V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2017年04月23日(日) 理念が先、売上・利益は後

昨日の社長の経営方針発表会で最も印象に残った言葉は「売上・利益より理念を大事にしてください」という社長の言葉だった。頭でわかっていても、なかなかこう言い切れるものではない。「どちらも大事だ」と言ってしまうのが普通である。しかし、敢えてそういうのは、理念に基づいた理念行動を日々を遂行していれば、必ず利益はついてくる、という信念があるのだろう。私が見てきた例でも、「理念に忠実過ぎて潰れた会社」など存在しない。さらに社長は、お客様から「親切」「親身」と言われることが一番の褒め言葉だという。理念行動の遂行=親身な寄り添い=結果は後からついてくる。そう信じ切っている社長の胆力こそ素晴らしい。


2017年04月22日(土) 王道を行く経営とはどのような経営か

某社の経営方針発表会で社長の演説を聞いて大変驚いた。それは王道と波動の違いの解説だった。規模を追求する覇道に対し、同社は王道を行くと宣言した。そして、王道のポイントは一人当たりとか一坪当たりなどの単位当たりの経営が競合に比べ勝っていることだという。なるほど、単位あたりを高めていくことが質を高めていくことなのだ。さらに、社長は、覇道をやっている会社が質も高めようと躍起になると、人手不足や長時間労働など、無理が生じて問題が発生するという。その演説を聞いていて心打たれるばかりだった。


2017年04月21日(金) 万協製薬の魅力�А屬いげ饉辧廚函峅饉劼卜匹ぁ廚琉磴�

万協製薬は「いい会社」である。松浦社長は「160人の個人の能力を引き出して光を当て、会社の集団力に変えること」が「いい会社」だと語る。一方で「会社を良くする」を第一義に置くと、「売上げを何%伸ばし、利益を何%出す」が第一義になってしまう。そのために社員を消耗するまで使いきるのか、社員に思いっきり働いてもらってお客様の笑顔と創造し続けてもらうのか。その違いが今日ほど業績に明暗となって表れている時代はだろう。


2017年04月20日(木) 万協製薬の魅力�Γ釘喞敢瑳損椶琉婬�

万協製薬は定期的なES調査を実施している。この調査は誰が何を書いたかがわかる記名式で行っている。これは社員に対する「本名で書ける勇気を持て」というメッセージである。また、ES調査は「会社には、社員の不満を解消する力がある」ことを社員に示す機会である。改善が必要な結果に対して、適宜改善を行っていければ、社員は会社を信用する。私は調査しても答えられないことが多いES調査が好きではなかったが、会社と社員の間の信用を生む目的ならやる価値は大いにあるなと気が付いた。


2017年04月19日(水) 万協製薬の魅力�シ弍追兵曽泙悗瞭圧�

万協製薬がなぜここまで経営品質賞にこだわるのか?この質問に対し松浦社長は、「震災の時に誰一人として「自分の会社を遺そう」と言わなかった。それは『こんな会社必要でない』と言われたのと同じ。それくらい、つまらない会社だった。そのことへの復讐が動機です」と語る。当時、同社をつまらなくしていた要因は、トップダウンによる強制であり、単一顧客への依存である。そんな松浦社長を変えたのは強制ではなく社員から引き出す「エンパワーメント」という考え方だった。それは社長自ら「人間の心を失った」と語るダークサイドの中で見つけた、自己観照だったのだ。


2017年04月18日(火) 万協製薬の魅力�だ�長を確認できる制度と場

成功ではなく成長がしたい…そう考えている社員は多い。しかし、自分の成長を確認できる会社は恐ろしく少ない。人事考課制度はそのための制度だが、判定基準が曖昧であると、人は「業績を上げていれば文句ないだろう」とばかりに、売上・利益至上主義に走る。すると、仲間のことより自分のことを大事に考える社員が増えてしまう。それを防ぐためには、成長を実感できる人事評価制度が不可欠だ。また万協製薬では成果発表会を開催し、そのステージにて自分の1年間の研鑽を発表する仕組みがある。このステージでも社員は自分の成長を実感できる。成長実感の場の提供は、経営に欠かせないものだと実感した。


2017年04月17日(月) 万協製薬の魅力��モジュール化

同社は作業を分解し、それぞれをモジュール化(標準化)することを徹底している。例えば「片付ける」とひと言で言っても人によって片付け方はバラバラで、なかなか同じようにできない。そこを統一するために、モノの片付け方をモジュール化するのである。これにより、誰もが同じように片付けることができるようになる。これが多く整備されると、ジョブローテーションが可能になる。また、新たにそこに来た人に「教える」ことができ、社内に「教える」仕組みが自ずとできる。ジョブローテーションは理想のマネジメントだが、多能工が育てるまでに時間がかかることが最大のネックになっていた。モジュール化が「個人の能力を会社の集団の力に変える」ためには欠かせない仕組みだとよくわかった。


2017年04月16日(日) 万協製薬の魅力�▲廛船灰潺侫.潺蝓疾�度

同社には部署や勤続年数バラバラで構成された8〜9人1班のサークルがある。このサークルは年2回のサークル活動と研修旅行の実行が義務付けられている。研修旅行は自分たちで国内外問わずどこに行くのか企画する。学びのある旅にする目的で行われ、研修旅行後には報告書を出す義務があり、会社から補助金が出る。班の中ではメンバーはお互いを歳の順に長男、次男、三男…と呼び合いファミリー意識を高めている。この活動を始めた切っ掛けは、離職率が20%を超えていたこと。上司に悩みを相談できず辞めていく人財が多かった。そこで、他部署の人と交流し、相談できる仲間を作ったのである。その結果、離職率は一桁台に低下したという。自分を受け入れてくれる仲間がいるところに、人は居たいと思うもの。プチコミファミリーはそれを実現している良い制度だ。


2017年04月15日(土) 万協製薬の魅力�仝�学会+質疑応答の会

私が主催している無敵経営研究会で、三重県多気郡の万協製薬さんを訪問、見学会と社長講演をいただいた。社長講演は当初講演の予定だったが、松浦社長の意向で用意した2時間全てをメンバーからの質疑応答に費やした。この時間はとても充実していた。まず、松浦社長があらゆる質問と質問者を肯定的に受け入れてくれたこと。「いい質問しますね〜」というような「承認」が多かったから、質問者は安心して参加者は聞きたいこと、知りたいことを知ることができた。また、回答の中に多くのジョークやダジャレが含まれていた。中には自分の「こういう嫌な部分がある」というダークサイドの話もあり、流石に裏と表のない、本音丸出しの人だと伝わってきた。その結果、参加者の満足度は大変高くなったと思う。


2017年04月14日(金) そして、高橋一生はダークサイドへ

大河ドラマ『女城主・直虎』で高橋一生が、直親の暗殺を境にダークサイドに移った。ライトサイドに居た人がやまれぬ事情でダークサイドに移ったり、ダークサイドに居た人がライトサイドに移るのはよくある話だ。事業を起こすときには、誰もが「世のため人のため」と念じていたわけではないだろう。私利私欲、あるいは屈辱からの意地、というのもある。が、それを続けていくうちに逆境に陥り、その中でいつしかライトサイドに気持ちが移っていく。私だって最初は自分の見栄と意地と弱さ隠ししか考えていないダークサイドの人間だった。どんな人にも性格には両面ある。最近、長年のお付き合いの経営者たちが、皆こぞってライトサイドに移ってきた。そのことをとても頼もしく感じている。


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