うなり。
日々 うなったりしてます。

2000年10月11日(水) 君が 死んだと聞いた秋。

君が 死んだと聞いた秋。


右耳が 音を拒んだ。


躰が 食を拒否した。


瞳が 涙を忘れた。


それでも やめなかったのは


空を見ること。 生きていくこと。


もう一度 君に逢うために。



2000年10月04日(水) 公園の 子供達の声で 目が覚めた

公園の 子供達の声で 目が覚めた

窓を開けたまま 眠ってしまった

「走れ 走れ」と 声がする


あの人に 何を求めてるのか 考えた

時計の音が 耳に響く

人の気持ちを 考えすぎると

何も出来ずに 立ち尽くす


ふらついていると 見えるのだろうか

今の私は 他人の目には

「走れよ 早く」と 声がする


どうにもならない 想いでも

今の気持ちは 恋だろう

「走れよ」なんて 誰にも言えない



2000年09月28日(木) 君と 似ていると思った。

君と 似ていると思った。


ひねった蛇口から 噴き出したのが

お湯なのか 水なのか 解らなくて

一瞬 手を引っこめた。


君と 似ていると思った。


笑った口元から こぼれた一言が

優しさなのか 冷たさなのか 解らなくて

一瞬 手を強く握った。


丁度いい温度で シャワーを浴びたい。

火傷しないように。 風邪をひかないように。



2000年09月24日(日) 誰も 悪くない。

誰も 悪くない。


自分の理屈 自分の箱庭 自分のプライド。


愛してるだけだよ。祈ってるだけだよ。


必死で 横目で 暖めて。


それでも ここに欲しいと 言うの。


あなたに ここに 居て欲しいと。



2000年09月11日(月) 健やかに傷んでく くまのしっぽ

健やかに傷んでく くまのしっぽ

声を聴いたら 安心するのかな


全てが嘘なら 繰り返す過ち

大切じゃないよ そんなの


青空の下で 逢いたい 

叶わない びしょぬれのスカート




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