V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2012年05月26日(土) 二世に学ぶ事業承継の教訓(16)二世のコンプレックス

若手経営者が集まる会合。そこには創業社長と二世経営者がいる。そのような場に行くと、工務店の三代目のE社長はコンプレックスを感じていた。0から立ち上げた創業者から見れば、自分など敷かれたレールの上に載っただけではないか…という負い目だ。しかし、やがてそんな負い目を感じなくてよいと気づく。先代と違うことをやり、それが成功して先代に認められ、その上で跡を継ぐことは、創業とは違う凄い才能なのだ。

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2012年05月25日(金) 二世に学ぶ事業承継の教訓(15)先代に認められるには

なかなか経営を譲ってもらえない二世。理由は「お前では結果が出せないだろう」と思われているから。だから、先代ができないことをやって認めてもらうしかない。工務店のE社長は先代が手がける赤字の事業一本に絞り、それを黒字化することで認めてもらおうとした。そして見事その試され(テスト)に合格。「じゃあ、後一年でお前に任せる」と言ってもらった。以後、先代は経営にノータッチだ。

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2012年05月24日(木) 二世に学ぶ事業承継の教訓(14)覚悟に勝る決断なし

二世経営者はあるとき突然逞しくなる。そのような人が集まる会に行くと、そうした変化を目の当たりにして驚くことがしばしばだ。彼らは、ある時点まで「大丈夫かな?」という不安だらけ、という表情をする。ところが、それが「ギリリ」と変わる。ふにゃふにゃした身体に一本筋が通ったような強さだ。その強さは「覚悟」から生まれる。これをやるしかない、という覚悟。自分が背負う覚悟。その瞬間から見える景色が違ってくる。

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2012年05月23日(水) 二世に学ぶ事業承継の教訓(13)社長になる前に弱みを克服

某メーカーの専務はあと2年で社長に就任する予定。この2年で設備と品質がわかるようになりたいという。現社長は設備・品質に強く、品質に問題があれば取引先の人は社長に相談をするし、同社が今成り立っているのは、思い切った設備投資をした結果なのだ。そこだけは社長に適わないので身につけたいという。専務は生産性が後20%は上げられるのではと考えている。その課題を解決しながら製造にも強い人になっていくのだろう。

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2012年05月22日(火) 二世に学ぶ事業承継の教訓(12)自分でやって覚える

D社の専務は、専務就任時に先代の番頭であった経理担当者から仕事を引き継いだ。経理の経験は全くなし。それなのに、いきなり書類と印鑑を渡されただけで、何の説明も引継ぎもなかったという。先代も番頭も「自分でやらないと覚えられない。教える必要はない」と考えたからだ。彼はその後2年経理を担当し、今は全体を統括する専務へと成長した。

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2012年05月21日(月) 二世に学ぶ事業承継の教訓(11)見方を変えて衝突がなくなる

某社の社長には先代が残した番頭がいた。その番頭は公私混同が目立ち、社長が専務だった頃はいつも当時の社長であったお母さんに愚痴をこぼしていた。しかし、社長に赴任するとそれを言わなくなった。そんな困った番頭を使いこなしてこそ経営者である…と腹を括ったのである。すると見方が変わって接し方が変わり、衝突そのものがなくなったのだ。

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2012年05月20日(日) 部下の主体性を引き出すには(12)褒める秘訣は3S+1S

老舗のA社長に部下を褒めて使う秘訣を聞いた。それは「3S+1S」だという。「3S=すごい!、さすが!、すばらしい」。そして「+1S」は、部下が「どうせ私なんか」とか「私、別にできなくてもいいのです」とか思わぬネガティブワードを言われ、どうにも褒めようがないときに使うという。それは、「そう来るか!」。それを聞いて思わず噴出してしまったが、一度使ってみようと思う。

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2012年05月19日(土) 部下の主体性を引き出すには(11)外注さんに感謝

社員が生き生き働いている店の加工場に案内していただいた。そこには従業員が書いた色紙が掲げてあった。「外注さんへ 一人一人、一つ一つがお店の宝です。ありがとう。(署名)」。この色紙を見ると、また、これを書いた人とその周りの人たちの優しい心根が伝わってくる。そしてそこにはいない外注さんたちがこの店のために熱心に働いている姿が目に浮かんできた。まとまりのある仲間なんだ。

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2012年05月18日(金) 部下の主体性を引き出すには(10)1億突破記念の寄せ書き

リサイクルショップY店には店員たちによる大きな寄せ書きが掲げてあった。真ん中には1億円達成の文字。その右隅にひときわ大きな文字でこう書いてあった。「みんなとってもありがとう!!○○市でみんなと出逢えたことは生涯の宝物になりました!ずっと忘れない!わあの最高の宝物です!」。同店の店長の言葉だ。この言葉に泣けるのは業績の大小じゃない。他者と一緒にやり切ることを大切にしてくれるリーダーだからこそ泣けるのだ。

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2012年05月17日(木) 部下の主体性を引き出すには(9)全体の部分の関係

Y店の店長とは、竹内日祥上人のセミナーで出会った。その中で習った概念のひとつに「全体と部分の関係」がある。自分は全体の中の一人である。よって、その役割を果たす。しかし、それだけでは歯車に過ぎない。そんな一部を担う自分でも、全体に大きな影響を与えられる場面がある。これが「全体の部分の関係」で、自分が全体に好影響を与える存在だと信じられる根拠を与えることが主体性を引き出すのだ。

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