V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2010年10月08日(金) 某金融機関でのリーダ研修の受講生から

 昨日紹介した会社の社員は実にまじめ。こちらは営業リーダー研修を受けた30歳代前半の男子社員から。やっぱりこんな声は嬉しい。

 「ご多用の中、本日までありがとうございました。
 今回の講演で一貫していたのは、目からウロコな新しい話をされるのではなく、身近な事例をロジカルに分析し、系統化し、「見える化」していただいたお話であったと感じています。話の内容は当然参考になりましたが、私には先生の『全ての事象をロジカルに見える化する過程』が若い部下指導に役立つと感じました。
 今後、と言っても即実行しますが、マネージャーとしてのスキル向上のため、先生の著書の中から「稼ぐチームの作り方」「なぜ社員の意識は変わらないのか〜」の2冊を購読させていただきます。購読後、感想・質問を送らせていただいてもよろしいでしょうか」

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2010年10月07日(木) 某金融機関での理念研修の受講生から(2)

 昨日の若手職員に早速返事を打った。若い女性にメールを打つことなどめったにないので、それも日記に書いておこう。

 「さて、このようなメールは講師として大変に励みになります。普段、貴女のような若い世代の方と余り話していないので、伝わるかどうか自信がないのですが、おかげで自信が持てました。
 理念に共感できる会社に居ることはとても幸せなことです。しかし、現場ではなかなか理念を大事にすることはできません。目先に追われてときどき「何のためにやっているの?」と自問自答を繰り返すことが多いと思います。
 理念はそんなとき、自分を見失わないようにする原点のようなものでいつも意識しているようなものではないとは思います。しかし、自分が帰る場所があるのは安心できることで、自分という舟がふらふらしないようなアンカー(錨)のようなものだと思えばいいと思います。
 気づいたこと、納得できないこと、悶々としていること、あるいは成長を実感できたとき…いつでも気軽に連絡ください。これから貴女が壁に当たりながらますます成長していくのが楽しみです。」

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2010年10月06日(水) 某金融機関での理念研修の受講生から(1)

 某社の若手社員に経営理念の大切さを説く研修を行った。同社はその設立の経緯から理念に特異性があり、それゆえにビジネスモデルもオンリーワンの会社である。その受講生からこんなメールが届いた。感激したので全文掲載してしまおう。

 「酒井先生には6月および昨日の、『若手職員研修』にてご指導いただき、ありがとうございました。6月に先生の講義を受けることができて、自分の仕事の仕方や考え方を少しずつではありますが変えることができました。また今回の研修でも今後に生かしたいこと、学んだことがたくさんありましたので、拙い文章で申し訳ないですが、どうしても感謝の気持ちをお伝えしたいと思い、メールを送らせていただきました。
 私は就職する際に、「どうしても当庫で働きたいと」いう意思があったわけではありませんでした。幸いにも当庫から内定をいただけたものの、あまり几帳面な性格では無いため、金融機関に勤めることは不安だったのですが、両親の強い勧めにより、親孝行のつもりで当庫に決めたため、自分としてはあまり納得のいかない就職でした。
 いざ仕事を始めてみると、学生時代との違いにとまどったり、日常業務に追われているうちに、あっと言う間に4年目を迎えてしまいました。そのような状態で6月に酒井先生の「理念」についての講義を受け、当庫を受けようと決めたきっかけを思い出すことができました。
 当庫を受けようと思ったきっかけは、企業合同説明会で人事課の方の説明を伺い、「当庫の理念」についての説明を受け、その理念に大変感動したからでした。酒井先生の講義を受け、当庫の理念、当庫のあるべき姿、当庫の目指しているものは素晴らしいものなんだなと実感することができ、当庫に勤めていることを嬉しく思いました。仕事に対して悩むことが多かったので、勤めていることを嬉しく思えたことは、私にとって大きな変化となりました。

 また、6月の研修ではビジネススキルを教えていただき、最近は物事を考える際にロジックツリーをよく使うようになりました。私の職場は本部なので、周りは全員役職ばかりですし、営業店へ連絡する際も、連絡相手は全て役職の方です。そのため、今回教わった「上司が可愛いと思う部下」「理想の部下の台詞(部下に言われたい台詞)」等々、とても参考になることばかりで、月曜日から即実践したいと思います。
 先生の講義を受けさせていただくことができ、本当に多くのことを学ぶことができました。ありがとうございました。今後も、研修や先生の本から学んだことを、仕事に生かしていけるように努力していきたいと思います。
 寒くなってまいりましたので、ご自愛下さい。またお会いできる機会がありますことを楽しみにしています」。

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2010年10月05日(火) 「叱られた」ではなく「叱ってくれた」と感じたとき

最近の上司の悩みのひとつが「なかなか部下を叱れない」。そこで某社の管理者研修で「どんなときに『叱ってくれた』と感じたか」を討議してもらった。「時間に遅れたとき」「道具の手入れを怠ったとき」などの意見が出た。叱られることで気づきを得て、繰り返さないようにするための手段も教えてもらう。このようなき、人は成長を実感し、叱ってくれたと感じ感謝する。だから上司は、子供を叱るように愛情込めて叱ればいいのだ。

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2010年10月04日(月) どんなときにモチベーションは上がるのか?

某社の管理職研修で、「どんなときモチベーションが上がったのか」をテーマに自分の人生を振り返ってもらった。そのなかで印象に残ったのが「叱られた後でフォローされたとき」。叱られたときは自己の存在を全否定されたかのように落ち込む。そのときフォローされて感じるのが叱ってくれた人の愛情。決して全否定でなく成長のための部分否定でしかないことに気づく。だからモチベーションが上がるのだ。

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2010年10月03日(日) おめでとう!落合ドラゴンズ3度目の優勝!

 中日ドラゴンズが優勝した。8ゲーム差をひっくり返しての優勝だが、勝因は投手の起用法。昨冬に落合監督の講演を聞いたが、そのときに「投手を絶対に中6日で使う。無理なフル回転はしない」といっていた。逆に「2009年の戦い方で投手が疲弊しているから来年は巨人も阪神も落ちるだろう」とも言っていた。85年や03年の阪神のように勢いで勝つだけではなく、7年も続けて強いチームを作り続ける落合監督は凄い。
 それでも今年の優勝で余り盛り上がらないのは、スター選手がいないから。福留、立浪、川上…侍がいないと野球は盛り上がらない。ただし、トヨタが「HEROのいない会社」を標榜しているように、「個人技でなく基盤の強い組織力で勝つ」。そこを大事にしているのが名古屋人のいいところなのだろう。

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2010年10月02日(土) 深夜0時までマラソン会議をする意義

ある建設会社で、営業プロセスを見直す会議を行った。社長曰く、「ここでしっかりプロセスを見直すことが今後の命運を決める」。そこで社長は、自分の発言は控え、徹底して部下に考えさせて発言させた。部下自身が作ったものでないと、部下はそのプロセスにやらさせ感を感じてしまうからである。したがって時間がかかった。昼から始めた会議が終わったのは深夜0時。終わったときは皆、疲労困憊だった。

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2010年10月01日(金) 「脱皮しない蛇は滅びる」…脱皮しなきゃ!

世間で話題になっている本を読んだ。その本の中でただひとつ、その本の中のフレーズの「脱皮しない蛇は滅びる」という表現は印象に残った。いつまでも同じことを繰り返しているだけではダメだということへのメタファー。会社を発展させるためにはマーケティングとイノベーションが不可欠だとドラッカーは言ったが、この両方をやり続ける仕組みと人材の育成こそが大事なのだ。

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2010年09月30日(木) 老舗商社に伝わる「明治24年」の教え

老舗専門商社の応接に通される。見上げたらそこに明治24年12月24日、同社の創業者が書いた書が掲げられていた。少し長いけど、感動したので、意訳してここに書き残しておこうと思う。
 「(前略)喜びは自ら身にあふるるものである。この中より商業を勉強するは念仏相績の資本と引教慈善の資金を作る目的を立て、煩悩の楽しみのために厘毛も費やさぬよう、よくよく御用心なされよ。もっとも商業にも総じて原因結果を基とし因より大なる結果を望んではならない。資金と智力と勉強との3つを原因とし純益を結果とし小因大果を望んではならない。
 勉強を7分とし資金を2分とし智力を1分と心得よ。智力過ぎたる商業は常に失敗する。これは原因結果の原理に違うからだ。極端なことをいえば勉強さえすれば結果はそのときは得ずとも一度は必ず得られるものだ。
 道理は誰もが知っているが実行しない人は多い。この理を実行に易くかけさせてくださるは御法義の御徳なれば常に御相績なさらば自ずからこの道に叶うものなり。(後略)」

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2010年09月29日(水) 建築系コラボレーションによる新規事業

愛犬家のため名古屋の6社がコラボし、「わんわんラボ」という名で「愛犬家と暮らすための快適アイテム」なる商品群を開発、それぞれのショウルームで展示している。参加しているのは、住友林業クレスト、INAX、サンゲツ、アイカ工業、トステムなど。犬にとって滑りにくいフローリングや、犬が引っかいても傷つかない壁、犬が通れるドアなどが売り。建築系コラボレーションによる新規事業の分かりやすい見本だ。

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酒井英之 |MAILHomePage
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