必死になって 言い訳をするより 一言「そうだね」って言って
微笑むほうがいい
貪欲では無く 嘘つきでは無く 真っ直ぐに しなやかに 柔らかく
呼吸をしたい
風にそよぐ 桃色の自己主張
私はまだ ココに居ます。
爪先から立ち上る 熱を もてあました
湯船に溶け出すのは 無邪気さで
脳に木霊するのは 彼の声
パーマ液の香りが 残る髪を
くしゃくしゃに して欲しいの
歌を口ずさむ かすれ声の私も
今夜は 好きだと 囁いて
一人で眠れそうよ それが嘘でも
上気した肌は タオルケットにくるんで
逢ったこともない 人に 何を言いたいんだろう 私は
あの人へ 心が叫ぶ
ちゃんと 見極めてよ [いつも通り]を 壊してよ
あの人を 縛れる筈も無い
逢ったこともない 人の 存在が怖いのだ 私は
あの人へ 心が叫ぶ
抱き寄せてよ ちゃんと [誰か]を 見ないで 私だけにして
あの人は 誰のものでも無い
逢ったこともない 人を 妬んでいるのだ 私は
逢いたくもない 人に
高い位置のままのシャワーを 元に戻す 少し背伸びして こんなコトでも アナタにはかなわない
優しい言葉と キツイ行動と 彼女の甘さを 味わって気付いた
私まだ 彼女にお別れをしてない
好きなTVも 嫌いな音楽も 一緒にして
煙草の煙だけ 目で追った
あなたと 話せれば 良かった
あなたに 逢えれば 良かった
辛いのか 楽しいのか 知らない
瞳から ひとすじの 液体が つたう
流れるままに させておこう
不幸自慢と 自己欺瞞と
移り変わる 季節と 壊れゆく 自分と
私には 眩しい程の 笑顔と
あなたを 愛せれば 良かった?
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