V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2014年09月14日(日) 「負けた」結果より、その中のポジティブな要素を拾う

松山で某大企業の管理職研修講師を務める。その中の一人が研修の自己紹介で次のように語った。「昨日、社内の技能コンテストがあった。全国大会への出場権をかけ、四国大会優勝を目指して自分の部下たちは挑んだ。が、残念ながら代表に成れなかった。その様子を見ていた支店長は『優勝はできなかったが優勝してもおかしくない出来栄えだった!』と讃えてくれた。自分も見ていて同じように思った。結果的に負けてしまったが、これを勝ち抜くために、選手は一生懸命練習し、職場の仲間は選手を支えてくれた。そのようなメンバーと一緒に仕事ができる自分はとても幸せです」。聴いていて何と素晴らしいことを言うのだろう…!と感心した。特に、「負けた」結果に固執せず、その中からポジティブな要素を拾い、そこに光を当てているのが素晴らしい。このような上司の下では部下は安心して働ける。そしてもう一度取り組む意欲が湧いてくる。彼も立派なV字マンだ。

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2014年09月13日(土) 大きな目標達成ではなく大事な目標達成にこだわる

V字マンの女性版はV字ガールだ。先日、V字ガールに出会った。新聞販売店のS部長だ。彼女の会社はこの春、ヨーグルトの宅配事業を始めた。同社には、8月末までに達成したい目標値があった。が、7月末の時点で目標値には遠く2/3しか届いていなかった。残り1か月間であと1/3は厳しいと思われた。が、到達の手段はないわけではなかった。社員が自宅や親戚宅で契約すれば、計算上目標はクリアした。が、この事業の責任者だった彼女は社員の自宅契約による数字の積み上げに徹底的に反対した。「早い段階で目標達成し、この事業は行ける!との自信を得て、目標達成の癖をつけることが一番大事なこと。だから、数字合わせでなく、販売成果を出さないと意味がない!」。このようなS部長の鬼気迫る主張に、全員が奮起。結果的に目標をクリアした。この達成で得たのは数字だけでなく自信。「何のため」を腹にすえたV字ガールならではの成果だった。

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2014年09月12日(金) 今後何人のV字マンをこの世に放つことが出きるか。

9月7日の日記に登場したK課長。彼は組織の業績と人心のV字回復に努めた立役者だ。そのような人物を私は「V字マン」と呼ぶことにした。これまで何人ものV字マンに出会ってきた。また、V字マンが育つ環境を作ってきた。またあるときは、私自身が、自分がいた会社のV字マンにもなった。V字マンがいたら、その組織にも「プロジェクトX」が起こり、組織の寿命はぐんと延びる。そこで働く社員のモチベーションはグンッ!と高くなり、「やりがい」を感じる人が増える。当然、お客様の満足度も上がり、生活だって豊かになる。だからV字マンが増えることが日本のため、世の中のためなのだ。そして、私にはV字マンを育てるノウハウがある。となれば、「今後何人のV字マンをこの世に放つことが出きるか!!」が私のミッションのひとつ。今後V字マンを育成する塾を開講したい。対象や起業家や企業の不採算事業部の責任者たち。早速プログラム作りにとりかかろう。

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2014年09月11日(木) 「できる」は人間の言葉、「できない」は神様の言葉

田中つとむさんの言葉を臥龍先生から教わった。「『できる』は人間の言葉、『できない』は神様の言葉」。真意は、「できない」と言う言葉は、可能性を試しつくした人が「ああ、もう打ち手はない!」と言って諦めた時に使う言葉で、可能性を試していないうちから「できない」なんて言ってはいけない、という意味。そもそも経営は「できるかできないか」なんて論じている暇はない。「やる」か「やらないか」しか存在しない。「やる」のなら「やるしかない」と腹をくくって、出来る方法を徹底的に考えるのだ。この言葉を聞きながら、「できそうもない…」と考えて後回しにしていたいくつかのことを思い出した。トライして、エラーして、次がある。まず一歩、踏み出してみようと思う。

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2014年09月10日(水) プロはお金のかけどころを知っている

クライアントの新聞販売店の社員が、高級そうなスニーカーを履いていた。そのことに興味を抱いて尋ねると「靴だけはお金かけないとすぐに膝をやっちゃうから…」とのこと。新聞配達は、バイクや自転車で回るものだが、アパートやマンションなど階段の上り下りも多い仕事。そのアップダウンから膝を守るために靴には金をかけるという。昨日は部下の育成に金をかけている人のことを書いたが、プロはいい仕事をするためにお金かけどころを知っているものだ。

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2014年09月09日(火) その場所に立たないと出会えない人がいる

新しいステージに立つと、そこでしか会えない人がいた。先日の「増収増益組織づくりセミナー」には、30代のベンチャーの若者がいた。彼は自分の経営計画書を僕のセミナーに持参してきた。そして講義が終わった後、私にその経営計画書の内容を見てくれと言った。このような意識の高い受講生にはなかなか会えるものではない。また、同じく創業間もないベンチャーでありながら、部下を二人連れて3人で来ている人もいた。その方からは、後日メールを頂いた。曰く「自分も反省する機会になりました。自分が目的、方向を決めて、計画と実行は社員に任せるようにしようと思いました。一緒に参加いたしました二人も、どうやっていけばいいかという方法・手順も分かりやすく、教えていただきましたので、ヤレル感があり、モチベーションが違って、前向きになっています。いい方向に動き出しているなと感じています」。意識の高い人に会うからこちらも気づき成長できる。本当にありがたい。

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2014年09月08日(月) 坂の上に行かなければ見えなかった雲を追う

5日に書いたようにステージに立つ私の夢は実現した。が、それは次の景色を観るための一歩に過ぎない。高い山に登れば今までとは違った景色が見える。遠くまで見晴らしいがいいだけでない。別のより高い山が見える。その山の上の雲を目指して再び挑んでいく。自分の人生の目的をそのように変えないとここに立った意味はない。では、自分はここでどんな山を見たのか。ズバリ、昨日の日記に登場したような想いと行動力のあるマネージャを多く育てることだ。私が彼に伝授した4つのステップは、K-BAS(ケーバス)というメソッドでネーミングしているが、このK-BASマネージャを多く増やしていくことが私の使命だと思う。それもひとつの企業の中に何人も増やしていく。そうすることでその企業の業績は上向き、100年を超えて継続するだろう。その仕組みをどう創るかが次の課題。4月に起業して、仕事が益々面白くなってきた。

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2014年09月07日(日) V字回復PJT立役者が教えてくれたリーダーの仕事

2月から7月まで実施していた某社のV字回復プロジェクト。実は一番の中心人物だったK課長が6月末で異動。予想されたことだったとはいえ、それが一番の心配事だった。が、見事に目標達成。彼が撒いた種が実を結んだのだ。そんなK課長から、私宛に嬉しいメールが届いた。感動したのでここに記す。「今回のV字回復プロジェクトでは大変勉強させていただきました。特に「リーダーとして成すべこと…」を考えさせられました。私が至った結論は『1.業績を上げるためには社員自らが考え行動すること! 2.そのために、失敗を恐れず安心できる環境を整えること! 3.みんなで決めたことをマネージャ自身が行動する 4.そして、賞賛し、結果が出ないときは自分のこととして悔しがり、喜怒哀楽を共有すること』以上が社員の働き甲斐を創出すると感じました。職場は変わりましたが、どんな業務においてマネージャとしてやるべきことは変わらないと思います。新しい職場でも実践していきます」。K課長の真摯な姿勢に私も教えられた。

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2014年09月06日(土) 短期間で安く高品質で仕上げるネットプリント初体験

会社案内を作成、完成した。印刷には友人の勧めでネット印刷を使った。データは友人のデザイナーがすべてPDFで作成してくれた。サイズ、紙の質他申し込みの仕方も全部教えてくれた。中何日で納品するかで価格が違った。早ければ高く、日を置くと安くなる。何部刷るかでも価格が違った。明朗会計だ。出来上がりが心配だったが、心配な人には見本を送るサービスがあった。そして、オーダーから僅か5日で会社案内が届いた。申し分ない出来にビックリした。このサービスは印刷弱者だった中小企業のコミュニケーションがどんどんイージーにタイムリーにする。革命とは、強者に集中していた富や権力が、弱者に分散されることをいうと習ったことがある。大手ほど有利だった印刷媒体がこれで弱者でも対等になるのだから、このイノベーションはまさに革命だ。素晴らしい!

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2014年09月05日(金) 何かを手に入れるには、何かを捨てなければならない

何年か前に「何を捨てるかで人生は決まる」という本を読み、「その通り!」と思ったことがある。私には15年近く、自分が立ちたいと願うステージがあった。それは私が尊敬する師匠が立っていたセミナー講師のステージだった。そして、10年近く前に私を認めていただき、以来ラブコールを頂いていたステージでもあった。受講者は向学心旺盛でなおかつ現場主義を貫く中小企業の社長たち。選択眼に厳しく、オリジナルな事例を語らないと認めてもらえない厳しい場だ。そしてそのステージに立つには、捨てなければならいものがあった。それはサラリーマンという立場。講師がサラリーマンでは、リスクを背負っている受講生の経営者とは対等な関係でないからだ。4月に起業した私は今日、憧れのそのステージに立った。無我夢中だったけど、スタッフの皆さんや会場の熱心な受講生の皆さんに支えられて納得のいくセミナーができた。夢だったステージで、そこでしか会えない皆さんと会うことが出きる。その事実が本当に嬉しかった。

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酒井英之 |MAILHomePage
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