V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2017年12月11日(月) サトーHD見学記�╂鑪�は行動に従う

サトーHD内の言葉で私がその通り!と深く頷くのが「戦略は行動に従う」という言葉だ。同社は今やバーコードプリンタメーカーの域を超えIOTで躍進しているが、最初からそのような戦略意図があったわけではないという。日々、理念に従って行動し、顧客の声・お困りごとに向き合っているうちに、そのような方向に進んでいることがわかったのだという。世の中には最初から大きな絵を描く人がいる一方で、高村幸太郎の道程のように「僕の後に道ができる」人が殆どではないだろうか。その日々の気づきをシェアする三行提報は、究極の現場主義を持続する素晴らしい仕組みだと思う。


2017年12月10日(日) サトーHD見学記��歴史から学んだ創造的破壊の実践

松山社長はサトーの歴史を振り返りながら、凄いことを2つおっしゃった。第一は「20年置きにイノベーションが起きている」ということ。第二は、歴史から学びえた「上手く行っているモノを、なくすものを作る」という法則だ。同社はハンドラベラーのトップメーカーだった。これが当時の上手く行っているモノだ。が、ハンドラベラーは、バーコードの登場で下火になった。そのバーコードプリンタを創ったのはサトー自身だ。ハンドラベラーを市場から消したのはサトー自身だ。ゆえに次に、バーコードプリンタを無くすのがサトーの仕事だという。実際にプリンターを用いずにバーコードをプリントする実験機を拝見させていただいたが、自らの主力商品を創造的破壊する歴史の教訓に忠実に従う姿に圧倒された。


2017年12月09日(土) サトーHD見学記��少し変わったサトーの習慣

松山社長の講演は、「少し変わったサトーの習慣をお伝えします」という大変ユニークなイントロから始まった。「お疲れ様です」「××させていただきます、という謙譲語の社内使用」「〜の方から」はすべて禁句だという。さらに「非禁煙手当(健康推進手当)の支給」「海外旅行出張一人の原則」「給料日は英語で挨拶」「パワーポイントはすべて5P以内」などのルールを紹介。このことは『たった3行で会社を掌握する仕掛け』(日本経営合理化協会刊のCD)に出ていた話なので知ってはいたが、まさか冒頭に「変な習慣」として登場するとは思わなかった。同社は「三行提報」という独特の習慣によって成長を続けている会社だが、それゆえに、それ以外の独自習慣から切り込んできたのは新鮮だった。


2017年12月08日(金) サトーHD見学記�ネ�念推進リーダーの役割

サトーHDは、理念とクレドもとても大事する会社だった。社内は理念推進室があり、各職場には理念推進リーダーがいて浸透活動をしている。推進リーダーは「理念通りに出来ていますか?」「現状をありのままに見ていますか?」など現場でディスカッションする。つまり、理念とクレドを自分たちの日常活動を顧みる反省の道具に使う。そして、全リーダーが集まっては現場での悩みや成功したことを意見交換するワークショップを開催し、そこで得た気づきをまた現場に持ち帰って浸透させるのである。こうした活動ができている会社は、一体感を一層強くする。私のクライアントにも導入したい仕組みだ。


2017年12月07日(木) サトーHD見学記�せ姐堋麒鵑魯┘鵐押璽献瓮鵐�

サトーホールディングス各社にも日報はある。社員は日報以外に三行提報を書いていることになる。もし三行提報を日報等のマネジメントツールに使うと失敗すると松山社長は言う。三行提報を書くのは社員の義務でなく、自分の意見を社長ダイレクトに伝える権利の行使。そして、「ここから会社をじわじわと良くしていこうとする会社と社員のエンゲージメント」だという。このエンゲージメント、という言葉に三行提報の価値が表現されている。エンゲージメントとは一般に「ブランドに消費者が積極的に関与することで構築される、ブランドと消費者との間の絆のこと」をいう。サトーに置き換えると「経営に積極的に関与することで生まれる社員間の絆」だろう。これをマネジメントツールにしては、上手く行かないのは道理だ。


2017年12月06日(水) サトーHD見学記��衆知を瞬時に集める「テーマ提報」

三行提報には、日々提出するものの他に、不定期に社員から意見を募る「テーマ提報」という仕組みもある。これは社長からお題を社員に投げ、社員がその答えを返す、というもの。テーマは「世界で戦える企業になるにはどうしたらよいか?」「大企業病を早期に発見するにはどうしたらよいか?」など。社長曰く、社員は「考えるネタに飢えている」という。そのため短期間で何百もの意見が集まる、という。この機動力は他社にはない大きな武器。仕組みを持つ会社と持たない会社の差がどれほど大きいかと思った。


2017年12月05日(火) サトーHD見学記�∋姐堋麒鵑任任�る社柄とは

三行提報を書いた社員間には、「同じ釜の飯を食った仲間」と同じロイヤルティが芽生えるという。そしてそれが人柄ならぬ社柄として現れる。例えば、同社の社員は「私は**と思います」とちゃんと自己主張できる。「常に考える」「物事をありのままに見て(事実を正しく認識し)、成すべきことを成す(問題を正面から捉える)」「小さな変化に敏感になり、小さな変化・成長を喜び合う組織になる(お互いを承認する)」「上手く行くことしかやらない会社は潰れる。トライ&エラーの中に成長のヒントがある(挑戦する体質になる)」など、前向きな社員が育つという。日々の主体的な思考訓練がもたらす人財育成上の効果はすさまじいものがあると感じた。


2017年12月04日(月) サトーHD見学記�ー勸�は現場を進化させる経営のパートナー

無敵経営研究会でサトーホールディングス(株)様を訪問した。サトーHD様は、「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞を受賞した企業だ。その理由の第一は、「三行提報」という、その名の通り毎日、社長宛てに3行書いて提出するもので、内容は単なる日記と違い、「能動的で主体性あるコメントを入れる」もの。会社が向上するためのアイデアを社員ひとり一人がひねり出して、それを直接経営者に提言することによって全社経営を全員で補佐するツールである。これを提出することで、社員は「現場を進化させる経営のパートナーとなる」という。別の表現をすれば「改善提案毎日一件」の提出を求めているようなもの。その効果はいかばかりか、松山社長と4人の管理者の方にご講演いただいた。


2017年12月03日(日) 業績が良い支店と望ましくない支店、何が明暗を分けたのか

目標達成を支援しているクライアント進捗報告会。14支店が参加しているが、うち3つの支店が目標に届かず苦しんでいる。会議に参加したのは支店長と営業担当の責任者。救いは出された資料に誤魔化しがなかったこと。そのため、3支店に共通している未達原因がよくわかった。それは「進捗会議ミーティングが全然できていない」こと。PDCAのC不足。とにかくこれに尽きる。逆に毎日丁寧にやっている支店は、徐々にだが結果が付いて来ていた。進捗管理でこれほどまで明暗が分かれるとは…未達成の支店ほど、PDCAを信じてやって欲しい。


2017年12月02日(土) なぜ今の時代は「いいね!」が求められるのか

ある本の書評。今の時代に共感が求められる理由がさりげなく書かれていたので、ここに記します。「いま、この御時世でウケるのは、きっと“共感”なんだと思うんだ。フェイスブックのイイねにしても、Twitterのファボにしても。なぜそこまで共感がモテ囃されるかって個々で生きることばかりが先行して繋がりが希薄になってきててときどき、情報に忙殺されてわからなくなるときがあるんだと思うんだよ、“私は必要とされている人間なのか?”と。そこで共感、共鳴は微かな手綱、に私は思える。私は本に、そういうのを欲しちゃう側の人間なので」。書籍もそのような深みがあるものが求められている。確かに、軽いものであれば、ネットに溢れているものね。


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