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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
5Sを指導しながら、つくづく5Sは人を育てるなあ、と思う。5Sを頑張ったチームは、まず間違いなく「チームワーク」が良くなる。よく気が付く人財になる。役割分担から責任感が強い人材が育つ。褒められて認められてモチべ―ションが上がる。こうした効果から人が育ち、人が育つから仕事の品質が上がり、CSを生むサービス品質や商品品質が上がり、業績が上がる。その結果、株主満足が上がる。業績向上に5Sが関係する理由がここにある。
『キリンビール高知支店の奇跡』からの学び��。「理念−ビジョン−戦略」の軸があることが大事だと、同書は説いている。その通りだと思うが、これが繋がらない会社が多い。私はこれに「理念−ビジョン−戦略−戦術−日常(行動基準)−評価」まで一貫することが大事ではないかと思う。そのためには、まずは「理念−ビジョン−戦略」のストーリーを大事にする。次に「戦略―戦術」のストーリーを大事にする。さらに、「戦術−日常活動(行動基準)−評価」の仕組みを創る。この3段階が完成し、マネジメント方法を誤らなければ、強い組織ができるように思う。
『キリンビール高知支店の奇跡』からの学び�◆F閏劼�V字回復の起点となったのは、キリンラガーの味を本社が元に戻したことだった。キリンラガーはリニューアルによって苦みを失い、客離れが起きた。それを、ラガー愛好家が全国一多い高知支店の女子社員が社長に直訴して商品の味が元に戻った。そこから快進撃がスタートするのだが、逆に言えば、「戦略の失敗は戦術では取り返せない」「戦略の失敗は戦略でしか取り返せない」を証明する内容だった。私のクライアントにも今期、業績低迷にあえぐ会社がある。戦略上の失敗なのか、戦術上の失敗なのかを見極めないといけない。ちなみに昨季業績低迷したあるクライアントは今期絶好調である。昨年の今頃から戦術を見直し、今花開いた状態だ。戦術の失敗ならやり方を変えればいい。戦略の失敗なら、抜本的に売り物を変えないといけない。
田村潤氏の『キリンビール高知支店の奇跡』を読んだ。そこからの学び� ‘匹濬�えて、自分がお客様に指導してきたことは間違っていなかったと感心した。「上位下達では何の改善も出来ないのだから、自分たちでまず自分たちの問題に気づくことが大事」。そして「月単位でのフィードバックの徹底」。私はとかく「結果を出す営業」ではなくて「結果が出る営業」へのシフトを指導してきたが、自分たちで考えた業績直結行動と目玉作戦に特化していく姿には感動した。(同社の業績直結行動は単純明快で訪問件数×訪問回数だった)。ただ、月1回で回るようになったというのはキリンと言う大企業ならではなのか。中小企業には毎週チェックするような繊細さが必要だと思った。
5年間提案営業を指導させていただいている某社。5年前教えていたときは、どれだけ教えても「糠に釘」的な感じで、こちらにも手ごたえがなかった。お客様に「課題発見のためのアンケートを取りましょう」を提案しましょうと言っても、彼らが行うのはそれまでとは変わらない「キャンペーンの提案」ぐらいだった。しかし、ここ3年くらいで受講者の取り組み姿勢が変わってきた。彼らは言われなくてもアンケートを取り、セミナーを企画し提案する。5年前に教えた人たちが彼らの先輩となり、職場でマンツーマン指導をしてくれるからである。「できる先輩」の層を厚くし、そこで教え合う関係ができたこと、及び定期的に(2週間に一度)先輩後輩でチェックし合う仕組みを創ったことが奏功した。継続と仕組みが企業力を支えているのだ。
近所のホームセンタにべニア板を買いに行った。希望のサイズにカッティングを依頼したら、20代の社員と思しき若者がたどたどしい手つきでやってくれた。大きなカットが終わったところで細かなカッティングもお願いしたら「うちではできません」とあっさり断られた。その返事に、以前いた60歳以上のベテランの係員を思い出した。あのおじさんなら、サービスメニューがどうあれ引き受けてくれたような気がする。なぜなら、あのおじさんは明らかに木加工を楽しんでいた。サービスのルールよりも、木の加工で客を喜ばすことを自分の楽しみとしていた。たぶん、大工か材木加工場の出身だったのだろう。そうした安心感が、この若者からは感じられず、残念だった。彼には何の落ち度もない。が、いわゆるマニュアル人間で、そこに+αの楽しみを生むチカラはない。この小さな違いが、日本の建設業や製造業を弱くして根源だろうと思った。
トヨタ自動車を訪問し、開発推進部TNGA・部品シナリオ企画室長 小野氏の講演を聴いた。小野氏の講演ではクルマの基本性能・商品力向上と魅力あるクルマ・格好いいクルマづくりのための同社の取り組みTNGA(Toyota New Global Architecture)について情報提供をいただいた。難しい内容だったが、新しいコンセプトを社内展開するにあたり次の3つの要素が必要だと分かった。� 屬いぅ�ルマをつくる(安全・安心・燃費・性能)」 �◆峺�くつくる(シンプル・コンパクト・生産性向上)」、 ��「かっこよくつくる(魅力あふれる専用品・一目で欲しいと思うデザイン)」。どれか一つを優先するのではなく、このバランスが大事である。そのような商品がロングセラーとなるのであろう。
広島の黒田投手が200勝を達成した。インタビューが粋だったのでここに記しておこう。「プロの世界は、結果がすべてだと僕は思っていた。常に結果。毎年、結果を残し続けるというのを自分のモチベーションというか、それが反骨心になっていた。20年もいればいろんな選手とか、素晴らしい選手でも1、2年たてば自分の置かれる環境、立場は変わってしまう。その中でどうやって生き抜いていくかを常に考えながら、マウンドに立ち続けるというのを目標、モチベーションにやってきた」。ベテラン社員を活性化したい企業は多数ある。力が抜けてしまうベテランは「自分の置かれる環境が変わる」にリアルさがないのだろう。黒田投手のモチベーションは『強く必要とされ続ける』ことへのこだわりか。素晴らしい記録とその生きざまを見習いたいと思う。
この冬に名古屋大学経済学部大学院で教鞭をとることになった。「招聘教員」というらしい。届いた書類には「非常勤講師」とあるから、そう呼んでもいいのかもしれないが、昨日その発足式があり、参加した。そこで受講生の挨拶を聴いて感動した。皆、自分の研究テーマ(修士論文のテーマ)を持っていたのだ。受講生の一人が「しっかり勉強したい」と語ったら、「大学院は勉強するところではなく研究をするところ」だと、経済学部長に修正された。ここでは『研究テーマを持っていること』が当たり前。私も挨拶でじぶんの研究テーマを話したが、その環境に刺激された。
日本経営合理化協会の全国経営者セミナーに参加した。日本環境設計の岩元会長の話を聴いてぶっとんだ。なんと、「服からバイオエタノールを創る。廃プラスチックから再生油を創る」という。そしてその目的は、「戦争のない世界を創る」こと。地下資源を奪い合うから戦争が起きる。これに対し、消費者が捨てる服やおもちゃから採る地上資源なら戦争は起きない。この考え方に世界中の企業が賛同し、同社のプラントにゴミが集まる仕組みを築いているのだ。その中では、IYとイオンが手を組むことも起きている。米国のシェールガス採掘技術によってエネルギー市場が激変したように、この技術でエネルギー市場が本当に変わるかもしれない。同社のプロジェクトのキャッチフレーズ「One recycle for one sell」(ひとつ売るならひとつリサイクルせよ)「Sell Power is recycle power」(売るチカラはリサイクルするチカラ)の社会が本当に来れば良いなと願う。。
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