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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
店舗レベルでのバリアフリー化が進んでいない中、一部のチェーンだけはバリアフリー化が進んでいるという。白倉先生によれば、カラオケの「シダックス」と和食レストラン「とんでん」がそうだ。特に「とんでん」は高齢者で賑わっている典型例。また盛岡には、バリアフリーなスナックがあり、車いすバスケットボール選手の溜まり場となっている。これなどはバリアフリーが故に集客に成功している例であり、バリアフリーがビジネス的にも魅力だということを示している。
白倉先生によると車椅子を利用者は増え続けている。65歳以上の高齢者は、現在3500万人。肢体不自由な方が270万人で、バリアフリーを望む人は非常に多い。2000年頃からバリアフリー化に向けて様々な法整備がなされ、公共交通機関・病院・ショッピングモール・スーパーマーケットなどでのエレベーターによる段差解消、多機能トイレの普及率は9割に近い。しかし、個別の店舗での対応ほとんど出来ていない状態だ。白倉先生が神保町付近で段差のない飲食店を探したときは、バリアフリー対応ができているお店は50件に1件、多機能トイレについては一件もないあり様だ。
新規ビジネス研究会第6回は、2019年5月。バリアフリースタイル代表の白倉栄一先生をお招きし「まだ誰も気づいていない集客&リピーターに繋がるバリアフリーの魅力」と題してご講演をいただいた。白倉先生は元イオンの人事課長。20代の時に交通事故で脊髄に損傷を患い、車椅子利用者だ。その体験と知識を生かし、現在はホテルや飲食店ショッピングセンター等にバリアフリーを導入する指導がなされている。その白倉先生がバリアフリーの現状についてお話を伺いした
このようなシェアベースは、全国各地にできている。が、作っただけで利用されていないケースも少なくない。その成否の分かれ目は、市場と志のある若者と志を持った企業を上手に繋ぐコーディネータがいるか否かにかかっている。コーディネータが、上記5段階の1と2が進むよう人と人とが集い、出合い、ディスカッションをし、試作し、考えや作品を発信できる場をつくり続ける。その点、DMM.make AKIBAには、真島隆大さん、上村遥子さんというグローバル感覚に富んだ素晴らしいコーディネータがいた。彼らに夢を受けとめてもらった若者たちは、のびのびイキイキと、ここで自分の夢を形にしている。「ものづくり」日本は、まだまだ健在だと信じたい。是非、こうしたシェアベースから新たなイノベーションが次々と生まれて欲しいと思う。
DMM.make AKIBAを利用している人の中には大企業に勤務しているマーケターが、社内的な開発の許可を得るのに大変時間がかかることを憂慮しこのDMM.make AIBAに来て試作品を作っている人がいる。彼はそれを持って「こういったものを作るべきだ」と社内プレゼンでアピールすることを目論んでいる。ここは、そのように志と技術はあるものの、社内の認可という分厚い壁に跳ね返され、行き詰った青年たちにとって、諦めず挑戦を続けられる「夢の入り口」となっているのだ。
そうした製造業の弱さを補完する会社がある。秋葉原にあるDMM.make AKIBAだ。秋葉原のビルの中に、3Dプリンタや切削工具、塗装設備などを設置し、誰でも使えるように施した工房だ。スタートアップを志す若者がここで、自分が企画した商品の試作品を創っている。それを自分でマーケティング企画して世に出している。また、アイデアを出し合う「アイデアソン」や「ハッカソン」などのイベントも盛んに行われている。仲間同士で語り合うコワーキングスペースやミーティングルームも充実している。私が同所を見学させていただいた時も、志を抱いた若者たちでにぎわっていた。スタートアップ企業の多くがこのような場所から誕生しているのだ。
欧州では新商品のアイデアが100あった場合、5/100の確率で商品化されるという。が、日本では1/100以下。限りなくゼロに近い。岩盤のような上層部に対し自分の企画を通すには、現物を見せることだが、試作する時間も予算も与えられない人のなんと多いことか。画に描いただけでは、その魅力は伝わらず、結果的にその企画は没になってしまう。そのくらい、トライもしないうちに企画案がこの世から葬り去られている。これでは若者が案を考える気力もなくしてしまう。トライの違いが、イノベーションの違いなのだ。
例えば「ダンスに合わせて光る靴」という商品アイデアを考えるとき、マーケターは「どう作るか」「どう売るか」ばかりを考える。が、それは�△痢屮瀬鵐垢帽腓錣擦童�る靴があったら面白いんじゃない?」という、アイデアがあっての話。その�△鮟个垢砲廊,�欠かせません。誰かと何かを観て聴いて、語りあって、そこから気づいたりしてひらめいたりするはずなのにそのような機会が殆どない。勤務時間中にそんなことしていたら「何、遊んでいるんだ」と叱られてしまう。また、仮に「光る靴って面白いと思います」と発言しても、社内で却下されてしまう。なぜなら、それを聴いてGOやNGを決めるのが管理職である年配者だから。彼らの価値観では、日本の若者たちはおろか、外国の若者たちの求めているものがわからない。この貧困さが、日本のものづくりを最も弱体化せしめている張本人だ。
日本のものづくりが弱くなったと言われるが、日本のものづくりは何が弱くなったのか?ものづくりは、一般に以下の5つのSTEPをたどります。�‐霾鷦�集��課題抽出�2歛蟆魴荳�立案�げ歛蟆魴茲亮孫圻ド床繊�このうちどれが弱くなったか…といえば、�,鉢△世蹐ΑF�本の大企業のマーケターたちは��の腕ばかり磨いている。マーケティングなんて技術なので誰でもできる。それよりも、�◆�これができる人がいない。そこを育てないと、イノベーションは絶対に生まれない。
大阪のお客様に「是非お会いしたい」と言われたので訪問した。同社の課題を尋ねると、会社全体がイノベーションを起こすことを歓迎する方向にシフトして、そのために各階層の評価基準も変わりつつあるという。そんな中、マネージャの皆さんのものの見方や考え方も変えていかなければいけない。「オペレーションからイノベーションへ順を追って移行するときの考え方、着眼点を教えられるのは、酒井さんしかいない」ということで選んでくれたんだそうだ。自分ではなかなか気がつかないが、イノベーションを教えられるのは私の持ち味の一つ。期待に応えたいと思う。
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