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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
毎年、某大手企業の係長昇進の研修でアクションラーニングを行っている。この研修で係長昇進を目指す者は、自分で事業推進上の問題を見つけ、自分で調べて計画を立案し、行動して解決する。この取り組みのテーマとして挙げられるのが「仕組み化」。しかし、人事担当者は仕組み化を目標にしてはいけないという。目標はあくまで変化量。量的な変化を生み出すための手段として仕組み化がある。この仕組みができたことで、生産量や生産性や売上げ等がどう変わったのか。そこを成果にしないといけない。そのご指摘に誠にごもっともと納得すると同時に、係長に対する要求水準の厳しさを感じた。
某大手企業から、今年も係長昇進の試験となる研修をいただいた。2日間、係長になるためのリーダーシップ力、仕事の構想力、計画立案力を高める研修である。今年度の実践を前に、昨年度のアウトプットを見せていただいた。すると数人の受講生の作品から「お手盛り感」が伝わってきた。お手盛り感とは、受講生の上司がいろいろアドバイスをしてなんとか良いアウトプットになるよう書き足した形跡である。人事部の人はそれを見抜き、そこが不満だという。上司は山を登ろうとする人のサポート役であるべきか、あるいは登ろうとする人を追い落とす壁となるべきか…登る社員の性格にもよるだろうが、「敢えて壁になる」ことを選ぶ上司がもっと増えても良いのではと感じた。
日本の生産性が低い原因。�。達咾里燭瓩硫畩衂兵繊´■稗達堝各�の遅れ(タブレットが業務の中に見られない。自分たちがやったことのファクトが見えない) ��セグメント別(商品別、サービス時間帯別、季節別、顧客別など損益管理の不在 �ぐ媚弖萃蠅涼戮機��´い呂錣�りやすいが、実は�↓�に大きな問題が潜んでいる。例えば「今日は8万しか売れなかった。今日、売り場に何人入って、人件費はいくらですか?原価はいくらですか?どれだけ廃棄しましたか?」などがわからないので、8万円で赤字になったとしても、赤字の原因が人件費にあるのか、廃棄にあるのか、値入率にあるのか不明なままである。それを聴きながらすべてのヒントがJAL再生にあったのではないかと思った。お客様を救うには、まだまだ課題が多いと感じた。
『女城主直虎』の中で、井伊家が鉄砲を持とうとするシーンがある。大国に囲まれた井伊家が自らを守るために武装するためのものだ。この当たり前の発想は今、北朝鮮が持っている考え方と同じだ。が、井伊家はその取り組みが今川の目付にばれて鉄砲製造を放棄する。このとき「大国に囲まれて、武力がないのにどのようにして生き残ればいいのか?」との問いが生まれる。そこで得た答えが「たとえ卑怯者とのそしりを受けようが、大国については離れ、裏切り、戦わないこと」。「戦わないこと」=生き抜く道。今の日本の立場だ。昨年の真田丸もそうだが、大国間を生き抜く小舟のような小さな豪族を主人公に描いているのは、こうした意図があったのかと合点がいった。日本の生き抜く道は、海で四方を囲まれた利点を生かして「戦わぬこ」とにある。
コンビニと取引のある飲料メーカーの役員の話。コンビニ各社のメーカーとの付き合い方にスタンスの違いがあるという。彼によればローソンは元ダイエーなので、安く売ることに拘り、メーカーを買い叩く。一方セブンイレブンは、買い叩くのではなく、「いかに値を上げるか」を模索するという。高付加価値化を共に考えてくれるというのだ。ファミマは、政治力にモノを言わせて、メーカーの取引関係を変えてしまうこともある。3者三様だが、「売上げは小さく粗利は大きく」が当たり前の時代には、やはりセブンイレブンが一番合っているという彼の主張に、セブンが強い理由を見た気がした。
あるコンサルタントに完成品メーカーと原料会社の理想の関係を聞いた。某食品メーカーが主力商品の原料の見直しを行ったときのこと。その原料は特定の原料会社から買っていた。その原料会社は売上げの8割をその食品メーカーに依存していた。見直しの結果、同じ品質のものをより安い見積もりを出した他社から購入することになった。ところが、食品メーカーが新たに購入した原料は劣化のスピードが従来品より早く、クレームの電話が鳴りやまなない状態になった。慌てて元の原料を戻したが、信頼回復まで5年かかったという。このとき切り替えられた原料会社に問題がなかったわけではない。原料会社の品質管理体制に問題があり、こんな管理ではいつ異物混入等があるかわからず「危険」と判断されたからだ。一社依存体質に甘んじて品質管理体制に力を入れてこなかったことが問題の発端になっている。どっちもどっちの話だが、メーカーと原料会社は本来であればお互いを高めていくべき存在。蜜月となり過ぎず、Win-Winの関係でありたいものだ。
洋菓子メーカーのお客様の新商品が発売になった。低糖質を実現した豆腐ティラミス。研修のとき、たまたま私の隣に座った人が、岐阜を代表する豆腐メーカーの開発担当者だった。そこで彼の勤務先が私のお客様のケーキ工場に近かったことから、豆腐でケーキができないか?と閃き、両者を引き合わせ。そしたら、実に美味しいケーキができた。地元岐阜の大豆と長良川の清流で仕上げた豆腐を、腕の良いパティシエが食材化するとこうなるという見本。まさに、岐阜コラボ。ティラミスですから見た目は地味だが、甘くなく、サッパリとオトナのティラミス。是非、体を気遣う人に食べて欲しい。
『執念の経営』を読了した。10歳で片眼を失い、18歳で両腕を事故でなくした障がい者でありながら、北海道最大で100億超えのクリーニングチェーン店光生舎を一代で築いた高江常男氏の自伝。坂本光司先生の『日本でいちばんかと大切にしたい会社5』に同社が紹介されていて、もっと知りたくなったので、自伝を読んでみた。障がい者差別と戦いながら、真にノーマライゼーションの国を作ろうとした生き様は、まさに執念の人としか言いようがなく、とても感動した。個人的には第10章の、後継者である息子さんの『理念を継ぐ〜後継者の決意〜』にとても惹かれた。偉大な先代を継ぐ人が運命と向き合い葛藤する気持ちが、とてもよくわかる良書だ。
昨日の役員会では、拙著『チームV字経営』に対し意見も出された。�.�リスマ経営のカリスマの定義があると良い �⊆卍垢聾涎鉅いい�らいが丁度よいという。後継者が持つべき厳しさをもっと書いて欲しい ��従業員の満足度が大事である、という視点=ハピネスの質を上げる経営について提言があると良い。このように指摘されると、「出すんじゃなかった」と後悔もするが、出したからこそ一歩前に進むことが出来る。大変貴重なご意見であり、ご指摘を是非次に生かしたい(特に��への知見を深めていきたい)。
拙著『チームV字経営』を読まれたお客様の役員会に呼ばれ、感想をいただいた。以下は学びになった点。�|羞廚虜遒衒�を見直したい �⊂綮覆両鞠Г鬚發辰搬燭�したい �M�念行動をもっと増やしていく仕組みを作りたい �ぬ楸椋鄒錣慮�える化がしたい �ヌ斉�の商品を「差ではなく違いがわかる商品」にしたい �γ櫃笋屬鮗蕕襪燭瓩砲癲△茲衢弋瓩龍�い客と付き合い続けていきたい ��予期せざるニーズに応えていきたい ��部下の皆とV字で飛びたい。��人財育成が出来る人を増やさないといけない。多岐にわたる感想をいただいた。��わが社の中期ビジョンは末端にまで落ちていない(議論に若手を登用していない)。この気づきが更なるV字成長になると嬉しい。
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