2000年06月20日(火) |
いつも言えないことを |
いつも言えないことを
今日 言おう。
怒らないで。 泣かないで。
彼女からの電話は いつも突然で。
艶を帯びた 恋の話をする。
お決まりの質問。「お風呂は?」
一瞬照れが伝わる。「のぼせるんだよ」
バスタブに浸って 彼の歳を数えて。 そうしないと上がらない 子供みたいな癖。
年上の人に 恋をしてるのが分かる。
心が大暴れの恋を 同時期にした昔。
泣き顔も、笑顔の眩しさも 知ってる。
穏やかな時間が多い 恋でありますように。
彼女を想いながら 今日はお風呂に浸ろう。
ほんのちょっと 疲れてるだけ。
毎日 窓の外 流れる風景は
表側の顔しか 見せてくれないから。
それでも 欲しいって思うの。
卑しいかな。 我が儘かな。 子供かな。
ガラスに写った あれは誰だろ。
何処見てんの? ねぇ。
音のない部屋で 煙の中で
何を考えてるのか 誰を想ってるのか
遠いのか 近いのか わからない
私の中にいる 沢山の 大切な 何か
音のない部屋で
2000年06月06日(火) |
いつも 言わないことを |
いつも 言わないことを
今日 言ってみよう。
驚いてね。 お願いね。
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