2005年06月16日(木) |
議員研修・屋山太郎さんの講演にあきれ |
今日から6月県議会が始まりました。朝日新聞・静岡版で本会議場での「ノー上着」「ノーネクタイ」が取上げられ、問題点が鮮明になりました。私は、「ノーネクタイ」=クールビズで行こうか迷いましたが、「ボタンダウンのワイシャツ」「ループタイ」に上着を着て議場に行きました。
本会議開始直前に、議会事務局長がどんな恰好か確認に来ましたが、本会議場では議長の注意もなく、議会運営委員会でも取上げられることもなく、平穏に終わりました。昼のテレビニュースでアップの姿が流れていたことをあとで知りました。どんどん、「クールビズ」スタイルが広がるといいですね。
石川知事の所信表明は、ほとんどいつもと変わりなく、出馬表明は代表質問での答弁で示すようです。
本会議はすぐに終わりましたが、そのあとに議会事務局調査課による研修で屋山太郎さんの講演がありました。屋山さんは、静岡新聞「論壇」の執筆者の1人で、いつも読んでいますが、その言論にはいつも疑問を抱いていましたが、やっぱり、という方でした。テーマは小泉首相の構造改革なのですが、副題に中・韓への対応というのがあり、かなりの中国批判、というより罵詈雑言という感じで、最近のヒステリックな中国パッシングキャンペーンと同じような内容でした。
言説をはっきり言うという点については面白さがあるんでしょうが、あまりにも単純でナショナリスティックな中国分析で、それが漫談調でもあるので聞いていて不愉快になりました。どういう過程で講師に選定されたのかわかりませんが、講師料がもったいない、といいたくもなります。その場で、いくつか質問もしたかったのですが、控えました。今、後悔しています。他の議員の方々はどのように受けとめられたのでしょうか。県幹部の方々も大勢参加されておられましたが、どうだったんでしょうか。
質問したかったこと2点。 1、中国では日本の明治維新のような革命は起きたことがない、とのことですが、具体的にはどういうことをさしていますか? 2、日本人の死生観で罪人であろうとなかろうと死者には鞭打たないという風土があるとのことで首相の靖国神社参拝は問題がないとのことですが、現実には、明治維新の立役者の1人でもある西郷隆盛はじめ多くの明治維新での死者がまつられていませんが、日本人の死生観からいってどのように考えたらいいのでしょうか。
このあと、政令市移行に伴う葵区6人、駿河区4人の議員定数にあわせて、葵区に住所を持つ7人の現職議員の割り振りのくじ引きがありました。これ自体は、補欠選挙に備えた形式的な事務処理過程のことです。ただ、1人だけ駿河区に割り振られることになることから、有権者に葵区からの出馬を取りやめ駿河区に変更と誤解される可能性もあり、ということで意外にみんなナーバスになっていました。
結果的には、小長井代由雄議員が駿河区に割り振られました。
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