目覚めた時 一瞬
ここが何処なのか 解らなくなる
右手で 左手を 強く握って 深呼吸
夢の中で 私は
何度も [お願い] を 繰り返した
躰の全てを 使って 泣き叫んでいた
あんなにも 欲しがる事を
抑えている現実を 知った朝
もう 起きなくちゃ
2001年10月24日(水) |
あなたに 溺れない為に |
あなたに 溺れない為に
私はその 頁を開く
優しい仕草の 影に 何を映しているの
全てを許すなんて 嘘
相討ちじゃなきゃ 嫌
傷を受けるならね 深い方がいい
あなたに 溺れない為に
2001年10月22日(月) |
雨を 肌に感じながら |
雨を 肌に感じながら
歩く 夜の道
この痛みが 快楽を伴えば
その行為は 続くの
快楽が 痛みを伴えば
僕たちは 終わるの
傘はいらない
その指で 暖めて
2001年10月18日(木) |
コンビニで アイスを買う |
コンビニで アイスを買う 帰り道。
溶けないように 溶けないうちに
まっすぐ お家に 帰るように。
小さな 言い訳を 手に持って
歩いているのは 馬鹿げてる?
帰りたくない 理由なんて 無い。
一人の部屋が イヤなだけ。
早く 帰ってきてね。
一緒に アイスを 食べよう。
言葉を選ぶことは 相手を想うこと
そう思っていた私に 誰かが言う。
[言葉を選ぶことは 嘘をつくこと]
ふぅん。
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