V字経営研究所・酒井英之の4行日記
DiaryINDEX|past|will


2016年07月20日(水) 新商品開発支援企業の成果発表会!

新商品開発企画をお手伝いしていた某社で、半年間温めてきた企画を発表する「成果発表会」があった。今回のテーマは「同社ならではの固有の技術を既存市場以外の市場にも展開できる新市場を開拓すること」であった。同社はB2Bの企業なので、まずはメンバー7人に「見込みがありそうな市場の展示会」に出かけていただいた。この時のミソは各自がバラバラで行かず、必ず2人ペアで行くこと。そして、そこにいる人たちに「困っていることはないか?」を聴くことだった。そして、そのお困りごとに自社の技術で応えられる可能性がありそうだったら、後日その会社を訪問し、提案してみる、という方法である。雲をつかむような方法だが、これが大当たり。今日は3案発表されたが、うち2案はこうして見つけた市場であり大きなビジネスになる可能性が見えてきた。受講生たちは新商品開発を通して自分たちで市場を探し、未来を生み出す喜びを感じてくれたであろう。私もとても嬉しかった。


2016年07月19日(火) 利を以て和と成すか、和を以て利と成すのか。

某社で5Sの成果発表会が行われた。その発表を聴きながら、当初は「やらされ感」だらけだった現場の社員が、徐々に自主性を発揮し、ついに自分から「こうしよう!」と自燃性の人になっていた。この流れを簡潔に示すと、5Sをはじめた当初は、言われたからやる「利を以て和と成す」集団だったが、それがいつしか「和を以て利と成す」集団に変わったということだ。その転換点になったのが「5Sの効果の確認」。やらされ感だらけで整理整頓しても、「使いやすくなった」「気持ちがいい」「仕事が早くなった」「仲間に褒められる」などの効果は実感できる。このことを確認できると、5S=意味のある行動との確信が生まれ、「皆でもっとやろう」「次はこれをしよう!」と自分たちから気づき実践する集団へと進化するのだ。「利を以て和と成す」か「和を以て利と成す」かは私の中での長い間の疑問だったが、ついにその答えを見つけて嬉しくなった。


2016年07月18日(月) 衰退著しい今日的なおもちゃ店のミッション

名古屋市の企画した事業承継講座「Baton!」の仕事で、街のおもちゃが減っていく中で、今でも多くの顧客を集めている「おもちゃのメルへン」の渡辺社長がゲストで来てくれた。同社ではこの日曜日でも「ベイブレード大会」を開催し、約300人もの子供たちが来場したという。今日のおもちゃ屋はモノを売る場ではない。参加者にとっては、自分の駒を用いてそこに集まった者と闘い、ドラマの主人公になる場である。自分が高揚できる非日常の場の提供こそが、その存在価値なのだ。渡辺社長に今後のおもちゃ屋の展望を尋ねると「考えてはいけない。感じることが大切だ!感じた分野でオンリーワンになればいい!」との強烈な返事を頂いた。その言葉には、栄枯盛衰が激しいおもちゃ業界を生き抜いた凄みがあった。


2016年07月17日(日) 新人がいきなりコンサルティング営業に挑む会社

某社で新卒19人の営業マン教育を行った。同社の営業はモノ売りではなく「問題解決をする」という意味で、100%のコンサルティング営業だ。それを商品知識が乏しいまだ入社3か月の社員に先輩の同行もなく単独で新規開拓させようというのだから、この会社の新人への期待の高さに驚く。しかし、このような挑戦的な取り組みは、新人たちを困難に立ち向かわせる良い経験になるはず。コツは顧客に教えるのではなく、顧客から徹底的に聴いて、それを一言集約して上げること。そのためのスキルは十分に伝えたので、後はそれを忠実に実践してほしい。


2016年07月16日(土) 中途採用面接で社長が工場案内する会社

C社の社長の中途社員の採用基準を伺う機会を得た。そこで大変な感銘を受けたので記しておこう。C社は現在、海外進出に相応しい人財を探している。そこで社長は、採用希望者が来るといきなり同社の工場や倉庫を案内する。案内役は社長自身だ。工場の作業環境や、働いている人たちの表情、仕事の忙しさなどを肌で感じてもらう。次に、現場の案内が終わったら、採用希望者と役員とで食事に出かける。食事をしながら、採用希望者が今までやってきたことや、家庭環境、今日現場を見た感想などを聴く。その上で会社からは今後、アジアを中心とした海外展開を考えていることを伝える。そして、同社での就業意向を聞き出す。こうしてC社は一人の採用面接に都合4時間もかけているが、こうして採用した人材はその後の定着率は高いからだ。いきなり現場を見せる方法はサービス業では有効だが、サービス業態化する製造業でも有効なのだと実感した。


2016年07月15日(金) 他社とのスピード競争に勝つ秘訣

某社の幹部がどうしたら他社に納期で勝てるのかを尋ねてきた。そこで私は、仕事には6つのスピードがあることを伝えた。�仝従�認識にかかる時間 ��代替案を出すまでの時間 �B綢悵討亮損椶魴茲瓩襪泙任了�間 �ぢ綢悵討房茲螻櫃�るまでの段取り時間 �ヂ綢悵討亮孫圓僕廚垢觧�間 ��実施状況を検査する時間。このうち、今日ではどの会社も似たような道具、設備を用いているので�イ任呂泙坤好圈璽匹忘垢呂弔�ない。大きな差が付くのは、��と�ぁF辰豊�は決裁権のあるトップの責任。また�い禄抄醗�のモチベーションに比例する。��に時間がかかり過ぎると、従業員のやる気が削がれてしまい、迅速な行動が期待できなくなるからこれもトップの責任と言える。納期短縮は、競争優位を生み出し、コストダウンも実現します。熟慮するのは大いに結構なことだが、トップは��に悪戯に時間をかけすぎないよう注意したほうが良い。


2016年07月14日(木) 就職先に中小企業を選ぶ要因ベスト3

大企業ではなく、中小企業を就職先に選ぶ理由ベスト3は、「社風が合いそう」「風通しが良さそう」「仕事を任せてもらえそう」(中小企業庁調査)。ひと言でいえば、のびのびと働いて、成長したいのである。彼らのお手本は先輩だ。先輩を見て、この会社には「人財育成力」があるかどうかを図る。そして、「ここにいたら自分が成長できる」と思える会社に人は集う。人財育成はかつては大企業にしかない大企業用語だった。このアンケート結果を見て、今日の中小企業にとって最重要な取り組みだと痛感した。


2016年07月13日(水) 社員の健康を気遣い全員禁煙に成功した会社

某社の社長と話しながら、社長とはかくも社員の健康を第一に考えているのかと驚いた。某社では会社の敷地内を全面禁煙にした。タバコは百害でしかない。絶対に吸わないようにと振れを出した。中には辞めるのが難しい人もいる。そのような人には、病院に通うことを勧めた。そして、その治療費は健康診断にかかるフィーは会社が負担すると約束した。その結果、1年の後には会社ではもちろん陰でタバコを吸う人もいなくなったという。ここまで徹底した対策を取るのは中小企業だけだろう。社員の健康を第一に気遣う社長の姿に感動した。


2016年07月12日(火) 早速見えてきた三行週報の効果

昨日の会社が三行提報を実施すると、これまでトップに届かなかった情報が舞い込むようになった。例えば『5S活動の一環で自分たちの現場の部品棚を作成したのですが、棚が大きく塗装処理に困っていました。すると、K係長のグループのメンバーが私たちに声をかけてくれて、彼らには全く関係ない棚の塗装を進んで手伝ってくれました』。これはテーマ4「頑張っている人を褒める/助けてもらった人に感謝するに絡んだこと」だが、こうした小さなことは今まで社長からは見えないことだった。こうした社内の小さな感謝を知ることは社長にとって大変有益だ。なぜなら、部下の感謝の言葉から「誰と誰が連携し、助け合っているのか」が見えてくるからだ。トップへのダイレクトメールは見えない姿を映すインフラなのだ。


2016年07月11日(月) 三行提報を真似て三行週報を実践する

5月に岐阜市にある日本ウエストン�蠅飽貊錣妨�学に出かけた、私のクライアントが、�螢汽函璽曄璽襯妊�ングの「三行提報」にならい、以下の5つのどれかを書き、トップにダイレクトに提出ように指示した。1.経営者の耳に入れておきたい現場・職場・客先等でキャッチした様々な情報 2.職場の改善案(会社に変化をもたらす提言やアイデア)3.問題になるかも知れない「いつもと違うこと」4.頑張っている人を褒める/助けてもらった人に感謝する 5.困っている人を助ける。これを、毎日はしんどいということで、慣れるまでは「週に一度」送るようにした。そのため、同社ではこれを「三行週報」と呼んでいるが、この話を聴いて見学で学んだことを即実行する行動力を素晴らしいと感じた。


酒井英之 |MAIL |HomePage

My追加