V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2014年02月26日(水) 中学生が詠む「3年間の思い出を、川柳で一句」

息子が通う中学校のPTA会報誌の特集は「3年間の思い出を、川柳で一句」だった。野球をやっていた息子とその友人の作品。

(息子)二年半 重ねた日々と この一打/
(外野手)捕ってやる 届け届けと 手を伸ばす/
(投手)あの夏の 最後の一球 忘れない/
(主力打者)暑い夏 目指した舞台で ぶつかりあい/
(キャプテン)部活動 日も暮れかけて 帰る道。

ずっと、息子の追っかけをやってきたのでいつどんなプレーのことを詠んだのかが思い出されてジーンと胸が熱くなった。絵に描いたような親バカだが、皆、あの日あの時、あの場所で頑張った人にしか書けない秀逸な作品ばかり。2年半をたった17文字に収めてしまうのは日本人固有の素晴らしい文化だ。何より、こんな思い出が生まれるくらい野球まみれの日々をよく頑張った。感動を分けてもらったお父さんも、感謝!

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2014年02月25日(火) V字回復計画の実現に挑むマネージャの言葉

V字回復作戦を立案したお客様の幹部から、喜びのメールが届いた。「おかげさまで、予想以上にメンバーで議論できる場となりました。現在の業務プロセスを棚卸することで普段、自然と気付いている問題点をを改めて認識することができ、それをメンバーで共有できたことは、本当に価値あるものだと思います。今までは、一方的な施策(トップダウン)が多く、やらされ感の中で、みんなが取り組んできたんだろうと今回、改めて社員の意見を聞き出す大切さに気付きました。今までは、そういう場を作ることに対し、こちらで考えた方が早いと思っておりました。 急がばまわれですね。これからのアクションプラン策定、実行をしていかなければなりません。管理者という立場として、社員の意見を時間がかかってもしっかりと受け止め、自身も積極的に行動することで施策を盛り上げていきたいと思います」。幹部がこれだけ前向きならばすでにV字回復は成ったも同然。私もお客様と一緒に気を抜かず、この勢いで一気意に駆け上がりたい。

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2014年02月24日(月) V字回復の原動力は危機感共有とロジック

某社でV字回復のお手伝いをしている。競争で最下位に沈んだチームをトップクラスに大ジャンプさせるのが私のミッションだ。落ち込んだ理由は様々だが、決してモチベーションが低いわけではなかった。現場にインタビューしたところ、皆さん最下位という現実に悔しい思いをしていた。「その意気があれば大丈夫!」と確信した私は幹部に「絶対に大ジャンプできます!」と進言。そこで中核となるメンバーを集めて、ワイガヤの戦略会議を開いた。このとき、「課題の発見法」と「その解決策の見つけ方」を指南すると、会議室は異常な興奮に包まれた。目標達成に向けて次々とよい意見が出て、誰もが「こんなに熱く語ったことがない」状態になった。そして、会議が終了した時には、私の「あなたは、大ジャンプはできると思いますか?」の問いに全員が「Yes」と確信を持って応えてくれた。「このままでは終われない」という仲間との危機感共有とロジックから導き出した「きっとできる」確信。それこそがV字回復の原動力なのだ。

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2014年02月23日(日) 5S活動のモデル企業見学で感激(3)分離礼

21日にお伺いした5Sの会社は、とても挨拶が気持ちの良い会社だった。「なぜかな?」と思っていると、いただいた資料に「分離礼を実践」とある。分離礼の分離とは「おはようございます」と発声するのと、頭を下げる行動を分離することをいう。つまり、相手を見てしっかり発声し、それから頭を下げる行動だ。これはやってみると大変気持ちが良い。また、他人にされてみても大変気持ちが良い。なぜ気持ちが良いかと言えば、姿勢よく相手をちゃんと見る・自分が相手に見られるからである。ホテルや飲食店などでは当たり前のことかもしれないが、習ったことがないものには、大変な気づきだった。このことに気づいたのは同社が配布した資料に「分離礼の実践」と書いてあったおかげだ。もし「正しい挨拶の仕方」と書かれていたら見過ごしていただろう。違うやり方には、新鮮なネーミングをする。すると全く新しいやり方だと認識させることができる。

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2014年02月22日(土) 5S活動のモデル企業見学で感激(2)即時対応

昨日お伺いした5Sの会社にお礼状を書くように…と一緒に見学したクライアントのスタッフに電話をしたら、「先手打たれちゃいました〜」と嘆いていた。「先生に言われる前に社長から指示されたのでお礼状を書こうとしたら、今朝向こうから届きました。それも、本が一緒に入っていました」という。本は同社が5S指導を受けている武蔵野の小山昇社長の著書『朝30分の掃除から儲かる会社に変わる』。この素早さに改めて舌をまいた。また、たまたま見学した後で私が訪問した別のクライアントに「今日はこんな5Sの見学会がありまして」と、頂いたグッズ(ウエルカムのサイン入りのペットボトルやクレドカード等)をお見せしたところ、「ぜひ当社も訪問させてほしい…」との要望をいただいた。これまでクライアントと視察することはあったが、クライアント同士の見学会をしたことはなかった。しかし、その効果は甚大で研修の何倍も価値がある。今後も続けていきたいと思う。

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2014年02月21日(金) 5S活動のモデル企業見学で感激(1)おもてなし

クライアントの某社が5Sの活動を始めた。そこで私が「百聞は一見に如かず。モデルになる会社に見に行くのはどう?」と声をかけたら、「是非」ということになった。このモデルの会社は私が経営者と親しくさせている会社。ここ数年5Sに力を入れ、見違えるほど明るくなった会社だ。かねてより「5S活動は見て貰うことでモチベーションが上がる。見学は大歓迎」と言っていたのでお願いしたところ二つ返事でOKだった。そこで私も含めた6人で訪問したところ、ウエルカムボード「歓迎」に私の名前やクライアント名が書かれていた。ペットボトルにも歓迎と名前が書かれたシールが貼られ、その日の日付の入ったレジメがばっちり用意されていた。見学前には考え方や取り組んだ経緯などを、社長と専務からの丁寧な説明。そして、現場をゆっくり案内してくれた。それは5S活動の見学でありながら、その本質は「おもてなし」の体験であった。全員が、その企業姿勢に感激した。。

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2014年02月20日(木) 豪雪の長野市内で格闘するインフラ人を思う

積雪に喘ぐ長野県下。木が倒れるくらいだから電線や電柱が倒れたり切れたりする。それを補修するのは、電力会社や通信会社グループのインフラ人たちだ。災害時の彼らは実に頼もしい。高所作業が多いだろうし、短納期のプレッシャーもきついだろう。夜を徹してやらなきゃいけないこともある。ついでに雪かきをしろ、と頼まれることもある。本当は自分の家のことの方が心配なはずなのに、そんなの二の次だ。実際にあるインフラ系企業でのミーティング時に「台風接近、全員非常時体制の配置に着け!」という命令が出て、無理やり帰されたこともあった。しかし、彼らのその時の表情は研修を受けたときとは全く違っていた。バリバリにスイッチの入った、嬉々とした顔をしていた。災害時に、使命感を感じて働く人の存在。その姿に多くの住民は「あの人たちのおかげで私たちは暮らせるんだ」と、勇気づけられる。その制服姿に、信頼の企業ロゴに、雪焼けした逞しい表情に、皆が期待しているのだ。

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2014年02月19日(水) いつも次点で終わるチームがついに入賞!

某社で半年ごとに業績のアワードを行っている。19のチームが参加し上位3チームが表彰される。選ぶのは他のチームのメンバー。そのメンバーが共感するような何かに取り組んだかどうかが問われる方式だ。そのため過去には目標未達成ながら表彰されたチームもある。さて、そんなアワードで、いつも次点で終わる不思議なチームがあった。実力はあるのだが、なぜか票が集まらない。前期、私はその原因を考えたのだが、せいぜい「プレゼン資料の色遣いが悪い」としか言いようがなかった。そして今回。このチームが作ったプレゼン資料はとても見やすかった。実行した内容も、皆が「できれば自分のチームに取り入れたい」と憧れるようなシンプルだけど「ここまでやるか!」と思わせるような内容だった。それが奏功してついに初表彰!どころか3連覇中のチャンピオンを押しのけて堂々の1位に輝いた。受賞したリーダーのコメントは「早く皆にコメントしたい!」。それがこのチームの頑張りを物語っていた。

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2014年02月18日(火) コンサルタントはどこまで断定的に語るべきか?

友人のコンサルタントの悩みを聞いた。「○○しなさい」と断定して言うことができないが、どうしたらいいか」という。確かに不確実性がますます高くなっている時代。断定することのリスクは大きくなっている。何よりデールカーネギーは名著『人を動かす』にあるように命令することは人を不快にしてしまう。事実、あるコンサルタントは「断定は絶対にしない」と言っていた。しかし、断定的な物言いはコンサルタントに求められることのひとつであり、そこがまた評価されるポイントなのだ。私も何度か「断定して言ってくれるのが良かった」と評価されたことがある。そこで私のアドバイスは、「してはいけない」だけは断定していいましょう、ということ。「…しなさい」は言いにくくても「やめろ!」「やってはいけない」は言えるはず。また、何かを止める決断は、強く勧められないとできるものではない。失敗が濃厚な時、お客様をリスクから守るために断定して言ってあげよう。

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2014年02月17日(月) 私の脳味噌をインストールしてアプリを増やす?

コンサルタント数人で集まって私が講師の勉強会を開催した。そこに参加してくれたある女性コンサルタントが、自己紹介タイムに次のように言った。「今日は酒井さんの頭をインストールしに来ました。私は酒井さんのおっかけです」。とりわけインストールという言葉が強烈だった。考えてみたら私もいろんな勉強会に参加するが、その先生の思考や生き方をインストールしたくて来ているのだ。アプリをダウンロードするような感覚だ。スマホでもアプリは多い方が良いし、よく使うアプリがあるのとないのとではそのスマホの便利さには雲泥の差が出る。そしていくつかのアプリが混じりあって、オリジナリティの高い作品が生まれる。さらに同じアプリでもしょっちゅうバージョンアップするように、ひとつのメソッドの細かい部分が徐々に良くなっていく。スマホの中で起きていることと脳の中で起きていることは、こんなにも似ている。だから皆、スマホが手放せないのだろう。

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酒井英之 |MAILHomePage
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