V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2013年09月20日(金) 部下を動かす「上司の本音」の引き出し方

部長以上が集まる某大手の会議での出来事。最初にある部長がコーチングとか部下との接し方のテクニックを講話した。どこかの本から引用したものばかりだ。すると、それを受けて別の部長が次のような発言をした。「今の情報化社会では、そのようなテクニックは部下は皆、知っている。上司が使えば、『こいつ、俺を操作しようとしているな』と思われて逆効果だ。それよりも大事なことは本音でぶつかることではないか。ところが、なかなか本音が言えない部長も多い。本音を言うには『自己開示』が必要だ。そこで、もし当社でスキルアップ研修をしていただけるのなら自己開示のトレーニングを実施して欲しい!」。まさに我が意を得たり。その発言に心からの拍手を贈った。

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2013年09月19日(木) 「やったね、できたね、すごいね」と喜ぶ価値

日本屈指の「釣り」関連の会社からの相談。釣り人口の減少を食い止めようと2年前から釣りファン増加プロジェクトを実施。ところが一向にファンは増えず、採算も合わない、内容を聞いてみると、ただ釣りを体験させているだけの内容。釣りならではの「親子の絆」「仲間」「思い出」「エコ」などの醍醐味を味わう仕組みになっていない。釣りは野球やサッカー等と同じスポーツ。「教えてくれる人」がいて、できたときに「やったね、できたね、すごいね」という仲間がいるから楽しくなる。結局、その2要素が入ったプログラムへの転換をアドバイス。釣りファンの一人として、そんな楽しいプログラムを期待したい。

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2013年09月18日(水) 日本理化学工業訪問記(4)共感脳のはたらき

日本理化学工業の大山会長から「共感脳」という概念を聞いた。共感脳とは、「群れの中にいて、役に立つことをして幸せを感じる脳」のこと。人は皆、誰かの役に立ちたいという共感脳を持っている。そして、共感脳は「メリット=報酬」より「役に立つ=使命感」で自分を動かす。日本理化学工業の社員はこの共感脳で働いている。ゆえにとても楽しそうで快活だが、これは障害者に限ったことではない。ボランティアなど報酬を度外視して仕事に打ち込んでいる人は皆強い「共感脳」の持ち主。彼ら(彼女ら)の仕事ぶりはとても楽しそうで、創造性に満ちている。

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2013年09月17日(火) 日本理化学工業訪問記(3)相手のせいにしない

日本理化学工業では、社員が思ったような成果を上げられなくても「絶対に相手のせいにするな!」という。相手の理解力に合わせて段取りしてあげることが当たり前で、もし、手に負えない状態ならば上司に報告し、「どうしたらいいか」を皆で考える。そうすることで、「できた」という達成感を仲間と分かち合える。このことは健常者の世界でも同じ。例えばコンサルタントが文章やセミナーで情報を伝えるときも、伝えたいことを明確にし、受け手の理解力に合わせて段取りする感覚が必要だろう。

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2013年09月16日(月) 日本理化学工業訪問記(2)理解力に合わせる

 日本理化学工業の工場内で、障害者が健常者並みに働けるように工夫した箇所をいくつも見学させていただいた。例えば、彼らの中には字が読めない人がいる。そのような人は、3種類の粉を正しく配合することができない。これをできるように次のような工夫をした。
 ��3種類の粉を赤青黄の違う色の缶に入れる。�∪屬ご未貌�った粉を取り出し、天秤の箱に移す。このとき天秤の反対側に赤い重りを載せる。��針が真ん中にきたら指を5つ折ってバランスしたことを確認。�て韻犬茲Δ棒弔ご未諒瓦了�は青い重り、黄色い缶のときは黄色い重りで実施。�イ修譴蕕鮑�ぜれば最適な配合ができ上がり。
 「教えて覚えさせる」のではなく、色ならば識別できる彼らの理解力に合わせてダンドリしてあげること。それが4つの幸福のひとつである『役に立つ』を生んでいる。

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2013年09月15日(日) 日本理化学工業訪問記(1)4つの幸福

『日本でいちばん大切にしたい会社』に登場したNo.1チョークメーカー・日本理化学工業を訪問し、大山会長にインタビューした。大山会長は施設の関係者から障害者を採用するよう頼まれた当初、「字が読めない人が無理にして満員電車に乗って通勤するよりも、施設にいた方が幸せではないか?」と考えた。ところが、ある住職から、それでは人は幸せになれないことを教えられる。曰く「人には4つの幸福がある。愛されること/必要とされること/褒められること/役に立つこと。このうち、愛されること以外は『働くこと』によって可能になる。だからどんな人であろうと働く場が必要なのだと」。それを聞いた会長は、自分の考え方の誤りを知り、障害者を採用した。現在は同社の70%が障害者である。

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2013年09月14日(土) エリート社員が課長昇進前に叱られたこと

 先日、私の新任課長研修を受けたAさんは見るからにエリート社員だ。見た目がスマート。話せばロジカル。泥臭さが微塵もない。そんなAさんが課長に昇進することになった。すると、彼の上司は宴会の席で「そんなんでどうやってチームを作るのだ!ロジカルすぎて上辺だけにしか聞こえない。もっと泥臭くやれ!」と叱った。突然の剣幕にAさんは驚いたが、後日、隣のセクションの課長に呼ばれた。そして「CoolでDryな人には部下はついて来ないよ。だから、あなたの上司は叱ったんだよ」とアドバイスを受けた。
 「スマートでありすぎることは、課長としてチームをまとめるには不都合なのか…」。そう気がついたAさんは、新任課長として赴任した新たな職場で、部下に次のように挨拶をした。「何もわからないので、助けてください」。これまで経験したことがない職場だから素直にそう言った。すると、部下は「これから支えていきますから、大丈夫ですよ」と言って迎えてくれたという。Aさんは、その反応にビックリ。そしてそのことを予見し、Aさんは自分を叱ってくれた上司に心から感謝した。

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2013年09月13日(金) 「自分で考えて行動する人」の矜持

私がプレミアム研修を指導しているK社の社員面談で、30代の上司に、「部下に期待すること」を尋ねている。すると、これまた皆、口を揃えて同じことを言う。「自分で考えて行動すること」。それを具体的に聞くと「10を依頼されて10やるのではなく、10を依頼されたときに11を返そうとすること。これは、自分が相手と同じ立場に立って、より良いものを作るためにお互いのアイデアを出し合うことで可能になる。コツは依頼主・請負者として向かい合うのではなく共同作業をするパートナーの感覚を持つこと」だという。この考え方で行動ができる会社は顧客から必ず愛される。

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2013年09月12日(木) 上司として部下に感謝したいこと

15年前から指導しているK社で進めているプレミアム研修。20代の社員にワンランク上の仕事をしてもらうために、30代の社員がメンター役として就いて、2人3脚でレベルの高い成果を出そうというものだ。私はこの研修のアドバイザーとして彼らと面談しているが、そこで30代の社員に「部下に感謝したいこと」を尋ねている。すると、誰もが口を揃えて同じことを言う。「部下がいたからこそ、自分が上司として成長できた」。人を教える人、育てる人はその行為を通して自分が成長できる。だから部下育成や人材育成はいつまでも辞められない。

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2013年09月11日(水) 誰かがやらなければならない仕事に取り組む人

クライアントの課長に、彼の部下であるKさんの良い点を聞いた。すると、彼は次のように言った。「誰かがやらなければならない仕事があります。それは自分の数字につながらないことかもしれない。が、責任感強く、他の人に有益になることならそれを積極的にしようとするところ」「メーカーの製品を、その製品が作られた背景から理解してメーカーと一緒になって思い入れをもって売ろうとするところ」。クライアントは商社。数字へのこだわりは一段と強い。そんな会社で、数字に繋がらないことに取り組む。Kさんにも迷いはあっただろう。が、その価値を課長はわかって見ている。素晴らしいコンビだと思った。

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