V字経営研究所・酒井英之の4行日記
DiaryINDEXpastwill


2013年12月27日(金) 自分のパワーを引き出す「金銀銅ビジョン」

最近、中長期ビジョンを策定する際、2020年を長期ビジョンとして設定する企業が増えていると聞いた。実は私のクライアントもそうだが「2020年目指して頑張りましょう!」というせいか、2017とか2018とかいった目標を2020に改めている(3社も)。それを2020年ビジョンと読んでいたのだが、先日尊敬する臥龍先生から来たメルマガに次のようにあった。「短期目標を銅メダル、中期目標を銀メダル、長期目標を金メダルと表現する企業も増えてきています。貴社における『金銀銅メダル』ビジョンを明確にして、自社内の人とチームのパワーを極限にまで高めてみませんか?」。う〜ん。上手いことを言うなあ。こういうセンスが自分には足りないのだと痛感。どうしたらこんなセンスが磨かれるのだろうな?とはいえ、いいものはどんどん使っていこう。まずは自分のビジョンに金銀銅をつけて確定しよう。

←クリックしてね
あ続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2013年12月26日(木) 自分も他人も本気に変えるたったひとつの視点

2020年から逆算し〜来年1年間かけてやりたいことを未来マップに書き出してみた。その出来上がりを眺めて、「あれ、なんかひとつもの足りないなあ?」と思っていたが、今朝になってよやく忘れものに気がついた。そこにはやりたいことばかりが書いてあった。が、「誰の何のためにやるのか」の部分が書かれていなかった。高倉健さんは著書『あなたに褒められたくて』の中で、「何をやったかではなく、何のためにそれをやったかである」と語っている。目的の重要性は自分の研修の中でも口を酸っぱくして語っているところだ。ところが、この一番肝心な根っこの部分を忘れてしまっていたのだ。何を見ても軽い言葉にしか見えないのはそのせいだ。「変化に対応するのではなく変化を生み出せ!」というが、何のためにそれをするのか。それによって今の社会の何をどう変わるのかを真剣に考えて書き足してみた。すると、ようやく未来マップらしくなった。よし!あとはこの実現に挑むだけだ。

←クリックしてね
あ続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2013年12月25日(水) 本質を見抜く力 、豊かな発想力のピーク年齢

10冊以上本を書いている多作家の友人がぶらりと訪ねて来た。本を書くことに苦しんでいた矢先に、有難い偶然。早速相談にのってもらった。私には本を書くときに悪い癖がある。企画書を一本書くと、そこから書きたいことが膨らんでいつしか収集がつかなってしまうのだ。そんな私に彼はあっさりと「3冊に分けて書いたら?」と言った。すると私はすぐ「今ここに3冊分の企画書を書かなくちゃ!」と思ってしまう。が、彼は、まずは最初の1冊を仕上げること。2作目、3作目はその後でいいと言う。そして「黒川伊保子先生の脳科学によると、ものごとの本質を見抜く力 、豊かな発想力は50代半ばがピークだから、酒井さんは今から5年後ぐらいに集大成が書ければいいじゃないのか?」「期待に応えることよりも、自分が納得していることを書けばいいんだよ」とのアドバイスを貰った。う〜ん。なんだか凄い解放感。ありがとう。ベストタイミングで現れた君は、まさに神の使いだった。

←クリックしてね
あ続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2013年12月24日(火) 最高のプレゼントは受講生からの「その後メール」

かつての研修の受講生からメールが届いた。『酒井先生の研修を受講してから、1年が経ちました。(中略)先生の研修を受講した後、「未来日記」を書かせて頂きましたが、初めての試みながら、大変楽しく作成したのを覚えております。嬉しいことに、その未来日記の内容が殆ど現実になり、部下全員が有資格者になるという夢も実現しました。昨年24年度の資格試験はハードルが上がっており、全体では大きく合格者を減らしていましたが、その中にあっても、私のチーム全員が合格できたことは、涙なしでは語れない程の嬉しい知らせでした。(中略)教えて頂いた、理屈抜きで信頼してもらえる人間力を身につけることや、「成功の循環」「部下が大きく変化する5つのステップ」を活用したマネジメントはこの1年でまだまだ勉強途中ですが、皆の笑顔を励みに邁進していこうと思っています』。頑張っている姿が目に浮かんで思わず拍手!最高のクリスマスプレゼントをありがとうございます。

←クリックしてね
あ続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2013年12月23日(月) ワンピース狂の人が、友人に贈る粋なプレゼント

友人に熱烈なワンピースファンがいる。彼と一緒にパーティに参加したとき、彼はルフィの格好でやってきた。年賀状も常に麦わらの一味のイラストだ。そんなワンピース狂は、友達にワンピースの良さを伝えるため、単行本を大人買いしプレゼントするのが趣味。第一部が終わる61巻までのセット約25000円。これをこれまでに30人以上に贈っている、というから恐れ入る。総計60万円以上使っているわけだが、贈られた友人は感激するのではないだろうか。リーダーシップや思いやりが学べる本でもあるから、それが人生にもたらす効果は、同じ値段のワインの何千倍もある。私は息子に釣り漫画の名作『釣りキチ三平』の全巻セットをプレゼントしたことがあるが、その効果か彼は釣り、生きもの、自然などに興味を持っている。彼が友人に贈る時は、きっとその人の人生の糧となれと、願ってのことだろう。プレゼントの季節に、そのキップの良さと優しさを素晴らしいと思う。

←クリックしてね
あ続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2013年12月22日(日) フィギュア全日本選手権の「enjoy &survival」

フィギュアの全日本選手権。五輪出場権を賭けた戦いはまさにsurvivalだな、と思う。その中でも、織田選手や安藤選手、高橋選手など当落選上の選手も僕らに実にさわやかな印象を残してくれた。それはベテランの彼らがただ勝つため、五輪に出るためにスケートをしているからでなく、何か伝えたいことを伝えるために、自分のためでなく観客のために滑っていたからだ。そういう点では彼らはアスリートというよりはフィギュアスケートをenjoyするアーティストそのものだった。「enjoy &survival」はカウンセラーが教えてくれた論理療法創始者エリスの言葉だが、 「よい結果が出るに越したことはないが、状況の変化を楽しみながら柔軟に適応していくことも大切なこと」という意味。織田選手や安藤選手、高橋選手の演技が胸を打つのは、彼らが勝つこと以上に大切なことを知り抜いていて、それが演技を通して伝わるからだ。美しいplayをありがとう。

←クリックしてね
あ続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2013年12月21日(土) 日経『私の履歴書』に綴られたドラッカーの魅力

友人から「17日の日経の『私の履歴書』を読んでいたら酒井が重なって見えたよ」といわれた。『私の履歴書』は今、フィリップ・コトラーの自伝を連載中だが、中でも17日はコトラーに影響を与えたピーター・ドラッカーの言葉が綴られていた。「企業の目的は顧客の創造(利益の創造ではない)」「企業の基本機能はイノベーションとマーケティングの2つしかない。それ以外はコストだ」「マーケティングの目的はセールスの必要をなくすことだ」「私はピーターが企業に投げかける4つの質問に感化された。『あなたの会社の本業は何か』『顧客は誰か』『顧客にとっての価値1は』『本業はどうあるべきか』」「私は目的、目標、業績評価の方法を設定することの重要性も彼から学び、自分の仕事に生かしている」。このようなドラッカーの考え方は私の仕事の根幹になっている。友人の指摘は「酒井のクライアントは顧客中心主義に目覚めつつあるね」と認められたようで、嬉しかった。

←クリックしてね
あ続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2013年12月20日(金) セブンイレブンに立ち寄るとほんの少し心が軽くなる

最近セブンイレブンに入ると、モンキーズの『デイドリーム(Daydream Believer)』が流れている。いつ聞いても何度聞いても名曲だと思う。タイトルの通り、自分を信じることができて気持ちが軽くなるのだ。そういう曲をたまたま立ち寄ったコンビニで聞くと、イライラしている時には気持が和らぐし、ウキウキしている時は背中からそっと押されてスキップしたいような気になる。コンビニのBGMはつくづく重要だと思う。同じように研修や講演会前に会場で流すBGMも重要だと思う。見知らぬ同士が同じ場所に集った会場でBGMが流れていないと、緊張感ばかりが際立ってしまう。そして、この緊張感は決してプラスに作用しているとは思えないのだ。講演会場だからモンキーズが相応しいとは思わないが、環境音楽が簡単に入手できる時代。i-podと小さなスピーカーがあれば受講者に適度なリラックスを与えることができる。自分が企画した研修はそんな工夫をしてみたい。

←クリックしてね。続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2013年12月19日(木) 目指す星が十字に輝く理由

先日、島津製作所を訪問し、同社の研究開発の話を聞いた。世界でたったひとつ、オンリーワン技術を追求している同社は、複数の技術を組み合わせたところに独自性を見出していた。例えば同社にはバイオ機器の技術と医用機器の技術とがある。が、バイオ機器にはその分野の、医用機器でもその分野の競争相手がいる。それらを融合させた「分子イメージング」の分野は、両方を手掛けていないとできない。だから、オンリーワンになる。これはスティーブ・ジョブズが、テクノロジーとリベラルアーツの融合にアップルの独自性があると言ったのと同じ。X軸とY軸の交点にオンリーワンはある。オンリーワンを目指している企業は多い。何でオンリーワンになるべきは、その会社が強い2軸を組み合わせればいい。また、今の姿が本当にオンリーワンかどうかはこれで検証できる。自分や自分が関係している会社はどうだろうか?島津製作所がオンリーワンの100点満点モデルとすれば、課題が見えてくる。

←クリックしてね。続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


2013年12月18日(水) 他人に自己開示できる人の笑顔は大きく美しい

私の研修受講生の中にとびきり笑顔がキラキラした人がいた。そんな彼女にも辛い時期があったという。彼女は入社した時4人の同期生がいたが3人が辞めてしまい、彼女だけが残った。それから話し相手を失い、お昼ごはんも一人で食べた。そんなある日、上司にきつく叱られた。が、自分の何がいけなくて叱られているのかがわからなかった。相談できる人はいない。「このままじゃいけない」。そう思った彼女は、食堂で同じ職場の人を捕まえて「私と一緒にご飯を食べてください」とお願いし、一緒に食べるようになった。その人たちに相談するうちに、問題が発生したら誰に教えを乞えば解決するかがわかるようになった。また、一緒に食事した人が「あの人は叱られたけどそんなミスをする人じゃないよ。しっかり仕事ができる人だよ」と周囲の人に話してくれた。それから立ち直り、彼女は今では8人を率いるリーダーを務めている。彼女を変えたのは、他人への自己開示。素直に自己開示できる人の笑顔は大きく美しい。

←クリックしてね。続きが出るよ(ランキング投票ボタン)


酒井英之 |MAILHomePage
My追加