嫌いじゃない けど
「けど」が付いたら ダメだね
鼻についたら そこで お終い
どうして?なんて 聞かないでよ
ねぇ 大したことじゃないよ
頭が 痛いだけ
2001年06月07日(木) |
君が落とした 薬は何色? |
君が落とした 薬は何色?
雨が落ちてくる 隙間を 狙って
逢いに行くの 息を 殺して
高所から見下ろす 視線が痛い
この感触を いつまで 覚えていられるだろ
2001年05月28日(月) |
ある日 小さな時計だけを 見ていたら |
ある日 小さな時計だけを 見ていたら
いつの間にか 他の周りの時計が
どんどん 進んでいて。
どんどん どんどん 小さな時計が 遅れていくの
気付かずに。
取り残されて いくみたいに。
ギリギリのところで 目が覚めた。
ちっぽけな存在でも 失うことは 怖がるのでした。
2001年05月27日(日) |
あなたが愛してくれた あの私を |
あなたが愛してくれた あの私を
忘れないで居て欲しい って 贅沢だわ。
分裂するの。 簡単に。 私。
裏とか表とか そういうんじゃなくて。
私は私でしかなくて。 私以外の何モノでもない。
私は私だけだけど。 私は何モノにもなれる。
そういえば あなたは
私の愛した あなただったのかしら?
2001年05月18日(金) |
思い出せない 花の香り |
思い出せない 花の香り
色褪せた チケット
そのシャツの ストライプ
胸の奥を抉られる 痛み
粉々にした 手紙の束
私の存在を もう少し許して居て。
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