V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2013年11月27日(水) |
やりたいか。やれるのか。やるべきか。 |
富士フィルムの社長のインタビュー記事を読んで、コンサルタントの仕事について気づいたことがあるのでメモしておきたい。同社がフィルムの代わる新事業案を検討するときに以下の3つの視点で判断したという。その事業を私たちは、1「やりたいか?」。 2「やれるのか?」。 3「やるべきか?」。 1「やりたいか?」は使命かどうか。2「やれるのか?」は技術力があるのかどうか。そして3「やるべきか?」を判断するのは、自社が市場の中で、特別な存在でいられるかどうかだ。 この中で特に私が気になったのは3「やるべきか?」。これは「既存のライバルを蹴散らして勝てるのか?」というよりも、「新しい市場を作ってそこで他者の追従を許さない特別な存在になれるか?」という問いである。 世の中には一人ひとりの1に気づかせ励ますコンサルタントもいれば、2を求める人にスキルを提供するコンサルタントもいる。そして、私は3を手伝うコンサルタントでありたいと思う。「当社は普通の○○とは違うのです」と言える特別なポジションを獲ることこそ、中小企業が100年続く道だと考えるからだ。
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