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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
ワークライフバランスを実現するにはどうしたらよいか? 制度の問題、職場の観衆の問題、上司の態度の問題などいろいろ課題はあるが、実効性が最も上がる手段の一つが5Sではないかと思う。5Sは主体性を引き出すための仕組み。5S+コーチングで残業カットが実現できるのでは…との仮説を立て、5S徹底実践企業やコーチングの先生に確認したところ、いくつも成功事例があるという。現在5Sを指導している会社では「きれいになった」と喜んでいただいているが、残業も減ってきているか確認しようと思う。
信じ続けることの大切さを教えてくれる映画だった。娘と観に行った『ビリギャル』。慶応OBとしては慶大に合格する映画なんて…と馬鹿にしていたが、あまりにも周囲の評判が良いので観てみることにした。主人公はギャルではなかった。自分で自分に諦めのダメ出しをした学生に夢を持たせ、その階段を一歩一歩登らせていく教師の物語だった。彼と彼の母親の、人を信じ、動機づけ、うまくいけば一緒に喜び、失敗したら共に泣き続ける姿勢に感動した。こういう映画を父の日にと観られることに幸せを感じた。
見学会の最後に、このような会社を作るのに専務に何年かかったかを質問した。専務は環境整備→仕事がしやすくなる創意工夫→お客様が喜ぶような創意工夫まで5年かかったと言った。環境整備を行うと気づきが増える。気づきが多くなればアンテナが高くなる。アンテナが高くなると、自分たちが楽になる方法やお客様が喜ぶことに気づくようになるという。たった5年でこんな会社になれるのなら…実践しないのはもったいない。
なぜトコロの社員はあんなにも輝いているのか。見学者にその本質を書いていただいたところ以下のような回答だった。「一人ひとりが会社を経営している実感を持っている」「皆、同じ北斗七星(創)を見ている」「相手の気持ちになって行動すること」「社員全員が同じ目標に向かって行動していること」「コツコツが勝コツなのです」「相手の満足は自分の満足となり、達成感に変わる」「お客様の気持ちになって動いている」「物事をポジテゥブに考える」「ペパジョイなど紙ならではの発想など自分たちができそうなことは徹底して行っていた」「大家族主義経営、創の標榜による従業員教育・職場改善の徹底」etc。
自主性を発揮する会社に不可欠なのが、「自分で考えて、自分で答えを探し、自分で実践し、第三者に評価をいただくこと」。が、これをやろうとすると、どの会社も大きな壁にぶつかる。ディスカッションの時間が確保できないことだ。その点をトコロさんに確認したところ、毎月最終土曜日を小集団活動などの討議日に宛てているという。本来は休みの日だが、小集団活動なので自主出勤日にしているのだ。日本ウエストンでは研修も自主参加で土曜日に行っているとのことだったが、出勤〜参加から自主性を求める仕組みになっているのは非常に良い方法だと感じた。
ルール化しても、やらされ感ばかりでなかなか定着しなかったり、形式的に行われたりしているのが上司と部下の面談だ。�螢肇灰蹐任蓮⊂綮覆班�下が定期的に面談を行っていた。あるマネージャの話では、約10人の部下と毎月1回、朝7:30〜8:00に行っているという。毎日1人ずつ、10人を計2週にわたって実施。こうした時間があれば、部下も安心するだろうし、動機づけられるだろう。早朝に行うのも、気持ちがリフレッシュして良い効果があると思う。
トコロさんの基本理念は『創』である。その『創』を伝える素晴らしいDVDを見た。主人公は現場の物流の担当者。同社は『受注』でなく『創注』にこだわるというが、当初この理念に、物流担当者は当惑したという。物流の仕事でどのような『創』を生み出したらよいかがわからなかったからだ。が、彼は、自分が運んだ荷物の処理に、お客様が苦労していることに気が付いた。そして、その処理が発生しないようにあらかじめ荷造り段階で工夫をした。するとお客様がそこに反応してくれて、楽になったと喜んでくれたという。その反応に彼は『創』の意味に気が付いた。こうして同社の中に理念が定着した。
トコロさんでの見学後の質疑応答で中島専務に次のような質問をしてみた。「トコロさんは5Sを徹底しているがそのことで受注が増えたようなことがありますか?」。するとその返事は「NO」だった。この返答で私は大いに学ぶことができた。「5Sを徹底するのは、利益を稼ぐためではない。自分たちの毎日を楽しくするためだ」とわかったからだ。同社の人は誰もが輝いている。儲からないからやらない、ではなく、「輝くため=主体性を発揮するため」にやる。5Sとはそういうものだと改めて認識した。
今回のトコロの見学会で、自分たちの取り組みを説明していただいた方は、ほとんどが入社3年目以下の人だった。中には新入社員も入っていた。若いのに、キビキビと正確に伝える力に、見学者たちは目を丸くしていた。また環境整備も見て感動、聞いて感動の連続だった。とりわけ蛍光灯に注目した見学者がいて『蛍光灯が一つも切れていない』『蛍光灯の上にチリが溜まっていない』ことに感心していた。言われて身が付いたことだが、細かいところまで環境整備を徹底する力に感動した。
去る9日、岐阜市の紙の卸商�螢肇灰輙佑鬟�ライアントの3社の社員30名様と見学させていただいた。同社は『創』をテーマに環境整備や理念型採用、教育に力を入れている会社である。私が主催する見学会はこの1年半の間で5回目となるが、毎回確実に進歩されていてとても驚く。今回も総務部門の進捗管理ボードや、同社の創注コーナー(お客様に紙でできるユニークなものを提案する場所)が新設されていたほか、ウエルカム撮影→記念写真配布など、従来なかった仕組みが出来ていてとても驚いた。「良い!」と思ったことを行動しないわけにはいかないのだろう。日進月歩が止まらない会社は本当に素晴らしい!
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