V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
現場マネージャが部下の成長意欲を知ろうと、個別面談で次のように聞いた。「習得したい知識・技能・経験は何ですか?」。それを聞いて、この質問はいい質問だと感心した。これら3つはひと言スキルとしてまとめられる。が、3つに分解することで「知識=講義で提供」、「技能=OJTでマスター」、「経験=機会の提供で習得」と、マネージャとして部下に学ばせる手段が頭に浮かぶからである。
倉敷のチボリ公園が廃園になりそうだという。一度行ったことがある遊園地が苦境に陥るのは残念だが、TDLやUSJに比べればやむなしだろう。TDLはアトラクションを楽しみに行くところではない。「キャスト」を観に行くところだ。アトラクションは何度行っているうちに飽きる。しかし、キャストとの出会いは常に新鮮で驚きがある。その楽しみがない場所にはたとえ入場料1000円でも行かないのだ。
長野県上田市に赴任した旅行代理店のマネージャと話す。9人の部下を率いるが、全員にゴルフ道具と登山靴を買うよう要求し、月に1回はゴルフ、登山を職場の仲間と楽しんでいるという。、また、農家に行って美味しい果物や野菜を食べるイベントも開催。「なぜそこまでするのか?」と尋ねると、地元の人が地元の良さに気付いていない。自分達の価値に気付かせるため、という。旅行代理店らしい発想だ。
とてもモチベーションの高い若者にモチベーションの源を訪ねる。すると彼は手帳を取り出した。そこに「なりたい自分像」が書いてあると言う。そして、その自分像とは、自分が死ぬときに葬儀に集まった人から言われたい言葉だった。即ち「友達かわいわれたい言葉」「妻から…」「親から…」「子供から…」「お客様から…」「上司から…」「後輩から…」。人生で一番大切なのは死生観というが、彼に倣って自分も考えてみようと想う。
マラソンの五輪で野口選手が欠場することになった。残念だが、その日を目指して、ただその日のために準備してきたのだから、さぞかし悔しい思いだろう。詳しいことはわからないが、練習しすぎが原因ではないかと思う。靴の減り方を見て、体重のかけ方を修正していたというが…。あと数ヶ月まできたら、「技術」よりも「気分」づくりが大切ではないのかな?彼女の欠場はスポーツに限らずいろんな準備のあり方を問いかけている。
柔道の内柴選手の金メダル。本人のコメントは「親父の仕事をした」だった。そのコメントを聞いて嬉しくなった。今まで日本人は日の丸を背負いすぎていた。スポーツの起源が戦争であり、兵士は国を背負う宿命がある。その感覚がずっと抜けずに居た。応援するわれわれも、税金で鍛錬した兵士のごとく彼らに期待した。しかし、彼ら和我々の兵士ではない。彼らもまた自己実現したいだけの、我々と同じ一人なんだ。
甲子園では慶応戦を観た。応援内容は20年前の神宮と変わらぬワンパターンだが、そのバリエーションの豊富さと応援者の熟練度で他校を圧倒していた。私の隣に座ったのは慶大出身で地元市会議員の夫婦。私が慶応贔屓なのでOBかと尋ねられ「そうだ」と応えるとスッカリ意気投合してしまった。このように初対面でもOB同士がすごく仲良くなれるのは塾員ならではの良さ。そんな伝統に感謝したい。
甲子園に高校野球を見に行った。バックネット裏は初めてだったが実に見やすかった。札幌ドームもそうだが、階層構造ではなく純粋にすり鉢構造になっているのが心地良いのだろう。大阪にはかつて阪急・南海・近鉄などの球団もあったが、多くが阪神ファンになった。その要因のひとつが、甲子園球場の美しさだろう。チームの魅力もそうだが、コンテンツだけでなく場も集客の重要要因である。
2年前に使っていた携帯の8桁の暗証番号を忘れてしまった。最初の4桁までは思い出せるのだが…その夜しこたま飲んで酔っ払った。そして帰りのタクシー中、朦朧とした状態で、ふと8桁の数字が閃いた。すかさず打ち込んでみると、見事に開いた未開のメールたち!しらふ(左脳)で考えても限界なことは、酔っ払って右脳(潜在意識)にアクセスして考えてひっぱり出せば見つかる…そんな貴重な体験だった。
会社で使う携帯をポケットに入れたまま川遊びをしていて、ひっくり返ってしまった。すぐに脱出したがとき既に遅し。携帯は全く動かない。会社に問い合わせたら、新機種が来るまで一週間かかると言う。その間、昔使っていた古い携帯にICカードを入れて使えと言う。その手があったかと早速使おうとしたら、当時使っていた携帯メールの暗唱番号を忘れてしまっていた。暫くは音声連絡だけで我慢だ。
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