Howdy from Australia
目次


2005年09月02日(金) infectious

今日はフィットネスクラブに行こうと思っていたのだけれど、実験結果をまとめていたら5時半開始のバーベル運動のクラスには到底間に合わなくなってしまったので、あきらめて残業することにした。来週の月曜朝一番に研究所所長Jと会うことになっているので、何とか形にしておかないと…。しかし、私はJほど精力的に何でもこなし、猛烈に忙しいのに細やかな気配りが出来る人を知らない。大学教授で産婦人科医で研究所の所長も兼任、四人の息子さんのお父さんであり、地元サッカーチームにも所属。私には尊敬の念を通り越して、偉大すぎる存在。学会出席のため欧州に旅立つその日にわざわざ時間を割いて下さるというのも、逆に重圧だったりして。他の研究員から「yumikoは免疫染色の王者だね」とからかわれたりもしたけれど、流れ作業のように実験をこなしてきただけだったような…。

そういえば最近幾つか嬉しかったことが。

水曜にMから電話があり、平日なのに少し声を聞くことが出来た。

木曜には、テニス仲間の韓国人Mと、彼女と私の共通の友達である日本人Mと食事に行き、日本から研修に来ていたAさん(男性)も加わって四人で盛り上がった。私たちが一番長居した客だったのではないだろうか…。

あと、職場で相棒が出来た!新入り博士課程研究生Yは私と同じ研究路線。研究の方向性について二人であれこれ話し合っていたら、彼女の研究に対する熱い想いが伝わってきた。彼女のやる気が伝染したみたい。少し元気が出てきた。


2005年08月29日(月) The longer you hang in there, the stronger you get

金曜は職場の皆で会社帰りにパブに行ってビールで乾杯し、土曜は女友達4人をうちに招待して昼食会を開き、日曜はテニス教室の前に韓国人Mと待ち合わせをして一時間練習をしたりして、久々に予定が盛り沢山の週末だった。9月は研究発表など締め切りが控えているので週末も忙しくなりそう。

Mの就職が決まってからは、MSNのビデオチャットもできなくなり、唯一声が聞けるのは日曜だけ。先週末も夕方から電話があるかもしれないと待っていたのだけれど連絡がなかったので、電話の子機を枕元に置いて眠った。その日は試合があると聞いていたので、その後仲間と飲みにでも行ったに違いないと思いつつも、泣きながら寝てしまったせいで翌朝はまぶたが重く、それでなくても憂鬱な月曜の朝がもっと耐え難いものになってしまった。

その後、Mからのメールで案の定、仲間たちと飲みに出かけて楽しい時を過ごしたことを知る。「ごめんね!」とあったけれど、素直に受け止められなかった。たかが電話一本なのに、何でここまで相手を責めるような気持ちになるんだろう。とはいえ、遠く離れているので今までのように思ったことをそのままぶつけることもできないし、けんかになるのが正直怖かったりする。

実は親しい人にしか打ち明けていないのだが、今の仕事の契約が切れたら日本に帰国しようと思っている。一旦帰ると決めてからは、残りのオーストラリア生活を存分に楽しもうという前向きな気持ちになれたのだけれど、それも一時的だったというか、自分でもどうしていいか分からないくらい下降気味。これぐらいのことを乗り越えられなかったらしょせんそれまでだから…と強がってみても何だかむなしい。


2005年08月20日(土) great night out

クリーニング店を探していて、偶然見つけたイタリアレストラン(Sabatinis)。落ち着いた雰囲気でとても素敵だったので、ネットで調べてみたら、サービス、料理共に評判もなかなか。日系情報誌などでは全く宣伝されていないようなので、これはもしかしたら穴場かもしれない。早速、友達Yを誘って一緒に行くことに。

赤ワイン持参だったので、メインは鴨にし、かぼちゃの入ったラビオリと前菜を注文。全て二人で分けたのだが、これまたものすごい量。前菜(Antipasto)が運ばれて、テーブルの中央にどかっと置かれたときは、衝撃的とも言えるほど。

何種類もの生野菜に焼き目のついたナスやムール貝、乾燥トマトにアンチョビ、チーズ、オムレツ、ソーセージ、オリーブなどなど。数種類のペーストも彩りよく飾られて、まさに盛り沢山。一つ一つ味わいながら楽しんでいたら、結局全てきれいに無くなってしまった。

ラビオリもふっくらとしていてクリームソースが絶妙だったし、鴨も外は香ばしくて中は柔らか、まさに「う〜ん」とのけぞりたくなるほどの美味しさ。量が多いね〜などと言っていた割には、カプチーノとデザートまできっちりいただいて、大満足。値段もクレジットカードの特典で2割引になり、お一人様3200円(チップ除く)。

この値段でも貧乏学生をしていた頃だったら高いと感じたかもしれないが、そこは安月給でも社会人。日々質素で孤独な生活を送っているからこそ余計に感じる、食後に食器を片付けなくてもいいありがたみと、気の合う相手とおしゃべりをしながらゆっくりと食事する喜び。

その後、パブに場所を移し、ビール片手(195円)にラグビー観戦。このパブは地元のラグビークラブが経営しているのだが、パブというよりは開放感あふれるお洒落なバーといった感じ。入り口で身分証明の確認をしたり、非会員の場合は住所を書かされたりと面倒な手続きもあるのだが、隣のビルに映し出される巨大映像とあたりに響き渡る音声はかなりの迫力。応援している豪州代表は現在連敗中で、この日も南アに惜敗。

それにしても、お腹が一杯と言いつつもカロリー気にせずデザートを一人一皿頼み、豪州代表の戦いぶりに一喜一憂し、バーベル運動のクラスで使うウェイトの重量で競い合い、3時間も長電話が出来る女友達というのもなかなかいない。


yumiko |mail

My追加