V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2013年10月18日(金) 成果発表プレゼンはパワポから映像の時代へ

3年続けて、支店対抗のチーム営業コンテストをやっている某金融機関。今回初入賞したある支店のプレゼンは、なんとパワポではなくて、BGMと静止画と文字を組み合わせたショート映画だった。最初に当支店の課題(テーマ)の提示があり、以下その課題解決の取り組みがロッキーと半沢直樹のテーマソングをBGMに載って描かれていく。そこには現場で汗をかく支店のメンバー全員が登場。キーワードはお決まりの『倍返し!』。この支店はロケーションが2か所に分かれていて、まとまりにくい宿命がある。それを、課題・キーワード・チームネーミング・テーマソングの共有でひとつにした。映像は、それらを瞬時で共有する。強いプロジェクトチームを作るための大切な要素が何かよくわかった。

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2013年10月17日(木) フィードバックを容易にする優しいアプローチ

昨日の日記に発表者へのフィードバック(FB)の仕方が難しいと悩んでいたら、友人のコンサルタントがソフトなアプローチがあるよ、と教えてくれた。たとえば発表が終わった時などは、「お疲れ様でした。○○さんは、今回どんなことを目標にしましたか。できたこととできなかったことはなんですか。FBがしいところは具体的にありますか?」と聞く。こうすることでFBする側も「あれもダメこれもダメ」でなく、焦点を絞って伝えることができるし、本人が気づいていないジョハリの窓を伝えることができる。何よりFBをもらうときに前向きな気持ちになってもらえる。これから使ってみようと思う。

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2013年10月16日(水) 普遍の成長サイクル「行動→失敗→修正→成長」

名古屋の私学の学生によるマーケティング企画のコンテストが行われた。私はそのコメンテータで参加したが、残念ながらどれも今一歩だった。こんなとき、褒めるべきか、厳しいことを言うか悩む。ただし、純粋に学生の未来を考えれば、いつの時代も普遍な成長サイクル「行動→失敗→修正→成長」を回すために、「失敗」を失敗と認識することは、絶対に必要だろう。「失敗した人の方が成功に近づく」は、ほめる達人=西村貴好さんの言葉だが、今は辛くても、いつか「ああ、あの時指摘してくれたおかげだ」と感謝されるはず。勝手にそう信じて、あえて優勝チームに一番厳しくフィードバックした。優勝チームの教授も、フィードバックこそが学生の財産だと語り、「是非厳しいコメントを」と求めてきたので素直に伝えた。伝わっていると信じたい。

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2013年10月15日(火) まさかの時にこそ声がけできる人でありたい

全日空のCAの娘を持つお母さんから、「娘がお客様から感謝の手紙をいただいた」話を聞いた。そのお客様は、同窓会で北海道に行った。その帰途は悪天候でなかなか飛行機が飛ばなかった。その人はあきらかにイライラしていた。大幅時間遅れで飛んだとき、お客様は相変わらず無愛想な表情で窓の外を見ていた。そのとき、娘さんのCAさんが次のように声をかけた。「今日は、雲の形が面白いですね」。この一言でお客様は、ふと我に返り、楽しかった同窓会を思い出した。そして、トラブルの中でその楽しさを忘れていた自分に気づき、それを恥じた、という。そのことで届いた感謝の手紙だ。
トラブルに巻き込まれてわれを失った人が、だれかのひと言で正気を取り戻し、ポジティブな気持ちになることがある。昨日は台風だったが、災害などのときは特にそう。そんなタイミングで、相手と同じ景色を見て違う見方ができるよ、と伝えられる人に私もなりたいと思う。

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2013年10月14日(月) 小さな改良を重ねるうちにGoodはGrateになる

部屋の掃除をした。1月頃に書いた経営者向けの講演会レジメの構成メモが出てきたのだが…おそろしくぐちゃぐちゃだった。今、自信を持って話せる講演も、前はこんなに酷かったんだ〜とびっくり。名古屋で行った3月の講演会は何とか成功したが、静岡での5月の講演会前にこれじゃだめだと練り直し。そんでもって5月にはうまくいった!と喜んだけど岐阜での7月の講演前に「やっぱ嫌やなあ」になって練り直し。それがうまくいったと7月には喜んだけど、8月頃になって「やっぱあかん」と練り直し。そして、豊田の9月でようやく「あ、これでいいんだ」と、自分に納得感。同種の講演会の次は11月、1月と続く。新しい価値は混沌の中からしか生まれないというが、試行錯誤こそ、ものづくりの醍醐味だ。

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2013年10月13日(日) 面倒な後片付けは誰のため、何のため?

今日は運動会の運営のお手伝い。しんどかったのは撤収。パイプ椅子やござ、ビニールシートなど町内で引っ張り出した道具は午後からの風で砂まみれ。それを雑巾で拭きながらひとつひとつ畳み、倉庫の元の場所に収納。すべては来年使う人のために。人の家に上がる時、靴はどっち向きで脱ぐべきか…そのたびごとに悩んだが、先日よく気がつく人に「次に使うときに使いやすいように向けておくのが正しい方向」と教わった。その考え方は、今日のような片付け時にも使える。「次に使う人のことを考えて、後片付け」。自分のためにする後片付けは面倒臭いが、誰かのために行う後片付けは楽しい。

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2013年10月12日(土) 質問されて気づく自分のコンサル・テーマ

コーチングの先生に「何の歌が好きですか?」と聞かれたので整理してみた。そこから自分のテーマがわかるという。

「いつの日か この場所で 会えるなら やり直そう(サザンオールスターズ『みんなのうた』)」
「あの優しかった場所は今でも 変わらずに僕を待ってくれていますか?(コブクロ『ここにしか咲かない花』)」
「帰ろうか もう帰ろうよ 茜色に染まる道を 手をつないで帰ろうか(木山裕策『home』)」
「風を受けて生きていこう どこかでまた巡り合えるよ 遠い昔からある場所(Every little thing『Hellow,Again』)」
「さよなら しかられる事も少なくなっていくけれど いつでもそばにいるから 笑顔で帰るから(Greeen『遥か』)
「I'm sorry boy 友達も 帰る祖国はここに決めた 生きてくことを望むなら 冷たい風が吹いている(サザンオールスターズ『悲しみはメリーゴーランド』)」

どうやら、「帰る場所」が出てくる歌のその歌詞の部分が無条件で好きだと気がついた。おそらく自分もそういう場所(競争のないOnly1=無敵の場所)を求めているのだと思う。そして、私のクライアントはそのような場所を確立するために、顧客層を絞って客数を増やす。そして一度出会った顧客を維持するために自分の思いを込めた商品を作る。従業員をぶれない人へと育てる。そのことに一生懸命な会社ばかり。
好きな歌を書いただけなのだが、そんなことに気づいた。すごい…

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2013年10月11日(金) 職場のモチベーションを上げる『5秒間全力拍手』

数日前、講演会に参加していただいた某社長からこんなメールが届いた。「酒井先生のお話の中で、一番気に入って実行しているのは『5秒間全力拍手』です。今後も社員に心地よい場所を提供できるよう、『5秒間全力拍手』を実践していきたいと思います」。朝礼などで誰かが発表しても、拍手がまばらだと、発表者も参加者もモチベーションが下がる。ところが、たった5秒間でいいので全力で拍手する。すると、会場が割れんばかりになり、とても気持ちが良くなり全体のモチベーションが上がる。拍手は他人への感謝であり、誠意の証。「手を抜いてはいけないことを、全力で」の価値に気づいていただけるのはうれしい。

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2013年10月10日(木) 『3行日記(ときどき4行)』13年目の素敵な贈り物

素敵な贈り物が届いた。9月24日の日記に登場した松山市の保育士さんから。以前いただいた絵葉書に「『3行日記(ときどき4行)』を読み、目がうるっとしたり、心がジ〜ンとしたり、日々元気をいただいています」とあったので、「どこがジ〜ンときたのですか?教えてくださいね」とメールしたら、なんと届いたのは感心した個所を抜き出して作られた、彼女お手製のオリジナル日めくりカレンダー!! その主な内容は以下の通り(( )内は出所の日記の日付)。

「1日:人は痛みと痛みで繋がり合う。憧れやかっこよさよりも…(2013/4/21)」
「2日:必要以上のことはやらないという姿勢を、見えない明日への挑戦にかえよう(13/4/25)」 
「3日:ブランド化とは新しい価値が生まれる土壌が生まれること(13/5/1)」
「4日:やる気スイッチ押し 刺さる伝え方 巻き込み方(13/6/3)」
「5日:『迷惑がかかる』からではなく『家族が悲しむ』から(13/6/7)」
「6日:誰かから必要とされることが人を育てる(13/6/17)」
「7日:は〜景色を吸い込もう(13/7/1)」
「8日:イライラしたら自然を思い出そう(13/7/7)」
「9日:何かが終わったときに流す涙は美しい(13/7/20)」
「10日:プレイではなくプレイ以外のところばかりが思い出に残る。スポーツとはそういうものかも(13/7/21)」
「11日:伝えたい思いが人を能弁にする(13/7/25)」
「12日:目の前の仕事だけを信じよう(13/7/27)」
「13日:小さな変化に気づき声をかけられる人になろう(13/7/29)」
「14日:手段を目的にするとやらされ感しか残らない(13/7/31)」
「15日:仕事の報酬のひとつは出会い(13/8/4)」
「16日:モノより心、表面より本質(13/8/9)」
「17日:『社員の人生に責任を持つ人』に希望の光を与える人になる(13/8/15)」
「18日:弱者が選べる社会 世界で一番強いのは一番やさしい人(13/8/17)」
「19日:信念は曲げない 軸は ブレない(13/8/21)」
「20日:木綱結子賞(13/8/22)」
「21日:顔晴るぞ(13/8/23)」
「22日:できない理由はそっと脇に(13/8/25)」
「23日:二人だから一人ではできないことをやろう(13/8/28)」
「24日:思いを込めたものは伝わる(13/8/29)」
「25日:思い通りになることが幸せではない 幸せは『いただいている』と思うこと(13/8/30)」
「26日:10を依頼されたら11を返す人に(13/9/3)」
「27日:人を育てる人は自分が成長できる(13/9/12)」
「28日:『何もわからないので教えてください』といえる人(13/9/14)」
「29日:数字につながらなくても取り組む思い。それをわかってくれる誰かがそばにいる(13/9/11)」
「30日:人の幸福 愛されること 褒められること 必要とされること 役に立つこと(13/9/15)」
「31日:『誰も乗らなくても走らせる』カッケーとはそういうことさ(13/9/3)」

これらは私の日記に登場した言葉だが、その多くは私の言葉ではない。私が出会った人が語った言葉のうち、感動したものを拾ったものだ。その多くはその人が大切にしている信条や信念であり、生きる姿勢そのもの。あるいは、誰かに伝えたいと思っていることだ。それが「ほめ達」先生の研修でほんの2時間ぐらい隣に座った人に伝わって、響きあう。そのことがすごいな、と思うし、嬉しい。そのことに、こっちがうるっとし、心がジ〜ンとした。ありがとうございます。

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2013年10月09日(水) 高校生をその気にさせる一流の教育者の言葉

9日の日経夕刊に夏の甲子園で優勝した前橋育英高校の荒井監督の話が出ていた。いい話だったので備忘録として書いておきたい。「県大会のとき、ベンチ入りできるのは20人。甲子園は18人。よって大会前に3年生の大竹と田中が選手からはずれ記録員とボールボーイを任された。大会期間中、チームは毎夜大阪城公園で素振りなどをしたが、試合に出ることのない大竹も田中も汗だくで取り組んだ。その理由は「いずれ子どもができて野球を教えるかもしれない。そのときに本気になって汗をかかないと伝わらないものがある。だから、これはすごく大切なこと」。そう皆の前で話すと、2人は前にも増して必死に練習に励んだ…」。見ている先が違う。目の前の勝利に拘泥しない。自分を磨き上げるような生き様を求める。荒井監督の教育は本物だと思う。

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