2005年06月13日(月) |
「ノーネクタイ」「ノー上着」で副議長に申し入れ |
今日、下記の申し入れを中澤通訓県議会副議長に手渡しました。「しかるべきところで議論しないといけないですね」と。同席した橋本県議会事務局長は、「ビジネスも含めて200年間かかって定着したネクタイとスーツ文化を壊すのはなかなか難しさがあるのでは」との御意見。すかさず「そうしたら、紋付・袴を復活しないといけないですよね」。副議長には真摯に受けとめていただいたように思いました。
それにしても議会事務局調査課に感謝です。要請した静岡県内、全国都道府県の現状調査を短期間にやってもらいました。申し入れとマスコミ投げ入れには、資料として使わせていただきました。
16日の本会議にどんな服装でいこうか思案中です。
静岡県議会議長 大橋正巳 様 議会運営委員会委員長 植田 徹 様 2005年6月13日
本会議での「ノーネクタイ」「ノー上着」に関する要請
県議会会派「市民の風」 代表 松谷 清
6月9日静岡県議会議会運営委員会で県議会での議員の服装に関しての申し合せが確認されました。既に、環境省は「クールビズ」というキャンペーンで、全国に「ノーネクタイ」「ノー上着」運動をよびかけており、国会審議でも既に小泉首相を先頭に実践されております。
議会の対応としては、国会、県議会、市町村議会で異なる点があります。それは本会議での対応です。議会事務局調査課の調査によりますと、県議会のほとんどが国会の本会議同様に「ネクタイ」「上着」着用ですが、高知県が率先して「ノーネクタイ」「ノー上着」を実践しています。県内の市町村議会で、本会議でも「ノー上着」「ノーネクタイ」を申し合せている自治体は、静岡市、富士宮市、磐田市、焼津市、藤枝市、湖西市、蒲原町、相良町の6市2町です。「ノー上着」の自治体もいくつかあります。上着を脱ぐと2,8度の体感温度が下がり、「ノーネクタイ」で首周りを広げると40%の体熱放出効果があるとの指摘もあります。
いうまでもなく女性議員は自由な服装をして本会議にでています。
基礎自治体に「ノーネクタイ」「ノー上着」が多いのは何故でしょうか。 理由としては 1、 住民との身近な自治体故に議会が率先して省エネ効果による環境への配慮を徹底しようとする姿勢が顕著である事 2、 本会議に権威を持たせたいとする考えと議会は有権者の代表が集まる場=生活の延長戦とする考えのバランス感覚に相違がある事 3、 有権者が夏・薄着で震えながら傍聴している事に対する配慮 などが考えられます。
勿論、社会において権威や儀礼が必要な場所もあり、議員自身が、それぞれ自主的に判断して臨まなければならない事はいうまでもありません。その点で服装はある意味で個人のプライバシーでもあります。本来、議員の自由な判断で対応できるものです。 今年は京都議定書発効年です。県議会でも環境対策特別委員会が設置され、積極的な対応がすすんでいます。知事部局も「クールビズ」運動を積極的に取り組んでいる中、有権者の代表である議会も率先して取り組んでいく必要があるのではないでしょうか。
以下の2点を申し入れしますので、早急な検討を開始して下さるよう要請するものです。
1、 夏の間は、委員会同様に本会議での「ノー上着」「ノーネクタイ」も許容する事 2、 年間を通して、服装は議員自身の自主的判断に任せる事
|