V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2018年12月24日(月) 今年の総決算�◆峙い鼎い討靴泙辰深圈廚了般�

今年衝撃をくれたのは、いずれもビジョナリーな取り組みをされている経営者との出会いであった。以下に総集編のようになるが、整理しておく。第一は燕三条市のスノーピークの山井社長だ。同社は、キャンプのスタイルをオフィスや集合住宅、宅地開発、地域振興などに持ち込み新しいライフバリューを生み出している。その動機が「人間性の回復」。キャンプをすると人と人とのコミュニケーションが活性化する、仲良くなるという「人間性の回復」が起きるという。そして「自分たちは、キャンプが持つその可能性に気付いてしまったので、これを普及させないといけない」と語る。「気づいてしまった」→「だから広げる使命がある」この考え方が素晴らしいと思った。誰も知らないこと、やっていないことに気付いてしまったらそれを伝えるのがその人の使命。これは「何が使命か」を考える上でとても良いヒントになった。


2018年12月23日(日) 今年の総決算�.咼献腑鵑陵�無で会社の将来が変わる

今年はビジョナリーな社長が生み出す「経営姿勢」についてとても多くの刺激を受けた1年だった。潮目が変わったな、という印象だった。それまでは「社員の潜在能力の発揮」がテーマだった。そのための環境を整えればどんな会社もいい結果が出た。そのことに変わりはないが、働き方改革の影響で社員にこれ以上の負荷はかけられない。だからおもてなし力による差別化は限界があるように感じた。一方、リーダーが社員をどの方向性を向かせるのかという、ビジョンと戦略の重要性がますます強くなっていて、その格差が一段と強くなったと感じる。企業格差は理念格差・ビジョン格差へと移行しつつある。五輪前のこの好景気の間に次への投資対象が決まる。AIやIoTに投資できるのは、ビジョナリーな会社だけ。ビジョンの有無による格差はいよいよ激しくなりそうだ。


2018年12月22日(土) 大型板金プレス社長、夢に一歩近づく

3年前、大型板金プレスの会社社長と高岡市の能作を見学した。能作が鋳物から錫加工に主軸を移し、仏具の下請けメーカーから自社ブランドメーカーに進化した話に触れ、社長は「いつかはわが社もタカシマヤで売るような商品を創りたい」とつぶやいた。それは単なる憧れだろうと思っていたが、なんと先日、アイスクリーム専用のスプーンをプレゼントされた。同社80周年の記念品だという。その美しいフォルムを観ながら、高岡での社長のつぶやきを思いだした。社長は本気だったのだ。まだコスト面で合わず商品化には至らないが、こんな夢を見続ける社長を素晴らしいと思う。


2018年12月21日(金) 損をしても許されることと、損をしない体質は違う

某社の役員会議に出席する。海外から輸入する新規取引に対し会長は「3000万円までの損は許す」と許可してくれた。そのため役員たちは「3000万円までならいいんでしょう、やりましょうよ」という雰囲気になったが、社長がその雰囲気に釘を刺した。「3000万という額が問題ではない。必ず成功するよう、念入りに調査し、契約を詰め準備すること。3000万はそれでも予期しないことが発生した時のためのバッファで、使わないことに越したことはない。3000万まで損をしていいのではなく、リスク回避のために全力を挙げること」。聴いていて、「社長はとても良い指摘をするなあ」と感心した。損(ミス)をしても許されることと、損をしない体質は違うのだ。


2018年12月19日(水) 是正措置ではなく予防措置を提案して欲しい

20年前のクライアント先にお邪魔した。実は、新刊に掲載したいことでひょっとしてご迷惑をかけてしまったかと思い、叱られる前に謝ろうと思ったのだ。が、叱られるようなことはなく、逆にとても歓迎していただいた。そして会長から「うちの屋根屋には、『雨漏りがするから直せ』ではなくて、定期的に点検してもらって『直した方がいい場所』を指摘してもらっている。あなたも同様に当社の問題点を洗い出して指摘して欲しい」との言葉をいただいた。是正措置より予防措置に価値があるは今年の最も大きな気づきのひとつだが、とても温かい言葉を掛けていただいて感激した。


2018年12月18日(火) 2025年に向けたビジョン開発のコンサルが始まる

2年前、市場の成熟化の影響により業績赤字に沈んだ某社。社長はこの2年間、社内での事業構造転換を果たし、黒字化を実現した。既存事業のオペレーション改善、赤字事業の黒字化、新規事業の模索と起ち上げ、そして同業者のM&A。そのすべてが奏功し、未来に繋がるものばかり。このまま2025年に向けて新たな長期計画を描き突き進んでいくという。ついては私にそのお手伝いの要請があった。成熟産業を成長産業に変えるお手伝いができるのは、100年企業をづくりを支援する当社のミッションに適う。とてもやりがいのある仕事に恵まれて本当にありがたい。


2018年12月17日(月) 変わり者の革新力と使命感が業界全体を救う

成熟化が進む業界を変革しようとしているA社。A社はエリアシェアNo.1企業だが、全国の同業者からは「変わり者」とみられている。が、このままいくとこの同業者たちの未来は危ない。そこで全国の同業者に働きかけて、定期勉強会を開くことにした。ここでは「革新」の方向性とやり方を学ぶ。私はその講師を務める予定だが、小さな地方都市の革新が全国に広がっていくお手伝いが出来るなんてとても幸せだ。


2018年12月16日(日) 西南戦争に見る「人ではなく理念を信じる」大切さ

ずっと楽しみにしていた『西郷どん』が終わった。最終回を観ながら、西南戦争を起こした人たちは皆、「良いことがしたい、社会のお役に立ちたい」一心だと思った。が、彼らには何が正しいことかがわからない。だから「西郷」を信じるしかなかった。西郷が考えること、西郷がすることが彼らにとっての正義なのだ。が、人はぶれることもある。言い方ひとつで伝わらないこともある。そこで西郷が自らのミッションステートを著し、皆が『敬天愛人』を学び、共感し、腹に落としていたら、決して暴発することもなかっただろう。歴史にタラレバはないが、「人ではなく理念を信じる」。その大切さを最終回に見た。


2018年12月15日(土) 『己を修め人を治める道』の名文集約�Α峅罎隼筺廚隆岨�の意味

『己を修め人を治める道』の中に、明徳(太陽の徳)が明らかになれば、一体感が生まれ親しくなるとあります。逆に明徳を曇らせるのは「我」と「私」です。我は、「手」+「戈(ほこ)」で寄らば切るぞと自分を守っている姿。「私」は食物を表す「禾」を肘をまげて自分の方に引き込んでいる「ム」の組み合わせで、欲を表している。つまり、私利私欲を捨て、公共的な視点で物事を考えれば人は親しくなり、そこから新しいものが生まれてくる。12日の日記に書いた気づきに付け足せば「私憤を捨てる→公憤→仁→親→新」。こうすればどんな企業もビジョンが描け、前に進めるだろう。


2018年12月14日(金) 『己を修め人を治める道』の名文集約�ァ崔痢�好・楽・遊」

『己を修め人を治める道』の中に、論語の引用で「モノを習得していく上での段階」を述べている言葉がある。「知るということは好んでやるものには及ばない。好んでやるものは楽しんでするものには及ばない。楽しんでやるということは遊ぶということにはまた及ばない」(P90)。仕事を遊びの領域にまで昇華している人がいます。その人たちはいずれもコミュニティを作っていて、大学のゼミの先生のように生徒を集める仕組みを持っていて、有能なゼミ生に囲まれるコミュニティを持っています。私もその境地を目指したいと思います。


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