V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2020年05月11日(月) コロナ禍に考えたこと41・稲盛和夫氏の壮大な実験(前)

「理念で飯が食えるか」という言葉をよく聞きます。確かにそのように見えるかもしれせんが、かつて「理念経営」がどれほどの威力を発揮するのか自ら実験し、証明した人がいます。稲盛和夫さんです。以下は世間から無謀だと言われた第二電電(DDI)を創るときのエピソードです。「私は、密かにうちの幹部を集めて、こう言いました。『京セラが成功したのは、私の技術が優秀だったからだとか、時流に乗ったからだとか言われるけれどもそうではないフィロソフィ(哲学)があったからなのだ。そうは言っても誰も信用してくれないだろうから、それを今度、私自身、第二電電という通信会社をつくって証明してみようと思う。


2020年05月10日(日) コロナ禍に考えたこと40・なぜ工作機械をマザーマシンというのか

そこから雇用が生まれ、貧しかった国のGDPが上がり、経済的に豊かになっていきます。工作機械にはそのように国を富ます力があります。「国を富ます」は、わが国が明治時代に
世界の仲間入りを目指したり、戦後の貧しさの中から「追いつけ追い越せ」で駆けてきたりしたと同じ、国民の夢の実現です。日本人が戦後の復興とともに、世界の一員として誇りを持てるようになったように、工作機械は、それを買い、使い、産業を盛んにする国の国民の誇りをつくるのです。工作機械のことを「マザーマシン」と言います。これは人工関節から通信衛星まで多くの産業に必要な部品を生み出すという意味ですが、マザックのOBの言葉に「国を富ます」「誇りを創つくる」という意味があるように思いました。


2020年05月09日(土) コロナ禍に考えたこと39・社格を高める工作機械

工作機械は日本が誇る輸出品のひとつです。なぜ、日本の工作機械が世界から愛されるのか?ヤマザキマザックのOBに尋ねてみました。すると、次のような体験談を教えていただきました。25年ほど前、シンガポールに機械を売ったとき、現地で購入した会社の社員が「この機械があるとアメリカから注文が来るんだ」と喜んだといいます。同社の機械があるだけで、「そんな素晴らしい加工ができる会社なのか」と購入した会社の信用格付けがグンッ!と上がるのです。そして、先進国と取引をすれば外貨が手に入り、それを再投資して、その国の産業が盛んになります。


2020年05月08日(金) コロナ禍で考えたこと38・それでも抜けている会議のテーマ

それでも一つ、大きな課題が残っている。それは課題解決ではなく、夢実現のための会議であること。残念ながら、私たちは課題解決ばかりやっています。売り上げ回復にはどうしたら……とか。集客アップのためには……とか。「本当は何がやりたかったのか?」「そもそも何のためにやっているの?」なんてすっかり忘れてしまっています。先行き不透明な今こそ、
「自分たちは何を目指してここまで来たのか?」「本当は何がやりたかったのか?」について考えてみましょう。きっと会議が楽しくなり、自分の会社に誇りを持てるようになるでしょう。


2020年05月07日(木) コロナ禍に考えたこと37・会議を面白くするには

会議は、「衆知を集めて行動を変える」極めて重要な場。そんな会議の席で自由に発言できると、社員は「この会社はいい会社」だと、誇りが持てます。逆に会議がつまんなくて
発言すら許されなければ、「こんな会社面白くない」と思ってしまいます。よって会議のやり方は、あらゆるリーダーが学ぶべきことのひとつ。その会議がZoomなどのソフトを使うようになり変わりつつあります。
�� ブレイクアウトセッションにより会議ではなく対話の場になりつつある
�� 時間が明確。ダラダラ延長なし
�� 一人ひとりの顔が見えるので、明るく前向きにやれる 
�� 男性ばかりじゃなく、女性も参加しやすい(従来は時間外会議も多かった)
�� 関係者だけでなく、いろんな人が参加しやすい 


2020年05月06日(水) コロナ禍に考えたこと36・安心をくれる会社(後)

小論文指導の第一人者である樋口裕一先生は「小論文を書くことは、自分の新しい価値観を生み出すことだ」と語っています。それと同じで、最終面接の30分プレゼンは応募者の中から「新しい自分の価値観」を引き出します。それがわが社に合うかどうかを見るのです。そして、自分の新しい価値観を発見し、見事に採用された社員たちは、入社後にこの時のプレゼンの何が良かったのか、どこを評価して自分を選んでくれたのか、採用担当者からフィードバックをもらいます。そのやり取りでの中で社員は感じます。「自分をちゃんと見ていてくれる会社なんだ」と。会社が自分をわかってくれている、わかろうとしてくれることが「この仲間たちと一緒なら大丈夫」の連帯意識が強くなります。一体感の源は、自分をわかって受け入れてくれること。それができている会社は危機を力に変えていけるのでしょう。


2020年05月05日(火) コロナ禍で考えたこと35・安心をくれる会社(前)

変化の激しい昨今では、経営上の安定はどこにもありません。が、安心することはできます。それは共に働く仲間を信じること。「この人たちと一緒に仕事ができれば大丈夫」と思えたら、どんな環境にでも対応できます。「そんな会社あるんですか?」言われそうですが、あります。何社もあります。そのような会社に共通しているのが、新人採用への力の入れ方。とにかくフィーリングが合う人財を選びます。たとえそうした人財がいなくて今年の採用実績がゼロに終わったとしても、頭数合わせのための採用は絶対にしません。ではどうやってフィーリングを測るかですが、ある会社では、採用の最終面接で「30分間プレゼンテーション」を課しています。


2020年05月04日(月) コロナ禍で考えたこと34・経営理念は売り物になる

「わが社の売りものは経営理念です」。あるクリーニング会社の社長が講演会でこう語りました。「え、経営理念が売りものになるの?」私には、よくわかりませんでした。そこで同社がやっていることをよくよく観察してみると…。同社は、経営理念は「活かす」です。主なお客様は工場。そこでは油や切り粉まみれの軍手やウエス(ぞうきん)など多くの資材が捨てられています。「それらを捨てずにクリーニングして再利用しましょう」同社はそう提案しているのです。そのために、お客様の工場の廃棄物(ゴミ)置き場に行って何がどれだけ捨てられているか調査をします。そして、捨てて処分する手間新品を調達するコスト、クリーニングして再利用するコストをシミュレーションします。その上で、こんなにお得で環境にも優しいですよと提案します。この行為はまさに「資材活かす」こと。そして「時間とお金を活かす」ことです。これは、経営理念の実践であり、経営理念の提案ですね。そう考えてハタと気が付きました。ビジネスはすべからく「経営理念の実践」です。であれば、商品やサービスを売る行為は「経営理念を売ること」と同じはず。あなたの会社はどうですか?先の見えない時代だからこそ、「経営理念を売りものにできないか?考えてみましょう。


2020年05月03日(日) コロナ禍で考えたこと33・幸せになる方法

「器である理念の中身を、皆でつくりましょう」。理念経営協会で窪田先生に教えていただいたことのひとつです。幸せになりたい人はたくさんします。では、どうしたら幸せになれるのでしょう?最も確実な方法は、「まず他人を笑顔にして、その笑顔を見て自分も笑顔になる」こと。
「たらいの水の原理」をご存知でしょうか?たらいの中に水を浮かべて、その水を手元に引き寄せようとすると、水は手元から遠くに行ってしまいます。逆に、向こうの方に押し出すと、水が回って、手元に届きますだから、幸せになりたかったら先に相手を幸せにするのです。二宮尊徳翁の有名な教えのひとつです。
では、具体的に何をしたらいいのでしょう。それが、理念の中身を考えることです。あなたの会社の経営理念が大きな鍋のような器だと考えてみましょう。その鍋の中に、「お客様を幸せにするために私たちにできること」どんどん投げ込んでいきます。一人じゃなくて、同じ会社の仲間とアイデアを出し合って鍋の中にどんどん投げ込んでいきますそれをじっくりコトコト美味しくなるまで煮込んでいきます。するといつし「これをやろう!」が見つかります。皆で見つけたものだから、みんなワクワクしながら実践します。これが「理念は器」という考えかた。理念は「幸せの鍋」。仲間と幸せになるために是非実践してみてくださいね!


2020年05月02日(土) コロナ禍で考えたこと32・理念の実践

かの松下幸之助翁は外国人の記者に「あなたはなぜそんなに謙虚なのか?」と聴かれたとき、次のように答えたといいます。「自分はいろんな人の意見を集める」→「人に教えを乞う」→「自分の知らないこと・できないことの多さを知る」→「謙虚になる」→「先見性が磨かれる」→「素直な心で決断する」→結局、衆知を集める姿勢がその人の徳を高め、謙虚さを創り、先を読むチカラを高め、新しいアイデアを生み出し、優れた決断に至ることです。『危機管理』という言葉を生み出した佐々淳行氏は、次のような言葉を残しています。「トップは口を閉じ、耳を開け」。先の見えにくい今だからこそ「聴く」ことを大切にしましょう。


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