今日 街で
とっても似ている 人を見た。
後ろ姿が そっくりで
振り返ったときの ガッカリが
また 私を歩き出させる。
冷たい風に 熱くなる頬で
冬が 近いことを知る。
あなたから 離れた冬。
いつの間にか 過ぎた
日々の 永さを思う。
居場所を 知らせてくれた あなたを
なつかしく 愛しく想う。
大好きは ちょっと怖いね
崩れるのが 早い。
1人になって 考える
完璧じゃないものにこそ
執着してしまう心
すべては 思い出になって
美化されていくけれど
本当にみっともない自分は
どこにも 進めずにいる
今日
大好きだった曲が
突然嫌いになる。
時計の音が
大きく響く。
扉を開けたら
あなたが居た。
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