」 「この辺だったら・・・・・モス?」 「おごり?」 「( ̄□ ̄;!!」 「だってねーちゃんの方が高給取りじゃん♪」
・・・・いいっすよ。おごるさ、モスぐらい。お姉ちゃんですから。
・・・・・・・ま、パートさん達とお茶するよりも妹とお茶した方がラクで楽しいんで(微毒)
モスに落ち着いて、一息ついたら妹がニヤリと笑う。 「・・・で?なんで急にお茶?」 私もニヤリ。 「決まってるじゃないの。・・・・・・・・・聞こうじゃないの、彼氏の話を」
そう。ついこないだ、別件でメールしてた時に『ちょっと前から彼氏がいるよーん』と白状しやがったのですね。詳しく聞かせろと言ったら 『長くなるとメールじゃ面倒くさいから、今度会った時にでも話すよ』 と言ってたのです。ふっふっふ。さぁお姉さんに話してごらん?
あれやこれやとしゃべってるうちにいい時間になってしまった。私は休みだけど、妹は明日仕事だぞ。いいのか?っつーわけで12時ぐらいに撤収。
昨日が遅かったから早く寝ようと思ってたんだけどなぁ。
| 2004年09月02日(木) |
あくまでも脅しよ、お・ど・し♪ |
夜はデートの予定だったので、仕事もそこそこに切り上げて帰宅しました。終ったわけではなくて明日に廻しただけだという事は秘密です(笑)
帰って、いつものように準備して、次郎くんから連絡が来て家を出ようと車に乗った途端鳴るメールの着信音。エンジンかけながら携帯を手にとって見て・・・・・・見た瞬間固まりましたよ。
・・・・・・・・・・・・元カレだよ。
件名:届きますように
メールアドレスが変わってない事を祈って送信してみました。
それだけ。
もちろん、とっくに彼のメモリは削除してあるから、表示されるのは名前じゃなくて直接アドレスのみ。でもアドレスに名前が含まれてるからすぐわかる。
・・・・・・・・・・なんなの?今までにも何回かメールが来た事はある。でもそれは全部『たまたま彼氏と一緒の所を目撃された時』だったり、『私の携帯アドレスに含まれている日付』の日だったり、『私の誕生日』だったり、とにかく何かしら意味のある日付だった。
でも今日は何でもないよね?どっちかの誕生日でもないし、付き合い出した日とか別れた日とか、何か意味のある日付ではない。出かけてるんならともかく、今車に乗ってエンジンかけたとこなんだから、どこかで目撃されたってわけでもないはず。
・・・・・・・・・・・・正直、ちょっと怖くなった。だって別れてからもう2年半近く経つのよ?そりゃ確かに、私が心変わりして一方的に別れを切り出して終ったから向こうにとっては不本意な事だっただろうけど、2年半もあったら忘れるには充分な時間じゃない?
やだやだやだ。恐い。
『もう結婚も決まったし、いい加減迷惑だからもうやめて。メモリも削除して下さい』 って返事をしようかなと一瞬考えてすぐやめた。だってリアクションしたという実績を残してしまうのも恐い。今まで全部無視してきたのに、ここで返信しちゃったら何か変なふうに勘違いされそうな気がする。
速攻で削除。
これって、受信拒否とかしたら相手にそれはわかるのかな?わかるんだったら受信拒否設定にするんだけど。もしまた送ってきても、拒否されてるってわかったらもうやめてくれるんじゃないか?
ちょっと動揺したまま待ち合わせ場所へ。次郎くんはもう来ててくれた。顔を見るとホッとした。
今日は私がから揚げを食べたかったので居酒屋へ行く事に。
1軒目。 駐車場が遠かったので次郎くんが嫌がって却下。
2軒目。 駐車場がすごく入りにくかった(=帰りに出にくそうだった)ので私が却下。←だって帰りに運転するのは私だもん。
結局3軒目でやっと落ち着く。食べながらあれこれ話してて、ふと思い出したので一応報告。 「Rの赤ちゃん、多分女の子なんだって」 「へ〜。いいなぁ。俺も最初は女の子がいいな〜」 ・・・・・もう何回も聞いたよ、それ(^^;
でも、話してたらちょっと意外な事がわかった。
次郎くんって、事前に性別は聞きたくない派なんだって。 「だってどっちかな〜って考えるのが楽しいんじゃないか」
「でも、ベビー用品揃えたりとか、名前を考えたりとかするじゃない?」 「服はどうせいっぱいお祝いとかでもらうんだから、そんなに大量に買っておかなくてもいいだろ?赤ちゃんの頃なんて何着ててもかわいんだから(男女)どっちでもいける服を買っておけばいいし、名前も両方考えとけばいいじゃん」 「いや待て。それこそ赤ちゃんの頃なんて、見ただけじゃ男の子か女の子かよくわかんないじゃない。服の色ででも区別しないと」 「言えばいい。俺は先に聞きたくはないな〜」
・・・・・・・じゃぁ事前に聞いても言わない事にします。
っつかね。
次郎くん、君、あんまり『子供子供』って言い過ぎ。
「早く欲しいよな」 「・・・・ちゃんと結婚してからじゃないとイヤよ」 「早くつくろうよ」 「だから結婚してからね?」 「いいじゃん、先にできても。早くつくろうぜ」 「だから結婚してからね?」
あんまり『子供子供』って言われるとさぁ・・・・・アンタは子供がほしいだけか?そのためだけに結婚したいのか?子供産んでくれるんなら誰でもいいんか!?・・・・・・って言いたくなるじゃないの(‐‐)
「・・・・・・言っとくけど。もし先に妊娠するような事になったら、黙って堕ろすからね。それぐらいイヤなのよ?」 「・・・・・・(さすがに固まる)・・・・・・・・できればしばらくは2人で楽しみたいんだな?」 「そう。っつーかね、実際に痛くて大変な思いして産むのは私なんだから、あんまり簡単に言わないで。大変な思いをする私の覚悟が決まるまで少しぐらい待ってよ」 「・・・・はい」 「ここまで来てフライングは避けようよ」 「・・・・・気をつけます」
いや、さすがにしませんよ?今できたからって本当に黙って堕ろすような鬼畜なマネは。それぐらい、『先に出来ちゃう』のはイヤだという話です。
それから更に子供の話をあれこれとして、お店を出た頃にはもう10時半。これはもう今日はホテルはナシだな。今から移動してたら、入る頃には11時近くになっちゃう。そしたらすぐ宿泊料金だよ。って事は今日は次郎くんちかな〜・・・・なんて思ってたんだけど。
「ホテル行く?」 「あれ、いいの?もう遅いよ?」 「どうせ今から行ったらどこ入っても宿泊料金だろ。今日は大丈夫。明日の朝が遅くていいから」
わ〜い♪ すぐ近くにあったホテルが次郎くんが気になると言うので行ってみるも満室。・・・・・・・・・・・・ちょっと安心。一応、行った事ないようなフリをしてましたが、実は元カレとよく来た所なのだ。あんなわけのわからないメールが来て思い出しちゃったその日にそのホテルだなんて、なんか因縁めいたものを感じてしまうので避けたい(汗)
結局、どうせなら行った事ない所にしてみようという話になって、そこからほど近いとあるホテルへ。気になってたんだよね〜。
場所が正確にわからなかったんだけど、行ってみたら道沿いですぐ発見。比較的最近改装されたという話のとおり、かなりキレイ。
部屋に入ってみたら・・・・・・ちょっと狭かったかな(^^; でもビデオとDVDが持込み可だったし、ベッドから見やすい位置に壁掛けタイプの液晶テレビはあるし、お風呂はそんなに広くはないけどジャグジーバスだし、インテリアもいい感じだし・・・・となかなか。
私的には、タオルやバスローブがヒット。ふかふかで肌触りがよくて、使ってて気持ちいいv次郎くんはベッドの寝心地が気に入ったみたい。シーツも肌触りよかったなー。だからってHした後に1時間半も寝られたらいくら私でも拗ねるわよ?←マジで寝やがった。
『銭金』みたりして1人でのんびりしてたけど、さすがに1時ぐらいになった所で不安になってきた。おい、いつまで寝る気だ?明日仕事でしょ?次郎くんはいつもより遅くてもいいみたいだけど、私はいつも通りなのよ?(と言っても、私の“いつも通り”と次郎くんの“遅くていい”は実は同じ時間・笑)
かなり時間をかけて起こしたら、まだ半分寝てるような状態で 「・・・・・もう1回しようか」
あ、いいんですか。じゃぁ頂きます(笑)ってわけで2回戦(爆)それからまたうだうだしゃべってシャワー浴びて、ってやってたら結局ホテル出たの2時だよ(;;)
来月の次郎くんの誕生日に何をあげようかな〜と考えていたら、リクエストが出ました。 「黒の革のパンツ」 ・・・・・・・・・・・何を目指してるんだよ、34歳(笑)
しかしそれだと試着せずに買うわけにはいかないので、じゃぁそのうち一緒に買い物に行こうという事になりました。その時ついでに指輪の下見にも行きたいな、なんて(邪笑)
明日は会社の飲み会だ〜。
| 2004年09月01日(水) |
気付くと増えてるんだよ、唯川恵とか山本文緒の本。 |
仕事帰りに車検代を払いに行った。マフラー交換等込みで96,000円ちょい。付き合いの長い車屋さんなので『ちょい』の部分はまけてくれた。でもこの金額 「軽(自動車)にしては高くないか!?」 と次郎くんに言われたんですけど、そうなの?
そのあと本屋に寄った。←いつもの事。マンガ雑誌を立ち読みしてたら、唐突に蜂が出現してビックリ。っつーかよく見てないけど多分蜂。なんかでかかったし。蜂みたいな音してたし。刺されて死ぬ体質じゃないけど、やっぱできれば刺されたくはないので逃げる。周囲にいた人達も逃げる。
でもみんな、立ち読み中の雑誌は手放さないのね(笑)
しばらくしたらどこか行ったみたいだったけど、なんかやっぱりちょっと恐かったので撤収。でも同じ店内の文庫・コミックコーナーに移動しただけだから一緒か?
なんとなく読みたくなって、唯川恵さんの小説を買う。唯川恵さんとか山本文緒さんは、時々ふいに読みたくなって既刊を衝動買いするんだよね。今日買ったのは『孤独に優しい夜』・・・だったかな。タイトルうろ覚え(^^;
好きだった先輩と、自分の親友が結婚した。でも実はその先輩も主人公に好意を抱いてて、その親友が間を取り持ってやるフリをしてぶち壊し、そこに割り込んで結婚まで持ち込んだのだ。それを知った主人公は 『これは不倫ではない。もともと私のものになるはずだった男を、卑劣な手で奪った女から奪い返すだけ・・・』 と男と関係を始める。
そういう話。あ、この先は内容に触れますので注意。
何がすごいって、中盤からラストにかけての主人公の気持ちの移り変わりだ。最初、彼女には自分が不倫してるという認識はないの。だってもともとその人も自分の事を好きだったんだもん。あるべき形になっただけ。でも途中で気付く。自分の今の立場が“愛人”と呼ばれるものである事に。
どれほど言葉で愛してると言われても、抱き合っている時が幸福でも、男は時間になると家に帰っていく。自分達を陥れて妻の座を勝ち取った女のいる家に帰っていく。
本当に結ばれるべきは私達だったのに、今も心で結ばれているのは私達なのに、なぜ私の方が悪い事をしている事になってしまうの?
結婚したいと思ってたわけじゃない。結婚が勝利だと思ってるわけじゃない。なのになんでこんなに暗くて惨めな気持ちになるの?
帰らないでと言ってみたり、避妊しなくていいと言ってみたり。
違うと思ってたのに。私達は本当に愛し合っていて、誰にも恥じなきゃいけない事はしていなくて、いつか彼がきちんと離婚して結ばれる事が出来るはずだと思ってたのに、これじゃその辺の不倫カップルと一緒じゃない。何も違わないじゃない。
そう気付いた時、主人公は妻と対峙する。
読んでみようかなという方のために結末は伏せますが(笑)ここまで書いたら一緒か?
主人公の『自分達も結局そこら辺の不倫と同じじゃないか』と気付くまでの描写が秀逸。作者、不倫してた事があるんじゃないか?と思うぐらい。
一概に不倫が悪いとは言わないけどさ。そこから本当に男性がきちんとしてくれて結婚したカップルだって知ってるし、付き合い出してから男性が結婚してると知った・・・っていう人だっているし。
でもこの本に出てくる男性はずるいと思った。ラスト近くで主人公に言うの。 「結婚なんて形式的な事に縛られる必要はないじゃないか。僕達は心で結ばれてるはずだろ?黙っていれば周りにはわからないんだし、僕が本当に愛してるのは君だけなんだ」 それに対して主人公は 「そうかもしれない。でもそれは“結婚”という形式の中で生きてるあなたが言う事じゃないわ。わかってるの?あなたは結局私に都合のいい女になれって言ってるのよ?本当に愛してると言うならどうしてそんな酷い事が言えるの?」
これは・・・・・・ずるいよね。結局この男はおいしいとこだけ取ろうとしてる。『不倫』という状況にある事が彼女にどれほど精神的な負担を強いてるかわかっていない。妻には『妻である』というだけで満足しろと押しつける。
女にとって大事なのは、『この人にとって私が唯一無二の存在である』という安心感なんじゃないかと私は思う。妻という立場にあっても心を他の女性に持って行かれてるなら意味がない。いくら心で結ばれていても、世間的に認められないのでは辛い。
そういう女性心理を、恐いぐらいリアルに書き出す作家なのだ、唯川恵という人は。
たまに読みたくなるのは、そういうどろどろした部分が誰の中にもあり得るのだと感じて安心したくなるからなのかな。
中身はかなりシリアスなんだけど、読後感はかなりいいです。辛い恋をしてる人にはお薦めかも(笑)
|