4日に紹介した他部門との合同会議で明らかになったのは、お互いが「あの部門はここまでやってくれるだろう」「きっとあの部門はここまでやってくれるはずだ」と思い込み、自分たちと他部門の間に、野球のポテンヒットが生まれるような空間ができてしまっていたこと。当該のマネージャはこれを「思い込みで線を引く」と表現した。お互いの業務内容・業務量は見えているようで見えていない。そこから確認しないと良い解決策は生まれない。
昨日紹介した管理者による職場活性化研修で成果を生んだチームは、プロセスを重視したチームだった。成果を出すために全体像を洗い出しボトルネックを見つけ、改善する。他部門を巻き込む必要がある場合は、他部門と合同会議を重ね、ベストな解決策を導き出す。他社では営業改善でやっている手法を設備や事務処理分野に応用したがポイントは同じ。営業以上に成果が出ることが証明されて嬉しくなった。
沖縄の会社で、管理者による職場活性化研修の成果発表会。その中で、他部門を巻き込んだ勉強会を頻繁に開催したチームの取り組みがユニークだった。その勉強会では質問が多数出た。これはヤラセではない。講師が出て欲しい質問をあらかじめ想定し、そのところを引き出すために敢えて伏線を引く話をする。そして説明しながら「早く突っ込んで!」とうずうずしながら待つ。狙い通り質問が出ると「いい突込みだね!」を言って会場を沸かせる。質問をすると会議が盛り上がる。会議への参加意識が高まる。実行した本人は「質問はお囃子(はやし)」と言っていたが、けだし名言だ。
上越市の講演会で組合幹部の人に労働組合の使命について考えてもらった。労働組合の顧客は組合員。組合員の満足は、組合員と組合員の関係者である家族や上司、会社との関係が良くなることにある。例えば「家族のためにしてあげたいことがあるが…なかなかできない…」そうした悩みを聞き出して集め、特定し、解決してあげることが労組の使命である。
上越市は直江兼継縁の地でもあるので兼継語録を調べていたら、大河ドラマ『天地人』の中でよく語られていた「自分の仕事は越後の国づくり」という言葉が引っ掛かった。どんなドラマでも信長や秀吉からは「天下を取る」「天下人になる」という台詞は聞いたことがあるが、「国づくり」という言葉は聴いたことがなかった。それだけ兼継は私利私欲がない人だったのだろう。今も人気があるわけだ。
新潟県上越市で労働組合相手の講演会。高田は上杉謙信の居城が会った場所。これまで信玄VS謙信というと甲府市VS新潟市のイメージがあり、それが何で川中島で激突したのか理解できなかった。が、長野市から上越市へJRで移動し、この道が武田信玄と謙信が争った場所だと知り、「これなら争いが起こる」と合点がいった。世の中には知識だけで知った気になり現場に行かないとわからないことが一杯あるものだ。
モクモクファームのようなプレミアム品質は、一朝一夕でできるものではない。社員全員で作り上げるものである。社員全員で作るには、何よりも良い企業文化が必要だ。その点同社には独特の企業文化があるが、それは「ものづくりの基本的な考え方」や「ポジションの取り方」「付加価値の生み方」などビジネスへの姿勢から生まれている。私も没個性なことはしたくない一人。モクモクの姿勢に憧れを抱いた。
レストランのポジショニングに3段階あると聞いた。第一段階が「胃で食べるレストラン」。腹が減ったら食べる店でファストフードがこれに当たる。キー^ワードは「充足」。第二段階が「舌で食べるレストラン」。ホテルなどのグルメレストンでキーワードは「向上」。そして第三段階が「脳で食べるレストラン」。誰かを連れて行きたくなる店でキーワードは「価値創造」。モクモクのレストランは第三段階の店である。
モクモクファームのポリシーのひとつに「明確なポジショニング」にある。大手がミニクロワッサンを売り出すときのコンセプトは「小さい、軽い、安い」。そこで競争を避けるために同社は全部その逆をやる。即ち「大きい、重い、高い」クロワッサンを作って売るのだ。常識ではありえない発想だが、これが可能なのは自販だから。大手が作ったルールにとらわれなくて良いのが同社の強みである。
モクモクファームの「ものづくり」5つのポリシーを聞いた。感動したのでここに記しておこうと思う。�)槓�の視点 ��地域活性化の視点 ��生活/女性の視点 �ご超�保護の視点 �イ發里鼎�りの誇り。特に�,蓮屬靴辰�りやっているよね」がお客様に伝わること。�イ蓮嵋榲�につくりたいもの」しか創らない点を重視しているという。この5つは食品に限らずどの消費財メーカーにも必要なことだ。