片付けの途中 不意に 出てきた貴方のシャツが 私を困惑させる
畳み方まで 変わらずに
いつか返そうと 思ってた お気に入りのCDも 一緒に
「捨てといて」の言葉は 簡単だね 必要無いと 言わんばかりね 全てを
過去の想いに 浸っていた訳じゃない
私はただ 「阿呆」の一言が 聞きたかったんだよ
2002年05月02日(木) |
退屈で 幸せなんでしょうね |
その皮膚の下から 浮き出す血管に 触りたくて 歯を立てる
全てを欲しがって 涙する私を 全てを知った後で 涙する私を
見透かした貴方は 弱く微笑む
なんでとか どうしてとか 言わなくてもいい世界に
二人が辿り着けるとしたら それはそれで
退屈で幸せなんでしょうね
教えてあげたい 窓際で うたた寝する彼女に
まだ 何も知らずに 眠ってる
彼の笑顔も 薬の使い方も その声が 何処まで届くのかすら 知らない
目覚めるなら 優しい風の日に
誰からも 傷つけられたりしない場所で
少しだけ 知っていた 君が みつめている違う場所
僕の壁は 崩れ落ちるコトに必死で 留めようもない 留めようともしない
この痛みが しばらく続くのなら
せめて 君の匂いを嗅いで 凌ごうと必死で 君に手を伸ばす
何かが 頭を締め付けるけど 構いやしないよ 春の風邪
ぶつけたい ぶつけて欲しい キモチ 呑み込んで 微笑む 私
暴走するキモチ 固まるカラダ 嫉妬って 文字通りね
泣き叫べば 混乱する貴方を 知っていた 泣き叫ぶ 自分を認めるのが イヤだった
黙って微笑む オトナな 貴方と 駄々を捏ねてる コドモな 私
甘えさせても くれないのに
狡いよ どこまでが 共犯?
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