V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2012年12月16日(日) 追い込まれたN社の逆襲物語�μね茲鯀呂觀菽�

N社が成功した要因の一つにトップの思い切った決断がある。その決断をトップは次のように語った。「メンバーである君たちが当社の幹部になったとき、『あのときの取り組みがあったからこそ、今の基盤がある』。そう思えるような基盤づくりをしたくて決断した」。短期的な視野ではなく、自分が引退してからの長期的な展望に立った決断は流石のひと言。その器量に「役員の仕事は未来を創ること」だと、改めて教えられた。

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2012年12月15日(土) 追い込まれたN社の逆襲物語�ヌ消�に学ぶ

N社と検討した内容で最も思い出深いのが、『マーケティング22の法則』という本を使った会議だった。商品のアイデアがほぼ固まったタイミングで、ファシリテータ役の私が「この商品を売るための方法をこの本の中に書いてあることを応用して考えてきてください」と宿題を出した。すると次の回で、商品アイデアはより魅力的な方向に変貌した。本から得たヒントが、アイデアにイノベーションをもたらしたのだ。

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2012年12月14日(金) 追い込まれたN社の逆襲物語�す發澆撚颪�う!

N社との振り返りの会議では「この成果を花火で終わらせちゃいけない。続けていかないと」と、長野の人らしい誠実なコメントも出た。その通りで、商品がヒットしただけで喜んではいけない。商品が強くなったということはその前後のサービスが弱い状態になる、ということ。商品を知らせる発信力やアフターサービスなどを早急に、誰でもできるレベルに引き上げないといけない。勝って甲の緒を締める理想の強さに感心した。

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2012年12月13日(木) 追い込まれたN社の逆襲物語�E舛錣襪箸いΔ海�

N社がお客様」から「あなたの会社は変わったね」と言われたのは、彼らの想いが社員と商品を通して伝わったからだ。「知らせる」と「伝える」は違う。「伝える」と「伝わる」とも違う。彼らは、単に知らせたのではない。新商品を知らせようとサンドイッチマンになった。新商品のキャラに扮してセミナーをやった。寸劇を交えて利用シーンを伝えた。彼らは、情報を発信しただけでなく、空間を演出した。全身で伝えた。だから伝わった。情報が溢れる時代。そこまで深いところから発信しないと伝わらないのだ。

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2012年12月12日(水) 追い込まれたN社の逆襲物語��会社は変わる

その気づきから1年後。この議論から生まれた新商品が、今年秋の発売以来まさかの大ヒット!となった。既存客に次々と売れ、何人ものお客様から「おたく、最近変わったね。従業員がいきいきしているね」「らしい商品だね」とお褒めの言葉が寄せられる。チームメンバーは口々に「ここで議論したことが本当に現実になるなんて思わなかった。この結果にすごく驚いている」とスピーチ。トップ層は、顧客からの評価が変わったことを喜んでいた。会社は変えられる。本当に変わる。そう確信したプロジェクトだった。

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2012年12月11日(火) 追い込まれたN社の逆襲物語�〃腓韻討い燭發�

クライアントのN社と同社の復活劇を振り返り、今後の課題を見つける会議を開いた。
思えば約1年前。同社はお客様から「貴社の時代はもう終わったよ」「らしさがどこにもない」と批判され、業績は急降下。その惨状に、選ばれた10人がプロジェクトチームを結成。皆で、「当社らしさって何だろう?」を徹底的に考えた。それは、「自分たちの顧客は誰なのか?」「その顧客は同社にどんな価値を求めているか?それを明確にせよ」という当たり前を確認する問いだった。
それから約3ヶ月間、メンバーは必死で新商品を考えた。全国の同業他社にあって当社にないものが何かも考えた。抜本的に欠けていたのは「繋がり続ける」という発想。一度買っていただいたお客に、もっとも豊かに生きていただくために第二・第三の商品を提案する。そのような発想がなかったのだ。そして、そこを満たす商品を提供できれば他社がどんな商品を打ち出して来ようと顧客は流出しないと確信したのだった。

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2012年12月10日(月) 源頼朝に見る理想のリーダーと部下の関係

『平清盛』の中で、鎌倉の頼朝に武士が参集するシーンがある。そこで鎌倉殿のやり方を伝えるシーンがある。「我らが殿をお支えする。殿は我らを守る」。短い言葉だが、武士たちはこの言葉に「おおっ!」と驚く。平家の強権的なトップと絶対的服従の関係と異なるからだ。平家は「武家の世」を目指したはずだったが、結局は『平家の世』しか作れなかった。エゴを持つ人は、人から支持されないのは今も昔も変わらないのだ。

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2012年12月09日(日) 平清盛は時代の境目の超中途半端な存在

最終盤になって大河『平清盛』を観ている。テーマ曲である「遊びをせんとや生まれけむ」は、貴族のお気楽な生き方を描いたもの。後白河上皇との双六のシーンは、武家の世を目指した彼が、貴族に染まっていくことを表していた。支配の構図が変わる瞬間にだけ存在する、前と後を繋ぐ中途半端な存在。戦国の豊臣秀吉、幕末の西郷隆盛、第二次世界大戦の山本五十六。理想と現実の自己矛盾の中に居た彼らと清盛が同じ存在に見えた。

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2012年12月08日(土) 吉本興業のすみます芸人に見る還元の精神

吉本興業は今、すみます芸人を作って全国47都道府県に一人ずつ住まわせていると聞いた。これまでずっと大阪に来てもらうばかりだったので、百周年の今年、こちらからお礼に伺うという試み。その芸人は、自分が住む地域のイベントに吉本芸人として参加したり、その地域をなんばで紹介するPR役を努めたりするという。なんばグランド花月の前で徳島県阿南市の光の演出をしていたが、それも徳島県のすみます芸人の働きに拠るものだとか。この恩返しの精神は素晴らしい。

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2012年12月07日(金) 『ようこそ先輩課外授業』の山口絵理子氏に感動

 NHKの『ようこそ先輩』をDVDに撮って毎週観ているが、10月27日の恐ろしく感動した。先生はバングラディッシュでフェアトレーディングを進めている山口絵理子さん。彼女は子供たちに働く尊さを教える授業をした。
 彼女は、子供たちに折り紙で鶴を折らせた。そして5羽500円で買い取った。最初、子供たちは折鶴がお金になるなんて!と喜んで鶴を折った。しかし、数を焦ってだんだん品質が劣化。買い取ってもらえないことが増え、価格も買い叩かれた。同じ作業の繰り返しに子供たちは完全に鶴を折る意欲を失った。
 そこで彼女はお題を変えた。折紙以外に布やボタンなどのツールを用意し、それらを使って「先生が欲しいと思うような鶴を自分の創意工夫で生み出して持ってきて」と言った。値段はその場の交渉で決まるようにした。そうなると子供たちは俄然張り切り出した。折り紙を重ねて大きな鶴を作ったり、鶴が飛ぶパノラマを作ったりした。それらに子供たちは1000円、5000円など自分の望む価格で売った。先生が買値を言っても「それじゃあ売れません」と言う子供もいた。
 買う人のために創意工夫を施すこと。自分で値段を決められること。お客と合意形成ができること…これぞ人間の働く喜びなのだ。それを子供に体験を通して伝える授業、素晴らしかった。

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