徒然なるままに・・・
翡翠



 入梅

5月の半ば頃から蒸し暑くて。
寝るときでも 離れて眠るようになった。
ただ昨日は 思いのほか肌寒くて 眠るときには二人離れていたけど
夜中に何度めかの寝返りを打ったとき
珍しく 彼に引き寄せられた。
腕枕だけではなく 彼の胸に頭を乗せるような格好になった。
自分の頭をそのまま乗せると 重すぎるような気がして
自然と力が入る。
やはり そのまま眠りにつくことはできず
私は寝返りを打った振りをして 彼に背を向けた。
背中から抱いてくれるかなと思いながら またうとうとする。

こんなことで うれしくなってしまう自分がいる。

2004年06月01日(火)



 この前喧嘩したとき・・・

彼の好きなところをつらつらメールした。

たばこを持ってる手
肩幅の広い背中
横顔
骨っぽい脚
一番好きなのは セックスしてるときに 下から見上げる顔。

いつも朝出かける支度をしてる彼を じーっと見てる。
夜もPCをさわったり TVを見たりしてる彼を
斜め後方から 見てる。
この人ってば ほんとに後姿がかっこいい。
均整の取れた後姿。
少し伸びた髪。
広い背中。
背も高くて ほどよい筋肉で。
後姿に 惚れ惚れしてしまう。

そんな私の気持ちを 彼は知ってるのだろうか。
いくら私が見つめてても なんにも感じないみたいなんだけど。

この人の手は 指が長くて白くて 綺麗な手をしてる。
元々私は男の人の手にすぐ目がいってしまうのだけど。
この手でタバコを持ってると すごくセクシーで
私はすごく好き。

2004年05月28日(金)



 この前の喧嘩から 28日

たった。
なぜ正確に解るのかというと 28日周期の私のサイクルが
また 訪れたからだ。
そして それは計算どおりだから。 
その間 わだかまりは少しずつ溶けていき
ほんの少しだけ緊張感を残してる。
これくらいの距離感がお互いにとっていいのかもしれない。

ベタベタしすぎない 程よいスキンシップ。
仲直り直後は ひっつくと 暑い と言って逃げていた彼も
最近では 逃げなくなった。(単に気候の問題か・・・?)
そして 私に背中を向けて寝ていた不自然な姿勢は変わり
向き合って 若しくは普通に寝ている。
そして 私達は手を繋いで眠る。
夜中にふとしたことで目を覚ますと 私は彼の姿を探す。
隣で眠っていることを確認すると 安心したようにまた眠りにつく。

最近の彼は相変わらず忙しくて 帰ってくるのは12時前くらい。
それから眠りにつくまで 一時間ほど TVを見ながらゴロゴロしてるけど
TVを見ている彼の背中に ぴったりくっついてると
なぜかいつも泣きそうになる。
滲んでくる涙をかくして 私は眠る。
彼の寝顔を見てると 涙が出てきた。


夕方までネットで遊んで 一人で食事をし TVを見ていた。
彼を待っている時間。
仕事に邪魔にならないように メールを控えていた。
急に寂しくなる。
メールする。
ちゃんと心配してくれて 励まそうとしてくれる。
何度かやり取りしているうちに 少し落ち着く。
ありがとう。

私は時々考える。
彼が私のことを思いやってくれるほど 私は彼を思いやっているのだろうか。
彼が望むような自分になれるだろうか。
喧嘩をするたびに ちっとも変わってない って言われるけど
私は 変われるのだろうか。
彼の背中にぴとっとくっついてると 不安に襲われてしまう。
寝顔を見てると 不安になる。




2004年05月19日(水)



 近況

連休前から 彼の仕事が忙しくなり 帰宅時間もだんだん遅くなっていた。
休みが取れたのは 連休前のこと。
それ以降 休みナシで 彼は仕事を続けている。
その仕事がやっと今日でキリがつくらしい。
ここ2・3日は 帰りも深夜になっていて 私は身体のことを心配していた。

もう少し前 3月の半ば頃から 彼の持病が出ていて それが約一ヶ月ほど続いていた。
それは 夜中に突然頭痛に襲われる というもので ものすごい痛みらしく
2時間ほどで治まるらしいが その間は のた打ち回っている。
特効薬もなく 治療法も原因もまだよくわかっていないらしく
彼はネットで色々調べて 自分がその病気だということがわかったという。
その痛みに苦しんでいる姿は とても痛々しい。
どんな姿勢をとっても 冷やしても暖めても だめみたいで
その間彼はじっと耐えているしかない。
それは2・3年周期で 2週間ほど続くらしい。

それがようやく通り過ぎたら 仕事が忙しくなった。
ある意味 時期が重ならなくてよかったといえるだろう。
仕事が忙しくなったら 彼は精神的に余裕がなくなってきたのか
帰ってきても 無口になって 無愛想で 取り付く島がないというほどだった。
寝るときも ずっと私に背中を向けたままで
私は避けられてでもいるかのようで いたたまれなかった。
自分になにか悪いところでもあるのかと 一人悩んでもいた。
とにかく 仕事が一段落するまで 何も言わず待ってみようと思って そうしていた。

一昨日だろうか その日彼は 深夜2:00過ぎに帰ってきた。
私は寝ていたが 帰るメールがきて 部屋の電気を点け 半分寝ぼけながらも待っていた。
帰ってきた彼は 少し機嫌がいいようで 普通に受け答えしていた。
寝るときに 電気を消し 彼は私の方に向き直ってきた。
私は まだ夢現で 再び眠りに落ちようとしながら
なんとなく 彼が動くのを意識していた。
彼が私の方を向き 私の手に触れると 握ってきた。
少し前からは 想像もできないことだった。
半分寝ている頭で 私はぼんやりうれしく思いながら 眠りについた。

昨日は12:00過ぎに帰ってきて しばらく一緒にTVを見ていたけれど
私は眠くなって 背を向けて寝ていると 彼の方から 抱きついてきた。
仕返しをすると 暑い・・・と言って嫌がられたけど それは拒否ではなかった。

今日 納品をして とりあえず彼の仕事は一段楽する。
仕事にけりがついたら 温泉にでも行こうかと計画を立てている。
私は 日帰りのつもりだったが 彼は一泊してゆっくりしたいらしい。

なんやかやで 彼とは一ヶ月以上 抱き合っていない。

2004年05月12日(水)



 何度も

何度も もうこれでダメだと思う。
もう 終わってしまう そう何度も思う。
そして その原因を作った自分を 恨めしく思う。

それでも 彼は許してくれる・・・。
今度こそだめだと思った。
この人を 震えるほど怒らせて
私に向かってくる 負の感情に やり直せないと思った。
それでも 何事もなかったように 土日を過ごす。

ほんとにこのままでいいのか。


2004年04月26日(月)
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