V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2013年09月27日(金) おめでとう!東北楽天イーグルス初優勝!

 東北楽天イーグルスが優勝した。楽天といえばキャッチャーの嶋主将の、震災後に開幕した時のスピーチが有名だ。You tubeでさっき聞き返してみた。今聴いても涙が出た。
 「地震が起きた時、僕たちは兵庫県にいました。(中略)報道を通じ被害状況がどんどん明らかになっていくにつれて僕たちもどんどん暗くなっていきました。その時のことを考えると、試合を開催できたことが信じられません。(中略)開幕五日前、選手みんなで初めて仙台に戻ってきました。変わり果てたこの東北の地を目と心にしっかりと刻み、遅れて申し訳ないという気持ちで避難所を訪問したところ、皆さんから「お帰りなさい。私達も負けないから頑張ってね」と声をかけて頂き、涙を流しました。その時に僕たちは何のために戦うのか、はっきりしました。
 この一ヶ月半で分かったことがあります。それは誰かのために戦う人間は強いということです。東北の皆さん、絶対に乗り越えましょう、この時を。絶対に勝ちぬきましょう、この時を。今この時を乗り越えた向こう側には強くなった自分と明るい未来が待っているはずです。絶対に見せましょう。東北の底力を」
 元楽天の山崎選手が「自分たちのためだけではなくて、そういう方々のためにも、もうひとつふたつ思いを付け加えて野球をやらにゃいかんようになった」と語っていたが、田中マー君が、嶋主将が人一倍の思いを付け加えてプレーしてくれた。まさに東北の底力。ありがとう!
http://www.youtube.com/watch?v=EoX5usejKB4

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2013年09月26日(木) オンリーワンだからわかる今の自分の限界

昨日の続き。なぜ、薬師丸ひろこの歌にあんなに泣けたのだろう…つらつら考えると、自分も代役の効かない仕事をやりつつもう何年もステージに立ち続けているからなのだと思う。過去に何度か部下を代役を立てたことはあるが、その多くは不評に終わった。お客様は「何を学びたいのか」ではなくて「誰の話を聞きたいのか」を重視するからだ。ただし、これは理想的な姿ではない。学びたい人に伝えたいメソッドがあり、師匠から弟子へ、弟子からその弟子へ受け継がれていく商品化されたメソッドこそが社会を変える力になる。代わりがいない=オンリーワンといえば格好良いが、裏返せばそれだけメソッドが確立されていない、ということ。自分のメソッドの弱さ、小ささ=改良の余地の大きさがわかる。

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2013年09月25日(水) 待っていて成長する人、成長できない人

25日の『あまちゃん』で薬師丸ひろこが『潮騒のメモリー』を歌うところを観て涙が止まらなかった。ドラマの中では薬師丸が音痴だという設定で、歌の代役をずっと小泉今日子が務めてきた。が、影武者ゆえに小泉は自らがアイドルになる道を絶たれてしまう。その薬師丸が被災地のために「もう逃げるのは嫌なの。下手でもいい。不完全でもいい。自分の声で歌って笑顔を届けたい」でいいと開き直り、初のリサイタルを行う。そして本番、音痴露呈に備え舞台裏には小泉が控えていたが…薬師丸は見事に自分で歌いきって、自分の責任を果たした。「置かれた場所で咲きなさい」というが、いつまでも代役に頼っていては成功しない。2004年8月16日のこの日記にも書いたが、本人に意思がある場合、周囲の我慢が人を育てる。期待して、厳しく接しながら、その人の成長を待つ。薬師丸の昔ながらの歌声は、誰かの成長を待つ辛抱強い人たちへの鎮魂歌のようだった。

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2013年09月24日(火) 届け「七分の魂を持った一寸の虫たち」へ

 松山市に住む保育士さんから絵ハガキが届いた。そこには次のように記されていて、とても嬉しくなった。「『3行日記(ときどき4行)』を読み、目がうるっとしたり、心がジ〜ンとしたり、日々元気をいただいています」。
 私の信条は「『七分くらいの大きさの熱い魂』を持った『一寸の虫たち』(略して七分人)が夢を遂げられるよう応援すること。そして自分自身もそんな志を持ち続けたいと思っている。13年目に入ったこの日記はつたないながらも、そんな熱い人たち(七分人)を見て私の心が震えた感動の記録であり、同じように熱い七分人たちへのエールのつもり。誰かの熱い活動が、この日記を媒体にして、誰かを熱くしている…とは、なんとも嬉しいこと。これからも書き続けるからよろしくね!

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2013年09月23日(月) サザンオールスターズツアー終了!ありがとう!

昨日の仙台でサザンのコンサートが終わった。大学に入った頃、とにかく田舎者ならではの劣等感に苛まれて、周囲に距離を感じていた。そんなとき、サザンの歌を聴いて随分気が楽になった。「お利口な奴はGet Out!アーパーならCommon!(D.J.コビーの伝説)」という歌詞を聞きながら、「利口者のフリはしなくてもいい、アーパーのままでいいんだ」と思った。「女呼んで揉んで抱いていい気持ち〜夢にまで見た〜女なんてそんなもんさ!(女呼んでブギ)」を聴いて、自分もスケベだが、実は憧れの彼女もスケベなんだ。だからカッコつけなくていいんだと知り、女性に気後れしなくなった。サザンの歌は私を確実に悪くした。が、同時に私の可能性を引き出してくれた。受験勉強中に封印していた右脳が開く感覚だ。だから、今でもサザンを、聞くと初心を思い出す。俺もがんばるから、来年もライブ、よろしく!

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2013年09月22日(日) 最後のワンピースが埋まる快感!

本の企画書を書いていて、出版社の意向にどうしても応えられない点があった。「北海道のメーカーの事例を入れてください」。カンブリア宮殿等のDVDを見返してみるが、既に他のメディアが取り上げられた話では自分がワクワクしないので没。そこで、友人の流通業専門コンサルタントに電話。すると、とても魅力的な会社を紹介してくれた。しかも女性向け商品で、経営者も女性。その瞬間にハッと気がつく。自分が書こうとしている会社はクルマ、IT、金融…男性系の企業ばかり…女性の視点に欠けていた。わからないことは、素直に相談。周囲を頼って巻き込むと、1+1が2でなくて3にも5にもなる。出版の企画も独りでできないのかと叱られそうだが、仲間に助け支えられているなあ、と改めて実感!ありがたいです。

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2013年09月21日(土) コンサルタントによる「ジョハリの窓」の使い方

 先日、中小企業診断士の更新研修で太田恵太郎先生の話を聞いた。先生は「ジョハリの窓」をコンサルの現場に応用し、「経営者は気がついていないけど、現場は気がついていること」「経営者も現場も気がついていないこと」を経営者に正しく伝え、課題認識させることがコンサルタントの仕事だと語った。確かにその通りで、コンサルタントは経営者が気がついていないことを言わないと意味がない。ただし…実は先生の話はここからが面白かった。
 曰く、「それをコンサルタントが経営者に『あなたダメね』とダイレクトに伝えると、傷つけてしまうことがある。そのようなときは、その会社の担当役員に課題とともに解決の方向性も伝え、担当役員から進言させる方法をとるといい」。
 誰が言うのか。どのように言うのか。ジョハリの窓の効果は、実はそこにかかっている。これがハマったときは、気づきがシェアされ、成長できる。

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2013年09月20日(金) 部下を動かす「上司の本音」の引き出し方

部長以上が集まる某大手の会議での出来事。最初にある部長がコーチングとか部下との接し方のテクニックを講話した。どこかの本から引用したものばかりだ。すると、それを受けて別の部長が次のような発言をした。「今の情報化社会では、そのようなテクニックは部下は皆、知っている。上司が使えば、『こいつ、俺を操作しようとしているな』と思われて逆効果だ。それよりも大事なことは本音でぶつかることではないか。ところが、なかなか本音が言えない部長も多い。本音を言うには『自己開示』が必要だ。そこで、もし当社でスキルアップ研修をしていただけるのなら自己開示のトレーニングを実施して欲しい!」。まさに我が意を得たり。その発言に心からの拍手を贈った。

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2013年09月19日(木) 「やったね、できたね、すごいね」と喜ぶ価値

日本屈指の「釣り」関連の会社からの相談。釣り人口の減少を食い止めようと2年前から釣りファン増加プロジェクトを実施。ところが一向にファンは増えず、採算も合わない、内容を聞いてみると、ただ釣りを体験させているだけの内容。釣りならではの「親子の絆」「仲間」「思い出」「エコ」などの醍醐味を味わう仕組みになっていない。釣りは野球やサッカー等と同じスポーツ。「教えてくれる人」がいて、できたときに「やったね、できたね、すごいね」という仲間がいるから楽しくなる。結局、その2要素が入ったプログラムへの転換をアドバイス。釣りファンの一人として、そんな楽しいプログラムを期待したい。

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2013年09月18日(水) 日本理化学工業訪問記(4)共感脳のはたらき

日本理化学工業の大山会長から「共感脳」という概念を聞いた。共感脳とは、「群れの中にいて、役に立つことをして幸せを感じる脳」のこと。人は皆、誰かの役に立ちたいという共感脳を持っている。そして、共感脳は「メリット=報酬」より「役に立つ=使命感」で自分を動かす。日本理化学工業の社員はこの共感脳で働いている。ゆえにとても楽しそうで快活だが、これは障害者に限ったことではない。ボランティアなど報酬を度外視して仕事に打ち込んでいる人は皆強い「共感脳」の持ち主。彼ら(彼女ら)の仕事ぶりはとても楽しそうで、創造性に満ちている。

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酒井英之 |MAILHomePage
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