2004年12月16日(木) |
潤わずにひび切れた心 |
誰のせいにも しない
泣き言は 時々にする
貴方を 思い出したりしない
耳について離れない言葉が苦しいなら
耳の存在ごと 忘れてしまえ
まだ 倒れる訳にはいかないの
傍目には フツーに見えるでしょ
この空が高ければ高い程
私が小さくなってくね
潤わずにひび切れた心も
今は勲章
2004年07月20日(火) |
記憶を手繰り寄せる 夏 |
手を離すとか 目を逸らすとか 今更
初めから ほどけているのに?
善良な人と 微笑み合い
私の残酷さを 見透かして欲しいと願うわ
諳んじている 番号に掛けたら
彼女と話せると
あの坂道を 登り切ったら
貴方に会えると まだ 今も
何かの間違いって 幾つまで許されるのかな
記憶を手繰り寄せる 夏
そういうことじゃないの
そうじゃない
心の中 さらけ出してみて
話し出した途端 軽い違和感
こんなコト 言いたいんじゃない
そんなカオ 見る為じゃない
言葉の裏を 探らないで
あぁ どんどん変わってしまうね
伝わらなくてもいいなら 初めから話したりしない
伝わらなくてもいいから 何度でも話したい
夜が短いから 話し足りない 貴方と
扉が「かちゃん」と 音を立てて閉まる その瞬間から 私は独りになる
そういうふうに 解りやすく 目に見える壁があると いいのに
季節を越えるコトにだけ 懸命になって 大切なモノから 目をそむけたまま ね
どんなに側にいても 遠い それでも
失うコトを考えたら 今の状態よりもっと 苦しいんだろ
扉を開ける時 いつも思う ”アナタが其処に 居ますように” 祈るような気持ちで
切なくて 馬鹿馬鹿しい ノブを廻す手
2004年03月23日(火) |
つるんとした ガラス窓 |
貴方を欺いて 私に何が残る 私を欺いて 貴方は何を得る
繋ぎ止めたりしてないと 啼いて そこから先へ 一歩も進むことが 出来ないでいる
こんな イヤな所まで 同じで こんなに 好きな所が 違うね
つるんとした ガラス窓 知らないフリは もう沢山
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