V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2011年03月30日(水) 朝ドラ「てっぱん」のてっぱん踊りに癒される

朝ドラの「てっぱん」の最終章。地震の後一週間ぐらい放送がなく、再開されたとき、てっぱんの踊りを観た。以前は「あほちゃうか」と思っていたあの「てっぱん踊り」。が、老いも若きも市民が一緒になって踊っているのを観ると、平凡な日常のありがたさが込み上げてくる。商店街の人、野球少年、高校生、おばさん集団…被災した人が同じように踊れるまでどれくらいの年月が必要なのだろう。

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2011年03月29日(火) 技能伝承がなされていないから届かない提言

リース会社の幹部と話す。原発事故への対応に対し、かつて原発の建設に携わった電力OBや建設OBなど現場を知る人が水漏れの防ぎ方とか戦車の出動等に対し「もっといい方法がある」とさんざん提言しているという。ところが、その情報を集めて理解して、的確な指示を出せる人がいない。技能が伝承されておらず、彼らの言うことを再現できないのだ。技能の伝承はリスクマネジメントの極めて重要なポイントだ。

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2011年03月28日(月) コンサルタントの古い友人からの届いた詩

友人のコンサルタントに3月20日の日記に書いたチャリティセミナーを開催するので、ぜひ講師をやって欲しいとお願いする。すると次のようなメールが届いた。彼は被災地から戻ったばかり。あまりにも正しくて切ないのでここに記す。

「情報が大きな売り物の一つである私たちは社会に対して出来ることがきっとあるはずです。
被災者の情報が役所に伝わる。役所の情報が支援組織に伝わる。支援組織の情報が物流に伝わる。物流の情報がメーカーや商社に伝わる。

原発の事実がしっかり判断できる人に伝わる。しっかり判断できる人が対処できる人に伝える。事実と対策を併せて国民に伝える。事実と終わりの目安を併せて国民に伝える。事実と未来・希望の糸口を国民に伝える。

公平に伝える。平等に伝える。苦も楽も分かち合う。
きっと今は何一つ出来ていません。
セミナーも含めて是非やらせてください」

ありがとうございます。あなたが立とうとする勇気に私も応えます。

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2011年03月27日(日) 福島からの悲しい知らせに唇を噛む

青森の「奇跡のりんご」のように、無農薬の土作りに真面目に取り組んできた福島の農家。それはこれからの日本や世界の大きな希望だった。が、彼らの熱意は「寿命30年の原子炉のために1000年に一度の出来事を想定してどうなる」とリスク管理を鼻で笑った電力会社上層部の浅はかさな考え方に踏みにじられた。放射能に汚染され、自殺を選択した農家の絶望の闇はいかばかりか。悲しい知らせに唇を噛む。

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2011年03月26日(土) なぜ原子力空母が三陸沖まで来たのか

外国通の人と話す。彼は、今が中国・朝鮮にとって日本潜入の大変なチャンスという。潜入したら行方不明の人の名を語って日本人に成りすますことができる。また、救援を大義名分に軍隊を送り、そのままその軍が日本を制圧することだってできる。職を失った技能者を甘い言葉でアジアに連れて行くこともできる。反対にこの機に外国人に国外退去を命じた欧米は侵略の意思がないとても真摯な国だと。そういう国際感覚たっぷりな解説に目から鱗が落ちた。

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2011年03月25日(金) 欲しいのはレンガのような人材か、それとも…?

繊維商社の元社長と話す。彼は型にはまった秀才よりも、はみ出す元気のある人材を好んだ。それを「東京駅のレンガのような人材はいらない。それより名古屋城の石垣のような人材がいい。一個一個の形はいびつだが、ガッチリ組みあがったときは非常に堅牢なものになる」と喩えた。「個性的な人」のような曖昧な言葉よりよほどわかりやすい。このような喩えを用いると、同社には「自分はゴツゴツタイプだ」という人が応募してくる。

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2011年03月24日(木) 売り物を替えて売上倍増、自己資本比率30倍!

付き合って17年になるクライアントの勉強会に「当社を最もよく知る人」として招かれ、講師を務めた。17年前売上げ60億だった会社は今や120億。債務超過寸前の会社は、自己資本比率30%を超える優良企業である。成長の秘訣は売り物を変えたこと。材料を売らずに新商品の企画を売った。棚に並ぶ商品を売らずに棚に並ぶ商品群=コーナーの売上拡大企画を売った。それが受けた。「それができた皆さんがすごい」と伝えられたのは嬉しかった。

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2011年03月23日(水) 心に残る映画『あしたのジョー』の名言

映画『あしたのジョー』を観た。期待に反して良い映画だった。段平が獄中のジョーに葉書で支持する。「あしたのために…その1」。やがて2通目が届く。「あしたのために…その2」。上司が部下に何かを伝えるときは単に「STEP1…」「STEP2…」ではなく「あしたのために…」という指導者の未来を信じる気持ち、覚悟を持っと出すべきだと思った。時代は古いが今に通じる部分が多い映画だった。

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2011年03月22日(火) 軽々しくチャンスなんて言わないでほしい

有名な女コンサルタントがこの東北の状況を「改革したくてできなかったのだから今がチャンス」とTVで話していた。聞いていて「この人は何もわかっていない」と思った。言っていることは正しい。が、そもそもチャンスとは何のチャンスなのか?金儲けか?GNPを高めるチャンスか?ピンチがチャンスなんて実感できるのは、ピンチの中ではなくピンチを脱したときだ。被災者は一瞬にして故郷をなくしたのである。軽々しく「チャンス」なんて言わないでほしい。

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2011年03月21日(月) セ・リーグ幹部の考えに開いた口がふさがらない

セ・リーグが29日の開幕を決めた。世間の感情と距離がある。この国の事情との間に距離がある。選手と球団との間に距離がある。セ・リーグとパ・リーグの間に距離がある。Jリーグなど他のスポーツと距離がある。自分が中心だと考えるのは勝手だが、自分が全体の一部だとわかっていない。自分がゲームをすれば会場が満杯になると思っている。セ・リーグの思い上がりに閉口する。

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